廃嫡作品一覧
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4.4王族の血を引きながらも近衛隊に所属するアルヴィスは、突如として国王陛下に呼び出され、名門公爵令嬢エリナとの婚約を告げられる。 王太子ジラルドの婚約者であったはずの彼女は、学園の創立記念パーティーにて、一方的に彼から婚約破棄を宣言されてしまったのだという。事態を重く見た国王は王太子を廃嫡し、アルヴィスは王族に戻ることに。 エリナとの顔合わせを済ませたのち、政略だとしても今度は互いを知りたいという、彼女の願いに応えることを決めたアルヴィス。 お忍びの城下町デートや、生誕祭のパーティーを重ねるうちに、健気な振る舞いや、二人きりのときに年相応の表情を見せるエリナの姿を知り、アルヴィスの気持ちも動きだす。 ゆっくりと、だけど着実に互いを知っていくふたりの距離は少しずつ近づいて――。 これはとある王国のお話。ふたりが恋を知り、愛を育んでいく物語。
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4.8知勇ともに優れた神童・ロルフは、十五歳の時に誰もが神から授かるはずの魔力を授からなかった。 彼の恵まれた人生は一転、男爵家を廃嫡、さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では”煤まみれ”と罵られる地獄の日々が始まる。 しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続けた。 そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──! 騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。 神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。
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4.4
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4.3生まれ持った魔力の少なさが故に廃嫡された少年アークス。失意のある日、夢の中で「違う世界の男の人生」を追体験したアークスは、そこから得た知識がこの世界では不可能とされていた数々の魔法や技術を実現するための鍵となることに気がつく。自らを無能と蔑んだ人々を見返すため一度はすべてを失った少年が、異世界知識を武器に立ち上がる!
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4.5「ダィテス領」公爵令嬢ミリアーナ。彼女は前世の現代日本で腐女子人生を謳歌していた。だけど、この世界の暮らしはかなり不便。そのうえ、BL本もないなんて! 快適な生活と萌えを求め、領地の文明を大改革! そこへ婿として、廃嫡された「元王太子」マティサがやって来て……!?
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-男爵家の長男・ロルフは 知勇ともに優れた神童と呼ばれていた。 十五歳の時に受けた儀式で、誰もが授かるはずの魔力を得ることができなかった。 そのときから彼の恵まれた人生は一転し、男爵家を廃嫡、 さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では”煤まみれ”と罵られる地獄の日々が始まる。 しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続ける……。 そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──! 騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。 神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。
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4.2●週刊ダイヤモンド(2023年6月10・17合併特大号)書評掲載(評者:昼間匠[リブロプラス商品部]) ●読売新聞(2023年6月13日付)書評掲載(評者:川村律文[読売新聞文化部]) ●日経新聞(2023年6月15日付)書評掲載(評者:縄田一男[書評家]) ●週刊現代(2023年7月1日・8日号)書評掲載(評者:東えりか[書評家]) 口が回らず誰にも言葉が届かない、歩いた後には尿を引きずった跡が残り、 その姿から「まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ馬鹿にされた君主。 第九代将軍・徳川家重。 しかし、幕府の財政状況改善のため宝暦治水工事を命じ、田沼意次を抜擢した男は、本当に暗愚だったのか――? 廃嫡を噂される若君と後ろ盾のない小姓、二人の孤独な戦いが始まった。
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4.0「私との婚姻を希望するのであれば、職業としての公爵夫人の席は用意する」――流浪の民の血を引き、社交界で冷遇されている公爵令嬢ミューティア。王命で、ひきこもりの廃嫡王子アレクシスとの縁談が決まったが、彼から「職業婚」を言い渡され、つい対抗してその失礼な提案を受け入れてしまう。こうして最悪な婚約関係が始まったが、『流浪の一族の歌姫』という裏の顔を持つミューティアは、歌姫の熱烈なファンで、魔物から助けてくれた下町の退魔士ジーフィスが気になるように。婚姻は貴族令嬢の務めと分かっていても、素直に好意を示してくる彼に惹かれていく。ところが、職業婚を提案してきたアレクシスからもなぜか猛アプローチが始まり!?
