【感想・ネタバレ】ココロコネクト7 ユメランダムのレビュー

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Posted by ブクログ

前期アニメから枠の6巻。
現象に翻弄されるだけだった文研部メンバーが初めて現象を行使する側に回るお話。
気持ち悪いとは思いつつ、なかなか否定しきれない主人公属性の追究がいい。救いようがない代わりに理不尽さもないと言うか、苦味がない青汁のようと言うか、シリーズ中でも今のところ一番の成長物語だった。

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2012年10月23日

Posted by ブクログ

ふうせんかずらによる最後の現象で、文化研究部だけでなく、修学旅行という一大イベントにも大きく影響が出るココロコネクト7冊目。最後と銘打つだけあり、ニセランダムやヒトランダムと対比されるようなシーンも少なくない。ヒトランダムからの枷に悩み、もがき苦しむ太一の成長はまぶしい。シリーズの最後はそれ以外ないだろうとは思っていたが、最終章、数々の"現象"の清算に向けて物語が大きく動き出す。

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2012年10月02日

Posted by ブクログ

ココロコ、現時点での最新刊。
ラスト前を感じさせる展開でしたね。

今回は、久々に伊織たんが光っていました。
てか、彼女に一番感情移入できた。

ひとまず太一君&唯たんの、とりわけ太一君には
全く感情移入できず、「○○のためにしてあげたい」て
単語だけで虫唾が走るほどでした。
皆のためなんて、してあげるなんて、思い上がってる時点で
「それ自分のためだから!」て。
行動しようとすることが間違いというよりは、それを誰かのためと
思い上がること、その責任を背負ってないことが
間違いなんですね。

稲葉ん達の考えが正しいというよりは、彼等は「自分の意思」で
「自分のため」と覚悟していた点において勝っていただけだと思います。
稲葉んが今回間違えたとすれば、彼女の言動で逆に煽ってしまった
ことかなですね。
このあたりが彼女の不器用さで可愛いとは思いますが。

今回も、イライラしながらも「これって同属嫌悪?」をしてしまう
この鋭さは毎回唸ります。

好きに大きさも形も、ある程度はあるかもしれないけど、あまり
意識したくはないなぁですね。
あとは「依存」しない節度を持つことも大事だと思いますが、
稲葉んのようにセーブできず葛藤する姿も否定できない。

この難しい「ココロ」にどう決着がつくのか楽しみです。

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2012年06月08日

Posted by ブクログ

ふうせんかずらの最後(?)の現象により4人が対立することに。それぞれの言ってる事も分かるし理解できる、ココロコで最も考えさせられる話でした。
自分と太一を重ねながら読めたので稲葉んの言葉が突き刺さり耳が痛い。 ていうか同族嫌悪??
アニメ化おめでとー。 主役もさることながらサブ2人のCVはぴったりだと思う。 残り2巻となった原作ともども楽しみだ。

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2012年05月04日

Posted by ブクログ

これがココロコネクト・・・だと!?
前回、なんか微妙とか思っててすみませんでした(土下座

今回はラスト目前らしくいよいよ太一のターン。
毎回文研部のメンバーが追い込まれて追い込まれてから解決する展開だったけど、地の文である主人公がガンガン追い込まれるのは読んでて辛いものがある。

力を与えられた自己犠牲野郎・太一が正義のためと思って行動するがそれによって多分シリーズ上最も険悪な対立を生むことに。特に稲葉との距離が遠い、遠すぎる・・・
周りの生徒たちを片っ端から救っている一方一番近い存在だったはずの稲葉が見ててわかるほど追い込まれているのに救わない(救えない)というのが痛い。
なんか心をかなりエグられた、酷い(褒め言葉

今回の藤島様はなんと稲葉と組んで最強(かつ最凶)の壁として太一に立ちはだかる。
他にも太一の家に入ってあんなことや・・・ゲフンゲフン

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2012年03月27日

Posted by ブクログ

今回は主人公的存在の太一に焦点が当てられます。
修学旅行を前に、二年である太一達に進路問題がのしかかります。
文研部の他の二年部員は差はあるものの先を見ている中で
漠然とした進路すら思い浮かべられない太一は焦りを覚えます。
そこに今迄数々の不思議な現象をもたらし、
彼等を悩み苦しませたふうせんかずらが現れ告げます。

