長月達平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻と前々巻から 空回りし続けるナツキスバル・・・
自分が認められたいという気持ちは誰しもが必ず持っているもので、周りの人達が凄ければ凄い程自分も何かやらなければならないという気持ちに急かされる。
さらに死に戻りする度に大切な人を失い、世界でそれを知っていたのは自分だけなのに何も良い方に向けられない、進められない、悔しさともどかしさに心が草臥れてしまう・・・
本作のラスト前迄のナツキスバルは心が折れてしまった状態であり、ラストで彼はレムと一緒に逃げようとし、小さな幸福を得ようとする。しかしそれは妥協から得られる幸福であり、色んなものへの後悔の上に成り立つ幸せである。
しかし、そんな幸せを願っているだろうレムがそんな幸せを認めなかった それでもナツキスバルをレムは見離さず彼女がスバルに寄せる想いを全て吐露したことにより、そしてナツキスバルが何も持っていない事をお互いが認識し合い ゼロからのスタートを誓う所の一連の場面に涙が出てしまった。
これからの新生ナツキスバルの活躍に期待が持てる次巻が楽しみです。 -
購入済み
新章突入
聖域から一年後、新章がスタート。
1年の間に成長したスバル。
成長した各人物の変化が長く読んできた私にとって、読んでいてとても楽しく感じられました。
聖域でプチ完結した感があり、まさに新章スタートもいう感じでワクワクしながら購入し、
読んだ後は「新刊はよ!」という気持ちでいっぱいになります!
空白の一年は何があったのか?
これは外伝がとても楽しみになりますね! -
Posted by ブクログ
され竜初の公式アンソロジー。
今をときめく幼女戦記やリゼロの作者、古株のベテラン作家まで、古今東西からされ竜を愛する執筆陣が集結してます。
まず読んで驚いたのはされ竜シリーズへの理解。
特にカルロ・ゼンや長月達平、望公太など、暗黒ライトノベルと喧伝されたされ竜にインスパイアされた世代、若い頃からされ竜を貪り読んでたろう世代の若手作家の短編は素晴らしい。よくぞこんな細かい所まで拾ったな!と驚嘆します。
ガユスの予備校講師のレシドなんて相当読み込んでないと出てこない名前!
ジャベイラやイーギーにレメディウスなど有名どころばかりでなく、ガユスの予備校の生徒やサラザールにイアンゴにベイリックに至るまで、まさかアンソロジーでお目にかかれるとは思わなかった端役脇役が実にそのキャラらしいおいしい登場の仕方や挿話を披露してくれてニヤニヤがとまらない。
ホートンなんて主人公だし!
どの作家もガユスの回りくどい衒学的な語り口や原作の文体を意識しており、ガユスとギギナの痛烈な罵詈雑言合戦の切れ味が小気味いい。
特筆すべきは長月達平の「道化の六日間」。これだけでも★5の傑作です。
ガユスの学生時代の友人にしてモルディーンの一等書記官であるヘロデルを主人公に、現在と過去の回想を織り交ぜて、ガユスとの出会い、個性的な仲間たちとバカ騒ぎの青春、最愛の婚約者シファカとの蜜月を書くのですが、文体の感触が初期のされ竜に非常に近く完成度がとびぬけている。
あとがきで浅井ラボも絶賛してますが、単なる小手先のスピンオフにとどまらず、語られざる伏線をきちんと回収した上で、裏切りの復讐者にとどまらぬヘロデルの人間臭い苦悩と葛藤、その愛すべき人間性と憎めない個性を余すところなく抽出し、非凡な凡人だからこそもちえたモルディーンのカリスマ性をその言動から実証し、一巻のもう一つの結末を完全補完している。
こんなされ竜が読みたかった!
こんなモルディーンが見たかった!
語弊を恐れず言えば、され竜よりされ竜してます。
され竜シリーズを細部までめちゃくちゃ読み込んだ上で、登場人物の主義主張信条をとことん理解し、さらに独自の解釈を盛り込んで大胆に脚色しなければこんな話は書けません。
リゼロは未読ですが、この人の書く小説なら読んでみたくなりました。 -
ネタバレ 購入済み
さぁ、盛り上がって行こうかぁ!
王都へ来てから全く良い所がなかったスバルの鬱展開から、漸く抜け出した所で前巻は終了。
この巻から反撃開始です。
アニメでも気分が高揚したシーンがキッチリと描かれています。
白鯨退治。
さぁ、盛り上がって行こうかぁ!
…って、感じですかね?(笑) -
Posted by ブクログ
ロズワール邸の襲撃事件が解決します。
男だから、女の子のためには頑張らなきゃダメなんだとこれを紹介してくれた人は言ってましたが…。まさにそれに尽きるお話。スバルくんの態度、双子の姉妹に対してのほうが、エミリアによりずっと男っぽく格好良かったのが複雑なところですね。
エミリアの膝枕で心中を吐露する場面は、男性ならぐっとくるのでしょうか。女が読んでると、「ああ、やっぱりこうなるんだな…。なぁんだ…。」と思っちゃうのは辛口すぎるかな。
むしろスバルくんが、死に対して厳粛な気持ちや命への敬意を持ったこと。女の子以外の弱いものへも守ってあげたいと真剣に思っていることなんかのほうがずっと印象的でした。
自分を気持ちよく甘やかしてくれる女の子を守るっていうのは、結局自分のためと紙一重。そうじゃなくて、相手を本当に想った時。本当に追い込まれて本気になった男は格好いいものなんだというのが読みどころですよね。ここまででは一番面白かったです。あとは…うん。ロズワールが怖くて、底が知れなくてイイ。変なところにツボりましたね。