あらすじ
金のなる木、オリヅルラン、ニチニチソウ、
シイタケ栽培、パンジー、マイクロ胡蝶蘭……etc.
ベランダ園芸歴25年のいとう家では、
昨今の気候変動もあいまって、ベランダ園芸から
室内園芸にシフトしつつある日々。
多少の採光があると気づけば、
玄関にもサッシ窓の内側にも鉢を置き、
リビングに鎮座させている組み立て式ビニールハウスの中では
多肉植物を育て、壁にはエアプランツをぶら下げる。
挙げ句の果てに自分に胡蝶蘭を贈るという前代未聞の行為にまで及んだ。
『ボタニカル・ライフ』から25年。
『自己流園芸ベランダ派』から12年。
ベランダ園芸家改め室内園芸家による
愛溢るるドラマティック植物生活の記録。
東京新聞人気連載7年間分の書籍化
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても面白く読みました
かれこれ30数年前、私も一度室内ベランダ植物に襲われ(?)たことがあったので。
わからない名前の植物、忘れてしまった花の姿など、ネット検索しながら…
表紙の絵もとてもいいです。
ほっこりとしながら、このご家族3人も思い浮かべながら…楽しい読書でした。
Posted by ブクログ
どんぐりの話が面白かった。
私もどんぐり8鉢育てているので。
お子さんに「木」のことを「樹木」と教えている、というのがなかなか…。
夏の酷暑、思いやられますよね。
Posted by ブクログ
ここ数年のうちに、ベランダ園芸家=ベランダーから、室内園芸家=ルーマーになったいとうさんの、植物にまつわる成功と失敗と苦悩と失敗と苦悩と失敗と苦悩(とときどき原発問題や気候変動)のはなし。家のなか密林化計画に思いを馳せ、つる性植物を壁じゅうに這わせようと画策し、多肉植物の寄せ植えがうまくいかずに「ダメな人間だ」と己を卑下し、本物のようなうそグリ(フェイクグリーン)にバグを起こして奇行に走り、植物の名前に混乱し、胡蝶蘭を自分で自分に贈り、死んだと思って打ち捨てた植物が蘇生したことに自然の力強さを感じ、床に点々と落ちた黒い塊を見てあおむしの存在を確信して、人間にとっても植物にとっても生きていくことが過酷となりつつある地球の行く末を憂う。
とにかく全素人園芸家、とくに室内園芸家ルーマーにただちに読んでほしい一冊です。すべてのページに共感できると思うし、植物を増やしたくなると思います。わたしは増やしたくなってます。増やしてもいいんだなと思ってます。実際増やしました。ああ、頭上はまだまだ空いてるな、と思ってます。
Posted by ブクログ
『ボタニカルライフ』が1999年出版だったそうだ。懐かしい。
田舎にいると植物はすべて自由気ままで幸せそうだ。
わざわざ園芸種を植えようと思う気持ちもあまり起こらない。でも、いとうさんの「お世話」ぶりを読んでいると、家の中にも何か置いて愛でたくなるな。