プロフィール

  • 作者名:いとうせいこう(イトウセイコウ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1961年03月19日
  • 出身地:日本 / 東京都
  • 職業:タレント

早稲田大学法学部卒。『ノーライフキング』、『想像ラジオ』、『鼻に挟み撃ち』など多数の作品を手がける。代表作の一つである『想像ラジオ』で第35回野間文芸新人賞を受賞している。俳優・小説家など多彩な才能で各方面で活躍。

作品一覧

  • 能十番―新しい能の読み方―
    4.7
    能とは、こんなに面白いものだったのか! 精選十曲の詞章+現代語訳+英訳+解説で650年の古典の神髄を味わい尽す。柴田元幸氏との鼎談「謡を英語にする醍醐味」、酒井雄二氏(ゴスペラーズ)との対談「世阿弥に学び、「芸人実感」で謡を考える」も収録。
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵
    4.1
    1巻3,520円 (税込)
    能「松風」、狂言「木六駄」、説経節「かるかや」ほか、近松門左衛門の世話物やいわゆる三大浄瑠璃といった傑作を、作家の新訳で収める画期的試み。舞台もさらに楽しめる最高の一冊。 解説=池澤夏樹 解題=宮本圭造、阪口弘之、内山美樹子 月報=酒井順子・後藤正文
  • 見仏記 三十三年後の約束
    5.0
    1巻3,333円 (税込)
    33年越しの冗談が、本当になった。 仏友ふたり、あの日の約束をたずさえて――。 小学生時代から仏像に取り憑かれ、スクラップブックまで作っていたみうらじゅん。 1992年、仏友・いとうせいこうを巻き込んで始まった見仏記シリーズは、気づけばあれから33年――。 「33年後の3月3日、3時33分に三十三間堂の前で会いましょう」――そんな冗談のような約束が、ついに現実となる。 滋賀は長浜から関東、東海を巡り、そして約束の地、三十三間堂へ。二人が今回出会うのは、一癖も二癖もある仏像たち。 再会する仏像、新たな人との出会い。すべては仏縁に導かれて。 仏友ふたりの見仏旅、ここにひとつの到達点! シリーズ33年分の笑いと感動をあなたに。
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美
    4.0
    1巻2,970円 (税込)
    江戸、そして大坂――百花繚乱に咲き誇った、17世紀から19世紀の江戸期の文学。井原西鶴・上田秋成・山東京伝・為永春水の、粋で美しく鮮やかな四作をすべて全訳・新訳で収録。 解説=池澤夏樹 解題=佐藤至子 月報=田中優子・宮部みゆき
  • 東北モノローグ
    4.8
    東日本大震災の癒されえぬ傷痕、そのうえを流れた時間はいったいなにを残したのか。東北のひとびとがいま語ること、その地でこだまする声に耳を澄ます、文学とノンフィクションの臨界点。
  • 解体屋外伝
    4.2
    1巻2,090円 (税込)
    濃密なストーリーテリングと鮮やかな描写にひたすら息をのむ、圧巻の長編。 とにかく読めば面白い! コミック化もされ話題を読んだ、いとうせいこうファンの間では最も人気がある超弩級の冒険活劇愉楽小説。
  • 未刊行小説集
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    「あれ、こんなの書いてたっけ…?」著者自身が驚嘆。『想像ラジオ』以前に執筆された幻の長篇を含む、記憶の空白を埋める小説集。
  • ワールズ・エンド・ガーデン
    -
    1巻1,980円 (税込)
