国内ミステリー - 祥伝社 - 祥伝社文庫作品一覧

  • 十津川警部 日本のエーゲ海、日本の死
    4.0
    新宿のホテルの一室で毒殺事件が発生。その一週間後、日本のエーゲ海と呼ばれる岡山県牛窓の展望台で駐車中の車から男の絞殺死体が発見された。岡山県警から捜査協力の要請を受けた十津川警部は、二つの事件の被害者がパルテノンI号というヨットを共同所有するメンバーであることを突き止める。しかし、そのヨットは二年前に伊豆の伊東沖で沈没し、他のメンバー四人は失踪していることが発覚した! 二年前の遭難事故を洗い直す十津川警部の前に当時の金塊強奪事件が浮上し、その背後には財団法人あけぼの会の理事長であり元国務大臣の衆議院議員・石田健作とその秘書・相原敬の姿が見えてくるが……。東京~岡山、760キロの殺人!
  • 十津川警部 しまなみ海道追跡ルート
    4.0
    白昼、観光会社「瀬戸内ビュー」社長の愛娘が誘拐された。身代金は五億円。ライバル会社社長の、岡山県牛窓の銀行口座に振り込めというのだ。身代金を回収し、モーターボートで逃走を図った犯人は、クルーザーに衝突して沈没。新たに六億円の要求が……。だがそれは、さらなる悪夢への序章にしか過ぎなかった。十津川警部を愚弄する犯人側の意図とは!?
  • 寝台特急カシオペアを追え
    -
    女子大生・小野ミユキが誘拐された。犯人の指示で、父親の敬介が身代金二億円を携えて上野発のカシオペアに乗り込んだ。十津川警部は、新幹線で先回りし郡山から乗車するが、敬介も金も消えていた。さらに、ラウンジカーでは中年男女の射殺体が発見される。誘拐事件との関連は? 十津川を嘲笑うが如く、次々と引き起こされる事件。果たして解決への鍵とは!
  • 秀吉 秘峰の陰謀
    -
    秀吉軍に挟撃された知将・佐々成政は絶体絶命の危機に陥った。存亡を賭けた“厳冬の飛騨超え”を決行。雪と氷の地獄に挑んだが、自然の猛威の前に兵たちは次々に倒れた。が、この無謀ともいえる雪中行の背後には、驚天動地の陰謀が隠されていた……。
  • 泳げ、唐獅子牡丹
    4.0
    唐獅子牡丹のモンモンを背負う若き組長、ひょんなことからクラブ対抗水泳大会に駆り出された。だが泳ぎの得意な組長は、最中とんでもない事件に呑み込まれ、命と身体を張ることに…!現役アナウンサーのデビュー作は、愉快痛快の傑作青春小説。
  • 十津川警部 「家族」
    3.3
    部下刑事が突如辞表を提出、失踪した。“殺人者”となった弟のためにすべてを捨てたのだ。彼の真面目な人間性を知る十津川は懊悩。捜査の進展とともに弟が埋めたはずの遺体が消失、さらに田中家を監視する謎の男も…。そこには政界と製薬業界をまたにかけた、大スキャンダルが!“家族の絆”とは何かを問う、仰天の傑作推理!
  • さよならの殺人1980
    -
    「かけがえのないひとを殺した、ジョン・レノンが死んだあの日に…」その言葉とともに渡された小説の原稿が、私を過去へと引き戻す。80年11月、大学自治会長の森山が猟奇的に殺され、工学部4年の矢部たちが事件を調べ始めた矢先、また一つ死体が発見される――当時の事件をなぞる小説の意外な結末と、17年後の衝撃の真実とは? 追憶の青春群像推理。
  • 十津川警部 殺意の青函トンネル
    -
    青函海峡を渡った観光客の一人が定山渓で射殺され、もう一人が消息を絶った。一方、都内で殺害された新聞記者の捜査をしていた十津川警部は、二つの事件に奇妙な符号を見つけ北海道に渡った。やがて、国家転覆を画策する陰謀が進行していることに突き当たる。凶悪テロリストとの凄絶な知恵比べ!迫るタイム・リミット!
  • 十津川警部 桜の下殺人事件
    -
    三河湾・西浦温泉で、東伊豆・河津七滝で、そして長野・下諏訪温泉でも、若い女性が人を殺した後、自殺するという不可解な事件が続発していることが判明。事件の裏に隠されたある符丁に、十津川警部は注目するが果たして立証可能なのか?辞職覚悟で犯人を追いつめる十津川警部の怒りと執念が燃えた!
  • 霧の女
    -
    二百億の遺産を残し逝った三木達三は臨終に際し、隠し子・洋子(4才)に莫大な額を相続をさせる遺言を公表した。しかし、納得のいかない次女は“事故死”を画策。これを察した長女は危惧を募らせていた。それぞれの思惑が“濃い霧の中”で蠢いていた。

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  • どんでん返し
    -
    「ねぇ…思いきって、やったらどうなの」「何をだ」「わたしを殺すのよ」―社の常務の姪と不倫の挙句、妊娠させ、結婚を迫られる夫。玉の輿をもくろむ夫に妻は離婚絶対拒否で対抗。岐路に立つ夫と妻の意地の対決の行方は?なんと全編会話だけで緻密に構成された異色の6作!

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  • 霧の疑惑
    -
    都下八王子。廃屋の土中から人間の手が生えていた。発掘された現場からは、日時も殺害場所も異なる三人もの女の他殺体が現われた。希代の猟奇犯罪と世間が騒ぐなか、神尾亜美は不安に戦いていた。「犯人は父?」いずれも水曜日の犯行日に、父はアリバイがない。不審な父の行動に一家がパニックに陥ったとき、追い討ちをかけるように第四の殺人が発生した!

