銀色夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
近頃は江國香織ばかり読んでいたんだけど、その隙のなさ・矛盾のなさにすこし窮屈を感じ始めた(笑)。そんなときは銀色夏生で気分をリセットする。エッセイ「つれづれノート」の、第6巻をチョイス。
銀色夏生の作品群のなかで、最も良いのは詩だ。作詞家として身を立てただけはあり、世界をキャッチーかつ爽やかに描いたものが多い。若い人は大好きだろうなあと思う。彼女は割と多才なひとで、絵を描くし(挿絵はすべて自作)写真も撮るし、小説を書くし、日記形式のエッセイ=つれづれノートは20年近くシリーズで出版されているが、詩に比べるとどれもレベルが違うんじゃないかという気がする。その他の作品については、あくまで素 -
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著者が20年以上書き続けている日記エッセイの2011年4月4日~2012年1月10日のものをまとめた1冊。家族、仕事、自分自身のことや日常のちょっとした出来事、その出来事を通して感じたこと等が綴られている。
著者の作品を読んだのはこれが初めてである。しかし、著者の素直な感情が温かな言葉で綴られていてほっこりした気分になれた。日記らしく嫌な気分になった出来事や悩み、ぐち、震災のことも書かれているが、著者なりの解決策やそこから学んだことが加えられていて、読み手に不快感を与えることなく逆に前向きな気持ちにさせてくれるのが良い。著者自身の活動が「動」から「静」に移ったタイミングだったので特に何もしな -
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長年読み続け、つれづれももう22冊目という驚き。
前巻までの鬱々悶々期間を脱して
軽妙な日常生活のあれこれがメインのつれづれに
流れが戻ってきました。
今までは体調面での不安もやっぱり大きかったのでしょうか。
私は銀色さんのヒーリング(?)には全然参加したくないけど
つれづれも、詩も、やっぱり好き。
今回も折り目つけつけ読みました。
かーかの号泣話はなんだかほろりとしてしまった。
あの年頃でそのピュアさ、まぁわかるけど
その表現のまっすぐさにちょっと感動。不思議な子だなぁ。
あと、シーザーの調教番組を実際に見てみたい。
いつもいいこと言っていて、つれづれを通して勉強になる。 -
Posted by ブクログ
もう、ジャンルはスピリチュアルに入れちゃってもいいかもしれない。
ひょっとすると、読む人が読むとただの日記でしかないのかもしれない。
ずっと読み続けてきたつれづれも、もう22冊目。
今年8月24日に銀色さんが書き終わったものをもう読めるなんて、それが一番不思議な気がした。
銀色さんの存在する今と、私の存在する今がつながっている。
人の人生って、ある意味で深く深くつながっているのだろう。
会ったことがなくても、運命を感じさせられてしまう人もいる。
会わなくても、人は人を変えることができるし、幸せにすることもできる。
今、一番共感したところは、好きな人に好きと言える幸せのくだり。
きっとまた -
Posted by ブクログ
なんだかんだ言っても楽しみに読んでしまうー。もっと読みたい。
ごはんどうする?なんて言ってコンビニ行ったり、外食したり、子どもたちとの日常の会話とか、まったくなんということもない日記がどうしてこんなにおもしろいんだろう。ひたすら家にこもってみんなでだらだらしてるだけでもなぜかすごく楽しそう。なぜだろう。
ちょっと前のように銀色さんがなにか発奮していろいろ仕事したりしてるより、だらだらして気分が沈んだりしているときのほうが日記は読んでておもしろい気がする。いろいろ反省したりしているところもなんか共感するし。
あいかわらずファンからの賛辞を長く引用してるところもあるけど、とばしちゃってる(失礼)。