吉野万理子のレビュー一覧

  • いい人ランキング

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    中学校が舞台。
    クラスでいい人ランキングをしたことで始まるいじめ。
    そして・・・という話なのだが、私はいい人というわけじゃないけど、主人公にちょっと似ている。
    真面目に、そしていい人であろうとするけど、長く生きていると、そればかりではうまくいかないことが多々あるもので、ちゃんといろいろ分かっておく、分かろうとすることも大切で。でも、空気を読みすぎると、それもまたうまくいかない。
    主人公の生き方は、きついこともあるかもしれないが、まっすぐそのままで生きられたらいいなと強く思う。

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    2018年01月22日
  • 海岸通りポストカードカフェ

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    店内にポストカードが飾られているお店。
    いろんな土地の、いろんな人の思いが込められたポストカード。
    こんなお店が本当に存在したら、是非言ってみたいと思う。そして私もお店宛に旅先から葉書を送りたいと思う。

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    2017年10月22日
  • チームひとり

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    ・元気な卓球少年と卓球少女が、色んな壁にぶつかりながらつき進んでいくおもしろい本です。みなさんもぜひ読んでみて下さい。
    ・この本には、仲間と協力している主人公の話です。この本以外にも「チーム」シリーズがたくさんあって1つ1つ主人公が違っていて自分もなるほどと思ったことがある場面がいくつもありました。

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    2017年01月22日
  • いい人ランキング

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    『いい人』という括りで、全てを決めつけられたらやってられませんね。
    少なくとも、主人公が壊れずに真っ直ぐなままの性格でいてくれた事に救われました。

    でも、個人的に尾島君のキャラが、めっちゃ好きです(笑)
    だから、最後の桃ちゃんと尾島君の会話がお気に入りです。桃ちゃんが消化し切れて無いことを、ちょっと素直に伝えたこと。尾島君が、自分の一生を否定されなかったこと。


    私も人の長所が見つけられる人になれたら、って思いました。

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    2016年12月18日
  • いい人ランキング

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    「いい人ランキング」
    このネーミングがすごい。何か起きないわけがない。
    「いい人」だからいじめられるという構造が、怖い。いじめる側が「いじめ」ではなく「いじり」といっていることも、ゾワリとする。
    でも、いじめの話なのに、読後感が真っ直ぐ前を向いていて、かつ、さらりと納得できて、とても良かった。
    主人公の桃が、妹が師匠と呼ぶ隣のクラスの「いい人」にいじめの相談するのだけど、この人がいい味だしてる。
    ある過去があって、いい人を演じてるというスタンス。この人を師匠と呼ぶ妹もいろいろあったんだろうね。
    この登場人物がそれぞれ主役ので短編集とか読んでみたい。

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    2016年10月31日
  • チームふたり

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    とても面白かった。
    そう思うのは、児童向けだからと子どもを取り巻く様々な事情をおためごかしにせず、物語に組み込んである姿勢が、誠実に感じられたから。
    感情の揺らぎや葛藤も、リアルに伝わって来てよかった。

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    2016年05月30日
  • ひみつの校庭

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    50年に一度だけ花を咲かせるアオノリュウゼツラン。ハガキになるタラヨウ。2000年生きる奇想天外。面白い植物がたくさん出てくるだけじゃなく、不思議な話がするっと読める気持ちのいい本でした。

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    2016年02月17日
  • 今夜も残業エキストラ

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    面白かったです♪

    主人公・紺野真穂。
    就職氷河期で、滑り込み就職した会社が三年後に倒産。
    再就職先のキャラクタービジネス会社で初めての営業に配属されて…。

    基本、お仕事小説なんですが、紺ちゃんの片思いがくすぐったくてね。

    天然で立ち直りは早いが、大事な場面で緊張すると「へっ?」と気の抜けた返事をしてしまう紺ちゃん。

    同じプロジェクトチームの大賀センパイに恋い焦がれ、
    思いを詠った短歌がこれまた愉快で。

    「いつまでもひとところに留まってちゃいけない。
    毎日頑張ってるんだから、今の君はあの頃の君とは違う」
    凹んでいるとき、こんな言葉をさりげなくかけてくれる大賀センパイ。
    あ~、素敵です。

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    2016年02月06日
  • 100%ガールズ 3rd season

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    女子サッカー部で青春を謳歌する女子中学生、真純。先輩後輩関係・ずっと夢だった宝塚への道・そして…恋。題名の通り100%に進んでいく美しさに一目惚れです o(≧▽≦)o

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    2015年03月19日
  • 海岸通りポストカードカフェ

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    壁一面にポストカードが飾られているカフェのお話。

    凄く好きなタイプの本。
    2つ目の話の主人公が最悪の男だったからこの先もこの人の話だったらやだなって思ったけど、そうじゃなくて良かった。まさかの伏線でびっくりだったけど…。私は性悪説に1票。

    ポストカードを公開しちゃうのに最初はびっくりしたけどなんか良い。ポストカードを送り合う相手なんていないので凄く羨ましいな。このカフェがあれば家族に見られないし、見たいときに何時でも見られる。
    うっすらとブルーに染まった風を感じて歩きながらポストカードカフェを探してみたいな。

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    2014年10月09日
  • 今夜も残業エキストラ

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    仕事と恋に挑む女子の姿!!
    仕事に対する情熱。
    恋愛でのライバルと戦う強かさ、相手を思う心。
    すごい面白かった☆