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  • 死者への審判
    -
    偽医者の男に“診察”と騙され、性行為をされたという美貌の少女。男の弁護に当たる日下文雄には全く勝ち目のない裁判のはずが、突如少女の母が示談に応じ、一件は落着。やがて日下が知った、事件の裏に隠された真相は…(「嘘の壁」より)。熱血弁護士・日下文雄が見据えた、女たちの虚実。

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  • 離婚願望
    -
    「好きな人がいる」若妻・亜美の突然の告白に法廷は静まり返った。離婚の代償に夫婦がかつて住んでいた洋館を要求する彼女。不審な言動を続ける亜美を張った弁護士の日下文雄は、深夜の異人館で彼女の恐ろしい秘密を見た…(表題作)。愛憎渦巻く離婚訴訟に、熱血弁護士・日下文雄が立つ!

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  • 修善寺能面殺人事件
    -
    京の豪邸で、赤かぶ検事が主と能面を鑑賞していた時である。土蔵で執事が刺殺され、能面七点が消え失せた。だが、土蔵は常に検事の視野にあったのだ。犯人なき殺人!?混乱する捜査陣を翻弄するように、さらに伊豆で第二、第三の殺人が…。

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  • 闇からの脅迫者―美人探偵 朝岡彩子事件ファイル
    -
    私立探偵・朝岡彩子が依頼された、資産家の娘の素行調査。深夜、超望遠レンズで娘の邸を監視していると、黒い人影が娘を襲った!そして同時に彩子も頭部を殴打されて昏倒。危うし二人の運命は?(「『裏窓』殺人事件」より) 意表を衝くトリックと大胆な展開で魅了する傑作推理集!

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  • 悪魔のファインダー―美人探偵 朝岡彩子事件ファイル
    -
    私立探偵・朝岡彩子の住むマンションから男が墜落した。路上の死体は通りかかったカメラマンが撮影するが、その直後、死体は消え、9階の彩子の部屋に全身を骨折した記憶喪失の男が訪ねてくる。墜落した男は彼なのか、それとも…。奇怪な事件に隠された凶悪な陰謀とは?

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  • 金閣寺殺人旅情
    4.0
    夏木梨香は、親友からその弟が金閣寺の放火と殺人、自殺を企てていることを相談される。過激派の一員である彼は三島由紀夫の思想に傾倒していた。梨香と姉・香奈は警察庁の小早川に助けを求め、事件を阻止しようとするが第一の殺人は決行される!大人気、小早川警視正シリーズ第二弾!

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  • 危険な関係
    -
    〈殺してしまいたい〉と男は思った。女は何も疑っていないし、二人のつながりを知る者もいない。好都合だ。だが、思いもよらぬ陥穽が男を待ち受けていた…。埋めがたい男と女の思惑が、意外な結末を生む。15の“危険な関係”を名手が描く本格推理の傑作集。

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  • 影の複合
    4.0
    同日同時刻に愛媛県松山市と東京で、二人の女が全裸で殺された。二つの事件現場から採取された指紋と体液は同一人物のもので、しかもその人物は、事件当夜、上野発青森行L特急“はつかり11号”の車中にあった!鉄壁のアリバイに、捜査陣の苦悩は深まる…。アリバイ崩しの名手が贈る本格推理の最高傑作!

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  • 120秒の死角
    -
    アイドル歌手・幡木すすむが、二千万人が見ていたテレビの生放送中、爆殺された。犯人は密室となっている証明室から「Cポイント」という謎の言葉を残して消えた。ドル箱スターを失った赤根プロの女社長が自ら調査に乗り出した矢先、もう一人の所属スター大迫裕志が浜名湖のホテルで爆死した。今度も密室での犯行だった。空白の120秒間に何があったのか? 著者会心の長編本格推理。

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  • 5秒間の空白
    -
    一台の車と三人の人間が瞬間消失!?――金策に出かけたまま失踪した父親の足跡を追う雅彦は、やがて迷宮入りした二十年前の現金強奪事件にぶち当たった。ニ転、三転する謎!果たして事件の真相は?本格推理の骨格と、瑞々しい青春の息吹、著者会心の傑作ミステリー。

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  • 羅生門殺人旅情
    -
    京都の旅荘で有名カメラマンが刺殺され、傍らに芥川龍之介の『羅生門』と〈羅生門蔓〉の栞が残されていた。果たしてこれは何を意味するのか?このツアーを企画した夏木梨香は、姉の香奈を通して警察庁の小早川警視正に助けを求めた。だが解決の糸口が見つけられぬまま、伊豆の蓮台寺で第二の殺人事件が起こった…。

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  • 美女の奸計
    -
    銀座の酒場で上司に酔わされ、三度も凌辱された処女。このままではおかない…復讐の鬼と化した女が仕掛けた罠とは!?男女の愛と憎しみ、金銭への異常な執着…。欺され傷ついた女たちの心に芽生える恐るべき奸計を赤裸々に描く、著者会心の推理傑作集!

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  • 愛人たちの昼と夜
    4.0
    19歳の冴子の運命は上京直後、親切な男に声をかけられたことで大きく変わった。性のテクニックを仕込まれる奇妙な同棲生活。やがて男に言われるまま美容整形を受け、見違えるほどに美しくなった冴子は、銀座の一流クラブへ送り込まれたのだが…。事件の裏に蠢く男女の愛欲!

