【感想・ネタバレ】先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません!のレビュー

あらすじ

脱走ヤギは働きヤギに変身し、逃げ出した子モモンガは自ら"お縄"になり、砂丘のスナガニは求愛ダンスで宙を舞う……コバヤシ教授の動物センサーは今日も絶好調! 自然豊かな大学を舞台に起こる、動物と人間をめぐる事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。どの巻から読んでも楽しめる、大人気、先生!シリーズ。

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Posted by ブクログ

子供がカエルが好きなので読んでみたらとても面白い。動物行動学の内容や大学でのヤギの話などさまざまな動物の事が書かれていて、探究心を刺激する内容だった。是非他の先生シリーズも読みたい。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

相変わらずの小林節は健在。このシリーズもかなり長く、個々の内容は忘れている事も多いが、それでも楽しめる。副学長まで務められているのに、よく毎年一冊の新刊を出し続けられるものだと関心する。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

目次
・真無盲腸目の動物とKjくんの話
・ヤギの体毛の夏毛と冬毛
・ヒキガエルで新しい対ヘビ威嚇行動をみつけた
・Okくんは自分のニオイでヤギの脱走経路を発見した!
・シジュウカラは生きたシカやキツネから毛を抜いて巣材に使うようだ
・クルミが逝った日
・二ホンモモンガの子どもは家族のニオイがわかる!
・千代(せんだい)砂丘には驚きと発見があふれている!

今回は、学生さんとの思い出から動物とのエピソードへとつながる話が多かった。
先生の指導のたまものか、それとも最初からなのか、ここに登場する学生さんたちは皆、自分が研究したいという対象を明確に持っていて、実験や研究に対する熱量が極めて高いように思う。
だからこそ、ユニークな存在として先生の記憶に残っている学生が多いのだろう。

小林先生、とうとう鳥取環境大学の理事長であり学長であるという、経営と教育の両方でトップになられて、自身の研究の時間や執筆の時間が持てるのかなあ、と心配になる。

長いこと読み続けてきたこのシリーズで、最も登場回数が多いと思われるヤギのクルミが亡くなった。
高齢による自然死ということで、ひとまずよかったというか、寂しい限りである。
先生たちがクルミの遺体を運び出すとき、他のヤギたちが小屋の前に立ち並び、大きく低い声で鳴いたのだという。
ヤギたちも、先生たちの行動の意味が分かっているのだろうと思える行動。

今まで教えられることばかりだった小林先生が知らないと書いた、北海道に生息する東京トガリネズミの名前の由来を、私は知っている。えへん。
新種の発見として学名を申請したとき「EZO」書いてあったのを、どこかで「EDO」と転記ミスをしてしまい、学名がEDOのトガリネズミなので、トウキョウトガリネズミという和名になったのだ。
私はこれを、北海道検定の問題集で知ったのだけど、QuizKnockの動画でも伊沢さんがそう言っていたものがあるので、多分今頃は学生さんから教えてもらっているだろうなあ。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

今回は、
カワネズミ、ヤギ、ヒキガエル、ヤギ、シジュウカラ、ヤギ、ニホンモモンガ、スナガニ

ヤギの体毛が季節によって変わる。
寒い時期は体毛の下に細くて縮れた毛が生えて体温保持をしたり、暑い時期の体毛は太くなり断熱効果を低下させている。

ヒキガエルはダンゴムシが1匹ならパクっと食べるが、2匹になると両方が気になり結局どちらも食べられない。
8匹くらいになると(わけが分からなくなるようで)食べようという気配すら見せなくなる。

シジュウカラは、生きているシカやキツネから毛を抜いて巣材に使う。
ニホンモモンガは、家族の匂いが分かる。しかし家族と家族以外の声は聞き分けられない。

こんな感じの内容でした。
全巻読破の予定が1年以上遅延していますが、ようやく18巻まで来ました。
続けて、2024年、2025年の2巻も読むつもり。

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

いきなり死生観の話で少し面食らった。
五歳の頃の自分を形作っていたものは今の自分には何一つ残っていない。死というものも変化し続けていく自然現象の一点にすぎない。といったことで。
確かに自分の視点から言ったらそうだなと。
ただ子どもとか周りに与える影響とか色々考えちゃうとね…

ヤギの毛についての話が興味深かった。確かに色まで変わらずとも季節によって温度調整する必要はあるだろうな。
犬や猫もそう(だった気がする)だし。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

おもしろかった。
毎作、ほんまにエンジョイしております、先生シリーズにハズレなし。
今回は、表紙にあるとおりだが、
真無盲腸目の動物、シン・盲腸をもってない動物。ヤギの体毛や認知能力の話。ヒキガエルの新しい威嚇行動と、タイトルにあるように、捕食時に群れた昆虫の場合、ターゲッティングができず諦めるという行動(ハヤブサやサワラみたいなことか?はたまた視覚的にターゲティングできないんだろうか、すごく気になる??)。ロードキル動物研究の学生。シジュウカラの巣材。ニホンモモンガのビヘイビア。千代砂丘の生き物。
面白い箇所はたくさんあるが、個人的に一番笑ったのが雛人形エピソード。思わず朗読したくなる面白さ

先生、私もツイッターフォローしてます!

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2023年04月01日

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