佐藤航陽のレビュー一覧
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ネタバレ事前に思っていたよりかなり面白かった。
自分の中で当たり前にあるお金という価値観も昔からあるわけではなく経済の一つの形、ツールであると思わされる
・資本主義ではなく価値主義になっていくのではないか。
本来は人々が感じる価値があるからこそお金になるはずが、世の中の人が感じる価値と関係ないところでお金が増えるようになっている。
テクノロジーの力でお金以外での価値を保存交換測定できるようになっている
資本主義は有用性としての価値しか表せていない。
内面的な価値(愛情共感興奮好意信頼など)、社会的な価値(社会全体の持続性を高めるような活動)にも価値がある
ベーシックインカムが導入されたらよりお金自体 -
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《感想》
面白い、が中盤以降は難しい。しかしながら序章だけでも読む価値があるだろう。メタバースの技術的な説明だけにとどまらず、新しいテクノロジーとの向き合い方や、それを使ってどのようなビジネスが考えられるか、あるいは今後どのようなビジネスが展開されていくか、など普遍的なことが書かれてあり非常に興味深いと感じた。
《メモ》
①テクノロジーの本質的な特徴は(1)人間を拡張するものであること(2)いずれ人間を教育するものであること(3)掌から始まり宇宙に広がること。
②新しいテクノロジーが普及すると、今度は人間がテクノロジーに合わせて生活スタイルを変えていくようになる。
③新しいテクノロジーは、意 -
Posted by ブクログ
本書は、メタバースとは何か、どのように進化し、そして私たちにとってどのような影響を持つのかを探求する内容となっています。
メタバースとは、インターネットが扱うコンテンツが2次元から3次元に進化することであり、その本質は「世界を創造する」ということであると説明されています。
これまで情報を受け取るだけだったインターネットが、深みと奥行きを体験し、自ら創り出すことができる世界へと進化するのです。
著者は、メタバースにおいてはゲームが入口であり、その他のSNSやニュースなどはゲームを入口にして後から派生する、従来とは真逆のベクトルであると指摘しています。
また、メタバースによって3次元空間が出 -
Posted by ブクログ
とても興味深い。
新しいテクノロジーは、基本的に消費者から使い始められて、次に企業で活用されて、最終的には行政に組み込まれる。
この順番には意思決定をする身軽さが関係している。
個人に浸透し始めて3〜5年遅れて企業で活用され始め、そこから3〜5年遅れて行政に導入される。
実社会での成功はタイミングがほぼ全てを握っている。適切なタイミングで適切な場所に先回りして待っているスキル。感覚的には世の中より半歩だけ早い状態。タイミングの誤差をバッファ内に収めること。一部のオタクが熱狂していてそれ以外の人はピンと来ていない、理解できていない状態が取り掛かるベストタイミング。
子供はすでに当たり前にやっ -
Posted by ブクログ
識者こそ未来予測を間違えるという。どうやったら固定観念を捨てられるか。物事の本質を見つけられるのか。
本書ではこの物事の本質を「パターン」と言っている。
これは非常によく分かる。
すべては時間のように流れているのだから、広い視野で流れを読まなくてはいけない。
点として、目の前の物事に集中するのもいいが、それでは視野が狭すぎる。
その点はどこから来て、どこに向かうのか。
点ではなく線。つまり流れでみることが大切で、そこにパターン(法則)を見つけ出せるかが重要なのだ。
会社で会話をしていても、どうにも話がかみ合わない時がある。
そういう時は大抵見ている視点が異なっている。
近視眼的にしか見ていない