長月達平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前回の事件で負った負傷を癒やし休息するために、エミリアの後援者であるロズワール辺境伯の屋敷で目覚めたスバル。屋敷には双子のメイド姉妹とゴスロリチックな禁書庫を守る少女とロズワール、そしてエミリアの面々が。
いきなり目覚めの場面から始まりますし、地の文に必要な説明がバッサリない部分もあるので、読者は状況を自分で整理しなくてはいけません。それこそ「死に戻り」するたびに混乱するスバルくんの如く。これは小説なので、紙幅を言い訳にせず状況整理の文がある方が読者には親切ですね。
今回はこの屋敷の中で、陽だまりのような4日間の日常が営まれ、屋敷の関係者…特にメイド姉妹とも仲良くなっていきます。このままの -
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無料版購入済み
絵が…
たまたまこの3章(マツセダイチ画)と4章(花鶏ハルノ画)の無料版が並んでいたので比べて読んでみた。
内容はどちらも原作に忠実で、ストーリー的な違和感はない。
そして、原作の内容は少なくとも4章までは文句無し。
で、絵の比較なんだけど、明らかにこちらのマツセダイチ版の方がアニメやイラスト版と比べて違和感が大きい。
スバルは基本誰が書いても似ているが、エミリアやレムなどが大きく違う。
あくまでもイメージなので、こちらの絵でも読み進めると違和感が無くなるのかもしれないが、4章の方がかなりオリジナルに近い絵なのと比べると、やはり気になってしまう。
そこを許せるかどうか。
もっとも、4章に辿り着 -
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Posted by ブクログ
死に戻り系異世界ファンタジーもの。
スバルの言い回しひとつひとつが、オタクっぽくてこの手の小説でよく見られる性格という印象だった。それでも心優しくて感謝の気持ちを忘れず、恩義を受けた人たちに対する想いの真っ直ぐさがとても素敵に感じた。
サブキャラたちも素敵で、リンガを売るおじさんのコワモテの雰囲気なのに気弱めで優しい性格のギャップだったり、可愛らしいパックの陽気な優男感だったり、そういった一癖二癖もある人物たちがたくさん出てきてとてもワクワクした。
巻末の終わり方がとても続きが気になってしまう書き方で、ラインハルトって一体何者だ、となったりエミリアとの関係も気になったりして次巻も早く読みたいな -
ネタバレ 購入済み
う〜ん
やっと、読み終わったという感じ。異世界召喚なんだけど、与えられた能力が、言葉が通じる(話し言葉だけで、読めない)と、死に戻りという、何とも、冴えない物で、最初から、三度も、死に戻って、この話は、いつ終わるんだろうか?と、読むのをやめようかと、思ってしまった。さて、どんな風に進んでいくのやら。もう少し、読んでみようか。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!ここ最近で一番おもろい巻だった。
”大災編”めちゃめちゃ完結したわ。心配してたけど終わった(笑)
しかし、ラストは叫んだ。死に戻りさせてくれん、あの
美的感覚というか、潔さというか、かっこええねぇ。
忘れてたけど、ルグニカ王国の王選の途中やったわ。
最初の脱落者が彼女とは
アルデバラン、なんかスバルの敵になって出てきそう
やだなぁ、、
ともかく、スバルも自分で元のサイズになったし
ゆうて、セシルスが自力で戻ったんで、
多分そういう感じで戻るんやろかいとは思ったが。
次はどこへいくんやろかねぇ。やめられん
「ーーー戦力の逐次投入は負け戦の華だな」
言い方! -
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Posted by ブクログ
面白かった。ヴォラキア帝国の大災、ゾンビ祭で色々と同窓会的にめんどくさいことに。対抗手段はスバルにひっついてるあの魔女幼女。エミリア陣営がリユナイト、ユリウスとアナスタシアも参戦。あっちこっちでバラバラに事が進んでいるので、大変。セシルスとプリシラを探すアルが共闘。なんかアルも死に戻りができそうな感じなんだが、とはいえ、いちいち領域展開してマトリクスの再定義をしているので、どうも指定したところに戻る感じか、死ぬのが条件のタイムリープっぽいが、まだよくわからない。ヨルナとプリシラも前世の記憶のままに転生してるっぽいし。
まあ、本巻で札が配られたので、次巻から本格的に戦争になるんかと思う。
ただ、 -
Posted by ブクログ
面白かった。ゾンビ勃発して、エミリアたちと合流した後。帝国編になってから死に戻りもないし、なんか小さいし、いまいちノレんかったんだが、面白くなった。とはいえ、ほぼ電車の中で話が進む。とうとうルイが大罪司教やて話を共有できたし、しかし、なんかスバルらしい方向になってリゼロ感出ておもしろいんでは。
登場人物のキャラクター紹介封入もあって、ありがたかった。でも、封入に入ってないキャラもあり、思い出せん人もおる。もしくは他のラノベとごっちゃになってるところ(単に個人的なプロブレム)あり。ゆうて8章は50人以上、そらまあ、忘れるわな。
獣人増えて、ちょっと嬉しい。
「ーそれが、俺がお前に用意してやれ -
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Posted by ブクログ
装丁には「波乱と破綻の七章完結」って書かれていたが、終わってないわな?と思う。ベア子と会えた時点で終わりってことはないとは思うが、、。戦の意味はわかったが、戦はまだ終わってないし、スバルも小さいままやし、とはいえ、カオス状態からは落ち着いた感はある。帝国篇でいちばん面白かった。
果断な判断と決断力、その裏に隠れている潔癖さは、ヴィンセントが抱いている他者への期待の裏返しであり、応えられないものが怠惰と誹られる遠因だ。
かといってヴィンセントは、殊更に無能を嫌う能力主義というわけでもなかった。
強いて言うなら、おそらく彼は能力主義などではなくーー、
「ーー自らの器に見合った務めを果たせばいい」