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Posted by ブクログ
今回登場する主な動物は、
ニホンモモンガの子ども、ヒバリのヒナ、ヤギ、ヤマトシロアリ、骨折して飛べなくなったユビナガコウモリ、
アカネズミ、アカハライモリ、ブチサンショウウオ
といったところだが、これまでと少し雰囲気が変わった。
動物行動学的な考察が始まるのだ。
大学の講義のような内容がはさまって来る。
このシリーズには、そんなアカデミックさは求めていないので、別の本にまとめて書いた方がいいと思う。
小林先生は、そういった趣旨の本も出されているので、興味があればそっちを読みますよ。
環境科学が学べる大学はたくさんある。
この分野は「快適で持続可能な社会の実現を目指す」というのが基本思想だ。
欲にまみれた人間が、便利さや快適さばかりを追い求めた結果、自然環境を崩してしまったから生まれた学問とも言える。(自然と無関係な社会環境もあるが)
鳥取環境大学は大学名に「環境」を付けた日本で初めての大学ということもあり、環境問題への取り組みを重要視している。
今回は、このことを前面に押し出した内容になっており、応援したいという気持ちはある。
「(自然)環境にいい」状態とは何かを考え直すきっかけにもなる。
「地球温暖化」などは大噓だから、化石燃料をたくさん掘り起こし、どんどん燃やしてエネルギーを作り、
優雅で快適な生活環境を生み出せ、という今だけ自分だけ良ければいいという思想は嫌いなので、、、
このシリーズは、生き物たちがいかにして自然と調和して命を繋いできたかを知るきっかけにもなる。
「所さんの目がテン」の「かがくの里」は、本書のような研究成果の知識が土台になって成り立っていると感じる。
さて、ようやく20巻目の2025年度版「先生、イルカとヤギは親戚なのですか!」を残すだけとなった。
このシリーズ、そろそろ終焉を迎えそうな雰囲気も漂い始めたので、心して読み進めるようにしよう。
Posted by ブクログ
2024年発行の最新刊。
シリーズ第一作が2007年、17年の年月を実感させる一冊だった。筆者が加齢を隠すことなく綴っているところ、そしてだからこそ見えてきた事象についての語りは、読んでいて少しだけ寂しくもあり、嬉しくもある。第一作では様々な無茶を楽しげに語っていたけれど、そうした無茶はなりをひそめて、若い人たちを見守る視線になっていく。大学の教授にとっては研究こそが本分なのだろう。けれど、もともと教師であったという経験もあるせいか、著者の若い学生たちに向けた目は未来への期待に満ちている。生命というものは、自分だけで完結するものではないと間接的に、そして軽妙に語りかけてくる。
既読も含めて、こちらのシリーズも読み返してみたいと思った。
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