河合敦のレビュー一覧

  • 後白河法皇 平家を滅亡させた黒幕

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    激動の平安末期を生きた立役者でありながら、これまであまり語られることのなかった後白河法皇についての一冊。

    保元・平治の乱、平家との蜜月とそれからの脱却、源義仲や義経・頼朝との距離、あと今様に狂ってたことなど断片的な知識はあったが、それらについて初めて系統だって知ることができた。

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    2016年01月31日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    ネタバレ

    岩崎弥太郎の生い立ちからはじまって三菱商会の創設、そのご四代目までの伝記。
    大河ドラマで一癖ある人物として描かれた弥太郎だが、実際、そうだったようで。幼い頃へ勉強がまるで駄目、しかし詩作が褒められて学問に励み、江戸に遊学。父親の負傷事件で入牢、藩の重鎮学者につくも暗殺される。坂本龍馬の海援隊に関わって尻拭い。明治政府に雇用されず、ついに実業家として地歩を固める。

    一見、その当時の出世ルールから外れた生き方をさせられるが、けっして自分は大物になるぞという夢は諦めない。しかし、今、現存していたら、ワタミの社長みたいに訴訟沙汰に巻き込まれるのでは…。

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    2016年01月24日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    岩崎弥太郎が三菱を創設するまでの経緯のほか、それを継いだ岩崎家3代が三菱を発展させていった経緯も学べるお得な本。明治時代の経営者が、利益よりも国家の発展を重視したことも描かれていて、日本の資本主義黎明期の様子も伝わってくる。

    弥太郎は、1834年に藩士の身分を失った武士の家に生まれた。20歳のときに両親に反対されながらも江戸に遊学するが、1年も経たないうちに父親が暴行された知らせを受けて帰郷する。25歳で長崎の役職を得て様々な人脈を培うが、遊郭に通って公金を使い込んだため、5カ月で退職した。帰国後、荒地を開拓して新田をつくったり、綿栽培を行ったりして3年間で岩崎家を再建している。32歳の時、

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    2018年10月31日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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     三菱と言えば、丸ビルをはじめとする丸の内のオフィス街が浮かんでくる。そんな三菱だが、三井や住友と言った旧財閥と違って、江戸末期化明治維新にかけての混とんとした時期に一気に今の三菱グループの基礎を築いたのだから驚きだ。

     創業者の岩崎弥太郎、弟の弥之助、弥太郎の息子久弥、いとこ(弥之助の長男)の小弥太の4台を取り上げている。弥太郎は、土佐藩の地下浪人の家に生まれた。地下浪人とは、土佐藩士の地位を失った武士を指す。そんな最下層から一大財閥を築きあげた弥太郎。いろいろな危ない橋を渡ったり、せっかく手に入れて成長させていた海運業を手放すということもあった。

     それでも、弥之助の時に、様々な事業を

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    2015年04月17日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    1,弥太郎
    土佐藩-三菱商会 企業
    2,弥之助
    16歳下の弟 体質は弱い 後藤象二郎の娘と結婚共同運輸(政府)との合併を決める⇒日本郵船  好物がメザシ
    3,久弥
    弥太郎の長男  寡黙な3代目  アメリカ留学  真面目一辺倒
    52歳で、社長を小弥太に譲る。
    4.小弥太
    弥之助の長男  英国留学 東京大学卒業
    理想的社会主義者  124KGの巨漢
    社員に対する訓示が、1回だけ。
    子供は出来ず 夫婦仲が良かった。
    5,系列会社
    キリンビール
    明治屋
    東京海上火災
    ニコン
    旭硝子

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    2015年04月12日
  • [新訳]日暮硯(ひぐらしすずり) 藩政改革のバイブルに学ぶ人の動かし方

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    恩田木工はこういう手腕をどこで身に付けたのだろうか。その考え方や執政方法はいまでも十分に通用すると思う。

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    2014年11月08日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    ネタバレ

     この本は、幕末・明治をメインに書かれていて、その頃の歴史が好きな人におすすめだ。
    周りの意見に負けず、夢に向かって追いかけている人にも読んでもらいたい。
    弥太郎を始め、三菱四代の経営理念は、経営者に参考になると思う。
     
     この本を読み始める時、きっと難しそうな話で途中で読まなくなるかもと思っていた。
    しかし、数ページ読むとなんと歴史で習った「坂本龍馬」がこの話に関わっていた。
    少し前に、テレビドラマで龍馬伝が流行った。
    そのドラマは観たことはなかったが、福山雅治が演じる龍馬が人気だった。
    読めば読むほど、岩崎弥太郎やその後引き継ぐ3人社長の話にハマっていった。


     本の前半は、幕末から明

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    2014年10月22日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    三菱創始者である岩崎弥太郎と四代に渡る三菱物語。酷く劣悪な状況をも物ともしない弥太郎の強烈な好戦的性格と上昇志向には只々頭がさがる。加えて米相場で破産一歩手前まで追い込んだり、遊郭に溺れたり、聖人君子でないことも弥太郎の魅力を構成している要素だろう。

    政商と揶揄されることもあるが決して官に委ねたのではなく、商売人として鋭い感性と嗅覚を兼ね備えていたことが日本国郵便蒸気船とのエピソードから読み取れる。本書を読むと弥太郎は幕末の偉人達に翻弄された苦労人であることもわかる。龍馬が嫌な奴に思えるほどだ(笑)。それでも激昂しながら成果を上げていく様は優れた実務家であったといえよう。

