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Posted by ブクログ
毎度の小林節が今作でも快調。毎年一冊の出版を継続し、別冊まで出しているのは、超多忙な教授職にあって凄いことだと思う。負担でありながら、気分転換でもあるのだろうか? 何れにしても、出来る限り続版を読みたいと思った。
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タイトルの通り、とても楽しい科学読本。
筆致は読みやすく、ユーモラス。けれどきちんと科学的な考え方が学べる。紹介されているエピソードも興味深い。子どもたちがこれを読んだら、きっと身の回りの生き物たちを今までとは違った気持ちで見るようになるんじゃないかなと思う。そして、大学って楽しそうだな、と感じるんじゃないのかな。
著者は動物行動学という分野の研究者で、特にニホンモモンガやコウモリなどがご専門。
この本ではそうした生き物に加え、ヤギやカルガモ、キジバトやヤマネなど、身近な生き物たちのへーと驚くような話、ちょっと切ない話、著者との心温まる話が紹介されている。特に、最後のキジバトの話と生き物のワクワクの話が印象的。
シリーズ化されているようなので、また別の本も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
読みやすい!短いセンテンスで楽しく読める。私は動物モノが好きなので、この先生のシリーズはつい手に取ってしまう。先生の授業も面白いんだろうな〜。
Posted by ブクログ
シリーズも長く続くとネタが尽きるという。
この本の前半では、それを強く感じた。けれど後半に盛り返しを見せ、筆者の愉快な筆致が楽しめたように思う。
『言葉』をコミュニケーションツールと設定するならば、言葉を持つのは人間だけではない。人間以外の動物たちも言葉を持つ得るという筆者の主張は、無意識に人間の使う言語に過大過ぎる価値を据えている自身の傲慢さを気づかせてくれたように思った。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 私の手に包まれていないと餌を食べないユブナガコウモリの話
第2章 ニホンモモンガの尻の模様は、天敵の攻撃をためらわせる目玉模様か?
第3章 なぜヤギに顎鬚があるのか?
第4章 洞窟内冬眠時のキクガシラコウモリの秘密
第5章 イヌだってオイカワだってアカハライモリだってワクワクする⁈
第6章 子モモンガは、成長のある時点からフクロウの鳴き声に反応するようになる
第7章 父から受けついだ山にニホンヤマネ母子がいた話
第8章 カルガモのヒナを救ってやれなかった
第9章 キジバトPiがいた夏
<内容>
毎度毎度の小林先生の築地書館シリーズ最新刊。今回はあまり学生が出てこないのが寂しい。小林先生も偉くなっているからね…そしてこのシリーズではじめて学習したこと。野性の生き物を人間が触っても親とかは気にしないこと(触ってもいいこと)。また彼らは人間を個体認識していること(ハトでも)。動物はかわいがらないとね…。
Posted by ブクログ
鳥取環境大学で動物行動学が専門の教授が様々な研究対象や自身の森、大学内での動物について書かれた本。著者の語りは軽妙で面白く、自画自賛なのに嫌みがない。研究をした後はまた野生に返しているのも書かれていて安心できた。シリーズ化されているので他の本も読んでみたい。