    「いとうせいこうレトロスペクティブ」シリーズ第一弾。 ある日、ムスリム・トーキョーに突如現れた謎の浮浪者。彼は偉大なる予言者なのか? それとも壮大なる詐欺師なのか? 未来を幻視したいとうせいこうの魔術的代表長編。著者自身によるあとがきと新たな解説を加え、ついに復刊。
  • 「国境なき医師団」をそれでも見に行く  戦争とバングラデシュ編
    4.5
    1巻1,881円 (税込)
    世界最大の難民キャンプで、作家が出会った「もう一つの戦争」。希望なき世界でたたかう仲間たちを描く、大反響ルポルタージュ! 前回訪ねたガザとヨルダン川西岸地区に続き、バングラデシュにあるロヒャンギャ難民キャンプを訪ねた著者。世界が暴力に覆われるなか、困難を増す難民の人々の現実と国際人道支援の最前線を描く。歴史学者・藤原辰史氏との対談を収録。 「著者は深く傷ついている。苦境に生きる人たちの姿を見、話を聞き、その理不尽に憤り、でも憤るよりもっと深く、傷ついている。傷ついていることを、隠さずに書いている。私はそのことに心動かされ、そして、なんと信頼できるルポだろうと思うのだ。」角田光代さん(群像2025年5月号より) 「いとうさんが訪ねた場所は、現代史の「傷」の現場だ。私は本書を生きた歴史の本として読み、著者とともに世界を旅した。」藤原辰史さん 「私たちがいなくていい世界にするために、私たちが今ここにいる」(「国境なき医師団」メンバーの言葉) 彼らはこの希望なき世界で、信じることのできない希望のためになお“踏みとどまっている”、あるいは“退避してひたすら前方をにらんでいる”、または“一歩ずつ目的地へにじり寄っている”。つまり、それでも彼らはいる。現在、世界はきつい。希望は日々少なくなる。しかしそれでも、いやだからこそ「私たちが今ここにいる」必要がある。そして俺も『「国境なき医師団」をそれでも見に行く』のだ。――いとうせいこう
  • 福島モノローグ
    4.4
    忘れたいことがある。忘れられないことがある――福島から語られる「いま」の声は、死者の声を響かせながら、未来へと向かう。『想像ラジオ』の著者による、21世紀の『苦海浄土』。
  • どんぶらこ
    3.0
    1巻1,815円 (税込)
    「なぜ自分だけがこんな目に?」――父が倒れる。母が倒れる。介護せざるを得なくなった息子/娘の揺れる日常に、沈んだ不安は今日も漂流、どんぶらこ。老いた日本社会の濁りが浮かび上がる。
  • 漱石漫談
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    『こころ』はBL?『坊っちゃん』は童貞小説?邪道に見せて王道を行き、微笑みながらガチで斬り合う「文芸漫談」の真髄発揮。『吾輩は猫である』『三四郎』他を読み解く漱石入門書。
  • 夢七日 夜を昼の國
    4.0
    1巻1,700円 (税込)
    ベストセラー『想像ラジオ』から7年。言葉の力を知り抜く著者が世に問う、渾身の小説集! 【夢七日】交通事故に遭い、意識不明となった木村宙太。震災後、原発で働いていた君だが最愛の妻の呼びかけにも応じられない深い眠りの中にいる。二〇一九年十一月、私は君に、日々ささやきかける。――君よ、目覚めよ。         * 【夜を昼の國】一七一〇年、身分違いの悲恋で心中し、恋人・久松と共に「書かれた世界」に放り込まれてしまったお染。歌舞伎や浄瑠璃に脚色され、名誉を傷つけられてきた彼女は今また生き返り、ネットでの中傷に立ち向かおうとする。
  • 今夜、笑いの数を数えましょう
    3.6
    倉本美津留、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、バカリズム、枡野浩一、宮沢章夫、きたろう。いとうせいこうが、「笑い」の世界の第一線で活躍中の6名と、その本質を語り明かす対談集。平成の「笑い論」決定版! 「死ぬ前に一度は気になる人物と「笑い」の種類について話しあってみたい。そして自分が考えてきたことを伝えてみたらどうだろう、と考えるに至りました。」(前口上」より)
