河合敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2024年最初の書評です。
今年もよろしくお願いします。
今年最初は「江戸500藩 全解剖」です。
こういう研究をしている人がいるのだなあ、が率直
な感想です。
江戸時代の藩の数は俗に300と言われていますが、
それは幕末時点の数であって、江戸時代全般で見渡
せば、お取潰しや後継がいない無嗣断絶などで、総
数として500を数えるらしいです。
その一藩一藩に歴史やドラマがあり、それを研究し
ているのです。
薩摩や長州のような誰もが知る雄藩だけでなく、あ
まり知られていない藩の歴史にも迫ります。
あなたの地元の藩は、どのような過程を経て現在の
県になったのか、それともお取潰しにあったの -
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ネタバレ
・自分以外のどんな人からも学ぶべきことはある。
・学んだことは実行に移す。
・自分が持っている知識をわかりやすくアウトプットし、興味を引くように話す。
・人の心を開くためにまず、ささいな共通点を相手に伝える。
・徳川家康「人間の一生は、重い荷物を背負い、遠くを目指して道を歩いていくようなもの。
急いではいけない。不自由が当たり前だと考えていれば、まだ足りないという気持ちは生まれない。
心に欲望が湧いてきたら、困った時のことを思い出そう。
我慢すれば平穏無事が続く。怒りは敵と思うこと。
勝つことばかり考えて、負けることを知らなければ、いつか自分自身に災厄が降りかかってくる。
い -
Posted by ブクログ
「歴史の教科書」というモノには「こういうことになっている」という「定説」に依拠した記述が載っている。そしてその「定説」に依拠した記述に基づいて「歴史の…」というように多くの人達が記憶に留める訳だ。
そういう「定説」に関しては、時日を経て「新しい史料」が出現する、または在る複数の史料を深く検討するというようなことが積み重ねられる中で「“旧”定説」とでも呼ぶべき感になり、「“新”定説」が台頭する。そうなれば「歴史の教科書」というモノの記述も何時の間にか変わることになる。或いはそうならざるを得ない。
本書の著者は、この「“新”定説」が「歴史の教科書」に載るという状況が「少し目立つようになっている…」 -
購入済み
その後を深掘り
面白かったー、
幕末のラストサムライである大名当主のその後なんて、まったく気にしたことなかった。
松平容保、山内容堂はなんとなく調べて知ってたけど、より詳細を知るとまた別の見方が生まれる。
2も読みたい。 -
Posted by ブクログ
旧石器時代から戦後、経済大国になるまでの日本の歴史を、時代を遡る形で、因果関係を軸にしてまとめている。「なぜ、日本は中国を侵略して満州国をつくったのか。」→「国民の多くが拡大路線をとる軍部を支持したから。」→「なぜ国民の多くは軍部を支持するようになったのか。」→「経済を好転させられない政党政治に失望したから。」という形で進む。
「歴史は暗記することが多くて嫌い。おもしろくない。」という人がいると「歴史があるから、今があるんだよ。そこにはさまざまな因果関係があるんだよ。そしていろんな人たちのドラマが…。」と、つい熱く語ってしまいたくなる私にとって、日本の通史の基本として何度も読み直したい1冊 -
購入済み
面白かった。
現在こうなっているのは、なぜか?過去のどういう事象が、それを招いたのか?現在(令和と平成は無く、昭和からだったけれど)から、逆に、歴史を、紐解いて行く。物凄く、新しい視点で、日本史を見直す事が出来た。
これ、学校の授業でもやらないかな?過去から学ぶより、ずっと面白いと思うんだけど……。