三浦綾子の作品一覧
「三浦綾子」の「氷点シリーズ 全4冊合本版」「一日の苦労は、その日だけで十分です」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三浦綾子」の「氷点シリーズ 全4冊合本版」「一日の苦労は、その日だけで十分です」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
旭川市立高等女学校卒。1964年朝日新聞の懸賞小説に『氷点』で入選。『塩狩峠』、『道ありき―青春編』、『銃口』『泥流地帯』など数多くの作品を手がける。『氷点』、『積木の箱』など映画化、ドラマ化になった作品も多数ある。
Posted by ブクログ
原罪という難しいテーマだった。あまりに辛い展開で、読んでいて苦しかった。
啓造も夏枝も自分勝手で意地悪い人間に思われるが、嫌悪感を感じながらも、最後まで嫌いになれなかった。第三者として綺麗事を言うのは簡単だ。でも、自分が啓造や夏枝の立場だったら、どうだったろうか。自分はこの2人を見下げられるほど、立派な人間であるだろうか。
この夫婦に対比して描かれる辰子や北原だって、一見よくできた人間のように思われるが、誰かの立場からしたら悪になり得るかもしれない。
何の穢れもなく描かれた陽子ですら、最後は「ゆるし」を求めて自殺を図った。
人にはそれぞれ氷点がある。啓造も夏枝も陽子も、その氷点に達してしまった
Posted by ブクログ
原罪という難しいテーマだった。あまりに辛い展開で、読んでいて苦しかった。
啓造も夏枝も自分勝手で意地悪い人間に思われるが、嫌悪感を感じながらも、最後まで嫌いになれなかった。第三者として綺麗事を言うのは簡単だ。でも、自分が啓造や夏枝の立場だったら、どうだったろうか。自分はこの2人を見下げられるほど、立派な人間であるだろうか。
この夫婦に対比して描かれる辰子や北原だって、一見よくできた人間のように思われるが、誰かの立場からしたら悪になり得るかもしれない。
何の穢れもなく描かれた陽子ですら、最後は「ゆるし」を求めて自殺を図った。
人にはそれぞれ氷点がある。啓造も夏枝も陽子も、その氷点に達してしまった