感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年12月02日
むっちゃいい。短編集だけど、そこに冷たさや温かさがいっぱい詰まってる。だんだん今の画風に近づいていく様子もわかって楽しい。あんまり意識しなかったけど、コマ割り面白いよねこの人……
Posted by ブクログ 2022年02月07日
ほとんどスッキリしない短編集。もやもや感が残るが、それが儚さとなり切なさとなり懐郷になる。一応テーマ的にはシリアスではあるが、それ以外の要素に青春や煌びやかさを感じるから読みやすい。モヤッとする暑さが残る「残暑」という題にセンスを感じる。
Posted by ブクログ 2013年01月22日
未レビュー消化。大人の考えができるようになった瞬間、子供時代の自分が亡くなるというワケではないが一種の消失感があるのは確か。失ったものを後悔するのは良くないことと今でも思ってますが、忘れてもいけないことなんだなとこの短篇集みて思いました。
Posted by ブクログ 2012年07月24日
材質が悪いのか、この単行本、紙の臭いがキツいです。
そんな鬼頭先生の作品集です。
「パパの歌」に出てくるお父さんのキャラが素敵です。(のりりんに通じますね)
あとは「ポチの場所」のキメ細やかさなんかは、この方の作品の好きなところです。
Posted by ブクログ 2009年10月15日
鬼頭先生の初期作品を収めた短編集です。
読後爽やかな気持ちになったり、思わず唸ってしまう話が多いです。
長期連載している作品が先生の全てではなく、爽やかな作風も書くのかと
見方が変わるのでお勧めしたい一冊。表紙も爽やかで好きです。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
【キスは、 それが僕の知ってた高田科子とは違うことを教えてくれた。】
【ここでまた一人、 女の子が亡くなった。】
【その花束は、まるで高田科子のために供えられているように思えた。】
(第3話 華精荘に花を持って)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
あー「いい話」だよ。ずるいくらいに。
毎度引きがさわやか、そんでなんか残る。
小学館おなじみの、フキダシの中の句読点の何たるかを知ることができた気がする。
Posted by ブクログ 2009年10月13日
初期の鬼頭莫宏作品が読める貴重な短編集。
しかも内容がいつもの鬼頭作品よりもライトで、読みやすいです。
人にも勧めやすいです。
その反面いつもの鬼頭作品を期待して読むと、ちょっぴり物足りなさを感じます。
でも鬼頭さん特有の消化不良な感じや淡白な雰囲気はそのままなので、読んで損はないと思います。
Posted by ブクログ 2014年01月09日
のりりんなどで知られる筆者の短編集。
繊細な線に一見淡く見える語り口でありながら、きちんと読むとかなり染み入る作品が多い。最後の作品、とても素敵です。
Posted by ブクログ 2013年06月23日
「残」暑。
残されてしまった諸々がテーマの短編集。黒い・怖い・重い・辛いといった話がなく、表紙の印象ままの漫画ばかりで安心してご覧いただけます。
ラスト2編が特に良い。
Posted by ブクログ 2011年01月30日
鬼頭といったら「ぼくらの」のイメージがあって、暗いというか、救われないイメージがあるんだけれど、この短編集には割と明るい。デビュー昨の「残暑」に始まり、2004年までに描かれた短編が六つ載せられている。
でも1994年の作品から既に鬼頭氏らしい雰囲気が出ているような気がした。
好きなのは「AとR」と...続きを読む「ポチの場所」。どっちもオチの付け方がいい。