「国境なき医師団」をそれでも見に行く  戦争とバングラデシュ編

「国境なき医師団」をそれでも見に行く  戦争とバングラデシュ編

1,881円 (税込)

9pt

4.5

世界最大の難民キャンプで、作家が出会った「もう一つの戦争」。希望なき世界でたたかう仲間たちを描く、大反響ルポルタージュ!
前回訪ねたガザとヨルダン川西岸地区に続き、バングラデシュにあるロヒャンギャ難民キャンプを訪ねた著者。世界が暴力に覆われるなか、困難を増す難民の人々の現実と国際人道支援の最前線を描く。歴史学者・藤原辰史氏との対談を収録。

「著者は深く傷ついている。苦境に生きる人たちの姿を見、話を聞き、その理不尽に憤り、でも憤るよりもっと深く、傷ついている。傷ついていることを、隠さずに書いている。私はそのことに心動かされ、そして、なんと信頼できるルポだろうと思うのだ。」角田光代さん(群像2025年5月号より)
「いとうさんが訪ねた場所は、現代史の「傷」の現場だ。私は本書を生きた歴史の本として読み、著者とともに世界を旅した。」藤原辰史さん

「私たちがいなくていい世界にするために、私たちが今ここにいる」(「国境なき医師団」メンバーの言葉)
彼らはこの希望なき世界で、信じることのできない希望のためになお“踏みとどまっている”、あるいは“退避してひたすら前方をにらんでいる”、または“一歩ずつ目的地へにじり寄っている”。つまり、それでも彼らはいる。現在、世界はきつい。希望は日々少なくなる。しかしそれでも、いやだからこそ「私たちが今ここにいる」必要がある。そして俺も『「国境なき医師団」をそれでも見に行く』のだ。――いとうせいこう

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「国境なき医師団」をそれでも見に行く  戦争とバングラデシュ編 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あまりにも凄い内容で読むのが辛かった
    世界が暴力に満ち溢れているようになり
    イスラエルのガザへの監視と暴力
    落ちていたオモチャが爆弾で子どもの手を失くす
    後から足を撃たれて片足が不自由に
    いずれもその後の生産性を阻害する
    ひどいやり方
    知らなかったとてもショック

    アウン・サンスーチーでさえ
    助けな

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    2024年6月にバングラデシュにあるミャンマーからの難民の受け入れ先、世界一広大なロヒンギャ難民キャンプを取材した記録。帰国後、新たな難民が増えたりなど状況の変化を「緊急補足」されていた。
    これまで8年間をかけて、ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダン、パレスチナ・ガザ地区、ヨルダンにあ

    0
    2025年10月01日

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