小林朋道のレビュー一覧
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<目次>
第1章 アカネズミは目をあけて眠る
第2章 動物行動学者、モモンガに怒られる
第3章 スナヤツメを追って川人になる
第4章 負傷したドバトとの出会いと別れ
第5章 小さな島に一頭だけで生きるシカ
第6章 脱皮しながら自分の皮を食べるヒキガエル
第7章 タヌキは公衆トイレをつくる
第8章 コウモリはいろいろな生物が寄生している
第9章 ザリガニに食われるアカハライモリ
<内容>
築地書館の『先生~』シリーズの動物行動学者。鳥取環境大学の副学長だ。築地書館シリーズほど筆は滑っていないが、小林節は健在。ただ、あとがきにあるように「人と野生動物の在り方」をテーマにしている -
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ネタバレ<目次>
第1章 私の手に包まれていないと餌を食べないユブナガコウモリの話
第2章 ニホンモモンガの尻の模様は、天敵の攻撃をためらわせる目玉模様か?
第3章 なぜヤギに顎鬚があるのか?
第4章 洞窟内冬眠時のキクガシラコウモリの秘密
第5章 イヌだってオイカワだってアカハライモリだってワクワクする⁈
第6章 子モモンガは、成長のある時点からフクロウの鳴き声に反応するようになる
第7章 父から受けついだ山にニホンヤマネ母子がいた話
第8章 カルガモのヒナを救ってやれなかった
第9章 キジバトPiがいた夏
<内容>
毎度毎度の小林先生の築地書館シリーズ最新刊。今回はあまり学生が -
Posted by ブクログ
人間の行動は、昔サバンナにいた頃のホモサピエンスの頃の生活に適応した脳から生じている。そのために様々な癖が生じる。これが著者の主張である。最近の脳の本で比較的よくみられる内容です。こう考えるとうまく説明できるよね、といったことですが、そうなのかなとも思うし、ちゃんと証明されたことになっていないような気もする。遺伝子の設計されたことに従って、行動する。遺伝子が増えるように行動する、というのが、これほど強力な動因になっているはずなのなら、なぜ日本では人が減っているのか、とも思った。新たな視点を教えてもらって、今後に役立つのかは、よくわからない。