吉野万理子のレビュー一覧

  • ティーンズ文学館 白い虹を投げる

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    野球好きの子やスポーツに興味のない女の子にもオススメしたい本。文通ならぬメール通?の形式でお話が進むのも面白い。

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    2025年04月07日
  • 100年見つめてきました

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    あなたは、100年変わらず同じ場所で世の中の移り変わりを見たとしたらそこに何が見えてくると思いますか?

    医療技術の進歩もあって人生80年と言われていた人の一生も今や人生100年という言い方で語られるようになりました。100年という時間は長いものです。そんな長い時間の中で人はライフスタイルの変化に伴って居場所を変えてもいきます。同じ場所で100年を過ごすということも少ないと思います。

    今の世の中、変化しないものはないという位にさまざまなものが変化し続けています。例えば大阪という街を見ても今から80年前にはB29の襲来による大空襲で多くの人命が奪われました。しかし、その後の復興によって幸せな暮

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    2024年09月16日
  • 強制終了、いつか再起動

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    サードブックでおすすめされていた本。

    薬物乱用をするまでの過程やそこから更生するまでを描いている。

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    2024年01月29日
  • 恋愛問題は止まらない

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    「野球部員は来週までに髪を丸刈りにしろ」
    野球部の監督が出した指令。野球部員がたるんでいることを危惧して出したその指令を始まりに、同中学校内の30人それぞれの恋愛模様が繰り広げられる。
    中三、小川由真は、野球部員の弟からその話を聞いて、理不尽だと怒り心頭。野球部キャプテンでエースで四番の上里くんの、くしゅっとやわらかくウエーブする髪がばっさり切られてしまうなんて、考えられない!


    一つ一つのお話は短く、次の誰かに繋げられていてとても読みやすかったです。誰が誰というのは何度も読み返しましたが。
    恋愛ごとを中心に話が進んでいきますが、主人公が変わればそれぞれの事情や考えがあって、同じ出来事でも見

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    2023年03月28日
  • 強制終了、いつか再起動

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    中高一貫の私立中学に編入して三ヶ月の。長身のくせに運動神経が良くないところが悪目立ちして、未だに学校に馴染むことができずにいて、揶揄いや好奇の目に晒されている。
    望んでもいない父親の転勤に振り回されている中で、唯一感謝していることは、家庭教師の安岡さんをつけてくれたことだ。大学生の安岡さんは自分の話に共感してくれて励ましてくれる。
    ある時、大学を案内してくれた安岡さんに、うちに寄っていくか?と誘われた。二つ返事で遊びに行かせてもらった先で、目にしたものは…。

    中学生の薬物使用を取り扱ったお話。
    YouTubeやTikTokなど中高生にとって身近な題材を使っていて、その背景に、想像以上にすぐそ

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    2023年02月14日
  • 今夜も残業エキストラ

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    楽しすぎて休みの日1日で読んでしまった。

    主人公の紺ちゃんがイキイキと仕事をしていて、
    私も休み明けの仕事頑張ろっかなと思わせてくれる。

    大賀センパイが最高にいい男です。職場に欲しい。

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    2023年01月08日
  • 劇団6年2組

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    わたしもこんな劇団はいってみたいです!!おもしろい人もいるし、いい人もいる、からいい劇団だと思います。

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    2022年06月14日
  • おしごとのおはなし パイロット パイロットのたまご

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    子どもの感想

    パイロットになるまでの訓練が、分かりやすく書いてあるから、役立つと感じた。
    自分もパイロットになってみたい。

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    2021年12月31日
  • 赤の他人だったら、どんなによかったか。

    匿名

    購入済み

    六次の隔たり。
    世界はみんな親戚で「つながってる」。
    「赤の他人」とは一度もしゃべったことのない人を呼んで、一言でも言葉をかわしたら「赤の他人」は「知り合い」に変わる。
    そう考えられるようになれば正義を振りかざして無闇やたらに人を攻撃しにくくなるのかな。
    あと、”みんなのアドバイスは素直に聞くこと、逃げ道を見つけておくこと、誰かが逃げ道を用意してくれたら頭ごなしに否定しないこと”もそうだなと改めて思う。
    それは”人を追い詰めすぎない、逃げ道は用意しておいてあげる、大丈夫かなと気にかけて一言二言声をかける”こととも繋がっている。
    「誰にも相談できず、逃げ道も作らず、ひとりで追い込まれ

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    2022年12月28日
  • 強制終了、いつか再起動

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    一回だけ、という安易な気持ちで手を出してはいけないということがとてもよくわかるお話だった。主な登場人物三人の持つ特徴がお話の中で上手く配分されていて、ラストに救いがあるのも良い。
    メインの話ではないが、YouTuberが出てくるので、高学年男子にちょっと勧める時に食いついてくれそうな気がする。
    でも、表紙が残念。もっと子どもが手に取りたくなる表紙にして欲しかった。

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    2021年04月24日
  • どうぶつのかぞく ペンギン はらぺこペンギンのぼうけん