    その弥太郎の影に

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    2014年02月08日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    知人に勧められたのですがさくさく読めて面白かったです。明治維新から戦前戦後の動乱期を一族4代で財閥にまで成り上がった岩崎家の物語として、経営・政治という観点から見ることができて非常に興味深かったです。明治維新あたりの話って、尊王攘夷・佐幕だとか欧米との関係性だとか政治のあたりにフォーカスした話はこれまでにも読んだ事があったり、歴史の授業の中でもさらっとふれられたりすることはあるんですが、いかにして財閥と言われるほどの企業集団が出来上がったのかというところについてはこれまで読んだ事がなかったので刺激的でした。渋沢栄一だとか同時代の企業人にも興味が出てきたので、いくつか類書の類いを読んでみようと思

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    2013年03月27日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    ネタバレ

    三菱を作ったのは三菱さんじゃないの?というほど何も知らずに、偉人、特に経営者の人生や人柄を知りたくて読みました。
    創業から財閥解体まで、岩崎家4代で三菱を成長させますが、グループが大きくなり、世襲であっても、三菱を成長させ続けることができるリーダーを育てることができた点がすごいと思いました。4代それぞれに性格が異なる点も興味深かったです。

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    2013年01月26日
  • 遷都1300年 人物で読む 平城京の歴史[奈良の都を彩った主役・脇役・悪役]

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    最近、時代小説よりも史実に基づいて丁寧に解説してくれる本のほうが面白くって!

    この本は人物を切り口に奈良時代の解説をしているものなのだけど、意外にも奈良時代全体を網羅してる気がします。
    だって、この人忘れてるよ!と言う人物が思いつかない。
    しいていえば薬子?でもこれは平安時代でしょうね・・・

    遣唐使や蝦夷討伐のことはあまり知らなくて、でもそんなに興味もなくて、と言う感じだったからほどよく流れがわかったのは収穫でした。
    また、古代史は資料が極端に少ないため研究者によって解釈の違うことが多いのですが、それを頭の中で比較しながら読めたのも楽しかったです。

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    2014年01月22日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    旅行で長崎に行った際に、岩崎弥太郎と三菱に興味をもったので拝読。

    タイトル通り、内容の半分くらいは創始者・岩崎弥太郎の半生についての記述。
    以下、岩崎弥之助→久弥→小弥太が三菱をどのように舵取っていったかが書かれている。
    まあまあ期待通りの内容だった。

    岩崎家という面では、歴史の動乱に立ち向かう三菱歴代の社長の性格の違いや言動をうかがい知ることも面白い。
    また、三菱グループという面では、三菱の歴史と規模を知ることで、今の日本の見え方がちょっと面白くなると思う。

    ただし、あまりウンチクを垂れないように気をつけよう…
    丸の内とかで。

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    2012年06月21日
  • 岩崎弥太郎と三菱四代

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    もう一つの幕末、明治の物語として読んでもめっぽう面白い三菱創業者、岩崎弥太郎の史話。弥太郎はもちろん、四人が四人とも個性的で魅力的。

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    2012年03月04日
  • 河合敦 逆転の日本史

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    最近はテレビの歴史バラエティを解説しながら
    見ているkitanoです
    河合先生はテレビでも見たことがある

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    2012年01月02日
  • 読めばすっきり!よくわかる日本史  -旧石器時代から21世紀まで-

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    大人が「歴史の復習」としてサラ~っと古代から近世までをおさらいするには悪くないけれど、それ以上でも以下でもないかな・・・・と。  でもやっぱり学生時代の歴史の授業で使った副教材と同じような「年表」とか「図版」とかがないとつまんないかなぁ・・・・・。  高校時代のああいう副教材って今にして思うとものすご~くよくできていたなぁと感じます。  もちろん学者さんとか歴史マニアの人からしてみれば物足りないものだったのかもしれないけれど・・・・・。

    今回、この本を読んでみて感じたのは「子供がいるっていうのはそれだけ学ぶチャンスが増えるっていうことなんだなぁ」ということでした。  少なくとも KiKi の

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    2011年11月01日
  • 世界一おもしろい江戸の授業

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    へ~!!!
    面白くたくさんのへ~を得ました。
    鎖国が日本にはなかったなんて!
    学校の歴史より断然勉強になった。

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    2011年07月23日
  • 読めばすっきり!よくわかる日本史  -旧石器時代から21世紀まで-

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    中学の日本史レベルで知識が止まり、それすら徐々に消えていってる・・・・と日本史アレルギー体質になりつつあった自分のような人間には、なんともありがたい一冊でした。

    話し言葉スタイルで、まるで授業を受けているかのような気分でスラスラと読めました。
    テストがあるとか、受験があるとか、そういうのなしで、
    単純にちょっと日本史をもっかい勉強してみたい、という方々には最初の一冊にちょうど良いんじゃないかな。

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    2011年05月03日
  • 四字熟語で読む日本史

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    日本近現代史の勉強をするなら、これ!
    「四字熟語×3」の法則で、複雑な近現代史が簡単に理解できます。

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    2009年10月04日
  • 面白すぎる!日本史の授業――超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす

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    オーディブルにて。
    芸人さんと歴史学者との共著なだけあって、読みやすさとわかりやすさがあった。
    徳川綱吉は暗君ではなく、生類憐みの令は命の尊さを教えるものだったという解釈が面白かった。
    歴史とはいまだにどんどんアップデートされているんだなあ。

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    2025年08月14日
  • 日本三大幕府を解剖する 鎌倉・室町・江戸幕府の特色と内幕

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    幕府に着眼点をおいた歴史解説書。
    鎌倉・室町は時系列を追って幕府内の体制の変化を追っているのだが、何故か江戸だけ国内外周辺事情やら民衆の話とか世の中一般の話が多くなった。
    それはそれで面白いのたが書籍の構成の観点では統一性に欠ける。

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    2025年07月16日