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    2014年10月03日
  • 劇団6年2組

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    劇は小中学校でかなりやりました。
    思い出に重なる部分があり、児童書ですがこれほどハラハラドキドキと感情を入れて読めるとは思いませんでした。
    準備の慌ただしさ。
    本番直前の緊張感。
    舞台上の想定外の出来事。
    上演後の達成感、そこはかとない寂寞。

    小学校高学年くらいからは台本に沿ってやるのではなくていろいろなオリジナリティー溢れるアイディアを発揮して自分たちの劇を創造できるようになります。
    劇の楽しみは皆で懸命に作り上げてこそ。
    主役、脇役、ナレーション、脚本、演出、音響、小道具、大道具、衣裳・・・
    そしてお客さん。
    「その劇」は「その時」にしかできないんです。
    小学生、プロでないからこそ余計に

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    2015年02月22日
  • 劇団6年2組

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    ものすっごく面白かった☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
    絶対に一度は読んでみるべきだと思う!!!

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    2014年08月10日
  • チームつばさ

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    ついに最終巻。過去のキャプテンたちの数年後が
    書かれてます。 
    子供の頃に憧れてた選手と対戦するまでに成長したり、留学で悩んでたり。
    進学校の廃部寸前の卓球部で奮闘したりと
    みんな頑張ってます。

    だが、真の主役はあの女子! 
    記念すべき1巻目のチームふたりで女子キャプテンを
    いじめた形になって卓球部をやめたあの子。
    その後もなんだかんだと毎回登場してたのですが、
    ここに来てついに主役に。 

    各キャプテンたちの恋の行方も気になる所。

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    2014年07月22日
  • チームあかり

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    前作までが男子のキャプテンのお話で、
    今回からは女子のお話に。 
    病弱なあの子が部員達を少しでも強くするために、
    キャプテンとして頑張ります。 

    大地は当時の女子キャプテンと付き合うかと
    思ってたんだけどなぁ。
    なんだかんだで前作までの3名共、
    彼女候補はいるんだよねぇ。 
    今回のキャプテンのがんばりにウルっとした。 

    そして、町内では新たな動きも・・・

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    2014年07月22日
  • 劇団6年2組

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    ネタバレ

    学校で劇団の上演を見た六年生が、卒業時に在校生向けに劇を上演することを企画する。当初は、劇団のものを再演することから考えるが、自分で台本を書く -> 既成の台本を使用する -> 台本に手を加えてオリジナルの解釈を加える、と発展する。その過程がよい。
    子供に勧められて読んだが、大変よい本だった。

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    2014年06月18日
  • チームみらい

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    シリーズ五作目。完結編。
    舞台は学校の部活からクラブチームへ。
    見据える先も県大会から全日本、そして世界へ。


    本作品で語られるのはシナジー。1+1=3にも4にもなること。
    (もちろんそれだけじゃないけど)
    実際の世界でもあるよね。本来チームってそういうもの。
    ただ逆にもなってしまう可能性は忘れちゃいけないな。
    そんなことをふと省みた。チームって難しい。


    シリーズ全作品を通してとても興味深く、また胸を打たれた。
    登場人物それぞれが抱く夢や希望、悩み、そして恋心。
    全ての思いと抱えきれない胸一杯の気持ちを白球に込めて…

    続編が書かれるならば、是非読んでみたいと思わせる良作だった。

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    2013年06月18日
  • チームあかり

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    シリーズ四作目。
    本作品で語られるのは、自分に何ができるのかということ。

    これもなかなか良かった。
    一作目に引き続き、涙を堪えきれなかった。

    前三作よりラストの盛り上がりに欠けたけど、
    途中、登場人物たちが口にするセリフに泣いた。

    ******以下、一部引用&ネタバレ*******

    <純>
    「引っ張るのがうまくいかなかったら、おせばいいよ。」

    なんて温かいんだろう。
    この言葉こそ、ミチルの背中をそっと押したに違いない。

    <純>
    「あのふたりはね、特別なんだ」
    「きっと将来、遠くまで行くと思う。」

    聞いていたミチルは“遠くまで”を距離だと思ってるけど、
    純は多分、そういった物理的距

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    2013年06月14日
  • チームひとり

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    本シリーズは期待を裏切らない。
    こちらもとても良かった。

    ラスト前、感動のカウントダウンが分かるんだけど、
    それでも最後は気持ちを全部持っていかれたなー。

    本作で語られるのは、ひとりで戦う苦しさと意義、
    そして“信頼する”ことと“頼る”ことの違いと気付き。

    『チームひとり』

    戦うのは“一人”でも、決して“独り”ではないんだ。

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    2013年06月17日
  • チームあした

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    『チームふたり』に引き続き、非常に良かった。

    大地の後ろを歩いていた純が、今度は自分がキャプテンとなり、
    チームを後輩を引っ張っていく。
    丁寧に優しく描かれる心の成長がとても瑞々しい。

    『チームふたり』も本作も、終わりがとてもいい。
    なんかこう…とにかくジーンとくる。

    本作で描かれるのは、“長”や“リーダー”のあり方。
    そういう立場にならないとわからない悩みってあるよね。
    そんな困難に立ち向かい、乗り越える姿が涙ぐましい。

    宮尾和孝氏のイラストもいい感じ。

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    2013年06月17日