銀色夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
詩以外の銀色夏生の作品は初めてでした。
森の園芸師少年カイルと、妖精達とのふわふわとした会話を中心
に物語が進んでいきます。やはり随所にちりばめられた詩と、物語
が織りなす世界は詩人銀色夏生のものでした。
人はだれでもが、自分でしかありえない。
どんなに近づいても、他の人にはなれない。
だから、のぞきこむ瞳の奥に、
わかりあえると思える何かを見つけた時、
あんなにもうれしいんだね。
人の悪意を取り払って、善良なる部分のみが残れるわけではない。
悪意もまた自分自身なのだから。
森の深くに捨てられた悪意はいつのまにか集まり、森を壊し人々を
襲った。
集められた悪意は真ん中に悲しみがあり、その悲しみを癒すことが
できた時、悪意は元へ戻り、森は再び生き返る。
白い表紙に銀色の文字の装丁も綺麗なファンタジー。折込の森の
地図もちょっとうれしい。 -
Posted by ブクログ
いつも文句言ってる気がするけど、でも新刊が出たら買ってしまう。
しかも読むのが楽しみでわくわくするくらい。なんでだろう。ヒトの日記を読むのが好きだからかな。
今回も、イベントについてのファンの人の感想の手紙とかがけっこうそのまま載っているんだけど、もうそこは飛ばし読みして。
それ以外、ごく普通の生活の日記はやっぱりおもしろかった。なにか他人に見せる用みたいに気取ったところがなくて、素敵でも丁寧でもきれいでもないごく普通の、いやけっこう雑な感じの暮らしぶりをそのまま書いているところが好き。いっときすごく凝っていた「風船学校」とかいうのも結局あとがき読んだらすっかりやめたこととかわかって、おかしかった。正直にそう書いているのがいい。
今回は特にすごく共感するところが多くて。
気が沈むことが多かったり、退屈や憂鬱や虚しさを感じているこのままではまずいと思っていたりするところ。「これからますます忙しくなくなり、自由な時間は増え、でも、肉体的にはしたいことやできることは減っていうだろう」とか。まさにそう思う。銀色さんもわたしも更年期障害そのものなのかも??!!
銀色さんはどうそれを解決するのか?
でも、銀色さんはなにかをはじめるときはすばやいし、行動力があるところはそこはわたしとは全然違うのだけれど。 -
Posted by ブクログ
―――私たちはもうヒマじゃない―――
銀色夏生さんが読者の質問をバッサバッサと斬ってく一冊。
質問に近い体験をしていたり、わかることは、自分の言葉でいっぱい回答してくれるんだけど、自分がわからない部類の質問にはハッキリ「ごめん、わかんない」と言ってくれるスタンスがおもしろい。
憂鬱な感情は自分とは違う、ということについて書いていた章が魅力的だった。
憂鬱には勝手に暗いことを考えさせといて、自分は他のことをしていなさい。という教え。
「憂鬱」という自分の一部をさも他人のように扱うのは、悟りの境地だ。
それから結婚について。
恋愛も結婚もみんな他人の意見を参考にするけど、恋愛も結婚もひとりひとり違うのだから、自分で悩んで自分で決めるしかない。
人に相談すると遠回りになるよ。一見、早いように見えて。
これは、よくぞ言ってくださいましたという感じ。
当たり前なんだけど、当たり前のことしか言ってないんだけど、ぐらぐらしちゃうんだよな、にんげんって。
大きな怒りを忘れる方法について。
小出しに削っていくのが無難だけど、たまに、誰かに会ったことで消えてしまう時がある。
あれはたぶん、気持ちの、魂のレベルが引き上げられるからだろう。
穏やかで、寛大でやさしく慈愛に満ちて。
あれがなあ、ああいう時間が長ければいいのに。
私にも、誰にでも身に覚えがある事を、まとまりよくわかりやすく言ってくれる。
銀色さんの言葉で、私の魂のレベルも引き上げられたような気がする。 -
Posted by ブクログ
手料理増えたな~相変わらず腹の減る本だな~
カーカとさくくん見てるとおおかみこども思い出すな~
銀色さんが書いた歌詞が連絡もなく形にならないことがあるとか
一体どんだけの歌詞が葬られている業界なの…とか。
何気ない日記を読んで何気ない感想を持つだけのようでいて、
パッサパサの精神状態で読んだらすごく心が凪いで
落ち着いた意欲が沸いてきて、やっぱりすげえな、と思う。
それは随所に出てくる銀色さんの価値観が
自分の価値観に近くて理解してもらえるような心持ちだったり、
自分で自分を理解する助けになったり、
それは素敵だなあと思う所にあって
今まで見えなかった光を見せてくれたりするからだろか。 -
Posted by ブクログ
もうずっと同じ感想を書いてるんじゃないかと思うけど、日常のこまごましたこと、ごはんやおやつを何食べたとか、子どもとの会話とか、その日あったこととか、そういうなんでもない日記の部分は、本当になんていうこともないんだけど、なぜかすごくおもしろく感じられて、楽しくて、いつまでも読んでいたいほど。なんということもないことほど読んでて楽しいのはなぜかしら。
子どもが失敗したり、嫌な目にあいそうになったりしたとき、すごく気をもむところとかにも、放任しているようで心配してるんだなあと共感(ってわたしは子どもいないけど)。銀色さんを一般の人として身近に感じるというか。
だけど、銀色さんが行ったイベントについてのファンの人による感想文は飛ばして読んだ。 -
Posted by ブクログ
待望の最新刊。一時購読を止めたけど
21位からまた読みやすくなりまた楽しみにしている。
今回は更に以前のつれづれに戻った感じで
何を作って食べたとかの記載も多く
あとはカーブス(30分エクササイズ)やMBTの靴や
気功や針など色々な健康に興味を持って取り入れていて
それをまた飽きちゃったりするのかなとか思いながら
読んだりして楽しい。
思いついて何かをしてしまうのは相変わらずだけど
無駄にしたお金を取り戻すべく貯金箱を作っていたり
色々小さなことが面白く楽しみに読んでいる。
さくくんもカーカも大きくなって、安定していて
読んでてふふってすることも多い。
読み終わっちゃうのが寂しいから大切に読もう。