銀色夏生のレビュー一覧
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「銀色夏生」というと、結婚したときに妻が持っていた詩集を読んだ程度で、自分の中では「謎の詩人」でしかなかった。このようなエッセイもあるのかと、手にとった。昔はメディア露出も少なかったと思うのだが、調べたらYouTube配信もされているんですね。今では全然、謎の人ではないんだな。
内容は、スーパーマーケットでの買物日記のようなもの。何か事件が起こるわけでもないし、人によっては退屈に感じるかもしれないが、個人的にはこういう日常を切り取ったようなエッセイをリラックスしたいときに読むのが好きだ(とくに食べ物に関するものがよい)。
著者の他人に対する気遣いと、そこから来る不器用さみたいなところに「あ -
Posted by ブクログ
再読。
つれづれノート㊵を読んでスーパーマーケットが閉店したと書いてあったので、またまた読みたくなってしまった。
スーパーマーケットでの観察記なのだが、ほんとうにいろんなところを見ていて感心するほど。
買いたいと思う食品のことや売っている人の感じの良さ、レジの人の仕草、受け答えなど…いろいろなことを感じ興味が尽きない。
客の赤ちゃんやつながれているイヌ。
ありふれた日々のひとこま…。
いいね。
ゆったり。
ぷらぷら歩いていろんな人、物を見て毎日が探検気分。
さまざまな世代の人々、かすかなざわめき。
ゆっくり周りを見て歩いて見てみようと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレサクも社会人になり、宮崎に引っ越し、畑作りに精を出す銀色さん、ってどんだけ種類豊富なの!!
たくさんはいらず、自分が食べる量だけ収穫できたらいいという感じでやっているらしいけど、大根、ルッコラ、小松菜、なす、ピーマン、ジャガイモ、レモン、木苺、ブルーベリー、にんにく、アボカド、トマト、とうもろこし、ズッキーニ、ありとあらゆる野菜、果実を育てて、成長を楽しみにし、実れば収穫し料理して食す、いいね、少し憧れるけど、
草刈りやキジとの戦いや枯れ木など害虫の駆除とかそれはそれは大変そう。
相変わらず、つまみや料理もちゃんと(ひとり暮らしなのに)マメにしていて感心してしまう。
衝撃だったのは宮崎に帰省す -
Posted by ブクログ
ネタバレかーかとの関係が良好の様子。
カーカのフィルターを通すと自分の感情を整理整頓できる。
いいじゃない。なんでもはっきり言うタイプっぽいもんね。You Tube聞いて思った。
朝からピーマンの肉詰め作ったり、(コウケンテツのYou Tubeよくみてるみたい)トマトすき焼きやカツレツとか美味しそう。
プールで猫泳ぎしたり、メルカリで失敗したり、何気ない日常が面白い。
意外だったのはトランプのことそんな嫌いじゃないみたいで少し驚く。政治に興味を持てたし良かった的な感じで。
次回のつれづれからはサクも自立していよいよ銀色さんも宮崎に居を移し、人生3幕だとすると3幕目に入ったと書いてある。
いろいろやり -
Posted by ブクログ
好きだった。凄く。
刺さるものが言葉が多かった。
少し寂しくてでも美しいそんな詩が多かった。
男性の視点と女性の視点が入れ替わっていて、色んな変化があった。
流れていく情景が様々で追いかけるのが楽しかった。
何となく片手間に読んで見ようと思っていたのだけれど本来の目的の方が片手間になってしまった。
布団に潜って寝転がって読んでいたら、万華鏡のページが透けて色が出てきた。綺麗だった。
"あとがき"まで綺麗で、ブレなくて。
どこか、薄氷のような印象を受ける作品だった。
星を五つに出来なかったのは、目を背けていた部分をやんわり針でつつかれた気がして少しモヤっとしたから。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ川原にある錆びた石っころがほんとにパンに見えるぅ。
特にフランスパンの欠けたやつ。
それらを日課おように拾いにいく銀色さん。
コロナの影響もあまり受けず、(引きこもり生活のうえ、仕事もひとりでする仕事だしね)でも、毎日のように行ってたジムにはあまり行けなくなったみたい。
サクも京都の会社の内定をもらったようだし、いよいよ宮崎に拠点を移す日が近づいたか。
セッセはひとりで家を立てなおすらしいけど、いくらケチだからって素人がそんなこと出来るのかな。
そして庭造りに精を出す銀色さん。いろんな苗を買って草むしりや剪定やらまぁ、プロの人に頼んだりもしてるようだけど、マメじゃないとできないわ。
今回はあま