  • 作家と楽しむ古典 好色一代男 曾根崎心中 菅原伝授手習鑑 仮名手本忠臣蔵 春色梅児誉美
    -
    1巻1,540円 (税込)
    古典を平易にわかりやすく。「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の古典新訳で活躍した作家たちによる古典講義。人気シリーズの第三弾は江戸のベストセラーと三大浄瑠璃を軽やかに紹介。
  • ユリイカ 2015年7月号 特集=七尾旅人
    -
    1巻1,430円 (税込)
    シンガーソングライターの七尾旅人を特集。 既存の音楽ジャンル、性別や年齢、時間と空間、あるいは人間と動物といった境界線を取り払い、 自我を超えて複数化する音楽を生み出し続ける七尾旅人。 本特集は七尾旅人の「歌の力」とは何かを描き出そうという試みであり、 そうして聞こえてくる潜在的な小さな「声=うた」の物語とともに、今後の行く先を照らし出す。
  • 文芸漫談 笑うブンガク入門
    4.2
    1~2巻1,408円 (税込)
    小説の書き方・読み方がクスクスわかる! ヒカルがボケて、いとうがツッコむ! 芥川賞作家と稀代の仕掛け人が捨て身でおくる、“漫談スタイル”の超ブンガク実践講座。渡部直己(座付作家)による、ためになる脚注付き。
  • 雑談藝
    4.3
    1巻1,223円 (税込)
    仏像を訪ねる『見仏記』シリーズ、武道館公演や映画化もされた大人気トークイベント『ザ・スライドショー』、展覧会の「仏像大使」活動などでおなじみのいとうせいこう&みうらじゅん。 旅に出るときの新幹線の車中でもずーっとしゃべりっぱなしの仲良し名コンビが、2016年1月から2017年5月まで放送していたラジオ番組「いとうせいこう×みうらじゅん ザツダン!」(文化放送)の中から、とくに面白かった雑談を選り抜いて書籍化。 乾電池の「単」とは何なのか? ♂♀マークの意味するものは? 新幹線で時刻通りに通過されてしまう三河安城駅って? お風呂でメガネは外すのか? 手にメモを取るのにふさわしい内容とは? 新婚さんにふさわしい間取りは? みうらじゅんの美髪の秘密とは? 三途の川は何級河川なのか? 理想の葬式とは? 死ぬときに言いたい最期の言葉は?……などなど、くだらなくて笑ってしまう雑談から「なるほど!」と感心する雑談まで、怒涛の74本を収録。 笑いの中に真理あり! 読めば身につく雑談力! 雑談上手になれる「雑談藝の極意十箇条」や、新幹線車内で隠しどりした「本気雑談」も収録。転がり続けるおしゃべりは誰にも止められない! ザッツ・トーキング・ロール!
  • 我々の恋愛
    -
    1巻1,155円 (税込)
    20世紀最高の恋愛は、間違い電話から始まった! 2001年、日本の山梨で『二十世紀の恋愛を振り返る十五カ国会議』が開催され、世界中の恋愛学者が集まった。そこで「20世紀最高の恋愛」としてグランプリに選ばれたのは、日本のありふれた若い二人の、世にも不器用で奇妙な恋だった――。1995年の日本から2001年のアメリカへ、電話線とネット回線がつなぐ、時代の転換点に生まれた恋の物語。作家・クリエイターとして幅広く活躍し、『想像ラジオ』(野間文芸新人賞受賞)で大きな注目を集めた、いとうせいこうの本領発揮、多面的な魅力に満ちた長編小説。
  • ハプニングみたい
    -
    1巻1,068円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 言葉と絵のメイク・ラブ! いとうせいこう&岡崎京子のなんかへん――あのいとうせいこうくんが、岡崎京子ちゃんと組んでこしらえた、なんとも不思議なハプニング。どんなハプニングかって? それがなんとも……いやはや……。
