鬼頭莫宏のレビュー一覧

  • ぼくらの 5

    Posted by ブクログ

    『なるたる』の鬼頭莫宏による最新作。相変わらずものすごい勢いで後味の悪い話だが、それでも読ませるのはさすが。この巻で「ぼくら」が戦っていた相手の正体が明らかになった。

    0
    2009年10月04日
  • なるたる(12)

    Posted by ブクログ

    最終巻。▼賛否両論あるらしいが、個人的にはかなり好きな終わり方。絶望のさせかたに容赦が無かったし。…うう、明ちゃん(涙▼丁寧に細かい点まで描いておけば、物凄く濃い、★5レベルの話になったのだろうが、どうも物事の推移を飛ばし気味で、ダイジェスト版のような印象を受けた作品だった。たぶん、他のメディアできちんと描かれ直して再評価されるモノだと思う。残念というか、しかたないんだろうな というか。★3.5くらいかな。

    0
    2009年10月04日
  • 鬼頭莫宏短編集 残暑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    7作が収録されている短編集

    はじめの数作は幽霊の少女を共通のモチーフとしており、女性(少女)を官能的かつ妖艶でミステリアスな理想的対象として客体化していくヘテロ男性(男子)のミソジニーな欲望がごろんと曝け出されている。
    ヘキに素直すぎて笑ってしまいもするが、鬼頭莫宏の細い線で描かれる華奢な体躯と、緊迫感のある画面構成によって、どこかカラッとした質感のある物語に仕上がっている。とはいえ、その渇いた具合が余計に欲望の鋭さといやらしさを引き立てているようにも思える。

    ヘテロ男性の独りよがりなヒロイズムという本質は一貫していながらも、後半からは物語のトーンが変わる。ラスト三編「AとR」「パパの歌

    0
    2025年08月18日
  • なにかもちがってますか(4)

    Posted by ブクログ

    話が小出しにされてきて、話が深まってる気もするけど、足踏みしてるようなじれったさがある。イッサの語る世直しの話が、作者のメインだったりするのかな。
    ミチはイッサといるときだけ能力を使えるのかな?ニコは違うみたいだけど。桜山はホントに活動を支えてくれてる感じだな~、なんでなんだろ。

    0
    2023年05月07日
  • なにかもちがってますか(3)

    Posted by ブクログ

    女の子と刑事が仲間になった!二人とも積極的に入ってきて、どういうことなんだろう。まあ、ニコは復讐って言ってるけど、ポイ捨てで殺すことを子供達が受け入れてるのがすごいな…もう殺すのが選択肢に普通に入ってるの怖いな。

    0
    2023年05月07日
  • なにかもちがってますか(2)

    Posted by ブクログ

    二人の意外な面が見えて、段々仲良くなってきた2巻。
    ミツはバドミントン得意だったのか…コースター?に当てられるとか、すごい。ハルの攻撃を全部避けるのも、結構すごいんじゃなかろうか。イッサに結構本気で殺しにかかったのは驚いたけど、最初にクラスメイト殺しちゃって、さらに6人も殺してたら、もうできちゃうか…。好きな人のために人殺しを受け入れられるようになっちゃうのは驚いたけど。
    イッサのダメな面がかなりあらわになったな…この世直しが一気に不安なものになった気がする。ただ、ミツに殺されそうなときとか、訓練で近くに立ってる覚悟はすごいな…。ハルは何があってひきこもってるのかな。

    0
    2023年05月07日
  • ヨリシロトランク(3)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある日突然、殺された人が誰かが殺した人を殺すと生き返りますよって世界になったらどうでしょうかって展開なのですが、単純な話でもなく時代を超えての課題というか。
    結局、人とのつながりは絶てないってお話でもありました。

    0
    2023年05月02日
  • ヨリシロトランク(1)

    Posted by ブクログ

    最新話まで読んだ。思考実験の漫画化でかなり面白い。途中からファンタジーなどの短編に切り替わってしまったが、著者が感じていた元々の動機から逃げているように感じた。また現代でのテーマを掘り下げて描いて欲しい。

    0
    2021年06月16日
  • なるたる(1)

    購入済み

    鬱マンガのジャンルが好きなので、買い始めてみました。一巻からすでに不穏な空気が感じられました…。
    これからどうなるのだろうか

    0
    2020年03月10日
  • 双子の帝國 3巻

    Posted by ブクログ

    1巻で、
    ジャポニズムとシノワズリをごちゃまぜた世界観。
    この作者の「少女への嗜虐」は、無条件に女の子がきゃぴきゃぴしているだけの創作の氾濫する中で、圧倒的に「正しい」と思う。
    2巻で、
    「もと神聖娼婦の、50人の女達」!
    とレビューを書いて、数年後に思い出しつつ3巻を読んだが、うーむやっぱりなかなかに面白い。
    3巻は2巻の続きというニュアンスが強いが、よりくっきりしてきた。
    面白い方向へ進みそう。
    巻末に2017年秋頃発売予定、とあるが、……。

    0
    2019年09月28日
  • ぼくらの 11

    Posted by ブクログ

    椅子のエピソードのある話を読んで、思い出したので読み返し。
    2回通読してしまった。掛け値なしの名作。

    人生の象徴が椅子って言うのがかっこいいんだ。

    正解のないことに答えを出そうとしないところが傑作のゆえん、かな。

    0
    2019年07月04日
  • のりりん(5)

    Posted by ブクログ

    淡々と進むが、少し横幅を拡げてきたか?

