白身魚のレビュー一覧

  • ツァラトゥストラへの階段

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    デビュー作、扉の外の次の作品。作風は相変わらずラノベカイジ。ただ、前回の反省か、ドロドロな感じは大分抑えられ、救いのない感じはなくなった。ただ、「熱」みたいなものが少なくなった気がする。人に勧めるならこちらだけど、食傷感も含めこの点数。

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    2010年03月12日
  • 扉の外II

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    3部作だが、この巻がピーク。薄気味悪さと救いようのなさは作者の性分か。読後感は最悪だが、読んでいる間は先が気になって時間を忘れてしまう。はっきりと評価が分かれるだろうが、個人的にはとても良かった。

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    2011年11月13日
  • 扉の外

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    閉鎖された空間に閉じ込められて、脱出方法も明確な目的も説明されないままゲームが行われるお話。いわゆるカイジの限定ジャンケン系。ただ、こちらの主眼はどちらかというと群集心理に重きを置いている感じ。ただ、トリックの部分がやや弱いか。カイジ好きで中二病全開なのが楽しめる人なら。僕はどちらも好きです。

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    2011年11月13日
  • ツァラトゥストラへの階段

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    出だしはイマイチだが、ストーリが本題に入っていくにつれ引きこまれる。
    そして、株操作について、概要が何となく掴めたような気になる。繰り広げられる世界そのものが、ゲーム的な小説。

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    2009年12月01日
  • ツァラトゥストラへの階段

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    読み終わったので更新−。
    扉の外ほどではないけどなかなか良かったので、シリーズすべて読破予定。
    今回もキャラが魅力的です。
    ゲームのルールは一発では(私の頭が可哀相な所為か、)理解しずらいですが・・・

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    2009年10月04日
  • 扉の外II

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    扉の外シリーズ2作目。
    巨大な鳥かごに閉じ込められてしまった女の子を、主人公が助け出そうとする話。
    前作よりもダークな雰囲気が増しています。

    今まではクラスや学校でも良好な関係だったのに、
    特異な環境に投げ出されたことで全てバラバラになってしまいます。

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    2009年10月04日
  • 扉の外

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    電撃小説大賞金賞受賞作。
    北海道に修学旅行へ行くはずだった高校生たちが、目を覚ましたときには謎の密室空間にいた。
    人工知能と名乗るソフィアは、「人類の生き残りにあなた方を選び、保護している」と言う。

    密室空間で起こる様々な衝突や、心理描写がリアルで、読んだときはぞっとしましたが、物凄く癖になります。
    『学校』では正常に機能していた人間関係が、密室に閉じ込められてしまったことで、徐々に崩壊していく様子が怖いです。

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    2009年10月04日
  • ツァラトゥストラへの階段2

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    お金という擬似存在の価値。

    主人公に送られてきた1通の招待状。
    それは新たな囚人ゲームへの誘いだった。
    徐々に垣間見えてくる囚人ゲームの世界。
    覚醒を深める主人公の特殊能力(パルス)。
    このゲームの先に、
    果たして『出口(EXIT)』は存在しているのだろうか。


    1巻に引き続いて、オリジナルのゲームシステムが秀逸。
    この方の作品は、文章から感じさせるものが
    どこか無機質なんだけど、時に燃え上がるような激しさがある。

    今回のお話で考えさせられたのは、
    『お金』という存在の真価について。
    最もシンプルな例は食べ物だろう。
    食べ物を食べれば貴方は生きていける。
    対して、お金は食べ物を買えるけれ

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    2009年10月04日
  • ツァラトゥストラへの階段

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    なぜ、人はゲームにはまってしまうのか。

    気がつけば見知らぬ場所に居る主人公。
    訳も分からず主人公が放り込まれたのは
    囚人ゲームという名のサバイバルゲーム。
    不可解なゲームの先に待っていたのは、
    エンディングでは無くゲームスタートへのプロローグだった。


    自分はそこそこ「ゲーム」と呼ばれるモノには思い入れがある。
    そのせいか、この話を読んでいて「ゲームって何だろう?」と
    途中で何度も振り返ることがあった。
    「ゲーム」はプレイヤーを楽しませる。
    「ゲーム」は課題・謎・目的を提示する。
    「ゲーム」はプレイヤーを没頭させ、時には中毒を引き起こす。
    「ゲーム」はプレイヤーに夢や希望という抗いがたい衝

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    2009年10月04日
  • 扉の外III

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    正しい選択と、間違った行動。
    銃と弾丸と外からの介入。

    この物語は「完結した」とか「解決した」という終わりではありませんでした。
    とても、この物語らしい終わり方でした。

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    2009年10月04日
  • 扉の外II

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    1の続きですが、今度は違うクラスがメインです。
    これも嘘と真実、裏切りがとてもリアルに書かれています。
    他人によって作り出された対立。
    お互いに追い詰められて、徐々に落ちていく様。
    ゲームの意味。

    私は1より2の方が好きです。

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    2009年10月04日
  • 扉の外

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    登場人物たちがとてもリアルです。
    人間関係の壮絶さを見せられているそうです。
    主人公も、周りの人間も。
    特別、凄いことが出来るわけでもなくて、
    人より少しだけ頭の回転が速いとか、人一倍面倒臭がりだとか。
    只、それだけ。