  • 「国境なき医師団」になろう!
    3.8
    誰かのために、世界のために、何かしたい。――でも、どうやって?「国境なき医師団」で働くのは医師や看護師だけではない! ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダンをめぐる現地ルポと日本人スタッフへのインタビューで迫る、「人道主義」の最前線。 * * *MSFってどんな組織? どんな人が働いているの?どこに派遣されるの? 危なくないの?給料はどれくらい? …私でもなれるの?知っているようで知らないMSFのリアルを、稀代のクリエーターが徹底取材で明らかに! * * *[目次]はじめに第一章 「国境なき医師団」ってどんな組織?第二章 MSF日本インタビュー1 アドミニストレーター ロジスティシャン 人事部リクルートメントオフィサー第三章 現地ルポ1 ハイチ ギリシャ フィリピン第四章 MSF日本インタビュー2 国境なき医師団日本会長 活動責任者 ファンドレイジング部ディレクター+シニア・オフィサー第五章 現地ルポ2 ウガンダ 南スーダンおわりに
  • 金子兜太 いとうせいこうが選んだ「平和の俳句」
    4.3
    1巻990円 (税込)
    俳句の達人をうならせた平和のうた352句。 東京新聞・中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の朝刊1面に一日一句が掲載中の人気企画「平和の俳句」が一冊の本になりました。 連載が始まったのは、戦後70年にあたる2015年。その前年に、現代俳句の第一人者である金子兜太氏と、作家のいとうせいこうさんは語り合います。 戦争体験を、また体験していないけれど戦争体験をどう考えるかということ、平和を願う気持ちを、俳句にしてはどうか。 それを新聞で募集して載せたらいいのではないか--と。 言葉の力に期待したふたりの声かけにこたえ、2015年末の時点で5万7000通の「平和の俳句」が寄せられました。 下は3歳から上は106歳まで、日本だけでなく世界中から、ドキドキする俳句が集まったのです。 この本では、2015年に選ばれた352句を一挙掲載。 選者ふたりによる選評や対談記事もあわせて掲載! いとうせいこうさんは、この投稿を「軽やかな平和運動」と呼んでいます。 “戦後”が71年、80年、100年、永遠へと続くよう、あらためてこの年に選ばれた「平和の俳句」を、ぜひまとめて、声に出して読んでみてください。
  • 他流試合――俳句入門真剣勝負!
    -
    1巻979円 (税込)
    「俳句って何だろう!」「俳句の面白さをもっと知りたい!」「日本語を俳句を通して考えたい!」俳句界の巨人・金子兜太に、いとうせいこうが挑みかかった!俳句を通して、「試合」のテーマは「詩語論」「日本語論」そして「平和の俳句」へと発展! 二人が分け入った日本語という森の奥での刺激的かつ血の通った会話を、お楽しみあれ!
  • 小説の聖典
    3.9
    1巻935円 (税込)
    読んでもおもしろい、書いてもおもしろい。不思議な小説の魅力を作家二人が漫談スタイルでボケてツッコむ!笑って泣いて、読んで書いて。そこに小説がある限り……。
  • 「国境なき医師団」を見に行く
    4.0
