海堂尊の作品一覧
「海堂尊」の「ブラックペアンシリーズ【全3冊合本版】」「新装版 ナイチンゲールの沈黙【電子特典付き】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「海堂尊」の「ブラックペアンシリーズ【全3冊合本版】」「新装版 ナイチンゲールの沈黙【電子特典付き】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
一時期、海堂尊の本は面白くなくなってきたので、しばらく遠ざかっていたのですが、本書を原作とした映画が公開されたということで、久しぶりに海堂尊の本を読んでみました。
この本は、かなり面白かったです。
おそらく、海堂尊は、「行政と医療現場の対立」そして「それによって生じる一般市民への悪影響」を、より多くの人に知ってもらいたいがために、様々な医療問題を扱った小説を書いているのだと思いますが、今回は、不妊治療や産婦人科医を題材に、大学病院での医療の在り方や、厚労省などの姿勢について、海堂尊らしく、鋭く描き出しています。
現在、妊娠中の方やそのパートナーには、読むことをおすすめします。
また、医療の
Posted by ブクログ
418P
「「悲しむべき事に日本には静脈バイパス術以外の術式を実施できる施設がない。日本トップクラスの帝華大も維新大も、静脈置換バイパス術しかできない。だが諸君が医師になる頃には桜宮は心臓外科手術では世界最先端の地域になっているだろう。バイパス手術の完成形、ダイレクト・アナストモーシス(直接吻合術)という術式を実施できる施設、スリジエ・ハートセンターが創設されるからだ。ではここで、世界でも、ここ桜宮でしか実施されないこの術式について講義しよう」」
—『スリジエセンター1991【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「「悲しむべき事に日本には静脈バイパス術以外の
Posted by ブクログ
358P
ブレイズメス1990はより多く手術代を支払ってくれる患者の命を優先するか否かみたいな医療制度そのものの矛盾とか医療は公共財かビジネスかとか医療倫理がメインテーマだった。
「耳慣れないアクセントの言葉が流れる。エールフランスなので機内放送はフランス語が優先、次が英語だ。その英語もフランス訛りのせいか、ふだん耳にするのとかけ離れている。気圧の変化のせいか、耳が痛い。機体が乱気流でがたがたと揺れる。「おい、シートベルトをつけろ、とさ」 隣の垣谷講師に言われ、世良はリクライニングシートを定位置に戻すと、ベルトを掛けた。 東城大学医学部総合外科学教室、通称佐伯外科の垣谷講師と世良雅志の
Posted by ブクログ
322P
「時代は平成に移り二十年。振り返ってみると、その間に社会は驚くほど変貌した。そして医学界もまた激変の波にのまれる。 一九八八年当時を今振り返ると、そこには現在の医療問題の総ての萌芽が見られる。近年、医療制度の崩壊が指摘されているが、そうしたことはある日突然生じたわけではない。緩やかに、だが着実に崩壊へと向かっていったのだ。」
—『新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「無慈悲な大学病院も、たまには粋なはからいをする。新人勤務開始は黄金連休明けに設定されているのだ。国家試験から連休までの一ヵ月間は、外科医にとって最長の