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  • 魔性の女たち
    -
    「己の出世は妻の内助の功があったればこそ、だが妻の正体は超ド級の悪女だ」…作家である私の元に届いた読者からの手紙。興味を覚え連絡を取ると、彼はすでに自殺していた!――女の内面に蠢く“魔性”を描くミステリー短編集。

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  • 狙われた密会
    4.0
    体よく金蔓にさせられているのに、それを男の愛情と疑わず、利用されるだけされて遂には無惨に殺された姉。無念を晴らすべく弟は、ある罠をしかけた…。日常の裏側に潜む愛憎と野望を赤裸々に描く推理小説短編集。

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  • 呪われた寝室(ベッド)
    -
    派手好きで勝気な次子は、甲斐性なしの夫を殺して巨額の保険金を手にする計画を立て、ある夜、酒場で知り合った純情な青年に、自らの肉体を餌に夫殺しを囁いた。ところが…!? 完全犯罪をうち崩す、ほんの小さな手掛かり。昭和30年代の世相色濃く描き出すミステリー短編集。

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  • 蜜の味の復讐
    -
    毛皮宝飾店のショーケースから、5万ドルのエメラルドが忽然と消えた。最後に触れたのは京子、だが間もなく同僚の美代子のバッグから、中身のない小函が見つかり、嫌疑は美代子にかかった…。ところが、エメラルドの謎は香港に? 果たして真犯人は誰なのか!

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  • 妻たちの魔刻
    -
    静かな午後が一瞬にして魔刻と変わる――! 同じ団地の友人宅でお茶をして戻った寿子は、運悪く強盗と鉢合わせ、凌辱された上、あり金すべてを奪われた。夫に知られるのを恐れるあまり、悪徳金融から金を借りてしまった寿子は、やがて快楽の泥沼へと堕ちていくのだった…。

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  • 汚れた警官 頂上を潰せ
    -
    新宿歌舞伎町の雑踏で白昼堂々、警視庁の諏訪刑事がヤクザに刺殺された。上層部は殉職と処理するが、同期の伊吹刑事だけは疑惑を抱いた。諏訪は、暴力団と癒着している警察内部の裏組織について決定的な情報を入手していた。それは警察上層部の腐敗を示す証拠だった。諏訪殺しは裏組織の報復か?さらに情報提供者が行方不明に…。警察内部の巨悪と闘う熱血刑事たちの活躍!

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  • 「平将門」殺人事件
    -
    アルプス製薬霞ヶ浦工場建設に関わった人間が五人、立て続けに死んでいる――事故死した父の葬儀の席で奇妙な噂を耳にした三橋は、一人真相を探り始めた。やがて浮かび上がるアルプス製薬の黒い過去、そして平将門の祟り伝説…。十世紀初め、朝廷に抗して関東を支配し、非業の死を遂げた英雄の怨霊が、現代の殺人事件に交錯する!? 伝奇推理の快作!

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  • 平家物語殺人事件
    -
    「俊寛の怨霊が現代にも災いする!」。奇怪な事件は、新聞記者・諏訪のもとに俊寛の怨霊伝説のそんな情報が持ち込まれた時から始まった。俊寛――「平家物語」に出てくる僧で、鹿ヶ谷事件に絡んで鬼界ヶ島に流され、一人だけ赦免されずに島に取り残された悲劇の主人公である。情報主が殺され、次いで諏訪のフィアンセと女優が原因不明の出血死を遂げた。諏訪は流刑死した俊寛と、その伝説の地を探り始めた。そこで諏訪がつかんだのは、現代の政界を巻き込む恐ろしい陰謀であった!

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  • 殺人集中治療室
    -
    新人看護婦の高山瑠美子は、女子大生の解剖結果に疑問を抱いた。警察は「妊娠を苦にしての服毒自殺」として処理したのだが、胃液の中の青酸濃度が低すぎることに着目した瑠美子は、他殺の線もあるのではないかと疑ったのだ。瑠美子は単身捜査を始めるが、自殺とされた現場はドア・チェーンの掛かった完全な密室で外部からの出入りは不可能だった…(「勘違い」より)。医師でもある著者が専門知識を駆使して挑む難事件の数々。看護婦瑠美子の推理が冴える!

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  • 影の時間
    -
    若狭湾に面した月浜原子力発電所が、武装した男たちに占拠され、さらに核燃料を積んだ昇運丸がシー・ジャックされた。未曾有の事態に直面した政府は、打開策を見出せないまま苦悩を深めていた。そんな折、京洛大学助教授の門馬はクメール人留学生から2通の親書を手渡された。そこには驚くべき内容が!

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  • さまよえる湖の伝説
    -
    大谷シルクロード探検隊――明治末期、研究踏査のため同地に派遣された探検隊である。ひょんなことから隊員の手記を入手した大学教授・古賀はそこで、楼蘭に恐るべき秘密が隠されていたことを知る。そして手記の存在が明らかになるや、時代を超えた魔手が古賀を狙い始めた!

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  • 暴露(スクープ)
    -
    警察や新聞に妻殺しの疑いをかけられた男。不利な証拠が続出するなか、ある地方ブロック紙記者だけが無罪の可能性を求めて取材を開始、やがて男の日記から意外な事実が…。特ダネ戦争に奔走する警察回り記者の活躍を描く本格推理!

