河合敦のレビュー一覧

  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    本書は,岩崎弥太郎・弥之助兄弟を中心に,その子供たちを含む三菱4代を題材にした史話である.(冒頭の一文)

    三菱財閥の初期を綴った本.弥太郎たちの言葉や文章の引用もあり,著者の簡単な考察もある.1冊で三菱の出だしを把握するのにちょうど良い本だと思う.

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    2012年02月27日
  • 江戸のお裁き 驚きの法律と裁判

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    大岡越前は名裁きをしていなかった。鼠小僧次郎吉は盗んだ金は全部、飲む打つ買うに使ってた。銭形平次や半七などの岡っ引きは悪党だった。お白州で遠山の金さんが「一同、引き回しの上打首獄門!」と沙汰を下すことはなかった。などなど、「通説と史実とは、全く違うのである。」 
    まあ、TV時代劇や時代小説は殆ど嘘(フィクション)だと分かっていて楽しめば、それでいいのかも。

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    2012年02月18日
  • 二代将軍・徳川秀忠 忍耐する“凡人”の成功哲学

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    徳川秀忠が織田信長を尊敬してたっぽいというのは意外な話です。
    冷酷非情な小心者とも捉えられなくもないイメージがありますが自分の失敗を15年かけて挽回しようとした意気込みは非凡。

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    2011年09月10日
  • 戦国合戦・15のウラ物語

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    戦国最強の謙信を破った謎の軍師。
    己の信仰のために大軍を相手にした孤高の名将。
    一族郎党を見殺しにした自己チュー男…。
    抜きん出た個性を放ちながら闇に消えた知将・愚将。
    モグラ作戦、干殺し作戦、渇殺し作戦…。
    よくぞ思いついたと驚きを禁じえない奇手奇策。
    戦の勝敗を決定づけたのは華々しい刃の交わりではなく、陰で飛び散った智謀の火花だった。
    関ヶ原への遅参を逆手にとった見事な言い訳とは?
    豊臣家再興をもくろむ無謀な計画とは?
    戦国合戦のイメージが覆る15のマル秘エピソード。

    [ 目次 ]
    第1章 冴えわたる智謀(小早川隆景―厳島の奇襲を演出した知将;白井入道―謙信を破った謎の軍師

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    2011年04月22日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    三菱という巨大財閥を起こした岩崎弥太郎の経営哲学に興味があったのと、辞退したからには会社の生い立ちについてぜひ知っておきたいと思ったために読み始めた。

    地下浪人という身分で生まれ、経済的にも苦しい生活を強いられ、学業も振るわなかった弥太郎は、詩作(漢詩)の才能を認められるようになってから向学心が燃え始め、「我は治世の能吏になる」などの大志を抱くようになった。
    そして塾で勉学に勤しみ、様々な偉人と接触を図りながら人脈を広げ、当時貿易業をしていた土佐商会にて働き、そこの主任者に抜擢される。
    後に土佐商会が閉鎖されると大阪商会へ移ることになる。
    その後、大阪商会が土佐藩会計から分離させられて出来た

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    2019年01月16日
  • 遷都1300年 人物で読む 平城京の歴史[奈良の都を彩った主役・脇役・悪役]

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    壮絶な政争の数々に途中で息苦しくなってしまいました。この時代では何をするにも命がけだったんですね。教科書で習った歴史の裏にこんな事実が隠されていたなんて衝撃でした。

    子供の頃何気なく遊んでいた百人一首
    ” 天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも ”
    遣唐使の安倍中麿の句にこんなにも深い思いがあったんですね。

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    2010年03月24日
  • 戦国合戦・15のウラ物語

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    本書はその名のとおり戦国合戦の裏話をまとめたものである。見解の相違はあるが読み易く書かれていて面白い。残念なのは出展となる文献が文中に記されているが、巻末に一覧が載っていない事である。一覧は掲載して欲しい。

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    2009年10月04日