    生きることは難しい。けれど人間には仲間がいる。――大地震の傷跡が残るハイチで、中東・アフリカから難民が集まるギリシャの島で、フィリピンのスラムで、南スーダンからの難民が100万人を超えたウガンダの国境地帯で。作家・いとうせいこうが「国境なき医師団」の活動に同行し、世界のリアルな現場を訪ねて描いた傑作ルポルタージュ。日本の小説家がとらえた、「世界の今」と「人間の希望」とは? 生きることは難しい。けれど人間には仲間がいる。――大地震の傷跡が残るハイチで、中東・アフリカから難民が集まるギリシャの難民キャンプで、フィリピンのスラムで、南スーダンからの難民が100万人を超えたウガンダの国境地帯で。作家・いとうせいこうが「国境なき医師団」の活動に同行し、世界のリアルな現場を訪ねて描いた傑作ルポルタージュ。日本の小説家がとらえた「世界の今」と「人間の希望」とは?
  • 「国境なき医師団」をもっと見に行く ガザ、西岸地区、アンマン、南スーダン、日本
    3.9
    1巻913円 (税込)
    世界の矛盾が凝縮された場所――パレスチナ。そこで作家は何を見て、何を感じたのか? 同時代の「世界のリアル」を伝える傑作ルポルタージュ! 抗議デモで銃撃されるガザの若者たち、巨大な分離壁で囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院ーー。 「国境なき医師団」に同行して現地を訪ねた作家が、そこに生きる人たちの困難と希望を伝える好評シリーズ最新刊。 文庫版では、新たに「南スーダン編」「日本編」を追加。 「見つめるほうも、見つめられるほうも、その瞬間を生きている。戸惑いの中から漏れる言葉に吸い寄せられた。」 ――武田砂鉄さん(ライター) 「いとうさんだからかけた、ニュースでは見えない人間のドラマ。最前線のリアルが立体的に伝わる一冊です。」 ――白川優子さん(「国境なき医師団」看護師)
  • 通言総籬・仕懸文庫
    -
    1巻880円 (税込)
    江戸のマルチクリエイター・山東京伝による、吉原・浅草芸者の風俗を描いた黄表紙と洒落本の傑作、かつ当時発禁処分となった2篇を画期的現代語訳で。「仕懸文庫」は本邦初作家訳し下ろし。
  • 「クローン5」(1)
    完結
    -
    全4巻792円 (税込)
    すぎむらしんいち×いとうせいこう! 鬼才のタッグによる幻の作品がここに復活!! 禁断のクローン人間のアイデンティティーは一体どこにある!? 「お前は日本一のクローンなんやで」忠次はその言葉に震えた。定年退職した天才科学者団十郎は、手掛けたクローン人間を全員集めることができるのか!?
  • からっぽ男の休暇
    4.0
    1巻726円 (税込)
    忘却の旅に出て知る忘却する快楽!! 休暇中のからっぽ男のように南の島で読んでください。あるいは暑い日に!! 南の島の木陰で紡ぎだす曖昧な童話――陽光に照らされた風が動きはじめて、椰子の森がささやいて揺れる。終わりのない休暇を南の島ですごす僕。美しいティパワンやクリッサナたちとのひととき、忙しかったころには思い出しもしなかった童話を話したくて仕方がない。でも、ちょっと変!! そんな曖昧でこんがらがってしまった不思議な15のお話。
  • 存在しない小説
    4.0
    1巻704円 (税込)
    アメリカ、ペルー、マレーシア、日本、香港、クロアチア……。世界のさまざまな場所から『存在しない小説』というウェブサイトに届いた小説は、それぞれ見知らぬ土地の風土が匂い立つような文体で、そこに生きる人々のドラマを鮮やかに描き出していく。「存在しない作家」たちによる、魅力あふれる世界文学。
  • ノーライフキング
    3.8
    1巻627円 (税込)
    小学生の間で空前のブームとなっているゲームソフト「ライフキング」。ある日、そのソフトを巡る不思議な噂が子供たちの情報網を流れ始めた。呪われた世界を救うため、学校で、塾で、子供たちの戦いが始まる。そして最後に彼らが見た「キング」の正体とは?発表当時よりセンセーショナルな話題を呼んだ、著者圧倒的代表作。