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  • 幸せになりたい
    3.4
    敏腕社員の依田は家庭的な真純との結婚を控えていた。しかし性に奔放な桐江との関係も続けたい。式の前夜、密かに桐江と過ごした依田だが、その夜の甘い会話には艶麗な罠が潜んでいた…!(「二人の思い出」より) 男女の愛憎を描く傑作心理サスペンス集。

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  • 密室(エレベーター)20秒の謎
    -
    エレベーターで縊死した恋人の謎を探るため、現場となった富士山麓のリゾートマンションでアルバイトを始めた鮎子。すると今度は、住人男性が同じエレベーターで刺殺される事件が起きた。同乗者のいないエレベーター、しかも11階から1階へ直行するわずか20秒の間に、誰がどうやって殺したのか?本格推理の傑作。

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  • 笛の鳴る闇
    -
    奥秩父の山荘地下室。そこは不可解な殺人現場だった。完全密室であり、しかも青いペンキの海の中央に絞殺死体はあったが、犯人の足跡はまるでなかった…。偶然、居合わせた退職刑事とその娘麻矢が駆けつけたが、麻矢の注意を引いたのは、この地に伝わる平将門伝説と事件の関わりを暗示する被害者のメモだった。二転、三転する暗号の謎、将門伝説との関わりとは?

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  • 悪党の凱歌
    -
    「何するの!誰か来て!」…突如豹変した女性客に婦人服売場課長の久保は絶句した。強く請われて試着室に入った途端、自らスリップ姿になり悲鳴を上げたのだ。白昼夢のようなこの事件こそ、人員二割削減の特命を受けた人事課長の卑劣な罠だった…!デパート業界に蠢く悪党たちの生態を赤裸々に描き出す、傑作企業サスペンス集!

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  • 悪党人事
    5.0
    北浜銀行赤羽支店長に命ず――お客様第一という理想を捨て、妻子との会話も忘れて、過酷なノルマの達成だけを目標に働き続けた柊は、同期で初の支店長職を与えられ、喜びにむせんだ。だが、時期はずれの破格の人事異動の背後には、仕手筋の大物をも巻き込んだ、銀行上層部のある陰謀が隠されていたのだ!銀行業界の恐るべき実態を余すところなく描く迫力の企業サスペンス。

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  • 悪党志願
    -
    高校時代、欲望のままに無我夢中で行きずりの女を強姦してしまった大島雄介。5年後、ある大手デパートの入社試験を受けた。結果は散々だったが、翌日デパートの美しき教育課長の訪問を受けて愕然とした。彼女こそ、かつて雄介が犯した女だったのだ!だが、なぜか彼女は裏から手を回して、雄介を入社させた。これが雄介の“悪党志願”の始まりだった!

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  • 美しい囮―警視庁国際特捜刑事
    2.0
    「南米の麻薬密売組織が上陸。そのルートを潰せ!」TATF(タトフ=東京アジア特捜隊)隊長・松倉に特命が下った。外国人売春グループが密売に絡んでいると見た松倉は、美貌のコロンビア娘を組織に囮として潜入させるが…。

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  • 冬の旅 飛騨路の殺人――山峡の死角
    -
    突発的な人違い殺人か?岐阜県下呂温泉で女性客が殺された。ひと月後、同地で新たな殺人事件が発生、今度は周到な計画殺人と思われた。二つの事件は同一犯によるものと推定され、名探偵・浦上伸介は有力容疑者を割り出すが、彼には鉄壁なアリバイが…!

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  • 復讐航路
    -
    横浜を出航し、二週間余をかけ沖縄、マニラ、香港を回る豪華客船へいあん丸の旅。この贅沢なツアーに講演者として同船した作家・中小路は、寄港地沖縄でツアー客の一人が何者かに襲われる事件に遭遇。犯人は同船者と睨んだ中小路は、密かに捜査を開始した。やがて乗客たちの意外な過去が次々と明らかになり、ついに殺人事件が発生した…!

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  • 暴力伝説
    -
    タイ奥地、黄金の三角地帯に位置するサッタ村で住民が大虐殺された。生き残った娘の訴えに、暴力と破壊の戦士・土岐雷介は虐殺集団を追う。現場に残された奇妙なメダル、その先に米軍と日本を結ぶ麻薬ルートが浮かんだ!

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  • 横浜港殺人事件
    -
    横浜港に娼婦の溺死体が浮かび、神戸では船員の若妻が惨殺された。脈略なしと思われた二つの事件だったが、一人の容疑者が現われた。しかし男は若妻殺害時間、紀伊水道航行中の船上にいた…。

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  • カイシャを辞めて就く仕事
    3.0
    どうやら出世競争から脱落したらしい。子会社に出向させられて、はや5年。男は単身赴任が続いていた。男は「私の評判を調べてほしい」と、私立探偵に調査を依頼した。男が知りたかったのは、本社人事部の評判である。その結果は無残にも、「復帰の可能性なし」。さらに追い討ちをかけるように、冷酷な事実が突きつけられた。妻が不倫をしている、というのだ。二重のショックから立ち直るため、男はある「奇策」に打って出るのだったが…。

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  • 性悪
    -
    死んだ女の着衣を、男は鋏を使って切り裂いた。全裸の女の内股が、生きているようにおののいた。――色と欲に引きずられ、修羅の道行く男と女の凄まじき姿!

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  • 一七七文字の殺人
    -
    大手製薬会社の御曹司が何者かに撲殺された。捜査が難航する中、一通の不可解な手紙が警察に届いた。〈天地子我〉4つの漢字で綴られた177文字の暗号に、真犯人が明かされているらしい。だが、差出人が特定された矢先、その人物も何者かに殺害された! 暗号推理の傑作。

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  • 眼のない人形たち
    -
    “あの人はエイズです”──平凡な主婦・啓子はマンション内に配られた悪質な中傷ビラに,精神的に追いつめられていた。身に覚えのないことだが,啓子を見る住人の眼は噂とともに冷たく変貌し,やがて,ビラを配っていた犯人の後ろ姿を見たと言うガードマンの墜死から,事件はもう一つ別の凶悪な相を見せ始めた。一見,単純な中傷ビラと思われたその背後の恐るべき真相と連続殺人の謎……。息づまるサスペンスと意表を衝くどんでん返し!