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5.0王子ロイドは魔法の天才で、絶世の美少女を婚約者とし、のんびり研究三昧の日々を送っていた。だが、魔法を軽んじる父王がロイドを廃嫡してしまう。意趣返しにロイド達が仕掛けた悪戯で王宮が火事に! 他国への逃走劇が始まる。 不幸体質の修道女と合流し、冒険者に身をやつして旅をするが、ロイドは王宮内と変わらずマイペース。邪魔なハーピーを一瞬で殲滅、飛空艇をハイジャク……と、道中出会った伝説の冒険者も驚くやりたい放題の旅は続き……?
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4.7お前の罪ごと、貪っていたい。 獣性の廃嫡王子×奉仕する公爵令嬢、 荒々しい欲望と繊細な恋心が交わる運命。 幼い頃、第一王子ジルベールの婚約者となった公爵令嬢レティシア。光り輝くような彼に気後れしながら遊んでいた森で、レティシアは猛毒を持つ獣に襲われる。彼女を鋭い爪から庇ったジルベールは、獣の毒に侵されたせいで死んだ者として扱われることになってしまう。 十一年後、レティシアは離宮で暮らすジルベールの世話をしながら、彼の「獣性」をその身で鎮めることに、切ない喜びを感じていた。ある日、ふたりだけの閉じた世界に変化が投じられて……。 【目次】 序章 出会い 第一章 呪われた王子 第二章 番 第三章 仮面舞踏会 第四章 変化 第五章 いびつな執着 終章 約束の果て あとがき
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4.5誓約の竜を成長させないと廃嫡!! 王女シエラは正体を隠し、竜を大きくするため竜騎士団に入団する。だけど冷酷無情な鬼上官スメラギと、エリートの同僚たちはシエラに冷たくて!? ドラゴンナイト・ファンタジー!!
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3.5男爵家の長男・ロルフは 知勇ともに優れた神童と呼ばれていた。 十五歳の時に受けた儀式で、誰もが授かるはずの魔力を得ることができなかった。 そのときから彼の恵まれた人生は一転し、男爵家を廃嫡、 さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では”煤まみれ”と罵られる地獄の日々が始まる。 しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続ける……。 そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──! 騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。 神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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4.32017年12月、第9回日経小説大賞(選考委員:辻原登、高樹のぶ子、伊集院静)を高い評価で受賞した小説「義と愛と」を改題、作品の舞台となった戦国時代の史実をタイトルにして世に問う本格歴史小説。 本作は戦国時代の有名な武将の戦や権謀術数を巡る物語でもなければ、下克上の物語でもない。主家に仕える重臣たちの内面を通して熾烈な勢力争いを繰り広げる戦国大名家の生身の人間ドラマをあますところなく描ききった点で新しい。大型新人のデビュー作である。 物語は、天文19年(1550年)、九州・豊後(現在の大分県)の戦国大名、大友氏に起こった政変「二階崩れの変」を、時の当主・大友義鑑の腹心、吉弘兄弟を通して描く。 大友家20代当主・義鑑が愛妾の子への世継ぎのため、21歳の長子・義鎮(後にキリシタン大名として名をはせた大友宗麟)を廃嫡せんとし、重臣たちが義鑑派と義鎮派に分裂、熾烈なお家騒動へと発展する。家中での勢力争いに明け暮れる重臣の中で、一途に大友家への「義」を貫いた吉弘鑑理と、その弟で、数奇な運命で出会った姫への「愛」に生きた鑑広を主人公に、激しく移りゆく戦国の世の武将たちの生き様を迫力ある筆致で活写していく。派閥争い、裏切り、暗黙の盟約、論功行賞、誰に仕えるか……それらを「義」と「愛」を貫き、筋を通した兄弟を通して描くことで、現代の組織と人間との関係にも通じる普遍的なドラマに仕上がっている。良質なエンターテイメント作品だが、組織人が読めばビジネス小説の側面も併せ持っているだろう。
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5.0誓約の竜を成長させないと廃嫡!! 王女シエラは正体を隠し、竜を大きくするため竜騎士団に入団する。だけど冷酷無情な鬼上官スメラギと、エリートの同僚たちはシエラに冷たくて!? 王女シエラの、王太子位をかけたドキドキ竜騎士団修行がついに合本版に!! 【収録内容】 銀の竜騎士団 死神隊長と見習いウサギ 銀の竜騎士団 王女とウサギの秘密の王宮 銀の竜騎士団 恋するウサギは密猟禁止 銀の竜騎士団 薔薇香る夜のウサギの告白 銀の竜騎士団 黒の皇子とウサギの誘惑 銀の竜騎士団 学園ウサギの内緒の潜入 銀の竜騎士団 ウサギ王女の光の王冠 銀の竜騎士団 ウサギとめぐり逢いの円舞曲 銀の竜騎士団 ウサギと四人の帝位継承者 銀の竜騎士団 空翔ぶウサギと荒野の罠 銀の竜騎士団 ウサギが奏でる光の序曲 銀の竜騎士団 ウサギと七竜の天空の祝宴
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4.3王女シエラの成人の儀。失敗すれば廃嫡の、運命の日が訪れる!! シエラは身分を隠し、竜騎士団で修業中。片想いが実って黒竜隊の隊長スメラギと両想いになれたけど、「見習い騎士ルーシェは、王女シエラなんです」のひと言が言えないまま。告白のタイムリミットは目前に迫った16歳の誕生日まで! それなのに、初デートでも大ゲンカをしてしまい!? 隊長に、こんな形で正体を知られるなんて──竜騎士見習い、ついに卒業!?