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  • 見仏記
    4.2
    1~8巻550~792円 (税込)
    小学生時代から、詳細なスクラップブックを作ってしまうほど、仏像に魅せられてしまったみうらじゅんが、仏友・いとうせいこうを巻き込んで、全国各地を“見仏”をする珍道中が始まった! セクシーな如意輪観音に心を奪われ、千手観音のパフォーマンスに驚愕し、十二神将像の逆立った髪型を考察する。さらに、みやげ物にまで目配りを怠らないという充実ぶり。抱腹絶倒の大ヒットシリーズ、第一弾。
  • 植物はヒトを操る
    3.4
    1巻550円 (税込)
    ベランダで自己流園芸に勤しむクリエーターのいとうせいこう氏と、世界的な花の育種家(ブリーダー)の竹下大学氏が、 不可思議な植物の世界をめぐって深淵で刺激的なサイエンス・トークを繰り広げる。 本書のタイトルは、人類は植物を利用して文明を発展させてきたが、 実は植物の方が種の繁栄のために人間を利用しているのではないかという発想によるもの。 動物との共進化に代表される植物の生存戦略、日本人の死生観と植物の関係性、 生殖から考えるオスの存在意義など多方面から植物にまつわるエピソードと可能性を語る壮大な対談集。 植物と人間の新しい関係が見えてくる、花とサイエンスの超入門書。
  • 自己流園芸ベランダ派
    4.4
    1巻550円 (税込)
    タレント、ミュージシャン、作家……と多様な顔をもつ、著者いとうせいこう氏は自宅マンションのベランダで60鉢もの植物を育てる「ベランダー」でもある。 「ベランダー」とは著者の造語で、ガーデナーと区別したものだ。 面積や日照時間が限られる都会の狭いベランダでは園芸書の知識は通用しない。 著者は10年以上のベランダー経験をもとに自己流で植物の世話をし、試しては枯らし、枯らしては試すを繰り返す。 しかし、その自由さこそがベランダーの醍醐味なのである。 たとえ枯らしてしまってもいいのだと著者は言う。 それも植物の生命のひとつのサイクルであり、そもそも植物の生命をコントロールしようとすること自体が無理なのだから……。 本書は、そんな著者の植物生活をつづったものだ。 著者と一緒に植物の生命の偉大さに驚き、感謝したくなる一冊です。
  • 鼻に挟み撃ち
    3.8
    1巻506円 (税込)
    御茶ノ水、聖橋のたもとで演説をする奇妙な男。ゴーゴリの「鼻」と後藤明生の「挟み撃ち」について熱く語るその男は、大声を出すには相応しくないマスクをしている。そしてまた道行く人々もみな同様に。なぜ誰もが顔を隠しているのか、男の演説の意図は何なのか。支離滅裂に思える内容に耳を傾けるうち、次第に現実が歪み始め――。政治小説の再来を目指した表題作の他三篇を含む幻惑小説集。
  • 想像ラジオ
    3.9
    1巻495円 (税込)
    深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由は―東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。 野間文芸新人賞受賞。
  • 小説禁止令に賛同する
    3.0
    1巻473円 (税込)
    「皆さん。こんなおかしな小説はありはしません。信じて下さい」2036年の日本。「練られた筋書きだの、生活の機微を活写した虚構だの、人間のありようを深く追求するだの、そんなことの一切が嘘八百だということを、わたしは平易な随筆でもってあきらかに示したい。それが敗戦国の人間の、当然の責務だと考えるからであります」獄中で書いた随筆は、政府が発布した「小説禁止令」を礼讃する内容になるはずだった。しかし、当局がそこに見つけたのは、あるはずのない作品名だった……。
  • 難解な絵本
    4.3
    1巻440円 (税込)
    大人には何が何だか分からないこどもの世界。ゆえに、これは難解な絵本。不朽の大人のメルヘン。いとうせいこうの最高傑作との呼び声高い、異色作。
  • A&F COUNTRY総合カタログ 2014
    -
    1~11巻200円 (税込)
    2014 A&F COUNTRY総合カタログ。直木賞を受賞した作家の高橋克彦氏、狩猟漫画『山賊ダイアリー』の岡本健太郎氏、佐藤卓氏、谷克二氏、大宮勝雄シェフ等一流の執筆陣に寄稿していただきました。 【INDEX】 〈記事〉デイナ・グリーソン/若井辰紀・山口浩康/竹内昌義(みかんぐみ)/高橋克彦/大宮勝雄/中山由起枝/小田桃花/佐藤卓/岡本健太郎/谷克二 〈カタログ〉weber/KETTLEPIZZA/CampMaid/アツボウグ/LODGE/GSI/YET/Klean Kanteen/SEATTLE SPORTS/BYER/BLUE RIDGE CHAIR WORKS/HELINOX/CRAZY CREEK/ADIRONDACK/cocoon/HENNESSY HAMMOCK/HILLEBERG/TICLA/Kirkham's/DAC/Feathercraft/Aironaut/PENDLETON/OUTDOOR RESEARCH/ibex/KAVU/Barbour/KENTUCKY ROYALTY/Woolly Pully/INTERSTELLAR/DARN TOUGH VERMONT/RUSSELL MOCCASIN/Chaco/VASQUE/CLIF BAR/UltrAspire/MYSTERY RANCH/KLETTERWERKS/ETHNOTEK/Chico Bag/pacsafe/eagle creek/TERG/遊牧舎/The SPEEDY STITCHER/Rainbow of California/PAX NATURON/みやざきタオル/The Printed Image/OUTSIDE INSIDE/Euro SCHIRM/ABITAX/NITE-IZE/COMPASS/STATIONERY/SUN/Rite in the Rain/FOX40/Merk Wares/MAKING A FIRE/LIVE FIRE/The solite stove/ULTIMATE SURVIVAL/NITECORE/WETTERLINGS/Randall Made Knives/BUCK KNIVES/晶之/佐治 鉈/HIRO KNIVES/VICTORINOX/MAG-LITE/COGHLAN'S ※本書は、2015年6月8日~2022年9月15日までCLAPより配信していた『A&F COUNTRY総合カタログ 2014』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。

