銀色夏生のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
人と一緒にいると楽しいこともあるけれど、気を遣ったり、相手に合わせたりして、知らないうちに疲れてしまうことがある。
そんなとき、ひとりで過ごす時間は誰にも気を遣わず、自分の気持ちを取り戻せる大切な時間なのだと感じさせてくれます。
ひとりが好きだからといって、寂しい人間というわけではない。
誰かと常につながっていなくても、自分の好きなことをして、静かに過ごすことに幸せを感じる人もいます。
この本のテーマを通して、無理に人に合わせたり周囲と同じような生き方をしたりする必要はないのだと考えさせられます。
また、ひとりでいることと孤独を感じることは必ずしも同じではない。誰かに囲まれていても孤独を感じることがあれば、ひとりでいても心が満たされることがあります。大切なのは、自分が心地よくいられるかどうか。
人間関係に疲れたとき、誰かと自分を比べてしまうときにも、自分のペースを大切にすることを思い出すきっかけになります。
ひとりの時間を大切にすることは自分自身を大切にすることでもある。
そんなふうに自分の生き方を肯定し、心を少し軽くしてくれるような本です。
-
Posted by ブクログ
『ひとりがたり』
上白石萌歌さんのエッセイ。これがまた味わい深い文章で。執筆を続ける彼女が参考にしているエッセイのひとつに『つれづれノート』が挙げられていた。
その書き込みを読む以前に投稿されていた写真に
『つれづれノート45 ひとりの道をひた走る』
のカバーが写っていたのを、僕は見逃しませんでした。これは、読まなければ、と。
上白石萌歌さんのエッセイ『ひとりがたり』
興味がおありでしたら“POPEYE WEB”にて連載中ですので、ぜひご覧ください。
読み応えありますよ。おすすめです。
『つれづれノート』初めて手にしました。日記ですか?日記ですね。つい軽々しく、僕も書いてみようかな、なんて思ってしまった。顧みるに僕の日常などは、書き始めたら目も当てられない愚痴の吐き出しに終始してしまいそう。
こんなんじゃダメだなあ。
なにかしら動きだすこと。その意思。主体性。
日々の暮らし。その時間を彩る物事。季節の変化。畑の作物。温泉通い。買い出し。将棋観戦。映画を観たり、お酒を飲んだり。時間の使いかた。人生の進めかた。ともだち。家族。
どれもこれも、いつかは消えて無くなってしまうけれど、そう、文字は残るよね。
「俳優は死んで映画を遺す」
私も遺せたら、なんて上白石萌歌さんは言っていた。彼女には音楽もあるし、味わい深い文章だって、きっと…。
主体性、当事者意識に裏付けられた人生こそ、喉から手が出るほどほしいと思える。誰もが思い通りの人生を送ることができるのか、というと、そうはならないことこそ人生、なんて思ったりもして。
おそらく上白石萌歌さんは『つれづれノート』のような人生に憧れているのだろうこと、容易に想像できてしまう。
たのしそうだね。たのしみだね。
そうだね。いつか、きっとね。