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  • 捜さないで
    3.5
    単調な日常と無関心な家族。夫や娘の無神経な態度にキレた倫子は『捜さないで』と書置きを残し、友人の留守宅マンションで一時の解放感を味わっていた。ところがそこへ「捜し出したぞ」と見知らぬ男が興奮した面持ちで現われた。この男の不可解な一言こそが、倫子の転落への序曲だった…。日常から逸脱した主婦が見た、人間心理の深奥に潜む狂気とは?

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  • 快楽殺人
    -
    快楽殺人とは、殺人で快感を得ようとする異常性欲の一種である――首筋に蝶のような形の傷を残し、絞殺された女。死体からコカインが検出され、医学部出の刑事霧旗は快楽殺人を疑い始めた。直後、同じ傷跡をつけた第二、第三の死体が…。果たして恐るべき殺人鬼の正体は?

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  • 凍りついたメス
    -
    医学部を中退し警視庁刑事に転進した霧旗は、身元の割れぬ他殺体に手を焼いていた。身元特定のため復顔術を施した死体は美しい女だったが、腹部に手術痕がある。それだけが頼りの捜査であった。数日後、彼のもとに恐喝事件が持ち込まれた。美人の患者が医療事故による補償を求め、病院の医師をゆすったのだ。その患者に会った霧旗は驚愕した。なんと女は復顔写真と瓜二つの顔をしており、おまけに腹には手術痕を持っていたのだ…。

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  • 突然死
    -
    男と女の愛欲が充満するホストクラブで突然、ナンバー1ホストが斃れた。死因は急性心不全。当直医だった花橋澪子は、担ぎ込まれたホストの性器に謎の浮腫を認め不審を抱いた。一方、霧旗刑事も死因に疑念を抱き内偵を始めた。その矢先、今度は男性モデルが突然死した。はたして相次ぐ死は偶然なのか?現役医師の手腕が冴える医学ミステリー!

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  • 愛欲病棟
    -
    R医大で相次ぐ悪夢。女性臨床検査技師が劇症肝炎で急死した直後、今度は肝炎研究で名を馳せる若き教授が転落死。不審に思った女医・澪子は、徘徊癖のある痴呆の老婆から意外な証言を得た。事の真偽を探るうち澪子は、転落死した教授の恐るべき過去を掴んだ!現役の医師ならではの筆が冴える長編医学ミステリー。

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  • 体外受精
    -
    血液型が合わない!――不妊治療の権威・朝月医師は、自ら体外受精によって子を儲けたばかりだった。その子どもが自分の子ではないというのか?何者かが恨みを抱き、施術中に手を加えたのか?戦慄する朝月に追い討ちをかけるように怪文書が届く。そこには「オレノ子ダヨ」の文字が!現職の医師でもある著者が豊富な知識をおしみなく投入した医学推理の傑作。

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  • 欲望病棟
    -
    埼玉県下屈指の大病院で職員を狙った陰湿な嫌がらせが頻発。それが死の予告だった。院内きっての美人看護婦が当直の夜、全裸で殺害された。犯人は外部の変質者か、それとも院内に殺人鬼が? やがて同夜、彼女と院内で情交に及んでいた医師が浮かんだ! 現役の医師である著者が病院内部を蝕む欲望の構図にメスを振るった傑作推理。

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  • 三食昼寝死体つき
    -
    理想の結婚を果たし幸福に浸る幸江を次々襲う猟奇的な事態。妹の自殺、夫の不審な行動、そしてバラバラ殺人…その意外な犯人とは!?推理小説の名手が贈る自選作品集。

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  • 悪霊七大名所の殺人
    -
    落人の恨みは必ず晴らす――九州・五家荘と椎葉を訪ねる「平家谷の伝説ツアー」の添乗員・美也子は、匿名の脅迫状に怯えていた。不安は的中し、ツアーの講師を務める教授が殺害された。凶器は、宮崎に古来伝わる“四半的弓道”の矢。しかも現場は完全な密室だった…!熊野三山、山形県立石寺、群馬県四万温泉など日本各地の悪霊名所で、今夜も惨劇の幕が開く。

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  • 嵌められた死体
    -
    夏木は警視庁捜査一課の警部を辞めた男・「ヤメ刑事」である。彼が主宰する秘密探偵社に若い男が駆け込んできた。「恋人の佐和子をレイプした犯人を突き止めて欲しい」というのだ。調査を開始した夏木は、意外にも佐和子のマンションで彼女とは似ても似つかない「本物」の佐和子の他殺体を発見した! しかもその犯行時刻は、もう一人の佐和子がレイプされた時刻と同じであった! このことは何を意味しているのか?(「転職刑事」より)。名手の傑作推理小説集。

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  • ボタンの掛け違い
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    「独身だなんて信じられない…」赴任先で出会った先輩OL久美子の抜きんでた美貌と高い知性、そして優しい心遣いに、塩島は熱い想いを募らせていった。だが、やがて驚くべき事実が…!オフィスで、家庭で――男と女の心理のズレと揺れを、スリリングな筆致で描いたサスペンス短編集。

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  • 憑霊
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    美貌の財閥夫人が惨殺された!だが容疑者はすぐに特定された。歴史学者の高野、現場から指紋も検出され、単純な事件と思われたが…。なんと高野にはアリバイがあった。犯行時、伊勢波警部と会っていたのだ!奇しくも証人となった警部は完全犯罪を突き崩せるか!?

