小林朋道のレビュー一覧
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おもしろかった。
毎作、ほんまにエンジョイしております、先生シリーズにハズレなし。
今回は、表紙にあるとおりだが、
真無盲腸目の動物、シン・盲腸をもってない動物。ヤギの体毛や認知能力の話。ヒキガエルの新しい威嚇行動と、タイトルにあるように、捕食時に群れた昆虫の場合、ターゲッティングができず諦めるという行動(ハヤブサやサワラみたいなことか?はたまた視覚的にターゲティングできないんだろうか、すごく気になる??)。ロードキル動物研究の学生。シジュウカラの巣材。ニホンモモンガのビヘイビア。千代砂丘の生き物。
面白い箇所はたくさんあるが、個人的に一番笑ったのが雛人形エピソード。思わず朗読したくなる面白さ
先生、私もツイッターフォローしてます! -
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「人には、生命、あるいは生命のシステムに対する関心や愛情を感じる、生得的な精神特性が備わっている」と、生物多様性の研究者、E.O.ウィルソンさんが主張しており、その精神特性を「バイオフィリア」(この言葉はドイツの心理学者が作ったそう)と呼んでいる。
そのバイオフィリアの本質をこの本の著者は、〝自然の中での狩猟採集生活”において、「さまざまな生物の習性に強い関心を感じる心理特性」、「その習性をより深く理解しようとする欲求」が、ヒトの生存・繁殖にとって明らかに有利だ、と考えていると記している。
前置きが長くなったが、あまり動物好きとは言えない私が、動物の行動に興味を持ち、このような本を読み、面白いと感じるのはバイオフィリアという精神特性だったのか!とわかったことが嬉しかったのだ。
そして、私たちを取り巻く自然生態系は「ヒトの生命維持装置」であり、どんなに小さな生物であったり、獣害と呼ばれている動物であったりしても、ヒト生命維持装置なのだと教えてくれた。 -
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ネタバレ先生!シリーズ第6弾。読む順番を間違えてしまったみたい。。
今回の目玉はなんと言っても芦津モモンガプロジェクト。
鳥取県智頭町芦津の森で、ニホンモモンガを中心とした樹上性鳥獣類の調査を行ったり、豊かな森の保全につながる活動としてモモンガをシンボルにした様々なグッズを作って販売したり、エコツーリズムをしたりする活動、ということらしい。
このモモンガの森のことは数年前、NHKの『ダーウィンが来た!』で観たことがあった。
あの頃はまだ鳥取環境大学のことも小林先生のことも全く知らず、鳥取にはこんな森があるのか…行ってみたいな、と単純に思っていた。
あのつぶらなお目々の可愛いモモンガが木と木の間を華麗に飛ぶ姿は、ぜひ直に見てみたい。
時に母モモンガからにらまれたり、子モモンガからじーっと見つめられたり(でも近づきすぎると飛んで逃げられる)、とモモンガと適度な距離を保ちつつ触れ合える先生が羨ましい。
モモンガ以外で気になったことは岩戸海岸での学生たちとのフィールドワーク。
毎年新たな課題を掲げ、その課題に興味を持った学生たちと一緒に現地へ出向くもので、生き生きと楽しく課題「海の生き物から一種類選んでその動物の専門家になろう」に取り組む様子が伝わってきてこちらも読んでいてワクワクする。
先生はもちろん学生たちの生き物愛が伝わってきて微笑ましい。
大自然の中での生き物たちの底知れぬ生命力と、生き物の行動一つ一つに何かしらの意味があることに感動した。
また、ある種のオタマジャクシは捕食者(イモリなど)の存在を、捕食者の体から出る化学物質によって認知することに驚いた。
捕食する側と捕食される側とが巧く駆け引きをして、時に共存して自然界は成り立っている。
自然界の科学的な摂理にはいつも驚かされてばかり。 -
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ネタバレ先生!シリーズ第7弾。と言っても第1・2弾までしか読んでおらず、随分飛んでしまったけれど。
3冊目の今回が一番読みやすかった、と言うより自分の興味のある話が多かったのですいすい読めた。
