小説 - 光文社作品一覧

  • 伊香保殺人事件
    -
    浅見家のお手伝い・吉田須美子が警察に連行された。群馬県の吾妻町で起きた、焼死事件の殺人容疑者として。被害者・大戸は、政界に触手を伸ばす金融会社の専務で、妻とともに失踪中だった。そして妻も、伊香保町ロープウェイの崖下で転落死! 謎に挑む浅見光彦。伊香保で晩年を過ごした竹久夢二の不可解な過去。……戦慄と殺意が奔る、“旅情ミステリー”の白眉。

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  • 山陽・東海道殺人ルート
    2.5
    東京駅に着いた寝台特急「さくら」の個室(カルテット)から、男女の射殺死体が見つかった。さらに所持品から5千万円の札束が。その札は4年前の少女誘拐殺人事件で、身代金に使われたものらしい。少女の父親が、犯人に復讐したのか? しかし、彼は同じ日に先行する寝台特急「あさかぜ」に乗っていたとの証言が! 九州から東京へ。時刻表トリックに十津川警部が挑む!

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  • 小樽発15時23分の死者
    -
    札幌のホテルで、美貌の女流画家が殺害された。被害者の周辺を捜査するうちに、容疑者として一人の人物が浮かび上がった。しかし彼には完璧なアリバイが。ルポライター・浦上伸介は、巧妙に偽装された容疑者の足取りを見事に暴くが、問題は凶器の所在だった。犯行に使われたその凶器には、絶対の不在証明があったのだ……。旅情&アリバイ崩しの傑作小説!
  • 津軽殺人事件
    3.0
    都内のホテルで弘前(ひろさき)の古書店主が殺された。殺人現場から消えた太宰治の肖像画はどこに? 遺(のこ)されたメモ“コスモス、無残……”の意味は? 名探偵・浅見光彦は津軽へとぶ。被害者が主宰した「『津軽』を旅する会」に事件の鍵があるとにらみ、参加者を訪ね、そのコースを辿る。蟹田(かにた)─金木(かなぎ)─五所川原(ごしょがわら)……そこには奇妙な証言の数々が! 津軽半島を旅情豊かに描く本格推理。

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  • 殺人のスポットライト
    4.0
    大都会・新宿。その裏の顔を知りつくした路上生活者たち。「将軍」「軍曹」「ドック」と呼び合う彼らは、巡回中に声をかけてくる新宿署の刑事・牛尾や青柳らともお馴染みだ。その独特の視線が思わぬ手がかりを拾い、彼らが捨ててきた社会で起きる難事件を解決に導いていく。人間と人間の絆が、街の闇を、哀しい人間の心の闇を照らし出す、社会派連作ミステリー。

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  • 怒りの北陸本線
    2.7
    新宿中央公園で、両眼をえぐられた男の死体が発見された。所持品から身元が判明。部屋から、北陸の温泉地を巡る日程が記されたカレンダーが見つかる。男の足取りをたどり、十津川と亀井は北陸へ。そこに、多摩川の河原で右腕を切断された女の死体発見の報が。彼女も男と同じ日程で北陸を訪れていた!? 挑発的な連続殺人犯を十津川警部の熱い怒りが追いつめる!

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  • 新・オリエント急行殺人事件
    5.0
    ロンドン―ベニス間を走る“夢の列車”オリエント急行。日本からツアーに参加した、大学教授ら10名の男女は、その華やかさに酔いしれた。一年後、参加者の一人が所有する土地から死体が発見される。そして、参加者の間で起きる謎の連続殺人。彼らを結ぶ不思議な因縁。捜査の焦点は、一つの事件へ……。人間心理の深層を鋭く描く、トラベル・ミステリー意欲作!

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  • 青函特急殺人ルート
    1.5
    息子の健一にせがまれて、青函トンネルを見学しに行った亀井刑事。帰途、健一は無人のはずの吉岡海底駅で、若い女性が手を振っているのを見たという。翌朝、その海底駅で女性の刺殺体が見つかる。犯人はどこから侵入し、脱出したのか? さらに被害者の婚約者が、東京のホテルで謎の転落死を遂げた!? 全長54キロの巨大密室(トンネル)の殺人事件に、十津川警部が挑む!

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  • 愛の伝説・釧路湿原
    3.0
    釧路湿原のタンチョウサンクチュアリに、ボランティアを志願して、突然現われた白井香織。責任者の持田は、その謎めいた雰囲気に惹(ひ)かれていく……。東京の殺人事件を追って釧路に来た十津川警部が、捜査途上で香織と出会った翌日、彼女は消えた。私立探偵とその妻の死。逃避行の裏には巨悪の影が!? 美しい湿原を舞台に、ロマンの香り漂うミステリー意欲作!