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  • 凍りつく欲望
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    恐るべき惨状に、三木秀彦は凍りついた。婚約者・麻衣子の惨殺体、姉の今日子は背中から血が噴き出していた。今日子の唇から洩れた「ゆ・き・よ」の声。はたして犯人の名か!? 男と女の歪んだ性と愛を赤裸々に描いた、会心の推理巨編!

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  • ふり向けば霧
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    時効成立まであと1年半!――男女二人を刺殺、以来13年間、逃亡生活を続ける芙美子。被害者の夫だった待彦と偶然出会ってしまった時から、歯車が狂い始めた。息詰まるサスペンスと意表を衝く結末、ミステリー・ロマンの傑作。

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  • 愛人はやさしく殺せ
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    宮崎県西都市、福島県喜多方市、岐阜県関市の三ヵ所で、相次いで若い女性が殺された。被害者の胸にはいずれも“壇ノ浦”と朱文字で記されていた。誰が、なぜ彼女たちを殺したのか? そして朱文字の意味は? やがて三人を秘書として雇い入れていた山林王・小木曽善造が逮捕された。しかし捜査を続ける刑事・春日は三つの現場を一本の糸で繋ぐ、三種の神器にまつわる壮大な謎に気づいた…!

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  • 闇の性
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    プレイボーイを自認する花形秀一郎はたった一度、過ちを犯した。銀座のバーで知り合った佐和子という女に迫られて不本意ながら関係を結んだがために、豹変した彼女から結婚して責任を取れと執拗に攻め立てられる羽目に陥ったのだ。やむなく弁護士に調停を依頼したが、話合いの途中で佐和子が失踪。半年後、彼女は死体となって発見された。やがて花形は見えざる罠に落ち込んでゆく…。「愛」の言葉で飾られる男女の関係の実体、そのはかなさを冷徹な視点で描くサスペンス推理。

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  • 指輪
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    十年ぶりに再会し一夜を共にした湯川が投身自殺――呆然とする美央に遺されたのは、誰のものとも知れない真珠の指輪だった。なぜ彼は自殺を?美央は、かつて湯川を奪った美貌の女・令子を訪ねたが…。一途に一人の男を愛しつづける女と、妖しく奔放な性を生きる女。安芸の宮島を舞台に、対照的な二人の女の生き方をサスペンス豊かに描く野心作!

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  • 江戸小紋殺人事件
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    江戸小紋の染め師である妻が京都旅行中に殺された。衝撃に打ちのめされる藤原に、更なる追い討ちが。妻が生前、不倫を犯していて、その相手に容疑が向けられているというのだ。現場に残されていた、近江八景を象った伊勢型紙を手掛かりに、犯人を追う藤原。だが、ついに辿り着いた不倫相手は、不可解な事故死を遂げていた…!

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  • 大島紬殺人事件
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    常夏の奄美大島。その夜、江里子は吾郎からプロポーズされるはずだった。だが吾郎は約束のホテルに現われず、江里子は傷心のまま東京に戻った。数日後、吾郎の死体が大島紬を染める泥田から発見された。伝統工芸を取材中だったという吾郎に何が? 現場に残された大島紬の布を手掛かりに、奄美に飛んだ江里子の前に、第二の死体が!

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  • 多摩川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    「お願いです。私と一緒にいて」 謎の美女相田奈津子に縋られて奥多摩渓谷に投宿した旅行作家・茶屋次郎は、宿の裏山で男の刺殺死体を発見した。 だが、警察が急行すると奈津子は失踪し、直後、彼女の顔写真が死体の着衣から見つかった。 嫌疑を受けた茶屋は敢然と独自調査に乗り出したが、翌朝、今度は下流の狛江市で死体が上がり、またしてもそこに彼女の写真が……。 はたして事件の真相は? 奈津子はどこに消えたのか? 山岳推理の名手が贈る、好評シリーズ第5弾。

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  • 北アルプス 爺ヶ岳の惨劇
    -
    北アルプス爺ヶ岳で発見された遭難遺体。男の死に殺人の臭いを嗅いだ道原刑事は、男の自宅で不審な手紙を見つけ、差出人を追った。だが執念で割り出した北海道に住む看護婦の女は三年前、「本州の山に登る」と言ったまま行方不明になっていた!

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  • 西穂高 白銀の疑惑
    -
    西穂高と奥大井で相次いで発見された遺体二体。しかし単なる遭難事故ではなかった。二人とも、腹部に不可解な刺傷を負っていたのだ。更に二人は、同じ大企業を相前後して退職していたことが判明。果たして誰が、どんな凶器で二人を殺めたのか? 山岳ミステリーの名手が贈る本格推理!

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  • 北アルプス白馬岳の殺人
    3.0
    「少女のころ、おもちゃ屋からダッコちゃんを盗んでしまいました。お詫びがしたいのですが」新聞記事を飾った美談はおもちゃ屋の家人が名乗り出て落着したかに見えた。だが直後、名乗り出た男が多摩川で、ついでその息子も北アルプスで変死。さらに娘までが蒸発。これは偶然か、それとも仕組まれた罠なのか…?

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  • 北上川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    「隣に死体が寝ている!」旅行作家・茶屋次郎は飛び起きた。 花巻温泉の宿で目覚めた彼が見たものは、一つ布団に横たわる血まみれの若い女だった。 被害者が中畑亜紀江と判明したとき、茶屋は再び仰天した。彼はその名を騙るファンレターに誘われて、当地を訪れたのだ。 茶屋を事件に巻き込む理由は何か!? 直後、今度は平泉に近い北上川に、乳房を抉られた美女の溺死体が上がった。二人の被害者を結ぶ男の存在が浮かぶが……。 二重三重の謎を旅情豊かに描く本格推理、第2弾!

