銀色夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
銀色さんの本を初めて手にしたのは
高校生の時
素敵な写真と詩に惹かれて
新作が発売される度に
お小遣いで買っていました
私より少しお姉さん
人生の少し先を歩く銀色さんの今現在の心境を
丁寧に真摯に認められた一冊です
子育てが終わりに近づいた方
人生のステージが変わろうとしている方
私のように銀色さんをずっと追いかけて来た方
そういう方に
腑に落ちる言葉が見つかるように思います
私自身
常に自分と向き合い
人生とは何か
人間とは何か
模索して生き続けている
同志のような存在と話す機会がないため
この本を読んで
先輩がいた!いてくれた!‥と
喜びと安堵感がありました
読み終えましたが
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Posted by ブクログ
相変わらずの田舎暮らし。
庭の手入れのこと、収穫した野菜や果物、温泉で会う水玉さん、笑いさん、受付のクマコ、
近所のひげじい、ときどきサクとカーカ、せっせとしけちゃん。
今回は観た映画のタイトルがいっぱい載っててちょっとこれから観る参考にしよう。
しげちゃんは95歳くらい?最近腰を痛めて寝付いた時期があったとか、ちょっとボケてきたようなことが書いてあって施設にいれるか悩んでるみたい。心配だわ。
銀色さんは死は全然怖くないって前のつれづれであったような、しげちゃんが長寿だからかもしれないけど、あと30年生きるとしてって想定してるとこがすごいと思った。(現在65歳)
ほんとに好きな人はカーカとサク -
Posted by ブクログ
銀色夏生さんのインドの聖地への瞑想ツアー旅日記。
まず、インドには北東部に細長いセブンシスターズと呼ばれる7つの州があることを初めて知りました。
そんなチベット文化圏への旅。
食事、環境、整備されてない道路、長時間の移動、高山地帯‥
どれをとってもハードそうで私は絶対行かれそうにないので、そういう旅の様子の体験記って貴重で、とっても楽しい。
悪路の様子は読んでいるだけで乗り物酔いしそうだし、高山で頭が痛くなりそうだし、虫いっぱいで発狂しそうだけど、そんな旅をクールにこなす銀色夏生さん。
写真もたくさんでとてもよかったです。
銀色夏生さんのおかげで、知らない世界を知ることができました。 -
Posted by ブクログ
本が好きな大人の女の人がいる。
本の投稿から仲良くなって、顔を見たことなければ
声を聞いたこともない。文面でずっと話をしてる。
その人が、本を選んで送る活動を始めて
こっそり活動に課金をして送られてきた本。
それがこの本。
詩集は昔から好きだから、
まさか選書してくれた中に入ってくるとは
思ってもなくて、大喜びで本人に感謝を伝えた。
銀色夏生さんの言葉はどこが私に似ている。
現実の中でなんとも言えないような感情が
湧き上がってきて。
怒ってるのに怒っても仕方ないと分かっていたり、
悲しいのに、こんなことで悲しんじゃいけないって
思っていたり。
そんな、
どの言葉を添えたら正解なのか -
Posted by ブクログ
もう読まなくていいかなと思っていたんだけど、読んだ。内容はまったく変わらず、庭仕事と近くの温泉施設とかに行くのとなに食べたとかそういう日常の話。なんだけど、これってもしかして理想の老後ってやつなのかも、と思った。子どもは独立していて、宮崎県の田舎の実家近くでひとり暮らし、好きなように時間を使って好きなものをつくって食べて、庭仕事に精を出し、庭をこうしようとかなにを育てようとか楽しみも目標もあって、日々出かけていく温泉施設もあり、話したりお茶したりする友人もいる。それに、独立したとはいえまだ20代の子どもたちとか、近所にいてお兄さんが面倒見ているとはいえ高齢のお母さんとかいても、つかず離れずとい
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Posted by ブクログ
これの前に一冊読んでいる本があり、なかなか進まなくて先に読んでしまった。
講演会のような、読者との対談のような語り口調で読みやすい。章が短いので気になってどんどん読んでしまう。
私にとっては『かわいいものの本』以来の銀色夏生さんで、この人ってこんなに意志が強くて、作品で自分の考えを主張する人だったんだなと少し驚いた。
ライフハックというか、人生の指標的なことが得られればなと思い読んでみた。すると私が普段考えていたり、こうじゃないかなと推測していたことと全く同じことがいくつか書かれていたりして、心の中で「すっごいわかる!!」と勝手に共鳴することがしばしば。
良い意味で枯れているというか悟ってい