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  • メルヴィル『書記バートルビー』を読む(文芸漫談コレクション)
    -
    1巻110円 (税込)
    変人キャラふたりと、かわいいキャラひとりと、「私」。そこへいよいよ例の男が登場! 『スター・ウォーズ』のC-3PO? 『相棒』の水谷豊? いえいえ……。今回は、メルヴィル『書記バートルビー』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2016年9月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • ゲーテ『若きウェルテルの悩み』を読む(文芸漫談コレクション)
    -
    1巻110円 (税込)
    「ウェルテルは自分の才能を文学に使っておけばよかった。その文学性を映画化するなら、「ザ・ストーカー」というタイトルしかない。彼が荒れると世界が荒れる。殺人事件が起き、村は洪水(いとう)」。今回は、ゲーテ『若きウェルテルの悩み』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2016年1月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • ナボコフ『ロリータ』を読む(文芸漫談コレクション)
    -
    1巻110円 (税込)
    「複雑なモラル・ハラスメントとセクシャル・ハラスメントが交差している、まさに現代、現在の小説(いとう)。」「下劣なものと崇高なもの、醜いものと美しいもの――その振り幅のなかで世界を構築している(奥泉)。」今回は、ナボコフの『ロリータ』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2015年5月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』を読む(文芸漫談コレクション)
    -
    1巻110円 (税込)
    美。そして、陶酔、陶酔、陶酔。とにかく美しかない。美と理性、そこに忍び込んでくる魔的なものというテーマのトーマス・マン『ヴェネツィアに死す』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2009年1月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • コンラッド『闇の奥』を読む(文芸漫談コレクション)
    -
    1巻110円 (税込)
    小説で声や痛みは再現可能か? そのものを伝えることができるのか? 今回はコンラッドの『闇の奥』を読む。「シリアスな本作を使って、笑ってもらおうというのがこちらの魂胆ですから、空前絶後といっていいですよ(奥泉)」。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2012年8月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • アンドレ・ジッド『法王庁の抜け穴』を読む(文芸漫談コレクション)
    -
    1巻110円 (税込)
    ジュリウス・ド・バラリウル、アメデ・フルーリッソアル、百足組…。そんな名前のラップグループがいてもいいぐらいですが、実はこれ各編のタイトルです(笑)。笑えるところに、すぐに食いつく文芸漫談。今回は、アンドレ・ジッドの『法王庁の抜け穴』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2012年6月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 倉橋由美子『スミヤキストQの冒険』を読む(文芸漫談コレクション)
    -
    1巻110円 (税込)
    成長もなし。教訓もなし。変化もなし。空虚小説。チャレンジングな作品ですよ。つまり、これは倉橋由美子の冒険だと思います。(いとう)。今回は、倉橋由美子『スミヤキストQの冒険』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2014年8月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 小島信夫『アメリカン・スクール』を読む(文芸漫談コレクション)
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    1巻110円 (税込)
    今日は小説技法の初歩をしっかりおさらいしましょう。そして、作りものめかないためにどうすればいいのか。『アメリカン・スクール』の三人称多元はどういうものなのか。今回は、小島信夫『アメリカン・スクール』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2013年5月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 深沢七郎『楢山節考』を読む(文芸漫談コレクション)
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    1巻110円 (税込)
    「自分でない人と話し合いたい、対話したい、コミュニケートしたいという、人間としての根源的な欲求を、ここまで美しく描いた作品はあまりないと僕は思うんです(奥泉)」「ここはもう、がまんせずに泣きましょう(いとう)」。今回は、深沢七郎『楢山節考』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2012年2月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 三島由紀夫『仮面の告白』を読む(文芸漫談コレクション)
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    1巻110円 (税込)
    「少年を描かせたら、三島由紀夫はほんとうにすばらしい(いとう)」「少年を書くときはまったくやる気が違うよね(奥泉)」。今回は、三島由紀夫『仮面の告白』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2010年8月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 安部公房『砂の女』を読む(文芸漫談コレクション)
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    1巻110円 (税込)
    安部公房のいいところは、ワンテーマ、ワンアイディアを律儀なまでにしゃぶり尽くすこと。キーワードは「がくがく」と「律儀」。今回は、安部公房の『砂の女』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2010年2月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。