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  • 信濃梓川清流の殺意 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    信州・梓川のほとりで、旅行作家・茶屋次郎は屈辱的な思いを味わった。 通りがかりに偶然、女の絞殺死体を見つけて通報したのだが、地元警察に容疑者扱いを受けたのだ。 疑いを晴らすべく、彼は自ら真相究明に乗り出した。被害者の女性は老舗の旅館で働く女性だったが、彼女の父も、さらには祖父も梓川で変死している事実が明るみに出た。偶然の一致なのだろうか? 一族の家の奇怪な過去が浮かび上がるにつれ、茶屋は事件の奥深さに慄然とする――。

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  • 闇の狼
    3.5
    大内空手のニューヨーク道場で相次ぐ指導者の死。すべての死体にストリートファイトの痕跡が残されていた。かつて道場を破門された荒木鉄也は、遺恨ある総帥大内から、ビジネスとして真相解明を依頼され、単身マンハッタンに乗り込んだ!

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  • 筑波・核戦略都市を奪回せよ
    -
    筑波研究学園都市の〈高エネルギー研究所〉が謎の武装軍団に占拠され、途方もない要求が突きつけられた。「林彪を引き渡せ!」――'71年にモンゴルで死んだはずの中国要人が今なぜ?政府はアクチャーブリ突入後、奇跡の生還を果たし反逆の戦士となった南一勝に軍団壊滅を命じた。だが南は当の軍団からも誘われていた!

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  • 追いつめられて
    4.3
    優美には他人に言えない秘密の愉しみがあった。「万引」である。いつもなら安物のアクセサリーを狙うのだが、その日は市価120万円もの燦然たるダイヤの指輪に狙いを定めた。いつにない極度の緊張と恐怖を全身に感じながら、どうにか成功させた優美だったが、本当の恐怖はそのあとから始まった!――見えない恐怖をスリリングに描くサイコ・サスペンスの傑作短編集。

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  • 焦熱の檻
    -
    見知らぬ男からの怪電話、悪質ないやがらせ…甘い新婚生活の幸福に浸っていた知子を突如、襲った正体不明の悪意。遂には強姦の魔手が知子を地獄に突き落とす。誰が、なぜ?嬲られつくした後、露呈する恐るべき真実!男たちの飽くなき暴力と、憎みつつ歓喜する女の妖しい業…白熱のハード・バイオレンス!

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  • 地獄から来た女
    -
    全裸で手足を針金で縛られた、丸坊主の女が転がっていた。行きがかりから女を助けた元刑事。それが悪夢の序曲だった。女の失われた記憶に潜む恐るべき秘密とは?

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  • 灼熱の刃
    -
    誘拐された六歳の娘の髪と切断された親指が送りつけられた。恐怖と怒りに戦く父親に意外な要求が…。突如、理不尽な犯罪に巻き込まれた男の怒りと復讐を描く、白熱の傑作バイオレンス!

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  • 刃の柩
    -
    愛人の甘い言葉に大金を貢ぎ、身も心もぼろぼろになって自殺した姉。煮えたぎる復讐心を秘めて、根本は男の妻・朝美に近づいた。姉が味わった以上の屈辱を与えてやる…だが、根本と朝美の間に奇妙な感情が生まれた時、運命は残酷に転がり始めた!

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  • 鬼哭
    -
    敵対する暴力団組長を殺害、八年の刑期を終え出所した男。出迎える妻子は既に亡く、組も解散していた。が、出所直後、何者かの襲撃を受けた男は、なぜか親友の妹からも命を狙われるはめに陥った。背後には、妻の焼身自殺にも絡む、とてつもない悪意が…!

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  • 黒い報復
    -
    妻の不倫を疑う山岡は、密かに調査を始めた矢先、偶然にも現金輸送車襲撃事件を目撃。直後、どう調べたのか犯人が脅迫電話をかけてきた。怯まず捜査に協力した山岡だったが、結果、犯人の執拗な報復が始まった!

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  • 京都・博多殺人事件
    4.0
    ニュースキャスターを務める作家・麻沙子は驚愕した。前夜、化野念仏寺でインタビューした若い女性と子供が絞殺されたのだ。事件を追う麻沙子に「大分の友人に聞け」との情報が入るが、その友人もまた事件翌日溺死し、同居の子どもが消えていた。さらに情報提供者までが殺されて…!

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  • 京都北白川殺人事件
    -
    酒の飲めない人気俳優がなぜ泥酔運転で事故死したのか?さらに、彼が最後に立ち寄った京都の高級クラブママが、“カ”と書かれた箸袋を残して密室で毒殺された。やがて人気俳優のCM出演に絡んだ怪しい男が浮かび上がるが、立て続けに殺人事件が!真相を追う女子大生と恋人の人気歌舞伎役者の活躍。

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  • 愛の摩周湖殺人事件
    5.0
    水産商社社長の岡田が、摩周湖のホテルから失踪した。事故か?犯罪か?二人の花婿候補社員と共に行方を追う娘・美加の前に、父と密会を約束した美貌の女性経営者が出現。彼女は、釧路支店の不正経理か、女性関係が原因では、と示唆した…。やがて岡田の愛人が摩周湖の断崖から死体で発見された。父は殺人を犯して逃亡したのか?だが岡田の毒殺死体が発見され、事件は複雑な様相を見せ始めた…。ミステリーの女王が放つ愛憎のサスペンス!

