河合敦のレビュー一覧

  • 徳川家康と9つの危機

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    徳川家康が、今川義元の人質になっていた時代から関ヶ原の戦いまでの9つの危機について、家康を中心とした事件を追い、その時に家康はどうやって危機を乗り越えていったかを詳細に説明した一冊。
    こうやって読んでいくと、初めは今川義元が織田信長に討たれ、武田信玄が病死、織田信長が明智光秀の謀反で自害、豊臣秀吉も病死、大老前田利家も病死し、家康にとっての大敵・目の上のたんこぶが、自分が関わらずに死んでいったことによって、徐々に上の地位に上がっていったとも言えるのではないか? これは偶然か? それともそれまで我慢したことによって日の目を見ることができたのか?
    家康の75年の生涯は非常に面白い。

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    2022年12月13日
  • 徳川家康と9つの危機

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    徳川家康の生涯における9つの危機を紹介した一冊。
    いわゆる三大危機、三河一向一揆、三方原、伊賀越えはもちろん、戦争としては桶狭間、長篠、関ヶ原、戦争以外でも信康殺害、石川数正出奔、関東移封など、歴史のターニングポイントとなる部分を解説しています。通説に従った解説をただ単にするのではなく、このあたりはさすがに著者らしく、最近の研究結果などを紹介しながら、単なる通説だけではない視点も提供してくれますので、これまでの歴史とは違った見方をすることができます。
    この時期になれば様々な資料も残っており、新たな発見やいろいろな解釈も生まれてきますので、今後、新たな学説も出てくると思いますので、今後も楽しみに

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    2022年11月12日
  • 殿様は「明治」をどう生きたのか【電子版限定特典付き】

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    なかなか面白かった。
    三国志のその後とかもそうだけど、歴史上あまり話題にならないけど、世の中の激変で逆境に立たされた人達の数奇な運命を知ることは学びがあるし、より鮮明に時代の流れを理解できる。

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    2022年09月03日
  • 面白すぎる!日本史の授業――超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす

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    お笑い芸人と学者のコラボ。最新の研究で大きく変わった歴史解釈を分かりやすく学ぶ。

    聖徳太子の役割、蒙古襲来、鎌倉幕府はいつ誕生?、関ヶ原の戦いはなかった?等今の大人が小中高出学んだ歴史は現行の解釈と大きく異なる。

    日本史に興味を持つ第1歩として楽しい一冊。

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    2022年06月18日
  • 面白すぎる!日本史の授業――超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす

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    令和4年のGW中にネットで見つけた本です、歴史本は好きで今までに多くの著者の書かれた本を追いかけてきましたが、この本の共著の一人である河合氏の本も面白いですね。

    この本では私のような年代あたりを対象に、かつて歴史の授業で習ったことが、現代の歴史研究によって学習内容に変更が生じた点を、その背景を踏まえて解説がなされています。特に、共著の房野氏の解説が面白いです、その後に河合氏が掘り下げた解説をしてくれています。この本の企画から出版まで2年を要したようですが、是非続編も出していただきたいものです。

    以下は気になったポイントです。

    ・聖徳太子(厩戸王)は、実在説を強く否定する研究者は少ないが、

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    2022年05月08日
  • 教科書の常識がくつがえる! 最新の日本史

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    令和4年のGWの部屋の大掃除で部屋の隅っこから発掘された本で、昨年の今頃に読み終わった本でした。著者は河合氏で帯にある写真、どこかで見たと思いましたら、昨年から始まったNHKの番組「歴史探偵」のレギュラーの方でした。

    この本に書かれているように、私が高校時代に習った40年位前の教科書の常識が覆っているようです、新たな気持ちで歴史を学び直す良いチャンスだと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・663年中大兄皇子が渡海させた軍勢は、白村江の戦いで、唐・新羅の連合軍に大敗を喫した、以後大和政権は唐の軍勢が日本に襲来することを想定し臨戦態勢を保たなければならなかった、九州の太宰府を防衛

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    2022年05月02日
  • 最強の教訓! 日本史

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    愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

    これはよく聞く言葉である。21人の生き様を教訓にして、これからをどう生きるのかが書かれている。


    私のお気に入りは、吉田松陰。
    大きな夢を語れなくては、人も前に立つことは無理

    こうしたい!ああしたい!この思いを共有して、同じ目線で前に進んでいくことが大切なんだろうなぁ。

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    2022年03月06日
  • 渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学

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    今でも残る岩崎家関係の文化施設などで、三菱財閥の財力の凄さに驚嘆し、つくづく創始者岩崎弥太郎はどんな人だったのだろうと興味があったのと、渋沢栄一は今年の大河ドラマでをやっていることもあり、興味を持ったので、同時代に生きた二人の実業家について1冊で読めるなら、と読んでみた。

    二人の人生を交互に書いているので、関係は分かりやすいが、時々どっちのことだっけ?と混乱する。

    ともに天保年間の農家に生まれ、激動の時代を生き、現代に繋がる数多くの企業に関わっていた二人だが、商売のやり方や思考は全然違う。どっちが正しいということではないけど。
    自己の利益だけを追求するのではなく、世の中全体が幸せにならない

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    2021年11月10日
  • 教科書に載せたい日本史、載らない日本史~新たな通説、知られざる偉人、不都合な歴史~

