小林朋道のレビュー一覧
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常識は時代と共に変わるので、誤った知識の更新が必要です。
鎌倉幕府の成立年が1192年から1185年になったり、太陽系の惑星の数が9個から8個になったりと、歴史や天文学だって変わっている。
動物の行動についても、検証実験が足らないのに「こうだろう」と思い込んでいたことが沢山ある。
いろんな実験や観察により新しい事実が発見され、これまでの動物に関する常識も変わってきている。
例えば、鏡に映った自分の姿を見て「自分だ」と認識できる動物をどれくらい知っていますか?
イルカやゾウやカササギが認識できるらしいが、魚の中にもいると聞いたら驚きです。
自分を認識できる「知能」って何?となる。
まあ、本 -
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ヒトとはどんな動物なのかを、13のテーマで探ってみたという内容。
13のテーマは、一般の人からの質問。
「モフモフはなぜ可愛いのか?」は、そのうちの一つ。
全部がモフモフに関することだと思っていたが、モフモフは8ページだけです。
・ヒトにとって「音楽」とは何なのか?
これは昔から不思議に思っていたことだ。
リズムに合わせて体を動かすと心地よさを感じる。
私にとっての音楽は、「癒し」の道具といった意味合いが強い。
生き物は、生存・繁殖に優位となることにはコストをかける。
音楽はこのことに関係しているのだろう。
ひとりでは生きていけないホモサピエンスにとっては、「人を団結させる力」として音 -
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2024年発行の最新刊。
シリーズ第一作が2007年、17年の年月を実感させる一冊だった。筆者が加齢を隠すことなく綴っているところ、そしてだからこそ見えてきた事象についての語りは、読んでいて少しだけ寂しくもあり、嬉しくもある。第一作では様々な無茶を楽しげに語っていたけれど、そうした無茶はなりをひそめて、若い人たちを見守る視線になっていく。大学の教授にとっては研究こそが本分なのだろう。けれど、もともと教師であったという経験もあるせいか、著者の若い学生たちに向けた目は未来への期待に満ちている。生命というものは、自分だけで完結するものではないと間接的に、そして軽妙に語りかけてくる。
既読も含めて、こ -
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動物行動学と言う、なかなか耳慣れない言葉ではあるが、まずホモ・サピエンスを「自然の中で100人程度の集団を作って、狩猟採集を行う生活の中で、自分の遺伝子が子孫により多く伝わるように、外界の事物事象を認知し、感じ、思考するように、脳を含む心身ができている動物」ととらえ、それぞれの生物種本来の生活環境において、生存・繁殖がうまくいくように進化しているいることを、出来るだけ簡明な言葉に変えて説明しようとしているのが窺える。
行動経済学はともかく、認知世界の話になると少し分かりにくくは感じたが、我々が何千年も生物種として生き続けていることによって、不安や怖れを感じる本能があり、生存・繁殖にとって有 -
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本シリーズの第10弾。
とはいえ、まだ半分だ。
パラパラと捲って感じたこと。「カラー写真が増えて、グレードアップしている」
表紙をよく見たら、カラー写真満載!!と控えめに書いてあった。
写真をモノクロからカラーにすると、伝わって来る現実感と情報量が圧倒的に増えますね。
今回は、グレ(魚)、ハエ、イヌ、コウモリ、モモンガ、ヤギ
前回に続いて、コウモリ、モモンガ、ヤギが登場。
ハエにしてもコウモリの体毛の中で暮らしているのを見つけたもので半分はコウモリの話題。
遺伝子的にハエの仲間なのだろうが、翅と頭部がほとんど無くなっていて、もはやハエには見えずクモみたいな虫になっていた。
イヌも大学で