「これで最後です」と。。

今回ふうせんかずらによって仕掛けられた現象は
文研部以外の人達の願望が見えるというものでした。
此まで自分達に直接発生していた現象とは正反対の状況に
部員達は戸惑いを覚えます。その中で部の頭脳たる稲葉は
皆に現象が起こり、願望が見えたとしても何もしない事を強要します。
しかし、露骨に助けないまでも、支え、後押しして
皆が幸せになれるなら・・・そう考えた太一と唯は
密かに現象を活かし行動へと移します。
太一らの行動は敢えて動かぬ事と決めていた稲葉、青木にも知られ
思わぬ組合わせで部は二分されてしまいます。
互いに反発しながらも、太一ら行動を続けた事は次第に歪みが波及し。。。

シリーズ中最も充実した内容であるかもしれません。
兎に角考えさせられました。
未だ自分の自分たるものが掴めていない太一が
先に行く仲間に対し抱く焦燥感、劣等感と言うものが
人を助けるという行為によって存在を自らに見出そうとの思考。
それが今回の現象と不幸にも噛み合ってしまい、
行動を取れば取るほど足下が闇に呑まれていく様子は痛々しい限り。
そういう太一に晴れて恋人となり太一を信頼し
期待を掛けていた筈の稲葉ですら太一の姿が遠のいてしまう。
自己犠牲野郎と普段から呼ぶ稲葉の声が逆に太一を追い込み、
人の助けになろうと行動する太一を一層駆り立てるのですが、
逆に隣に寄り添うはずの稲葉を見なくなり、
稲葉の不安や怖れを救ってやれなくなっている矛盾が
実に心を締め付けるようでした。
現象の対象を逆転させただけでより深い心的葛藤へと持っていった
作者の構成力に感心するばかりです。
これまでも現象が起こっては乗り越えてきたパターンでした。
それに対してマンネリと決め付ける意見も見られますが、
よく読めば各巻毎に対象が異なっておりますし、
心理描写、そして人間関係の変化はきちんと移ろってきていたのは明らか。
その最後の仕掛けに此まで周りを助ける事で動いてきた太一が
そうした性癖、そして実際にはまだ自己確立が
為されていなかった事が露呈させられ、
結束を崩される柱として描かれているのが非常に印象深い。

この作品に登場する少年達は抜きんでて優れたキャラはいません。
頭脳派の稲葉ですら不安を隠し、震えながらも懸命に抗っている姿が
きちんと描かれています。
それぞれの個性を要所で活かしながら、絆を深め、
必死で抗い続けて成長しているのですね。
ふうせんかずらによる現象にしか目が行かないと
現象の繰り返しにしか見えなくなってしまうかもしれませんが
現象は切欠にしか過ぎず、実際には己との戦いの連続なのだと感じます。

今回の物語を読んでいて私はふと『とある魔術~』の上条当麻の事が頭に浮かびました。
一般受けの良い主人公キャラですが、私はどうも共感を覚えられずにいました。
その理由の核心が今回の話に見えたように感じます。
記憶を失うとの切欠はあったにしても、何にでも首を突っ込み、人助けをする上条ですが、
余りに他人優先させる姿が嘘くさく感じていたのです。
度を超え、己が何とか出来ると思い上がった思考と行動とは反対に
自分を余りに大事にしていない所は、今回の太一と被る部分があるのではないかと感じました。

今回の人助けに追い立てられている太一に対し、後輩の千尋が告げた言葉が私の中にも浮かんだのです。

「気持ち悪い」

今迄他人の為に自らを省みない事で仲間を支えていた太一の格好良い姿を崩し、
全てをさらけ出させようとした時、そんな格好悪い姿が私には寧ろ格好良く見えました。
独り善がりに異能を振るい周りを振り回すよりも、私は血の通った、泥臭く頑張る姿の方を好む様です。

短編集をひとつ挟み、次の長編が物語の結末となります。
本巻の最後にふうせんかずらと彼の同僚と思しき者との間に交わされた不穏な会話が
最後の嵐を予見させるだけに楽しみでなりません。だらだらと続けずきっちりと終わらせられるのは素晴らしい。

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2012年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

デレばんな自分の危うさにちゃんと気付いて立て直そうとする稲葉んまじ健気!
とか軽いノリで言っていられないくらい著者の攻めに容赦がなさすぎて、すごいとは思っていたけどそれでもラノベだと侮っていたところを軽々と越えられて、太一がひどすぎて稲葉ん目線はないのに稲葉んがずたぼろすぎて本当に苦しかった。
正しい間違いの二極論になっているのは若さかなあと思うし、でも、あなたが決めたことだから的に相手の考え方をただ受け入れて尊重することを良しとしないところは潤滑な大人の理論に染まっていない感じで共感に近い気持ちになった(わたし大人だけど)。

