河合敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
常にワクワくしながら読めた。
万人受けする本ではないだろうが、
今の自分が求める、勉強したい内容が存分に記述され楽しめた。
現在、社会科教員として子供たちに歴史を教えながら、過去の出来事を教えることにどれだけの価値があるのかあまり認識できていなかったが、その重要性を認識できた。(つっても、歴史の内容がいきるのはほんのわずかな職業だが)
この本を通して、日本という国がいかに外国との繋がりで形成されたのかある程度は把握できた。
過去を振り返ると、渡来人の頃から一種の外交は始まっていたのは驚きだ。
現在は、中国、韓国、ロシア、アメリカなどと一部の面で外交に摩擦が起きているが、その原因を知るた -
Posted by ブクログ
古代(小野妹子)から近代(エノケン)まで30人の偉人、賢人、有名人の晩年を追いかけている。人々に知られたその偉業は一時のことであり、普段から奇行が目立ったり、不幸な晩年を送った人も多い。
タイトルから連想されるように「晩節を汚す」という言葉があり、それを地で行ったような人生。しかし「汚す」だけでなく、死の直前まで強烈なエネルギーで行動しているのもセットだったりする。
歴史上の人物だとさらに、人々の願望(判官びいきが主)から様々な伝説・デマに飛び火しているケースもある。本書ではそれらに対し、願望に対する一定の理解を示しつつも事実を追いかけており、歴史探求の面白さも味わえた。 -
Posted by ブクログ
文筆という面から15人の平安人を取り上げたものだが、当然、各人たちの生涯もコンパクトに語られていて、かえってそちらのほうが興味深かった。
「空海」密教は、それまでの鎮護国家のための仏教ではなく、個人のためのものであった。
「菅原道真」謙虚ではなく、周りの貴族からの支持もなかった。
「紀貫之」土佐日記の明け透けなエロさが凄い。
「藤原道綱母」プライドが超高い気の強い女。藤原兼家の第1夫人になるチャンスを自ら失う。第3夫人に第1夫人を蹴落とそうと共謀を持ち掛けるが断られる。
「藤原道長」藤原伊周の自滅が大きかった。貴族の日記は、有職故実が多々書かれ、家人はそれを宝物とした。道長の日記は残っている最