    孤立とルール、庇護と呪縛。
    独特の世界観に引きずり込まれていく感じです。
    ぜひ、読んでみてください。

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    2009年10月04日
  • 扉の外III

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    最終巻です。
    今度は女の子が主人公と言うか女の子視点。

    このシリーズはよくキスシーンが出てくるような気がする。

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    2009年10月04日
  • ツァラトゥストラへの階段

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    自分ではけっこう楽しかった扉の外の土橋さんの新しいシリーズ!
    土橋さんは3ヶ月に1冊のペースで出しているような気がするので書くのが早いと思います
    イラストの白身魚さんは扉の外でもキャラ多くて毎回雰囲気が違うキャラを考んがえるのが大変そう・・・
    でも毎回違う雰囲気のキャラでかなり良い感じです!ライトノベルの中で一番好きなイラストだと思います
    余談はここまでにして・・・

    今回あらすじを見ても内容がまったくわからないのでどんなのか不安だったんですが扉の外と同じくゲーム形式で競う話です
    それとあらすじの通りパルスが寄生され寄生した人間になんらかの能力を与えます
    第一ゲームは深見舞が小学生って言ってる

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    2009年10月04日
  • 扉の外III

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    この作品も、前作に続き、はまりました。
    シリーズ完結編です。
    最後までこの作品独特の雰囲気を残しつつ終わったため、余韻がなんともよかったです。

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    2009年10月04日
  • ツァラトゥストラへの階段

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    前作の扉の外とリンクしている部分もあったが基本的にはまったく違う。
    未知のアルモノにとりつかれてあるゲームに足を踏み入れる主人公。
    そこでいなくなった姉の消息をたどる・・・的な感じです。
    扉の外は理不尽な感じがしていたけど今回は導入としては理屈がとっているゲームだし、主人公がまだ良い奴なんでこれからどう展開していくのか楽しみです。
    気になることはタイトルですかね。どういう意味なのだろうか??

    2巻は2月に発売する模様。

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    2009年10月04日
  • 扉の外II

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    自分の立場が安定している時は他人にも気を遣う余裕があるが、それが不安定になっていくと安定させるのに必死になり、どこまでも醜くなっていく人間の感情の恐ろしさ…。そんな中でウサッチが出てきた時は本当に和みました。高橋くんは情報を得る為だろうし、ウサッチはよく分かりませんがそういう風に設定されているだけとか…とにかく、その和やかな雰囲気は表面上だけなんだろうけど、それでも良かった。

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    2009年10月04日
  • 白蝶記 3 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか―

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    るーすぼーいの作風からして、そして表紙やアオリからして、ハッピーエンド以外考えられないが、ともかく大団円でよかった。

    でも作者の代名詞でもある大逆転劇は、ちょっとインパクトが弱かったように思う。
    これまでのるーすの作品には、知的で優秀な主人公と、それを上回るかっこいい悪役との対決があった。
    個人の能力にしろ、持っている手札の量と質にしろ、1枚も2枚も主人公を上回る悪役に対して、どう振舞うのか。
    繰り返されるどんでん返し、そして最後の逆転劇が見どころだった。

    2巻までは時任がその悪役として君臨していた。
    彼女との戦いはハラハラしたし、主人公たちは芯の強さも見せてくれた。

    ところが、2巻の最

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    2020年10月07日
  • 白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか―

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    PCゲーム業界では有名なるーすぼーいの初ライトノベル。

    本作の主人公はミステリの犯人の立場にあり、教団の時任が探偵役としてトリックを暴いていく。
    謎を解明していくのが通常のミステリの楽しみ方だとするなら、白蝶記はどう弁明するかを考えながら読むのが一つの楽しみ方だ。

    それでも主人公の旭はまだ子供だ。
    見落としも多く、少しずつ追い詰められていってしまう。

    絶望から鳥肌モノの一発逆転を見せてくれるのがるーすぼーいなので、ハラハラしつつも先の展開を期待して読むことができた。



    ただ、これまでの作品と比べると少し衝撃は少なかった。
    第一、帯に「どんでん返し」とか「ラスト10ページ」とか書くべき

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    2020年10月07日
  • ココロコネクト8 ステップタイム

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    ネタバレ

    青いなあ、青春だなあ、キラキラしているなあ、尊いなあ……という思いは最後まで保たなかった。

    一。恋愛を肯定出来るのは稲葉んに入り込んでいられる稲葉んのシーンだけだと痛感した。なんでこんなに例外なんだろ?
    他の子、特に恋愛を「している」ではなくて「求めている」状態の子だと、とても寄り添えない。
    これだから年中発情期な人間という生き物は!もっと自分でコントロールしろ!となってしまう。他にないのか!それだけなのか!って。
    わたしの通常モードはそっちだ。だからつくづく稲葉んて不思議なのだ。
    これまでも著者は恋愛至上主義なのかなと思うことはあったけれど、まあターゲット層故かもしれないけれど、相容れない

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    2020年02月19日