あんまり擦れ違うものだから本当に不安で、
そもそも言下に却下し強要する初期のやり方はとても良いとは言えないものだったと思うし
(でもそれが稲葉んの精一杯で、完璧ではない一高校生で)、
対立してしまってからの信念に基づく頑張りや想いの強さも、ただの高校生な太一には逆効果で背中を向けられてしまいそうで
(元々の脱デレばん(完全ではないが)も振り回されて訳わかんねえ的にならないかという不安があった。見くびっている……のかなあ、稲葉んに都合の良い太一ではいてくれないだろうというか……)、
終いには稲葉んが別れたいと思っていないことは絶対的ですごく伝わってわかるのに、稲葉んに入り込んだ上でそれしか道がないような気までして来る始末。

止まってくれとめちゃめちゃ一生懸命で必死な稲葉んが、言動も行動も愛が駄々漏れで、自分を投げ出していて保身なんか欠片もなくて、でも全然通用しなくて、本当につらかった……。
まさかこのまま……と半ば本気で絶望し掛けたけれど、終盤はさすがに期待が出来たから、なのに物凄く焦らされたから、もう、稲葉んは!稲葉んは!早く安心させなさい太一!とうるさかった(わたしが)。

ああもう、泣きたい。なんてシリーズだ。すごすぎる。
ようやく辿り着くラストまでずっとあまりにあんまりだったから、こんなの耐え切れないと思って、ずたぼろ稲葉んがページの隙間で伊織の胸で思い切りすきなだけ泣かせて貰えていたら良いと過ったりした。
甘いかも、ずれているかも、しれないけど。

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2020年02月15日

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ネタバレ

山星高校の生徒たちの夢、望みが、文研部の5人にアトランダムでユメのように見ることができる。
ふうせんかずら曰く、これで最後の現象で、ボーナスステージ。
(自分たちには何の被害もない。)
しかし、この力を使用するか否かで、文研部の5人が仲間割れしてしまう。
太一、唯が使用する派、稲葉、青木が使用しない派、永瀬が中立。
今回は、太一のお話。
太一自身の根本的な問題。
自分の目標、望みと向かいあう。
途中、意固地になっているのを見ているのは、個人的にちょっとイライラ。
前巻で暴れた千尋の態度が軟化しており、紫乃の毒舌が冴えわたる感じの雰囲気はとってもよい。

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2016年05月28日

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シリーズ本編第6弾!!

修学旅行を控えた太一たち2年生たちには進路調査が配られていた。部室で各々の将来を語るメンバーだったが太一だけ何も言えずに焦っていた。そんななか<ふうせんかづら>が現れ「これで最後です」と告げられ、あらたな異変が始まった。メンバー以外の高校のひとたちの願望が見えるという能力を与えられた5人は、この能力を生かして人々を助けようとする太一、唯と、この能力を危惧しなにもするなと主張する稲葉、青木に対立してしまう。そして修学旅行当日迎え、事件が起きる・・・。

今回は太一メインの原点回帰物語でした。作中に太一が責められているところは全部自分に言われているのかと思ってしまうくらい考えさせられる話でした。
誰かに言われて行動することってとても楽でいいですよね。でもそういう人生を生きていくと、自分が空っぽなものになってしまうんですね。

稲葉が必至に太一に訴えかけるけどその思いが届かないのところが読んでいて胸が痛くなりました。

でもでも本当に面白いです。
ほかのラノベにはないシリアス、特殊な現象とか起こるのに妙に現実味を帯びているストーリーはココロコネクトしか味わえないんじゃないかと思います!!

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2015年01月24日

Posted by ブクログ

シリーズ本編第6弾。

「ふうせんかずら」が文研部のメンバーたちに、「これで最後です」と告げて、新たな異変が引き起こされます。それは、メンバー以外の人びとの「夢」や「願い」を知ることができる能力がそなわるというものでした。

姫子は、「ふうせんかずら」によって与えられた能力を、完全に無視するべきだと主張します。しかし、折から青木の父親が痴漢の冤罪を着せられるという事件が起きてしまい、太一と唯は、能力を利用して青木の父親の窮地を救うべきだと考えます。

さらに太一は、恋愛に悩む周囲の人びとの「夢」を後押しすることに手を出し、藤島麻衣子に代わる「愛の伝道師」に祭り上げられます。こうして後に引き返せなくなった太一は、修学旅行で恋人たちの思い出作りをサポートする計画に手を貸すことになり、その結果、彼自身も傷つけることになってしまいます。

