吉野万理子のレビュー一覧
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小6のヤヤ♀と葉央♂(表紙の2人)は中川ペルセウスという野球チームで一緒に野球を楽しんでいたが、ヤヤが引っ越しで離れ離れになる。その後、手紙という形でお互いに近況を報告し合うのとそれぞれの目線で毎日が語られていく。葉央は近くに元プロ野球選手がコーチをするチームができ、移籍が多くでて、人数へってしまったり、ヤヤは新しいチームとなかなか馴染めなかったり、女の子だから嫌な扱いをされているのかと悩む。母がチームのお手伝いを全くしないのも嫌み言われる。
そのうちに2人はキャッチボールクラッシックという、キャッチボールだけの競技に出会い、お互いに大会出場していくのだが…。
展開はスムーズで、すごくビックリ -
Posted by ブクログ
『人はなぜ、働くんだろう』
いきなり難しそうな問いかけから始まった本日のレビュー。思わず哲学は苦手で…と逃げだしたくもなります。しかし、このレビューを読んでくださっているあなたも何かしら働く日々を送られていると思います。究極的にはそれは生活をするためなのだとは思います。宝くじに当たった、株で大儲けした、そして巨額の遺産相続を受けた…というようなことでもない限り、日々生活していく糧を見出すためにも私たちは働き続けなければなりません。
一方で、世界的な億万長者の方であっても働き続けている方は多数いらっしゃいます。一生困ることなく生きていけることが保証されているにも関わらず、働き続ける人た -
Posted by ブクログ
小学校中高学年向け。話の展開も早くよくまとまっており、小学生の息子ともサクサク読めました。
小学6年生の大地は卓球部のキャプテン。引退試合はベスト8を目指すと意気込んでいたのに、発表されたダブルスのペアの相手は5年生の純。5年生とのペアじゃ勝てない、と不満を抱く大地。そんなとき、お父さんが会社をクビになり、専業主婦だったお母さんが働き始める。引きこもっている父親についてグチる大地に、お母さんは「父さんと母さんは、ふたりで一つのチームなの」と。そこから大地は、純とのダブルスにも前向きになる。一方で、女子卓球部は、試合に向けて練習時間を増やしたいキャプテンと、それに反対する部員(実はヤングケアラー