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    吉野万理子・作、松成真理子・絵、今泉忠明・監修「はらぺこペンギンのぼうけん」、2018.12発行。-60度にもなる南極大陸の氷の大地、皇帝ペンギンのお父さんは雪だけ食べながら2ヶ月ひたすら足の上で卵を温め続けます。体重は36kgから23kgに。子供が生まれるころ、お母さんが魚を取って帰ってきます。今度はお父さんが海へ。子供が生まれ、ひとり立ちするまでの様子を描いた物語です。皇帝ペンギンは世界で最も大変な子育てをする鳥と言われているそうです。

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    2020年07月29日
  • 南西の風やや強く

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    この本は、中学受験を目指す伊吹という名前の12歳の男子の物語です。

    ある日の夜、伊吹が神社にある木に結わえられていたおみくじを破っていると、後ろからなんだった?という声がしました。振り替えると同級生の多郎という男子がいました。多郎は神社の裏口から来たようでした。
    多郎が見してよと言うのでおみくじを見せると中吉でした。もう一つ、「願望」の所に明日からきっといい方に向かうと書いてありました。多郎は実は毎晩、木に結わえられているおみくじを一本とっていたらしく、今一本とってみると、「今すぐ西へ向かうと吉あり」とかいていました。
    一方、伊吹のおみくじは「早急に南方へ歩けば道は開ける。」と書いてあ

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    2020年07月12日
  • 南西の風やや強く

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     予定調和とか、伏線完全回収とか、そういう言葉では収まらないような。ラストへの道筋全部がとても心を揺さぶる。

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    2020年04月21日
  • 雨のち晴れ、ところにより虹

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    ふとしたきっかけで離れた心がよりを戻すハートフルな短編集。表題作に出てくる人があちらこちらに顔見せする様も面白い。私はこれを読んでいてもたってもいられず鎌倉に行ってきました。

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    2020年04月05日
  • 想い出あずかります

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    海辺に住んでいる魔女におもいでを預けたら、引き換えに魔女はお金を払うー

    魔女がでてくる話だから、もっとファンタジーだと思って読み始めた。
    切なさと、親への申し訳なさと、色々な感情がごちゃ混ぜになった。
    久しぶりに、もう一度読みたいと思える本に出会えた。

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    2020年03月08日
  • 赤の他人だったら、どんなによかったか。

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    神奈川県出身の作家の作品として読みました。
    主人公は中学生。
    夏休み明けに転校生がやってきたことで、それまでの環境が大きく変わります。
    転校してきた聡子(さとこ)は、先だって起こった通り魔事件の犯人の娘、であると同時に、自身の「遠い親戚」でもあったのです。

    直接血がつながっているわけではないとはいえ、「親戚」の「犯人の娘」とどう付き合っていくか、模索していく主人公たち。
    心ない「いじめ(いじり)」のターゲットになりがちな聡子を、(自分の身を守ろうという本能を抱えつつも)助けよう、守ろうと努力する姿はリアルでもあり、応援したくなります。

    主人公の「最近、オレは思うんだ。誰も彼も、実はつながっ

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    2019年10月15日
  • 青空トランペット

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    ・この本には、野球場でトランペットを吹いて応援したいという夢を持つ男の子が一生懸命で読んでいて次が読みたくなる前向きな本でした。読むとやる気が出ます。

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    2019年01月30日
  • 青空トランペット

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    小学6年生の広記は、父、妹の奈奈、同級生の建太郎、トモちんと横浜スタジアムでベイスターズの応援をするのが一番の楽しみ。

    憧れは、ハマのキャプテン筒香嘉智。
    「体が大きくって、森のどまんなかに生えてる、どっしりした木みたいだ」


    「応援する人じゃなく、応援される人になりなさい」

    こうお母さんに言われたという建太郎は、もう観戦は一緒に出来ないと言い出す。

    2016年春、ベイスターズは最下位にあえいでいた。


    「君は将来、何になりたいの?」

    大人が子供に聞く質問の定番。

    小学6年生の広記にとって、こんなに難しい質問はない。

    トモちんは地元野球チームのエース。男の子に負けていない。

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    2018年12月26日
  • 雨のち晴れ、ところにより虹

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    短編集。吉野万理子お得意の湘南周辺が舞台。どれも読後感良し。表題作の「雨のち晴れ、ところにより虹」が印象的だった。ホスピスで幼少期の悪夢に悩まされる主人公、そのアヤとの再会。必死にダイエットしたアヤすごいな、と思った。私がもし初恋の人に出会ったらどうなるだろう。絶対に気付けない自信あるけど(笑)

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    2018年02月24日
  • チーム!下

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    小学生の時に好きで読んでいたものなのですが、文庫本を見つけたので購入しました。

    主人公はどんどんいれかわりますが全て小学6年生で、「卓球」というひとつのスポーツを通して繋がる人間関係を描いています。

    卓球の試合のシーンももちろんですが、他の人間関係や文庫本のみの登場人物たちのその後も個人的にすごく好きでぜひ読んで欲しい部分です。

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    2018年01月23日