佐藤航陽のレビュー一覧
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ー その意味では、イノベーターとは、まったくゼロから新しいものを創造する人たちではなく、少し先の未来を見通して先回りができる人たちなのだといえるのかもしれません。誰がいつ実現するかは最後までわかりません。しかし、何が起きるかについては、おおよその流れはすでに決まっています。人が未来をつくるのではなく、未来のほうが誰かに変えられるのを待っているのです。適切なタイミングでリソースを揃えた人間が、その成果を手にします。
国や時代も超えて共通する進化の原理には、個人が好きに変えられるほどの自由度はありませんそして、社会で生きる限り、その法則性から誰も逃れることはできません。魚は川の流れに逆らって泳ぐ -
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17~20世紀は代理人にまとめて管理させることで効率的な社会システムを確立させてきた時代です。軍隊、工場、そして学校さえも、すべて大規模かつ画一的に個々人の行動を管理するように設計されている点では共通しており、いずれも、この時期に標準化されています。
→大量生産大量消費、標準化、画一化が社会的に一番効率的な時代であった。
実験が終わった後に、システムがどんなターゲティングをしていたのかを振り返ってみることにしました。すると、驚いたことに、私はなぜそのターゲティングが有効だったのか、まったく理解できませんでした。なぜこの属性の人たちにこの広告を見せると効果的なのかという構造が、直感的に理解でき -
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ネタバレ3年ぶりに改めて読んでみたが、忘れていた概念や視点が多く出てきたのでメモ
出版直後に仮想通貨バブルは弾け、VALUは終了し、タイムバンクもよくわからんアプリに変貌してしまったみたいだが…
◆未来を決める3つのベクトル
金、感情、技術
◆お金について
・そもそもお金とは?
最初は物々交換の不便さを補う手段
→次第にお金そのものが目的となり、証券などができてからは独り歩き
・国の中央銀行という考え方はここ150年くらいのもので、それ以前は各銀行が勝手に通貨を発行
→仮想通貨と同じ
◆経済について
・本能、金銭、承認、三つの欲望のネットワーク
・心理的に人は、すでに多くの人に支持されているもの -
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<目次>
はじめに
国家の未来
政治の未来
第1章未来に先回りしたものだけが勝ち残る
第2章未来予測の技法
テクノロジーの進歩と社会の変化に潜むパターン
p1あらゆるもののエントロピーは増大する
p2あらゆるものに知性が宿る
p3ネットワークはピラミッド型にはじまり、ハブ型、分散型へ
p4テクノロジーは人間を拡張する
p5テクノロジーは私たちを教育する
p6テクノロジーは掌kら宇宙へ広がっていく
p7テクノロジーは境界線を溶かしていく
p8テクノロジーはすべての無料に近づける
p9テクノロジーが出した答えを理解できなくなる
おわりに
p58短期間でおおきな企業を作り上げ -
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ネタバレ「新世代CEOの本棚」
日経新聞の「リーダーの本棚」とかが好きで読んでいる私にとっては非常に興味深い内容。「新世代」はやはり読書傾向が全然違う。「一番影響を受けたのは『ガリア戦記』ですね」(XX工業相談役)みたいな人はほとんどいない。所謂古典教養への関心はほとんど見られない。
①「意思決定のケーススタディ」としてのビジネス書、伝記、ドキュメンタリーや(歴史は思っていたほどには言及している人は多くなかった)、
②心の揺さぶり、揺さぶられ経験としてのマンガ、
③世の流れの「鳥瞰」の観点から宇宙、生命・遺伝子、脳科学などの先端知識、
あたりに関心が集まっていた。
一方、小説を挙げる人は少ない( -
購入済み
柔軟な考えで行こう。
でも、なんでも便利だからと飛びつけばいいってもんじゃない!と思っている頑固な人がいるからこそいいストッパーになっている側面がある、というのは確かに・・と思いました。
資本経済も価値経済もどちらも行き過ぎはよくない。 -
ネタバレ 購入済み
これはけっこうきにいたほんです
佐藤航陽さんの目から見ていた今の世界の枠組みをよくかんがえれば、確かにそんな形のもんでした。これから十年後の世界の影も垣間見たのような気がします!でも本書の最後に書いたバーチャルな世界はまるでSF小説のように、まだ受け入れませんでした。
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