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7年間かけて3億キロの彼方にある小惑星イトカワまで、星のサンプル採取に旅立った惑星探査機はやぶさ。その2003年5月の打ち上げから、2010年6月の感動の地球帰還までの試練に満ちた全プロセスを、単独でプロジェクトチームに綿密な取材を続けた山根一眞が、他では知り得ない情報をふんだんに盛り込んで一冊にまとめた。
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Posted by ブクログ
6月に無事地球帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」を一生を綴るドキュメント。 宇宙開発関連の本は、ともすれば技術志向一辺倒の本になりがちで、それはそれで科学技術の先端に触れられるという意味では面白いのですが、いかんせんストーリー性が無かったりして「読み物」としての面白さは欠如しがちなもの。 と...続きを読むころがこの本では、ノンフィクション作家の山根さんが書いていることもあって、非常に分かりやすく、ドキュメンタリーちっくに仕上がっています。
宇宙予算がアメリカの10分の1の日本が、月以外の星へ探査機を送り、星の物質を回収して地球へ戻ってきた! その間に起こる沢山のトラブルにも、「はやぶさ」自身が対処したり、管制室で考え出された奥の手プログラムを細々とした通信手段で送ったりして乗り越えた。 アポロ13号では、搭乗している人間が動いてトラブ...続きを読むルを解消して地球に帰還したけれど、「はやぶさ」は探査機。 受信したプログラムを忠実に実行し、必死にカプセルを地球に届けようと、たった一人で宇宙をひた走る。 思わず「はやぶさ君」と擬人化してしまう。 私が「はやぶさ」を知ったのは、イトカワに着陸したときに転んだという報道で。 通信が途絶えた状態でも、「はやぶさ」は体勢を立て直そうと、必死にエンジンの噴射を繰り返していたのです。 そこから行方不明になりかけたり、イオンエンジンの不具合で地球帰還が絶望視されたりということもあったけれど、それについては全く知らず、カプセルが地球に帰ってきたという報道で、再び「はやぶさ」に注目するようになりました。 この本を読んでいるうちに、「はやぶさ」は宇宙探査史上、アメリカやロシアにも勝る偉業を達成したことを知りました。 お国の財政が厳しい中、宇宙開発への予算がどんどん縮小されていますが、「はやぶさ」の技術は世界中に誇れるもの。 夢を育むものでもあります。 「はやぶさ2号」が地球から旅立つ日が来ることを願っています。
小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられてから地球に戻ってくるまでの冒険を描いています。はやぶさに襲いかかる、予想を越える試練の数々に対して、知恵を振り絞ってミッションをクリアした、日本のはやぶさのチームの執念の物語です。著者の山根氏が、打ち上げから帰還まで7年の間、はやぶさチームに張り付いて取材を続...続きを読むけてきた、膨大な資料がもとになっており、山根氏の執念の賜物でもあります。インタビューで開発担当者から聞き出した秘話がたくさん盛り込まれており、ハイテクとローテクの両輪によって「はやぶさ」が支えられ、幾多の困難を乗り越えてきたことがわかりました。特に、開発担当者のヒラメキと日本を支える企業群の持つ底力によって、磨き上げられて絶妙に組み合わされたローテクの数々がとても興味深く感じました。NASAにおいて開発費が25億円を超えてしまい断念した、低重力の小惑星上で活動する小型ロボットをわずか3000 万円で作ったそうです。残念ながら小惑星に到達することができませんでしたが・・。世界トップの経済力を誇るよりも、あるいは世界をリードする政治力を誇るよりも、こんな不可能と思われることにチャレンジして道を切り開いた、凄腕のチームが日本に存在していることを素直に誇りに思います。またこのチームの存在を我々に知らしめてくれた著者の山根氏にも感謝します。このチームがなぜここまで努力できたのか、中心となった技術者の「とてもおもしろかったから」という言葉が印象的です。結局、おもしろいから頑張れるんですよね。これからもどんどんとおもしろい目標を立てて、どんどんとチャレンジしていく日本でありたい、と思った次第です。結果や評価はあとから付いてきます。「どうして世界一でなければいけないんですか。2位ではダメなんですか」などと言っていた国会議員には、このようなおもしろさは永久にわからないでしょうが・・。
面白かったです!まさに冒険物語。日本人も捨てたものではないと思わせられました。関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。そしておめでとう!
はやぶさが MUSES-C だった時から興味を持って取材をし、打ち上げも帰還も見に行った著者は、科学が好きなのだと思った。 はやぶさの情報は充分公開されているが、それをよく整理し、計画からイトカワ到達、帰還、試料分析まで貫いたストーリーにしてあるところがよい。
はやぶさに携わった技術者や科学者の技術力、アイデア、応用力、想像力、継続するちからは本当にすごい(もちろん技術的な内容についてはさっぱり理解できないがそれだけに凄さを感じる)、無機質な衛星に感傷的になるつもりはないが、それらが小惑星探査衛星「はやぶさ」の向こう側に見えることで「はやぶさ」に対する感動...続きを読むというものになっているのだろう。 でも満天の星空の中を光の筋になって落ちてくる写真はやはり感傷的になる。 それにしても結果を知っていて経過を辿っていくぶんにはいいが、川口さんはじめその時々の現場の緊張感は凄いものだっただろう、やりきって帰還を待つ最後は「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がぴったりだと思った。 そして、やはり日本人として誇らしい気持ちをもたせてくれる。
はやぶさ地球到着の日、夜更かしして映像とか見ていました。最後に撮影された地球の写真がとても感動的で涙ぐんでしまいます。
機能しなくなったイオンエンジンの生きている機能同士を組合せる応急措置などは、 「そんなアナログな!」と思わせるようなものです。 でもそれらは、プロジェクトを絶対成功させるんだという根性による発想なんだと思います。 「はやぶさ」と同じように「ふくしま」もさまざまな応急措置で対応しているみたいです。...続きを読む 具体的なことは分からないけれど、圧力容器内の蒸気を排出したもので、 冷却ポンプ水用のタービンを廻して冷却水を入れるというような 永久機関的なことを 水車を廻して川の水を止めるようなことを 行っていたみたいです。 厳密には永久機関などではなく、核燃料の余熱がエネルギー源というだけですが。 現在ではもしかしたら、もっと「そんなアナログな!」という水の入れ方をしているのかもしれません。 命がけの最前線の方々には頭が下がる思いです。 現在のこのような困難な状況ですが、なんとかこれ以上の惨劇を食い止めて 「はやぶさ」と同じように「ふくしま」の成功のドキュメント本がたくさん出版されることを祈ります。
すごく解りやすく解説されていて、関係者のインタビューなども豊富に載っていて、はやぶさの大冒険の長い長い記録がこれ一冊でよくわかると思います。
科学的なことの解説がわかりやすいこと、関係者のインタビューを盛り込んでいること、専門的になりすぎていないことなど、はやぶさ入門書として最適。これを一冊読めば、はやぶさの旅路をたどることができます。 壮大な宇宙の大冒険。最後は切ないけれど、がんばったところをたくさんの人に見てほしい。
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小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC
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