    久々に続きをよんでみました。
    のりが自分のロードを組み上げて、ツーリングへ出かけるまで。
    これまで作者の興味を引かなかったサブキャラの掘り下げが少し進みます。
    りんママがチャリに乗らない理由、みんなの職業など。
    さらに、
    ・のりとりんが、ちょっといい雰囲気。
    ・カラモモさんの意味深な未登場。
    など、恋バナの予感も感じさせます。

    私は、鬱展開にならなければそれでよいのですが。

    0
    2018年10月29日
  • なにかもちがってますか(2)

    Posted by ブクログ

    本巻では特段の事件は起こりません。1年ぶりの単行本ですがw
    ただ、描かれるのは、主人公ふたりの幼さ、軽さ、愚かさです。
    容貌と同様に思慮深い少年かと思われた一社君も、粗忽で姉に頭が上がらない年相応の中学生であることが徐々に明かされます。
    ミッツも自分の行いを正当化するのに精神的エネルギーを浪費していきます。
    全編通じて友達っぽくなったふたりですが、この巻は壮大な死亡フラグかもしれません。

    0
    2018年10月29日
  • なにかもちがってますか(1)

    Posted by ブクログ

    作者の鬼頭氏は、他誌で驚きの爽やか自転車マンガを連載されています。,しかし、本作品は同氏のテンプレにバッチリとはまった鬱展開が期待できそうです。,過去作品と新機軸なのは、男子コンビが主役というところでしょうか?,1巻なので設定紹介がメインですが、主役(能力者)が、あこがれの女子の友人、父親を早速殺害してしまうという業の深い滑り出しとなっています。,過去作に比べると極めて日常的世界で展開されるストーリーですが、これからの展開に期待です。

    0
    2018年10月29日
  • のりりん(2)

    Posted by ブクログ

    いよいよ、巻き込まれ型主人公「マリコ」が、本格的にロードの世界に入り込みます。,本当にこのマンガは、鬼気迫るレクチャーマンガで、作者さんらしさがやはり良く出ている作品なのかも。,どなたかが指摘していましたが、主人公は、幸せ者です。,古くからの地元の友人たちがいる。,意地悪くも、優しく見守ってくれる妹がいる。,恋人フラグ立ちまくりの酒癖が悪いが可愛い女性出現。,そして10歳も年下のロードの師匠ともかすかにフラグが。,トドロキさんが、つい怒鳴ってしまった気持ちが分かります。

    0
    2018年10月29日
  • ぼくらの ~alternative~1

    Posted by ブクログ

    現在第2次鬼頭莫宏氏マイブームで、原作よりも酷い鬱展開と評判のノベライズを読んでみました。,パイロット達が半数近く新キャラとなり、操縦順序も異なっているところが目を引きます。,車椅子美少女は、あざといなと思ったら、トップバッターで…。,この作品でパイロットから外されたキャラもストーリーに絡んでくるようですね。,モジが、メンバーから外れたことで大変なことになっています。,

    0
    2018年10月29日
  • ぼくらの ~alternative~2

    Posted by ブクログ

    原作越え鬱展開ノベライズ第2弾。,ワク、チズ、キリエの3人が登場。,表紙の人物がパイロットという趣向なのです。,ワク:原作ではトップバッターでしたが、本作では終盤まで残るかと思わせましたが…。その退場のしかたが…。,チズ:原作では「もひろん」渾身の鬱展開キャラだったチズですが、こちらはまさに原作越えの鬱展開をみせています。,しかし、最後がサプライズです。,キリエ:1巻から思慮深いシーンが印象的でした。ページは余り割かれていないのですが、キリエらしさが原作同様盛り込まれています。

    0
    2018年10月29日
  • ぼくらの ~alternative~4

    Posted by ブクログ

    原作超え鬱展開(だけでない)ノベライズ第4弾。,カナ、コモ、マリアの女子3人が登場。,中盤から、地球の大人たちは、愚かにも世界大戦に事態を悪化させてしまいます。,カナ:中盤で順番が回ってきました。ウシロがけなげにも喪失感に苛まれます。,コモ:原作の親友のマキが相手側パイロットとして登場。,二人のロボットが協力して弾道ミサイルを迎撃までします。しかし、最後は…。,マリア:オリキャラのなかで、一見して特色に乏しそうな彼女でしたが、米国、日本それぞれの狭間で揺れ動くストーリーにマッチしたキャラであることが分かりました。,敵側の戦略、ロボットのユニークさは、非常に秀逸です。,突破口となった関さん、こち

    0
    2018年10月29日
  • のりりん(1)

    Posted by ブクログ

    本作には竜の子に乗って空を飛ぶ女子小学生や全長500mの超巨大ロボットは登場しません。,趣味(ロードレーサー)成分が強めの日常ものです。,鬼頭氏のご趣味だそうですので、是非平和にストーリーが進んで行って欲しいものです。,しかし、ヒロインの「りんちゃん」は高校3年生。主人公「のり」を初めとする友人関係は20台半ばから後半です。,鬼頭氏の過去作に比較すると、年齢層が高めなのも特色ですね。

    0
    2018年10月29日
  • ぼくらの ~alternative~5

    Posted by ブクログ

    ノベライズ最終巻です。,カンジ、マーヤ、ウシロ登場。,既に、この当時、ノベライズが原作に追いついてしまっており、この3人(マーヤはオリキャラ)のエピソードは大樹氏オリジナルと考えてよいでしょう。,前巻ラストで、守るべき価値を失ってしまった地球。,私的には、カンジ>マーヤ>ウシロの評価です。,カンジのアナザー自然学校、マーヤの操縦者としての致命的欠点など着眼点が楽しめました。,そして、奇想天外な人類存続作戦が実行されます。,ウシロは、全体のテイストを決定づけるために、大樹氏は希望あふれる締めくくりをされています。,最後の見開き挿絵にはニヤリですね。,しかし、鬼頭マニアとしては、ウシロ編は原作に軍

    0
    2018年10月29日