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    事実が変わるのではなく、新たな発見などによって歴史が変わることもあることが面白い。
    また、北里芝三郎、渋沢栄一ともに官とは一線を隠しながらも、お札になるというエピソードも目から鱗。

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    2021年11月10日
  • 絵画と写真で掘り起こす「オトナの日本史講座」

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    歴史の雑学本ですが、真面目な教科書の裏側です。

    よく教科書で見ていたりする写真や絵などから紐解かれる裏側は、痛ましい物もあります。今更ながら勉強になりました。



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    2021年11月04日
  • 晩節の研究 偉人・賢人の「その後」

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    歴史上の人物の晩節について書いた一冊。

    知っている内容が多かったものの、改めて振り返ってみるとも、晩節は必ずしも輝かしいものではないことがよくわかった。

    そして、

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    2021年10月18日
  • 絵画と写真で掘り起こす「オトナの日本史講座」

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    学校の歴史の授業で見たことのある絵や写真に基づいて、その絵が描かれた背景やよく知られている内容とは違う裏話などを教えてくれる。一番切なく思ったのは最後の写真。「焼き場に立つ少年」。死という誰にとっても経験したくないことを絶対に起こさせないようにしなければならないと思ってしまう。

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    2021年09月19日
  • 絵画と写真で掘り起こす「オトナの日本史講座」

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    まさに歴史雑学の本。有名な絵や写真をもとに、著者なりのファクトをが綴られています。
    表紙や本の後ろの写真に付記されている吹き出しコメントが、ギャグ狙いですが、内容はまじめなものでした。
    歴史上の人物の写真が載っているのをパラパラ眺めるだけでも面白いと思います。
    戦時下の英語禁止や贅沢禁止が法律ではなく、いわゆる同調圧力であったことは、今の日本も変わらないな、と思ったり、江戸の鎖国のときでさえも、長崎の出島からオランダ人を始め、結構、外国人が江戸や京都に出没していたり、トリビア的にも楽しめるものもありました。
    ただですね、最後の項目の「焼き場に立つ少年」は、話題として、自分には重すぎた。本当に居

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    2021年09月03日
  • 渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学

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    渋沢と岩崎の生涯を対比して書かれた本。
    渋沢栄一の情報が厚めに書かれている。
    二人がどうして合本主義と専制主義を取るようになったのかが、分かる本。

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    2021年08月30日
  • 渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学

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    大河に合わせて読んでみた
    一人ずつも興味深い人物だが二人の比較によって浮き上がるものもある
    面白い本だった

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    2021年06月26日
  • 日本史は逆から学べ~近現代から原始・古代まで「どうしてそうなった?」でさかのぼる~

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    タイトルを見て「面白そう!」と思って買ったのだけど、思ったより楽しめず。
    帯には『大人にも受験生にも効く一冊!』と書いてありますが、どちらかというと受験生寄りの、でも帯に短したすきに長しってところでした。

    歴史好きな大人は、事実の羅列ではなくて、そこに至るまでの時勢だったり屈託だったり、もう少し踏み込んだ何かを読みたいと思うんだよね。
    確かに逆から見るとわかりやすくなる部分はあるけれど、それはあくまでも受験用の歴史の範囲でしかない。

    逆に受験生からすると、もう少し語句の意味だとか、人間関係だとかが分かりやすいほうがいい。
    大事な言葉は太字にしてあるので、あとは自分で調べてねって言うことなの

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    2021年06月22日
  • 河合敦の学校で教えてくれなかった日本史

    購入済み

    面白かった。

    覚えるだけの、歴史の勉強だけではなく、こういう雑学的な歴史も、副読本のような形で有ると、もっと、歴史好きな子供が増えるのに……。副読本じゃなくても、「こんな本も有るよ。読んでみたら、面白いよ。」という紹介だけでも良いけどなぁ。

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    2021年05月14日
  • 殿様は「明治」をどう生きたのか【電子版限定特典付き】

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    ★4.0(4.00)2021年1月発行。江戸300藩のうち、14名の最後の藩主を取り上げ、明治時代にどう生き抜いたかを解説。江戸時代末期は、尊攘派と佐幕派に分かれ、中には兄弟で戦った藩主もいたが、さすが藩主だけあって、明治になると立派な人物こそ頭角を現しますね。中には、明治になって海外に留学した殿様が何人もいたとは。こういう人のお蔭で、武家社会から明治維新によって、まさに革命により今の日本社会の礎が築かれてきたんだなぁと。尾張14代藩主徳川慶勝と会津藩主松平容保、桑名藩主松平定敬が兄弟とは意外でしたね。

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    2021年04月24日
  • 晩節の研究 偉人・賢人の「その後」

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    日本史に名を残した30人の偉人たちの「その後」を紹介した本。

    古代から近代までの日本史に登場した30人の偉人たち。その偉人たちの晩節が本書に書かれています。また、偉人にまつわる異説(義経=チンギスハーン説や西郷隆盛生存説など)が生まれた背景なども解説しています。

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    2021年04月18日
  • 渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学

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    激動の幕末期に経済官僚として名を成し、維新後に実業家に転身した渋沢栄一と岩崎弥太郎。公益を重視し次々と株式会社を立ち上げた渋沢栄一と、独裁主義を貫き三菱商会を大企業に押し上げた岩崎弥太郎、やがて大激論の末に決別。そんな両雄の波瀾万丈の人生と理念。

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    2021年04月08日