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4.2新1万円札の肖像に決定した渋沢栄一とは一体、何者だったのか? 日本銀行、第一国立銀行(みずほ銀行)、日本郵船、東京電燈(東京電力)、東京瓦斯(東京ガス)、大日本麦酒(サッポロビール、アサヒビール)、商法講習所(一橋大学)、東京ホテル(帝国ホテル)など、日本を代表する約650の企業や団体をつくった「日本資本主義の育ての親」。それにも関わらず、三井、三菱、住友のような財閥となることを拒み、静かに没落していった──。人物ノンフィクションの第一人者が、栄一・篤二・敬三と続いた渋沢一族三代の真実の姿を描く。 わが国に資本主義を産み落とし根づかせた栄一、それを継承し育んだ嫡孫・敬三。その狭間にあって、廃嫡の憂き目にあった篤二。勤勉と遊蕩の血が織りなす渋沢家の人間模様をたどることは、拝金思想に冒されるはるか以前の「忘れられた日本人」の生き生きとした息吹を伝えることにも重なる。この一族は、なにゆえに「財なき財閥」と呼ばれたのか? なぜ実業家を輩出しなかったのか? いま新たな資料を得て、大宅賞受賞作家が渋沢家三代の謎を解き明かす。 「私はこの本で“偉人伝”を書いたつもりはない。それより意図したのは、栄一という人物の偉大さに押しつぶされた渋沢家の人々の悲劇を、明治、大正、昭和の時代相に重ねて描くことだった。これはまったく類書がない着眼点だといまも自負している」 (本書より) 電子書籍化にあたり、新稿「渋沢家の真相」を収録した。
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-【書籍説明】 徳川二代将軍秀忠の御台所お江は次男国松を三代将軍の座に就けたいが、大御所徳川家康は長男竹千代を世継と定めた。実は、竹千代はお江の産んだ子ではない。 お江は国松に将軍嫡子として振る舞うようにさせた。 家康が亡くなると、お江は夫の秀忠に竹千代を廃嫡するように迫ったが、秀忠は承知しない。お江は益々竹千代を憎み、国松を溺愛した。 竹千代は元服して、三代将軍家光となった。国松も元服して徳川忠長となった。 将軍が二人いるような、忠長の横暴な振舞いが目立つ。 お江は家光の暗殺を企むが、家光を警護する柳生十兵衛と花菜緒は刺客を寄せつけない。十兵衛の妹花菜緒は天才的な剣士で、家光の初恋の人となった。 忠長が催した御前試合で花菜緒が勝ったため、忠長は花菜緒を謀殺した。 お江が病死すると、忠長の暴虐非道は倍加して、秀忠を激怒させた。 家光は忠長に蟄居を命じ、秀忠も忠長を許すことなく病没した。 秀忠の死後、家光は異母弟保科正之を可愛がり、忠長の暴虐を憎んだ。家光は忠長を逼塞から自刃へ追い込んでいく。 【目次】 兄と弟 天下を継ぐ者 冷たい母 鴨撃ち 元服 三代将軍 辻斬り 代理勝負 九死に一生 御前試合 将軍二人 忠長乱行 狂乱の果て 恋の記憶
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-【書籍説明】 織田信長は生まれながらの天才的革命家だった。 独特の発想と美意識を持ち、徹底した合理主義者だった。 それ故に、実の父母にも家臣達にも理解されず、絶望的な孤独に苛まれていた。 母土田御前は弟の信行を偏愛し、信長を廃嫡して信行に跡目を相続させたいと願った。 父織田信秀が病死すると、信長は織田弾正忠家を継ぎ、駿河の太守今川義元の尾張侵攻を防ぎつつ、尾張国内で勢力拡大に努めた。 信長の最大の理解者は、美濃国主斎藤道三とその娘帰蝶(濃姫)だった。 