鳥取環境大学の敷地内における食物連鎖に驚いた。立派な生態系がそこには存在している。
ミジンコに始まってメダカ、カエル、イモリ、ヘビ、トカゲ、タヌキ、キツネ、アナグマ、イノシシ、ヤギ、そしてヒト。
大学内に集まる様々な生き物と、それぞれの関係性を見ていると実に面白い。
地球上に生きる”生き物”として、共存していくことの大切さ、厳しさについて考えさせられた。
「科学者にとって、現場こそ命なのだ」
「人間は、野生動物と接することによって成長できることがある」
小林先生の仰る通り、大学内で科学者の指導のもと科学者の卵たちが目の前に広がる”現場”で、のびのびと野生動物の観察や生きた実験を行うことの素晴らしさ。恵まれた環境で勉強できる科学者の卵=学生たちが羨ましい。
自宅でその姿を見掛けると、もう追い出すことしか思いつかないハチ。小林先生の話を読むと、ハチに親しみを感じてしまうから不思議だ。
今度ハチの巣を見掛けたら先生のように巣の中を覗いてみよう…とはさすがに思えないけれど。
そして大学創立以来ずっと大学内で小林先生や学生たちと共に生きてきた、ヤギ部ヤギ部員・ヤギコの死。
ヤギコの子ヤギの頃からのアルバムを見ながら、たくさんのヒトやヤギに囲まれて楽しそうな様子が微笑ましい。
最期を小林先生に看取られたヤギコは、幸せな生涯をおくったのだとしみじみ思う。 -
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ネタバレサブタイトルの「動物行動学的人間論」に魅かれて読んでみた。前半は特に面白かった。中でも
p37
「それぞれの動物種が生存する環境によって、写し取る部分や、写し取るやり方(どのような波長の光を使うのか、音を使うのか、ニオイを使うのか、そしてそれらを脳内でどのように処理するのか等)は異なっている。」
がとても腑に落ちた。
人間よりも嗅覚がすぐれている犬、紫外線が見えるチョウ…確かに、実在世界の反映の仕方は、それぞれの動物で異なっている。
そして、実在世界をどう認知しているのかは、ヒトの個体それぞれも微妙に違っているわけで、この点は日ごろから常に意識しておきたいと思った。 -
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[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学、「先生!」シリーズ第5弾。
今日も小林先生の周辺は、生物たちの珍事件が巻き起こる。
・子どものイソギンチャクはカタツムリのように這って動くのだ!
・フェレット失踪事件
・テニスコートで死にそうになっていたクサガメ
・ヤモリの恩返し?
・ヒメネズミの子どもは
ヘビやイタチの糞に枯れ葉をかぶせようとする
・小さな無人島に一人で生きるシカ、ツコとの別れ
・先生、木の上から何かがこっちを見ています!
・ヤギのことが気になってしかたないキジの話
里山の中の大学の「先生」の生物(人間も含む)との関わりを、
正直な文章で綴る、人間動物行動学の日々。
その研究は、好奇心旺盛で子ども心を忘れない、熱意。
その講義は、自転車操業な思いつきと言うけど、実は臨機応変。
面白く楽しい文章ながらも、生物の多様性と人間との関わりを
きっちり教えてくれる内容です。
イシガメとクサガメの違い、無人島のシカとの邂逅、
奇跡のモモンガとの出会いなど、「先生」の周囲は常に驚きに
満ちているんだなぁと、しみじみ&しみじみと感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった!!
なんか以前から新聞の下の広告で書名を見ちゃー気になっていたので、読めてうれしい。
イソギンチャク餌やりすぎ事件に吹いた。
本当に動物好きな人って、飼うんだなあ、と。
世話することも背負い込める好きっていいなあ。
文章は正直、なんか学校新聞を読んでるようなノリではあるんだがちょいちょいはさみこまれてくる、
そーなんだー知識とかさすが専門家。
実験の内容とかも、全く触れることのない分野なので大変興味深い。
んでもって、文句言いたいんだけど、直接は無理、
と遠くからヤギをにらみつけるキジが、いじらしくて、おかしくて・・・。
この大学行きたいなあっと思う子どもとかいるかもなー。