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Posted by ブクログ
高校生の時、読書なんて全くしたことない私からしたら新書なんてものは読めたものではないとこの本も諦めてしまったが、大学4年にしてようやく再読、あの頃より少しは読書歴を積んだ今ようやくこの本を読破することが出来てとても嬉しい。
おもしろいと個人的に思ったのはニーチェによるその既存の絶対的な観念を重視する思想を徹底的に批判していく態度だった。
さらにニーチェは一貫して生の根底を「力への意志」としていて、そこを出発してあらゆる事柄を説明しているところに驚きもしたし、私もなにか文章を、意見を作る際はこうした根本の考えを明確にし、そこから出発して作っていくことで一貫性の保てるものを作れると思った。
Posted by ブクログ
現在高校1年生哲学書を読み始めて4カ月の初学者です。
読みたくなった理由
進路について最近悩んでいてそのときどう生きるべきか、世界に価値や意味があるのか疑問に思ったため読み始めました。
難易度
難解な部分もあり、ニーチェのことを全く知らない人や哲学書を始めて読む人にとっては難しいと思います。入門書ではあると思いますが、三冊目ぐらいに読むと楽しめると思います。自分は哲学書を読み始めて4カ月になりますが楽しめました。
面白かったところ
私はキリスト教に対して知識がなく、キリスト教は楽観主義的で、それを批判しているのかと思っていたのですが、ニーチェはキリスト教の隣人愛や利他性は禁欲主義的理想であり、その行く先がニヒリズムであることを批判していて、自分の想像とギャップがあったため、面白かったです。
自分が世界の価値や意味をどう捉えるようになったか
自分も前から思っていたのですが、絶対的な価値や意味はやはりないと思います。
逆に絶対的な価値や意味がないとも言えない気がします。
なぜなら絶対的な価値や意味がないというのがすでに解釈であり、真理ではないからです。
絶対的な価値や意味がない世界をどう生きるか
やはり既存の価値基準に流されるのではなく、自分で価値観を選んだり、作る必要があると考えます。
なぜなら既存の価値基準は、誰かにとっての価値であり、解釈であるからです。
極めて当たり前のことですが、自分が何かに対して価値があるか、意味があるか、幸福であるかを感じているのであるから、他人や既存の価値基準では自分の人生を生きれないし幸福にはなれないです。
以上のことから、自分は既存の価値基準で死ぬのではなく、自分の価値基準で生きるべきであると考えました。
Posted by ブクログ
なんという本だろう。衝撃を受けた。今までニーチェと言えば「神は死んだ」といったフレーズだけでろくに理解も(今も理解はしていないが)しておらず素通りしていたがそれは大間違いだと気がついた。
ニーチェの指摘したヨーロッパの病理がまさかキリスト教という宗教から生まれていたことや、真理を求めるといった普遍的に正しいと思われるような姿勢が逆に人間の弱さといった部分を、まさにルサンチマン的な態度であるということは衝撃を受けた。ルサンチマンやニヒリズムといった概念は薄く知っていたが、それが今現在の社会において特に色濃くなっているところにニーチェが指摘した病理の深さが図られる気がした。徹底したニヒリズムの先にある力への意思というものがなく、安易に何か絶対的なものや主導してくれるものに飛びつく様はトランプなどが人気になってしまう要因なんだと理解できた。しかしニーチェをこの本で学んだが、永遠回帰の部分と力への意思の部分は難解であり未だ咀嚼しきれていない。今度は道徳の系譜にチャレンジさしてみたいと思う。
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