帰蝶は道三の智謀の才を受け継ぎ、信長の正室になると軍師を務めた。 信長は道三や濃姫の助けを得て、主筋である守護代織田大和守家を滅ぼし、尾張国都清州城を獲得した。 さらに織田伊勢守家も下し、尾張国内を統一・平定しようとした。 だが、斎藤道三は嫡男斎藤義龍に謀反を起こされ、討死した。 信長が最大の味方道三を失うと、同母弟信行は庶兄織田信広と手を組み、美濃の斎藤義龍と示し合わせて謀反の兵を挙げた。 信行には宿老林秀貞・通具兄弟や柴田勝家が味方した。 謀反軍は二千近く、信長軍は一千未満。 信長と濃姫は知恵を尽くして謀反軍と戦うが……。 【目次】 悪餓鬼大将 尾張の猛虎 虎の息子と蝮の娘 抹香くわっ 織田弾正忠 清州城奪取 人身御供 身代わり 山の神 蝮の死 四面楚歌 謀反勃発 女軍師 謀殺 尾張統一
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3.3幼き頃より年下の皇太子・獅心に仕えてきた玲紀は、師として友人として、獅心から絶大な信頼と愛情を受けていた。だが成長した獅心がある事情から廃嫡の憂き目に遭い、玲紀は己の一族を守るため、別の皇子に仕えることになる。そして数年後、新たな皇太子の立太式の日、王宮はかつての主君・獅心率いる謀反軍に襲われてしまう。「俺からお前を奪った奴は許さない」と皇太子を殺す獅心を見て、己に向けられた執着の深さに恐れさえ抱く玲紀だが…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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-【書籍説明】 天童武一は、代々高崎藩大河内松平家の剣術指南役を務める家の嫡男に生まれた。 ある日、天童道場に二十歳ばかりの薬売りが現れ、「一手指南」を申し込んだ。 武一は容赦なく薬売りを叩きのめした。五年後、薬売りは再び訪れ、土方歳三と名乗って真剣勝負を申し込んだ。 天童武一は歳三に負け、重傷を負った。そのため武一は廃嫡され、浪人となった。 武一は傷を治し、土方歳三を倒すことを唯一の目的に剣の修行に励んだ。 五年後、武市はようやく土方歳三を探し出したが、歳三は新選組副長になっていた。 武一は食べるために尊攘浪士の仲間になり、「人斬り武一」と呼ばれるようになった。 【目次】 石田散薬 真剣勝負 新選組 騒乱池田屋 人斬り武一 情報漏洩 祇園井筒 剣鬼邂逅 剣客の矜持 死闘真葛原 卑劣戦法 剣鬼不帰 飯炊き権助 黒谷会津本陣 疑心暗鬼 愛刀菊一文字
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3.9全七作からなる歴史小説短編集。 豊臣秀吉による朝鮮征伐の前半・文禄の頃、一通の文箱が博多の津に打ち上げられ、秀吉の許に届けられた。中の手紙は半島に渡った夫を思う妻のものであった。興味を持った秀吉はその女を名護屋に呼び寄せたが……(「汐の恋文」)。 関ヶ原の戦いの前に大坂方の人質になるのを拒み、火を放って果てた細川ガラシャ。その嫁である千代はガラシャと死を共にせず生き残った。細川忠興の嫡男・忠隆は、父の命に背き千代を離縁せずにいたため、遂には廃嫡されてしまう。しかしその後も忠敬は千代と共に暮らし続ける(「花の陰」)。 戦国時代や江戸時代の女性・夫婦の旧来の像に著者独自の新鮮な解釈を投げかける、珠玉の短編集。
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