あらすじ
“空間と空間を入れ替える能力”を持つ日比野光(ひびの・みつる)と、「その能力で世の間違いを正せ」と持ち掛ける一社高蔵(いっしゃ・こうぞう)。そんなふたりが始めた世直しは、とりあえず「車を運転しながら携帯電話を使っているやつを殺すこと」から始まった。世間で言うところの犯罪行為であろうとも、あくまで世のため人のため、精進と苦悩を重ねるふたりだが……。後戻りできない中3青春物語、さらにこじれる!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「高蔵はアホの子です。」おねえさんがはっきり言ったことで、確かにアホだと気付かされました...。
イッサは美少年で勉強もでき自信家、主張していることがイカレていても筋は通っていると勘違いしそうになりますね。
カリスマ能力があるって恐ろしい。
Posted by ブクログ
バトミントンのシーンでムキになっている一社がかわいい!
例え鶴里さんのためでも人を殺すことに使命を感じちゃいかんだろうミッツ。
鬼頭さん、漫画がうまいというより話が上手い人なのかと思ったけど、やっぱり漫画が上手い人なんだと改めて思い直した。人物の背中に漂う哀愁がいい。
Posted by ブクログ
「《世直し戦隊厨二マン,ただし正義を為すには犠牲が必要》みたいな!」
日本社会におけるアカデミズムの否定や,メディアによる「偶像」とそれが形成する「幻想」を指摘していながらも,色恋や周りの環境に翻弄されつつ意思決定するという思春期特有の精神構造の描写は流石と言わざるを得ない.
中二病という(もとい思春期特有の)精神構造はあくまでそれが実現不能であるという前提に基づいて存在し得るのであってそれが実現可能になるとどうなる...というストーリー性がなんとも心をざわつかせ,夢中にさせてくれる.
今後の展開に期待....鶴里と新瑞橋が『School Days』的展開になるのか?
結論:本来起こりえないはずの力の暴走,中二病の果てには何が...!?
Posted by ブクログ
どうにか救われた、という錯誤を胸にまだまだ中二病に振り回されるかわいそうな日比野。別の意味で痛い子の春はどこまで理解してるんだろうか。
Posted by ブクログ
二人の意外な面が見えて、段々仲良くなってきた2巻。
ミツはバドミントン得意だったのか…コースター?に当てられるとか、すごい。ハルの攻撃を全部避けるのも、結構すごいんじゃなかろうか。イッサに結構本気で殺しにかかったのは驚いたけど、最初にクラスメイト殺しちゃって、さらに6人も殺してたら、もうできちゃうか…。好きな人のために人殺しを受け入れられるようになっちゃうのは驚いたけど。
イッサのダメな面がかなりあらわになったな…この世直しが一気に不安なものになった気がする。ただ、ミツに殺されそうなときとか、訓練で近くに立ってる覚悟はすごいな…。ハルは何があってひきこもってるのかな。
Posted by ブクログ
本巻では特段の事件は起こりません。1年ぶりの単行本ですがw
ただ、描かれるのは、主人公ふたりの幼さ、軽さ、愚かさです。
容貌と同様に思慮深い少年かと思われた一社君も、粗忽で姉に頭が上がらない年相応の中学生であることが徐々に明かされます。
ミッツも自分の行いを正当化するのに精神的エネルギーを浪費していきます。
全編通じて友達っぽくなったふたりですが、この巻は壮大な死亡フラグかもしれません。
Posted by ブクログ
一社くんの一面と新しい目標。
前巻に比べてかなりぬるくなった。
目標といいつつも何も出来てないし。
まぁなんでもできちゃう『ぼくらの』の様に
セカイ系みたいな展開にしたくないのかもしれない。
地下鉄駅名の統一がほぼなくなってきて残念。