河合敦のレビュー一覧

  • 日本人は世界をいかにみてきたか

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     テーマ・内容ともによく、多くの知見が得られたものの、なにぶん誤植が多すぎる。
     著者がよほど急いで書いた上に、校正者が仕事をしなかった? 私が校正者ならゲラを真っ赤にして突き返している。
     まず、文永の役が文永十一年(三七四年)はヒドイ。縦書きの一二七四年を読み違えたのだろう。
     ルビもひどい。趨勢に「ようせい」、女衒に「せげん」とかなが振られている。
     140頁「そんな絶望的な状況んP中で」は、おそらく「NO(の)」をミスタイプしたのだろう。気づけよ、校正者!
     その他「てにをは」の脱けも多い。よって星3つ。

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    2018年11月13日
  • 日本人は世界をいかにみてきたか

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    古代から近代まで、海外に渡った日本人や、海外から来た外国人に対して日本人がどう見てたかを記した一冊。

    切り口は面白いけど、時代がばらばらで統一感がないのが残念。

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    2018年05月20日
  • 異説で読み解く明治維新 「あの謎」がすっきり解ける10の物語

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    江戸に逃げ戻った慶喜は勝海舟に新政府との交渉を一任。海舟は西郷隆盛と会談し、江戸城開城により江戸を戦火から守った、と教科書には書かれているが、ここに至るまではかなりの紆余曲折があり、江戸城無血開城の後も様々なすったもんだが展開されている。海舟の知られざる交渉術、西郷の変節などなど、明治維新に抱いていたイメージは一新。同時に、もやもやしていた謎が、かなりの部分で雲散霧消。明治維新の地平がぐんと拡がった。

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    2018年05月04日
  • 日本史は逆から学べ~近現代から原始・古代まで「どうしてそうなった?」でさかのぼる~

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    新幹線からおりてオフィスに向かう途中、品川駅の構内にある本屋さんで見つけた本です。有名で誰でも知っている現代の事件から始まって、そうなった背景はその前の時代のシステムや考え方にあることを解説しながら、古代まで遡ることで歴史を解説している本です。

    逆説の日本史シリーズで有名な、井沢氏が以前、このような書き方をしている本を出していて、歴史って面白いな、と感じたことがあります。同じコンセプトで、この本の著者である河合氏も本を書いてくれて嬉しく思います。歴史を試験のためにではなく、自分の趣味のために触れ合うことは楽しいことですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・600万人もいた日本軍は、武装

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    2018年02月12日
  • 日本史は逆から学べ~近現代から原始・古代まで「どうしてそうなった?」でさかのぼる~

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    歴史は繰り返される。とか、先代の人の知恵に学べ。と言われるけど、日本史の教科書を引っ張り出して、読み気にはなれない。一つ一つの歴史的重大事項と、その因果関係を分かりやすく書いてるので、歴史をマクロで捉えるのに良いと思います。なんでもいいので、少しでも自分の生活にフィードバック出来ればいいな。

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    2017年10月07日
  • 都立中高一貫校10校の真実 白鴎/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段

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    中高一貫の特色、利点、弊害が分かりやすくまとまっている。かつ私立や他の公立との比較も多く、納得のできる内容である。今後、子供の進路を考えていく際には重宝する情報だ。
    早期に選別し、長期的・継続的に、限定された環境で子供を育てることには大いに違和感を感じている。
    確かにその方法で私自身が育っていたらより学歴のよい人間になっていたかもしれない、だがそれだけではなかろうか。あの大学入学前の3年間は高校時代を無為に過ごしてしまった私を一気に変えたとても意味のある時間だった。

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    2015年05月05日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    岩崎弥太郎周辺の情報は読む本によって悉く異なる。この本はダイジェストとしては良いが一つ一つの情報は甚だ薄く、他の本で勉強済みであれば理解できるが、これだけでは全く了解できないのではなかろうか。
    独自の教訓がチラホラと。

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    2015年09月01日
  • 戦国合戦・15のウラ物語

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    とかくスポットが当たりがちではない戦国時代の合戦について記述した一冊。

    今まで知らなかった合戦を知ることができたのは良かった。

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    2014年04月22日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    三菱財閥の成り上がりが分かる一冊。岩崎弥太郎が一代で基盤から繁栄まで行ったものだとばかり思っていたが、4代の性格の異なる経営者が揃ったことで拡大したことが分かる。

    カリスマ性としては弥太郎、経営者としては弥之助と言えるのではないか。

    時折、文中に筆者の講釈を垂れることがあるのが少し気になるところではあるが...