ユーザーレビュー

  • 「国境なき医師団」をそれでも見に行く  戦争とバングラデシュ編

    Posted by ブクログ

    あまりにも凄い内容で読むのが辛かった
    世界が暴力に満ち溢れているようになり
    イスラエルのガザへの監視と暴力
    落ちていたオモチャが爆弾で子どもの手を失くす
    後から足を撃たれて片足が不自由に
    いずれもその後の生産性を阻害する
    ひどいやり方
    知らなかったとてもショック

    アウン・サンスーチーでさえ
    助けなかったロヒンギャの人々
    ミャンマーを追われバングラデシュの
    難民キャンプで暮らす百万近い人
    そこで起こるギャングの争い
    仕事もできず食料も不足し栄誉不足
    はびこる不衛生 感染
    人間として生きる希望も見いだせない

    世界は分からない事だらけ

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    2025年11月10日
  • 見仏記 三十三年後の約束

    Posted by ブクログ

    楽しめました、ボリュームたっぷりデラックス版!

    「三十三年後の約束」の件、JAF会報誌のみうらさんエッセイで知りました。行きたい!行こうと思ったのですが、既に仕事の予定が入っておりなくなく断念。

    その当日、想像以上の盛り上がりで仕事を調整してでも行くべきだったと後悔しきり。

    その残念さをこの本が埋めてくれました。

    仏像には全く知識がないもののいとうさんの語り口とみうらさんのイラストで違和感なく受け入れられます。
    そして、みうらさんの天然さが最高!それをうまく文章化できるいとうさんも!

    上陸大師像、これは是非実物を見に行きたいと思っています~

    0
    2025年10月30日
  • 能十番―新しい能の読み方―

    Posted by ブクログ

    連載してたもので、いとうせいこうの現代語訳の能を英語に翻訳して、その両方を掲載している。
    英語に訳すというのも面白いけど、現代語にまず訳すというところが大事なのかなと思う。舞台演劇としての能ではなく文学としての能という捉え方も、能の楽しみの1つだな。

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    2025年05月31日
  • 能十番―新しい能の読み方―

    Posted by ブクログ

    不思議な本だ。もともと古典芸能全般に縁遠く、中でも能は最も敷居が高いと感じていたから著者がこのふたりでなければ、この本を読む機会はきっとなかったはず。けれど、なんだろう?本を手に取った瞬間から感じる懐かしさと、脳内で微かに聞こえてくる声とリズム、そういうことかー!の納得感は!とにかく本の作りが素敵で、表紙の手触りや重みを確かめながら、現代語訳をひととおり読んだところだけれど‥。語り継がれる物語、「言葉」にはやはりそれなりのパワーがあるのだなと、つくづく。

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    2025年03月18日
  • 「国境なき医師団」をもっと見に行く ガザ、西岸地区、アンマン、南スーダン、日本

    Posted by ブクログ

    前作の『国境なき医師団』に感銘を受けたので、こちらもすぐに購入しました。

    こちらも「国境なき医師団(MSF)」で働いているスタッフ、その患者や派遣先の人々、そして取材スタッフの行動や思いが、そのパッションとともに丹念に描かれています。

    特に印象に残った人物は、MSFに何度も調整して今は紛争地で活動している日本人のファーマシー・スタッフの方です。

    一度や二度の挫折では折れず、ようやく夢をかなえてMSFに入った。そして、今の仕事に対し、自分が選んでここにいるという充実した思いしかないという。

    こういう仕事を見つけ、実際に就くことができるのは幸せなのだろうと感じます。また、自分は今その仕事に

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    2025年01月13日

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