そして太一は、「他人を助けたい」と考える自分を守ることに執着していたことを思い知らされ、もう一度何もないところから、自分の本当の姿を見つめようとします。そこで彼は、改めて愛する姫子と出会うことになります。

一方、「愛の伝道師」となった太一に不審を覚えていた藤島は、しだいに文研部に起こっている異変に接近していきます。そしてついに、太一と姫子の会話から、「ふうせんかずら」とそれが引き起こす異変に関する、決定的な証拠をつかむことになります。

「ふうせんかずら」によって与えられた能力に溺れるという展開は、前巻の千尋と同様のパターンですが、今回は太一の心の内部にかなり踏み込んだ描写が織り込まれており、これまで以上に重い内容に感じました。それでも説明の過剰さが目に付くことなく、ストーリーの流れの中で自然に処理できているように思います。

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2015年01月08日

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ネタバレ

高二の二学期。

1年に仕掛けた ふうせんかずら のあと、何事も起こらず平和な部室にて。

進路希望を決める用紙で太一だけが未だ白紙状態。
そんな中で出てきた ふうせんかずら 。
彼曰く『これで最後です』と。
学校全体の人の夢を見る事が出来る『ボーナスステージ』と言うが。
姫子と青木は何もしない派。
太一と唯は行動する派。
伊織は中立を保っている。
1年は現状を知っているが、今回はペンタゴンのみで。
手助けをしてしまっている太一&唯のコンビは『恋愛の神様』等と呼ばれ、自分達はグダグダになっている事に気付くが。
青木の父親がここへきて『冤罪』で家庭内ごちゃごちゃで。
そんな中、修学旅行が始まった。

そして太一と唯は自分の行動を理解する。
青木一家は冤罪を免れたが、違う人の人生を犠牲にした。
太一と唯も『やった事への責任』を決定的に突きつけられる。
伊織にぶっ壊されて、唯に見本を見せられて、背を押される。
藤島に本当の事をいい、姫子にキチンと説明をする。
姫子に時間を取ってもらい、待ち合わせ場所は教会。
『大好きだ』とお互い確認して、キス。
ペアの勾玉型のネックレス。姫子はどれだけ安心したか。
そして二人だけで歩いている。
ふうせんかずら 出現。『これで終わりです』と告げて去る。
太一の出した答えは…『地球を助ける!』だ…
スケールすげぇ。

lastのlastに。
 まだ終わってないよね? と。
 最後、みんなの記憶を消して、終わりだよね?

これがlastの話しへの伏線。


すったもんだの ふうせんかずら によるあれやこれや。
対立する太一&唯vs姫子&青木。中立伊織。
何が正しくて、何が正しくないか。
自分がしたい事は何か。何を望んでいるのか?
あー The青春!
lastに何を潜ませて終わるのか?!

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2013年09月05日

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ネタバレ

ココロコネクトシリーズ7作目。

今回の現象は他人の夢を見る『夢中透視』。
これまでの現象と異なり文研部に直接被害は無く、解決策は「何もしない」こと。現象による物語を始めないこと。だからこそのボーナスステージ。

「誰かのため」というのを免罪符に、自分の行動指針を他人を理由にして思考放棄は駄目だよね、というお話。
「自分が無い」というのは結構クリティカルな問題で、私自身もそうじゃないかと思ったりするけれど。
子どもと大人の境界線にいる彼らだからこそ、こうした青臭いながらも重要な問題に正面からぶつかれるのだろう。

唯の、太一の告白はそれこそ今回の現象を乗り越えて自分を曝け出すことが出来たものだったんだろうね。

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2013年04月13日

Posted by ブクログ

いつもならふうせんかずらに勝手に色々されるけど、今回は5人が力を行使する、しないでひと悶着というお話です。

今回は太一がメインのお話です。これでやっと全員がそれぞれの悩みに立ち向かうことができたと思います。
今まで太一がしてきたこと、理由、諸々をひっくるめてのお話なので、これはよくできていると思います。

全員の葛藤を描き終えて、ここからラストに向けてどう転がすのか。

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2013年03月08日

Posted by ブクログ

「人格入れ替わり」から始まった異常現象。
6回目となる今作は「夢中透視」

太一が軸になるのかな。

“ふうせんかずら”はボーナスステージと言った。
今回は物語を始めなければいいだけのことだった。

それを文研部はどうするのか、
どういう方向にいくのか。

しかし太一の夢はすごいな(笑)