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    2014年02月21日
  • 都立中高一貫校10校の真実 白鴎/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段

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    実際に都立の中高一貫校で教えていた先生が書かれた本。都立一貫校は入試の倍率が高く人気があるが、だからといって難関大学合格にも有利というわけではないようだ。
    大学受験には関係ないかもしれないが、白鴎高校の伝統文化の授業などは面白い試みだと思う。

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    2014年02月12日
  • 世界一おもしろい江戸の授業

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    色々な新説を語ってくれているけど、そこにそんなに魅力はない。やっぱり昔ながらの話には魅力があるよな。新たな発見は時として、残酷である。

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    2014年01月11日
  • 世界一おもしろい戦国の授業

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    色々な新説を語ってくれているけど、そこにそんなに魅力はない。やっぱり昔ながらの話には魅力があるよな。新たな発見は時として、残酷である。

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    2014年01月11日
  • 都立中高一貫校10校の真実 白鴎/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段

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    都立高校改革の中で、目玉の一つであった都立中高一貫校。内部の人間であった作者が、経験を踏まえて書いている。私のところにも漏れ聞こえてくる噂があるが、ほぼその通り。教員の勤務状況は過酷だということらしい。ただ、生徒・保護者の側から見れば、質の高い教育サービスが受けられるということも意味しており、都民のニーズには合致しているのであろう。都内は私立中高一貫校の数も多く、その役割分担をどこで線引きするのかという問題は、ますます難しくなってきている。教育内容なのか、進学指導なのか、それとも・・・!?

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    2013年12月19日
  • 都立中高一貫校10校の真実 白鴎/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段

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    ≪目次≫
    第1章  都立中高一貫校の構想
    第2章  都立中高一貫校の誕生
    第3章  10校の都立中高一貫校と九段中等教育学校
    第4章  都立中高一貫校の現実とその矛盾

    ≪内容≫
    中高一貫校の様子を知りたくて購入。ただ、前半は役に立たないかな、と思ったら予想通り。まとめてくれているが、都が外部に見せている資料を並べている。一部内部的な感想も盛り込まれているが、著者が当初からここに関わったわけではないので(適性検査の作問もしていない模様)、部内の関係ない人の感想程度。4章は問題点を提示しているが、都立の場合かな?という部分と、中高一貫校でなくでも、現在の高校内部は同じだなという、安心感(?)を感

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    2013年12月05日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    三菱の実に興味深い事が多く書かれている。
    幕末から終戦後まで世の中の流れに乗って拡大をしていく姿がわかる。

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    2013年06月04日
  • 子供に自慢できる 日本史話のネタ帳

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    ネタバレ

    チェック項目3箇所。奈良時代のはじめ、和同開珎一枚で一升の米が買えたといいます、一升は1、5キロです、現在、15キロの米はおよそ5000円くらいですから、今のお金にして和同開珎は500円程度だといえるのです。江戸時代の医者は、全員無免許でした、現在のように難しい試験を受けて国家資格を取得する必要がなかったため、誰でも名乗りさえすれば医者になることができたのです、「医者には男の屑がなる」といわれたように、他に仕事がないのでやむなく医者の看板をかかげる者も多かったといいます、ただ、病を治せなくては患者は集まってきませんから、藪医者はすぐに淘汰されました。江戸の長屋には風呂やトイレは付いていません、

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    2013年01月15日
  • 後白河法皇 平家を滅亡させた黒幕

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    2012/12/11
    歴史をなぞってるだけといえばそれだけなのだけど、興味のある人物だったから面白かった。
    大河ドラマも評判が良くないけど、面白いのになぁ。

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    2012年12月11日
  • 子供に自慢できる 日本史話のネタ帳

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    テレビでおなじみ河合先生の本。「和同開珎は今のお金の価値に合わせると一枚いくら?」とか、「鎌倉幕府の成立年代は?」など、教科書レベルの日本史から出る疑問に回答している本。文章は平易でわかりやすいです。

    特に目新しい情報はなかったので、どちらかというと、日本史好きな人よりも、大河ドラマや映画などから一時的に興味を抱いた人におすすめ。

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    2012年07月29日
  • 後白河法皇 平家を滅亡させた黒幕

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    大河ドラマ「平清盛」がオンエアーされているので、その時代背景をしるために読んでみた。この時代、政治の実権は天皇ではなく、上皇にあり、清盛の父である白河上皇から、鳥羽上皇、そして後白河上皇と続いていく。清盛は、この3代の上皇と折り合いをつけながら政治の表舞台に上がる訳だが、後白河という「妖怪」とは運命的な関係にあるようだ。

    しかし、この頃の政治は、結婚・出産・姻戚関係が全面に出てきて、面白みがない。

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    2012年07月23日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    旧岩崎邸に行ったのをきっかけに三菱四代に興味を持ち、最初の一冊として読んでみました。
    単なる伝記ではないあたりが面白いです。
    史実を示しながら、著者の見解が述べられていたり、現代におきかえて考えてみていたり。
    弥太郎はもちろんだけど、弥之助もすごいのねーと感心しました。

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    2012年05月17日