意味とエロス ――欲望論の現象学

意味とエロス ――欲望論の現象学

935円 (税込)

4pt

4.0

現象学こそがわれわれがとりうるもっともラディカルな哲学態度であり、そして、その可能性をさらに推し進めることのなかにこそ、現代思想の混迷を突破する道がある。著者の哲学的デビューの書であり、その原点をいまもくっきりと指し示す本書は、読者に哲学することの意義と歓びを感じさせずにはおかない。

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意味とエロス ――欲望論の現象学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者の初の思想論集です。竹田現象学・欲望論の基本的な発想や、著者のポストモダン思想批判の基本構図まで出揃っており、ほとんど完成に近いかたちで著者の思想が提出されているように思います。

    たとえば、デリダや柄谷行人の思想が、現象学の本当の意義を把握していないことに対する批判が、すでに明瞭に示されていま

    0
    2017年11月30日

    Posted by ブクログ

     著者(竹田青嗣)2冊めの単行本で、思想評論としては1冊め(1986年に作品社から刊行された)。
     ちくま学芸文庫版は、1993年に刊行。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり満足。同じ著者の「現象学入門」を読んで以来、ぼくには「竹田現象学」はかなり肌に合いそうだと思っていたのだが、この本を読んでその想いを強くした。

    内容は全編にわたって現象学の解説、現象学に対する誤解の払拭、現象学に対する批判への「反批判」。
    前半の固い解説口調も良いが、後半の少し叙情的なエッセ

    0
    2012年05月14日

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