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  • 小京都 伊賀上野殺人事件
    4.0
    伊賀上野に遺る忍者屋敷のどんでん返しから、女優の絞殺体が発見された。ニュースキャスターで作家の沢木麻沙子は事件を追ううち、女優を巡る複雑怪奇な人間関係を知る。だが膠着する捜査を尻目に一人、また一人と犠牲者が…。

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  • 算学奇人伝
    -
    「大小二つの円が接する一辺の長さは…」江戸・本所で算学三昧の日々を送る吉井長七は、幾何の難題に没頭していた。これは盗まれた六百六十両の在処を示す地図だという。関孝和の流れを汲む和算を駆使し、長七の宝探しが始まった!斯界の話題をさらった開高健賞受賞作、待望の電子化!

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  • 黒い顎(上)
    -
    1~2巻660~715円 (税込)
    大手銀行の女子行員と信用金庫貸付課長との心中事件に隠された巨悪。調査に乗り出した興信所の小城と新井だったが、不気味な組織が殺意を持って二人を付け狙う。真相を求め、香港に飛んだ新井を待ち受けていたものは!?

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  • 十津川警部 七十年後の殺人
    3.0
    〈島崎修一郎 過チヲ正シテ死亡ス〉信州野尻湖畔に建つ石碑の奇妙な銘文は、五十年前の未解決殺人に関わるという。十津川が休暇でこの地を訪れた翌日、何者かが石碑を爆破。さらに、事件を調べる歴史学者の小田切が失踪した。十津川の恩師である小田切は、外国人別荘地の会員で、二重国籍だった!? 大戦秘話、残された捜査メモ、米国の影……。十津川が歴史の闇を追う!
  • 十津川警部 哀しみの吾妻線
    3.0
    東京で弁護士が射殺された。一週間前、静岡で毒殺されたコンビニ経営者夫婦がこの弁護士の名刺を所持していたと判明。さらに十津川警部は、二週間前に長野で起こった刺殺事件に注目した。いずれも水曜日に発生していたのだ。しかし十津川は、各事件を無関係とする上司と対立、窮地に陥る。やがて、被害者たちが吾妻線沿線の出身と判明、闇社会の大物の名も浮上し……!?
  • 罰当て侍 最後の赤穂浪士 寺坂吉衛門
    4.0
    赤穂四十七士ただ一人の生き残り、薄幸の町娘のため剣を抜く! 吉良邸討ち入りに加わり、ただ一人生き延びた男、寺坂吉右衛門。江戸じゅうを沸かせた忠臣蔵から三十余年、齢七十を超えた彼は、麻布の曹渓寺でひっそりと寺男を務めていたが、突如周囲に奇妙な事件が続出する。近所のうどん屋店主・喜兵衛が渋谷川で溺死、その直前にうどん屋の隣の長屋の庭木に、ほんの一瞬、死体が逆さ吊りにされていたというのだ。喜兵衛はそれを目撃していたのだが……。残された喜兵衛の娘おさきは苦界に身を落とす覚悟をするが、吉右衛門は彼女を救うため老体に鞭打ち事件の真相を追う。かつての名剣士吉右衛門は、討ち入りで見せたあの剣の冴えを取り戻せるのか! 書き下ろし傑作、待望の電子化!
  • 九州新幹線マイナス1
    4.0
    警視庁吉田刑事の留守宅が放火、焼け跡から女性の刺殺体が発見された。愛娘と鹿児島県指宿へ向かう最中の事件だった。被害者のホステスと吉田は面識がないと言う。直後、吉田の愛娘が失踪。“走る密室”九州新幹線から忽然と姿を消したのだ。やがて黒い噂が浮上し、吉田に疑惑の目が…。東京、九州、山陰、各地で仕掛けられた頭脳犯の大掛かりな罠に十津川警部が挑む!
  • 屋上物語
    3.5
    さまざまな人たちが集まるそのデパートの屋上では、いつも不思議な事件が起こる。飛降り自殺、殺人、失踪……。だが、ここに、何があっても動じない傑物がいた。人呼んでさくら婆(ババ)ァ、讃岐うどん店の女主人である。今日もPHSの忘れ物が一つ。奇妙なことにそれが毎日、同時刻に呼出音だけ鳴るのだ。さくら婆ァの手が空いた時間帯に、まるで何かをつたえたいかのように……。早世したミステリー界の異才が残した珠玉の連作「屋上」推理、熱いリクエストに応えて待望の電子化!
  • 伯林水晶の謎
    4.0
    ナチスによるユダヤ人襲撃は、散乱する窓ガラスに因み、「水晶の夜」と名付けられた。その悪夢が現代日本に甦った!被害者の宮谷は無数のガラス片に覆われ、息絶えていたのだ。作家探偵霞田志郎は容疑者を宮谷の仲間に絞ったが、第二、第三の事件が起こり…。

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  • 非合法捜査
    -
    少女の暴行現場に遭遇したことがすべての始まりだった。翻訳家・諒子は、夜の街に消えた少女を追って単独捜査を開始。直後、少女の父親が銃弾に倒れた! 邪悪な闇の底から諒子にも魔の手が忍び寄る…女探偵ハードボイルドの白眉!

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  • 萩・津和野・山口殺人ライン 高杉晋作の幻想
    -
    ビル・オーナー中西博を脅して屋上から転落死させた高木晋作が出所した。動機の一切を黙秘した高木は、所持する手帳に中西を筆頭に6人の名前を記していた。やがて、出所後を警戒する十津川ら捜査陣をあざわらうかのごとく、山口県・萩の菊ヶ浜、沖縄県・西表島近海で、相次いで殺人が! 被害者はいずれも手帳に名のある人物だった。十津川は必死に高木の行方を追うが……。

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