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Posted by ブクログ
シリーズ10巻目にして、今まで”見辛いなー”、”何が写っているのか分らんなー”と思っていた写真が、冒頭の方だけだけどカラー写真になった!
しかし10巻も出していて、よくネタが尽きないものだなーと思うが、今回も改めて面白い。
小林節が全開なのはいつものとおり。
何となくだが、10巻目=10年も経った訳で筆者も10年歳を重ねたわけだが、心なしかパワフルさが抑えられてきたかな?という気がしないでもない。
様々な周囲との関わりが増える中で、学内外での責任と役割も増えて多忙そうなのが感じられる。
どうか、来年以降も楽しい本の出稿を!、と願って止まない。
Posted by ブクログ
本シリーズの第10弾。
とはいえ、まだ半分だ。
パラパラと捲って感じたこと。「カラー写真が増えて、グレードアップしている」
表紙をよく見たら、カラー写真満載!!と控えめに書いてあった。
写真をモノクロからカラーにすると、伝わって来る現実感と情報量が圧倒的に増えますね。
今回は、グレ(魚)、ハエ、イヌ、コウモリ、モモンガ、ヤギ
前回に続いて、コウモリ、モモンガ、ヤギが登場。
ハエにしてもコウモリの体毛の中で暮らしているのを見つけたもので半分はコウモリの話題。
遺伝子的にハエの仲間なのだろうが、翅と頭部がほとんど無くなっていて、もはやハエには見えずクモみたいな虫になっていた。
イヌも大学での研究の話よりも、小林先生の家や隣の家の飼いイヌの話がメインだったので、目新しい生き物の話題はイソギンチャクの飼育の様子でした。
イヌが散歩していると、いたる所の匂いを嗅ぎまわっている姿をよく見るが、コウモリやモモンガも嗅覚が生きるための重要な要素になっているようだ。
コウモリは自分と他の個体の匂いを嗅ぎ分けているらしい。
コウモリは暗い洞窟内で群れて暮らしているので、多数の中に混在する自分の子どもは匂いで識別している可能性が高いようだ。(自分の匂いが子どもに付いている)
そう言われてみてコウモリの鼻を見ると、確かに発達している。
Posted by ブクログ
目次
・グレという魚の話
・そのハエは、コウモリの体毛のなかで暮らしていた
・イヌは、自分の行動に罪の意識を感じることがあるか?
・コウモリは結構ニオイに敏感だ!
・モモンガの天敵たち
・トチノキとヤギたちの物語
このシリーズを一気に読み上げた時、当時の最新刊も読んだはず。
2015年6月刊行の『先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!』を2015年の10月に。
つまり、前回読んでから10年もの月日が経っていたのか。感無量。
先生、相変わらずコウモリを追いかけてるんだね。
ヤギ部もモモンガプロジェクトも順調そうで何より。
と思って読んでいたけれど、この本は2016年5月刊行だから、先生としては今までと同じペースで書いているに過ぎない。
そして、この10年の間も順調に書き続けて現在に至るわけで、読むべき本がまた増えて嬉しい。
面白かったのは、グレ(メジナ)が、同じ日に同じ海から同じ水槽に入れられたイソギンチャクが、腹痛に苦しんでいるのを助けた話。
実際には絶対に美談じゃないはずだが、そうであってほしいと思う人の心の機微も相まって、やっぱり愉快なのである。
そのグレは、小さかった時同じ水槽の先輩であるルリスズメダイから相当にいじめられていたのだが、ある時自分の方が大きくなったことに気づき、それからはお互い適度な距離を保って暮らしているらしい。
小さいメジナというのが、長男が小学生の時、ハゼを釣りに行って一匹だけ引っかかったのがそれで、私にとってはなかなかに思い出深い魚なのだ。
ヤギの話もしみじみよかった。
言葉をもたない動物は、どうやって感情の交流を行っているのかわからないが、すべてが本能のなせる業ではないと思いたい。
傷心の友を慰めるヤギがいたっていいじゃないか。
10年ぶりに読んだけれども、私のなかでは「一番笑える動物行動学の本」という立場は揺るがなかった。
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