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Posted by ブクログ 2020年10月07日
『ヘーゲルを超えるヘーゲル』でよくわからなかったところが読み取れて勉強になった。
自由を追い求めて行き着いた先が、なぜ収容所と粛清になってしまったのか? ヘーゲルを基礎とする近現代の「左」の指向と「批判」を中心とした行動について。
あまりに左ドライブが強いので右バッターと「普通の人」は敬遠するの...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月31日
現代社会は、さまざまな困難と矛盾を抱えこんではいるが、人間の本質的な「自由」が生きのびる可能性の原理はまだ死に尽くしてはいない。
この「可能性の原理」を現実化できるか否かは、われわれ自身の一つの根本的な決断にかかっている。つまり、恣意的な理想理念の「物語」からではなく、これ以外にはありえないというい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月29日
哲学者にしては珍しく資本主義社会を肯定的に評価している。哲学者が、特に形而上学に比重を置いたそれが、その学問の無意義を恐れて、経済社会を論じることは多い。そして古代からの人間精神の歴史を独自に解釈して、現代社会を批判する。その批判する哲学者の姿は遊びであればおもしろおかしく笑うことも出来るのだが、本...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月04日
『人間的自由の条件』(講談社学術文庫)のテーマを改めてていねいに論じなおすとともに、現代におけるグローバル資本主義の矛盾に対してどのような処方箋が可能かという問題についての考察を展開している本です。
著者は、ホッブズとルソーの社会契約説をみずからの観点から解釈し、彼らの仕事によって近代市民社会的な...続きを読む
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