浅葉なつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ビブリアの新作を目当てに購入したものの、どれも楽しく読めて満足度の高いアンソロジーでした。
シリーズ物のスピンオフ的なお話もありましたが、シリーズ未読でも読めましたし、逆にシリーズも読んでみたい!と強く思うようになりました。
各々にとっての「神様の本」の違いが面白く。聖書という"みんなにとっての神様"をテーマにしたものから、"私にとっての神様"を描いたものや、シンプルに"神様"というワードのパワーで物語を引っ張っていくもの…同じテーマでも雰囲気が違っていて、それぞれが味わい深かったです。
個人的には、杉井光さんが刺さりました。なるほどセンスがいい!というのが率直な感想です。編集という過程や本の形態を活かして書くのが上手い、得意な方なのかなぁという印象。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ神様に関する短編を集めた一冊。ビブリア古書堂シリーズの新作が読めると聞いて購入。未見のシリーズもあったが、読み進められた。最古の日本語訳聖書の在処を探す「ビブリア」、記憶喪失の男の謎を解く「栗丸堂」、パパ活する女子大生と太宰治を巡る「神様は待ちぼうけ」元作家が宮沢賢治の世界に入り込む「深夜0時の司書見習い」まさに神が原稿を書くように求められる「ハレルヤ出版編集部」源氏物語の巻名だけで本文が存在しない雲隠れを巡る神と人間、そして猫「神様の御用人」一番、描写が詳細で推理の行き届いていたのはやはり「ビブリア」だ。鎌倉の旧宅の様子や物の配置など描写が見事でイメージしやすい。切なさというかやりきれなさを感じるのは「神様は待ちぼうけ」だ。現代社会のグレイな部分を生きる女性達の悲哀や虚しさを淡々と描いている。「深夜0時の司書見習い」は神秘的な宮沢賢治の世界観を現代側から見つめていると言っていいだろう。「神様の御用人」は最後に紫式部の原稿だとわざとらしく思わせるシーンが少々鼻につく。それぞれのシリーズの入門というか試し読みにもいいかも知れない。
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Posted by ブクログ
タイトルに一目惚れ
めっちゃ良作だったー!いただきものの有名焼き菓子と紅茶みたいな本だった!!
読みたい本が増えました!
ビブリア古書堂は久々に読んだけど、時間は進んでも空気が変わらなくて暖かい和紅茶みたいだった
栗丸堂はちゃんと本編読んでみたくなった!優しくて美味しい!
紅玉先生はやっぱり、好き。冷えた手で心臓掴まれたみたいな面白さ。美しいんだけど怖い。
司書見習いもシリーズ読みたい。言葉が鋭利で色がある感じ。多分好きだと思う
ハレルヤは大爆笑した笑笑 電車でよんじゃダメ
御用人はもう1回最初からシリーズ追い直したいな、やっぱり面白いしあたたかいし、切なくて明るい -
Posted by ブクログ
ネタバレ御用人シリーズもだいぶ読み進めて遂に八巻!今回はポテポテとした可愛らしい動物たちの出番が多く、癒し的な巻であった。とくに金長タヌキの回に出てくるタヌキたちはアホっぽくも可愛らしくフワフワでとても良かった。
前回が強烈な印象を残す長編であったので、シリーズ本来の味を思い出すような印象で読み進めた。クエピコの巻で神と多くの人々の営みとのつながりを示しつつ、金長タヌキでは神と人との間に交わされた約束と想いを受け継ぎ今を生きる神を、八幡大神の回ではかつての一人の人との繋がりから人との繋がりが絶えたために見失ってしまった自らの姿を思い起こす神の話をしている。(それぞれの短いながらも沢山想いが込められた神から人へ、人から神へのメッセージが本当に心を打つ)これはこのシリーズで神が直面している人からもたらされた問題とそれでも地上で人と関わり合おうと思う理由という何度も描かれてきたテーマを再確認させられるもので、身近なものへの感謝の思いを引き起こさせてくるようにも感じられる。