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2012年10月21日

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太一に焦点を当てたストーリー。
「自分」というものがなくて、それをどうしたらいいのかわからない、という点は非常に自分とも重ねあわせられる部分で、テーマとしては面白かった。けれど、伊織に活を入れられて立ち直る部分において、いまいち共感しきれず★4つ。

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2012年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「皆のため」にすることは誰のためにもならない。自分は自分のためにやるべきことをする。
太一が中途半端な自己犠牲主義から変わっていった。読みながら、自分と太一を重ねて、似ているなあと感じイライラした。同族嫌悪のような感じで。
稲葉んの言葉がかなり耳に……心に痛かった。

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2012年03月10日

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今回は太一と唯が中心。相変わらず小っ恥ずかしい青春をしてるのがすごくいいです。今まで少しずつ成長してきたけど大きな転機となる出来事のなかった太一の変化が印象的。他人を助けることにこだわり続けることに対する問題に気付けたようで何よりです。太一の夢は彼らしく臭くてかっこいいです。そしてようやく唯の決断が見れたのも嬉しい限り。あとほぼ復活した藤島さんが最強です。やっぱり藤島さんはこうでなきゃ楽しくない! 次回の短編集も楽しみにしています。

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2012年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎度の事ながら、序盤の会話劇が浮いているよう感じるのは、私だけでしょうか、、、しかし中盤以降はぐいぐい持っていかれて最後まで楽しませていただきました。
今回は久方ぶりにヒロインと主人公がちゃんと中心となった話でした。
双方に不憫な展開ではあったんですが、終わり良ければというか、教会で再告白なんて、出来すぎですな。
懸案の別の二人も収まるところに収まったし。

さて、次は。と思ったら、短編集挟んで次回で本編最終巻になるそうな!!
メディア展開含め、盛り上がってきた作品にしては、巻数的に少ないような気もしますが、引き伸ばす為にだらだら続けられても良くないですからね。
そういう意味では、今巻は物語の終わりに向けた良い話だったと思います。

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2012年03月08日

Posted by ブクログ

基本的に稲葉に感情が寄っているので、終始なんとも言えない気持ちでしたが、後半で太一が開き直ったら面白いなーって思ってたけど、まぁそんなことはなく、みんなピュア過ぎんのよ……。黒いキャラがいないんよ。この中に黒い人がいたらまた面白いんだろうなぁと耽ってみたり……。残りは短編一冊と本編一冊で終わる予定みたいだけど、まぁそろそろネタが尽きそうな感じはあるしいいのではないかと。永瀬はどうなるんですかねー。最後の卓袱台返しを期待してます。異常の中において日常の価値観など消しゴムのカス以下だぜ。

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2012年03月22日

Posted by ブクログ

うはぁ、つかれた

誰かを助けたい
誰かのために動きたい
頼まれたから動き出す

小学生の頃に言われたわ
「じゃあ人に死ねって言われたら死ぬのかよ!!」
誰かに行動指針を与えてもらうって楽でいいよね

っていう痛烈な話

RPGの主人公の話には思わず声を出して感心してしまった、さすが藤島麻衣子!

ただ、シリーズ通して言えることなんだけど
この作品をまた一行も飛ばさずに読み直したいかと言われると、どうなんだろう
一度徹底的に失敗して、全部とっぱらって、残りかすから核を見つけ出すってさ、すごく疲れちゃうんだよ…

残り二冊
楽しませていただきます

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2012年11月22日

Posted by ブクログ

謎の生物(?)ふうせんかずらとの戦いを描く愛と青春のペンタゴンコメディの第6弾。
今回は他人の夢を無理やり見せられる「夢中透視」

なんだろう個人的に好きではないラブコメ要素が強くなったせいか、全体的に駆け足な展開というか全体的に落ち着かなかった印象を受けた。
まぁ、それなりに面白かったんだけど(笑)

次の短編が最終巻になるのならばもっと神展開があってよかったような・・・
まぁ、最初(1巻)から神展開が続いていたともいえるんだけど(笑)
なにか足りない。

あ、そうそう!
この巻で藤島がさらに好きになりました!

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2012年09月06日

Posted by ブクログ

青木おめでとぉぉ!悩み抜いて成長への一歩を踏み出した太一よりもこっちの方が印象に残ってたり。やっぱりデレばんが少なかったのが原因か(笑)まぁ太一の心境は過去の(今も?)自分にも身につまされる部分もあったんで人から見るとこんな感じだったんかしらと思いながら。そして軽く無双状態に感じられた我らが藤島様。流石でございます。新、もとい真・藤島様の今後の活躍に期待しています。あとちょいちょいぶっ壊れる紫乃がいい感じでした。

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2012年03月10日

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