あらすじ
黒ヤギ・ゴマはビール箱をかぶって草を食べ、コバヤシ教授はツバメに襲われ全力疾走、そして、さらに、モリアオガエルに騙された!自然豊かな大学を舞台に起こる動物と植物と人間をめぐる、笑いあり、涙ありの事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。
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Posted by ブクログ
面白かった!このシリーズはほんとにハズレがないです。ちょっとエモーショナルというかパセティックな話もあり。
・森のダニは水の中でも1ヶ月以上生きる。トビムシ、ミズムシ
・モモンガ
・大学に営巣するツバメ
・ナガレホトケドジョウ
・モモンガの森での学生実習
・ヤギ村長
・鳥取環境大学のツタ
・ゴマという黒いヤギ
Posted by ブクログ
ヤギ村長の環境教育村、いいなあ。当時知っていたら参加したかった。
ツリーハウスとか、竹のお皿で食事してみるとか、様々な体験ができて大人でも楽しそう。
昔アグリキッズというJA女性部?主催の農業や畜産業に触れるプログラムにしばらく通ったが、もっと濃度が濃くて得られる知識も経験も多く、知的好奇心も刺激されそう。
Posted by ブクログ
先生シリーズ。
もっと若いときに読んでいたら、きっとこの大学に行きたいと思っていただろうなあ、と思う。
モモンガがとても可愛らしくて、写真をカラーにしてくれないかな、と感じる。学生たちと子供たちの交流プログラムもよく考えられていて、学生さんたち、すごいなあと思った。
モリアオガエルに騙された先生も可笑しいし、それを写真に撮っていた学生さんたちも面白い。
ヤギのゴマの話、悲しいけれど、生きていくこと、死んでいくことはセットなんだな、と感じる。
Posted by ブクログ
今回のもくじ
・森のダニは水のなかでも1カ月以上も生きる
・モモンガが巣から滑空する姿を見るモモンガエコツアーはいかがですか?
・大学の建物を生息地にするツバメたち
・ナガレホトケドジョウの二つの生息地にせまるそれぞれの危機
・イモリやモリアオガエルの棲む池やモモンガの森での学生実習の話
・ヤギ村長の環境教育村
・鳥取環境大学“ツタ”物語
・ゴマという黒いヤギの話
ワラジムシの話がないじゃないか!
いえいえ、ちゃんとあります。
餌のとりあいで、取っ組み合いのケンカをしているところを、小林先生はちゃ~んと見ていました。
普通だったら「へえ、ワラジムシもけんかするんだ」で終わるところを、小林先生は、なぜ、このケンカが重要であるかをきちんと解説してくれます。
つまりその行動が可能であるためには、「その餌が有限である」という情報処理や、「他の個体も、自分が食べている餌を食べる」という情報処理が必要であるわけです。
小林先生は、ワラジムシの話になる前の振りとして、トビムシの例で説明してくれていました。
哺乳類である私たちの頭では、『そんな簡単なこと見ればわかるよ』と思えるかもしれないが、ことは虫の頭の処理能力なのです。
鳥頭より、もっと小さい虫頭。
それが餌の取り合いでケンカするって、実はすごいことなんですね。
そして人間動物行動学の小林先生、観察の対象は植物にまで。
大学の壁を覆うツタにまで、愛情深い目を向けます。
名付けて“ソの枯れ葉“
“ソの枯れ葉”のその物語は、ぜひ一読していただきたい。
そして今回一番というか、ずっと思っていたことなのだけれど、学生さんたちがすごい。
ただの動物好きの学生さんなだけではない、発想力、行動力、そして一芸に秀でた彼ら。
もちろん実力を発揮できるように導く先生も大変だろうし素晴らしい。
でもやっぱり、導かれる力を持った彼らは、すごいよ。
先生と学生と動物たちとの交流。
今回はそれが際だって面白かった。
Posted by ブクログ
お気に入りのシリーズ。今回もおもしろかった。レギュラーのモモンガたち、ヤギ、イモリたちのネタは、先生と同じように久しぶり!とほのぼのしたキモチになる。そして、ドジョウやツタやダニなど、新鮮発見ネタも変わらず充実満載。都会でも見られるツバメの巣も、実はいろいろ違いがあるなんて気づかなかった。
読み終わるといつも少しだけ地球規模に視野が広がった爽やかな気分になる。
個人的には、TKGコンテストがお気に入り(笑)
Posted by ブクログ
新刊が出たので即購入。
小林ワールドは何回見てもおもしろい。鳥取に行きたくてたまらなくなります。
今回の話で気になったのは、ドジョウとツタの話。
ドジョウは、環境保全と都市開発のせめぎ合い(開発のほうが強いんだけれども)で、自分たちがなにをしていくべきか、何を守っていくべきか考えさせられた。自分の地元も、田んぼのあぜ道がすべてコンクリートに変わっていたりして生態系が全然変わっててショックだった。
ツタの話は、東京のビル郡がすべてツタで覆われていたらもっと涼しいんじゃないかと、切に思った。それで生き物も見れるなら一石二鳥。都知事、大々的に緑地化勧めましょうよ!
Posted by ブクログ
今回は、ワラジムシ、トビムシ、ダニ、モモンガ、イワツバメ、ナガレホトケドジョウ、イモリ、モリアオガエル、ヤギ、ツタ。
モモンガは3年連続の登場です。
今回は小さな虫の話に興味深いものがあった。
1mm程の小さなトビムシがエサを見つけて食べている。
そこに別のトビムシが寄って来た。
一緒にエサを食べるのかと思いきや、先にエサを見つけたトビムシが後から来たトビムシを追い払っている。
これは、
・エサの量を認識している。
・別のトビムシがエサを狙っていることを認識している。
ということだ。
ちっちゃいのに、たいしたもんだ。
もう一つは、ダンゴムシのような姿のコツブムシ。
交尾をするとオスは死ぬ。メスは子供を産むと体を大きくしてオスになる。そして交尾をして死ぬ。
ニモでおなじみのクマノミは体の大きいものがメスになり、オス→メスが性転換の方向なのでコツブムシは逆だ。
命をつなぐために、いろんな進化の仕方があるのですね。
Posted by ブクログ
大学内に”ゲジ”が大発生したり、ツバメに襲われて全力疾走したり、そして哀しい別れがあったりと、鳥取環境大学講師である著者による先生!シリーズ。
相変わらずアクティブで楽しい方だなあと。そして生徒さんともよい関係を築かれていているんだろうなということが伝わってきます。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 森のダニは水のなかでも一カ月以上も生きる
第2章 モモンガが巣から滑空する姿を見るモモンガ エコツアーはいかがですか?
第3章 大学の建物を生息地にするツバメたち
第4章 ナガレホトケドジョウの二つの生息地にせま るそれぞれの危機
第5章 イモリやモリアオガエルの棲む池やモモンガ の森での学生実習の話
第6章 ヤギ村長の環境教育村
第7章 鳥取環境大学”ツタ”物語
第8章 ゴマという黒いヤギの話
<内容>
相変わらず軽妙な語りによる小林先生の大学エッセイ集第8弾。このエッセイを読むと「鳥取環境大学」で学習したくなる。いい学生といい先生のふれあいが見える。ウェブ上では就職率が云々、と書かれてる大学だが、動物関係とかに就職できなくても、彼らの人生は豊かなものになるのではないだろうか?そういう意味で、この大学は(少なくても小林ゼミの学生は)、いい学びをしていると思う。