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  • 殺人山行 恐山
    -
    山岳救助隊員・紫門一鬼(しもんいっき)は、恐山の血の池地獄で女性の絞殺死体を発見した。衣服には住所と〈鳥羽尚策方(とばしょうさくかた) 杉田夏子(すぎたなつこ)〉の名札が。ところが鳥羽は、女性に心当たりはないという。やがて身元は判明するが、容疑者さえ浮上せず、事件は暗礁に。半年後、北アルプス山中で見つかった女性の死体――そこにもまた〈鳥羽〉の名が……。謎が謎を呼ぶ、山岳ミステリー!

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  • 十津川警部 長良川に犯人を追う
    2.5
    東京・上野でホームレスのテントが燃え、16人が焼死した。放火の疑いを持った新聞記者・白木は、火元の男性が岐阜・長良川周辺の出身と知り、調査を始めた矢先、凶弾に倒れた! 白木の足跡を追い、岐阜へ乗り込んだ十津川と亀井は、二年前のある事件との接点を探り出すが、関係者の口は一様に重い。さらに岐阜県警までもが……。十津川警部、孤立無援の闘い!

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  • 寝台特急「北陸」殺人事件
    2.5
    金沢のホテルから失踪した学生時代の親友を探すため、理沙(りさ)は上野から寝台特急「北陸」に乗った。早朝、後頭部を殴られて理沙は昏倒(こんとう)。気がつくと寝台に運ばれていて、隣には旧知の男性の刺殺体が! 当然、理沙に殺人容疑がかけられる。一方、東京で捜査を進める十津川(とつがわ)と亀井も「北陸」に乗り込むが……。北陸を舞台に人間の心の”二面性”を描く、旅情ミステリー。

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  • 銀色のキーホルダー 杉原爽香 二十五歳の秋
    3.9
    杉原爽香、25歳の秋。大学を卒業して2年。服役中の恋人・明男の仮出所を待つ日々。そんななか、《G興産》の御曹司・田端将夫に誘われて、爽香は海沿いの別荘にやってきた。婚約者がいるのに好意をもって接近してくる将夫に、不安を感じながら……。そして、その夜、事件が! 爽香は田端家一族の争いの渦の中に巻き込まれていく。超人気シリーズ第11弾!

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  • 小豆色のテーブル 杉原爽香二十四歳の春
    3.8
    杉原爽香、24歳の春。恋人の明男が殺人を犯した衝撃を乗り越え、高齢者向けケア付きマンションで働く爽香。担当になった元大女優・栗崎英子の子どもたちが財産目当てに計画した偽装誘拐事件に巻き込まれたうえに、爽香に共犯の疑いが! 一方、勾留中の明男に判決の時が近づいていた……。登場人物が読者とともに年齢を重ねる画期的シリーズ第10弾!

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  • 暗黒のスタートライン
    4.2
    杉原爽香、二十三歳の秋。大学を卒業して古美術店に勤めている爽香に、元BFの明男から突然の電話。在学中から付合っていた中丸教授夫人・真理子が、ホテルで密会中に殺されたという。無実だと言う明男を信じてかくまう爽香だったが、隠れ家から明男が姿を消した直後、第二の殺人が! 登場人物が一作ごとに年齢(とし)を重ね、成長していく人気シリーズ第9弾!

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  • 瑠璃色のステンドグラス 杉原爽香二十二歳の夏
    3.7
    杉原爽香、22歳の夏。「姉と心中したはずの男が、生きていた!」爽香が通う大学の”事務室のアイドル”和田良江は、講演に来た新人作家・五十嵐武士を見て愕然とする。しかも、五十嵐は婚約者と一方的に別れて良江に急接近してきた! 相談をもちかけられた爽香も、愛と憎しみの渦の中に巻き込まれる。人気シリーズ、第8弾!

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  • 象牙色のクローゼット 杉原爽香 二十一歳の冬
    3.7
    杉原爽香、二十一歳の冬。中学時代の恩師・河村布子(かわむらきぬこ)の家を訪ねた爽香は、河村家に居候中の女の子・由希と劇的に出会った。由希は、殺人事件のあった夜、行きずりの男とホテルに入り、帰り道で非常線に引っかかり補導されたという。一方、布子の夫・河村刑事は女性ばかりを狙った連続殺人を捜査中だったが? 爽香がまた一歩大人に……人気シリーズ第7弾!

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  • 緋色のペンダント 杉原爽香 二十歳の秋
    3.9
    杉原爽香、二十歳の秋。中学時代の恩師・河村布子(かわむらきぬこ)に赤ちゃんが生まれた。爽香は、友人の今日子と病院へお祝いに行き、その帰り、トラックにひかれそうになった女性を助ける。「死んでも良かった」と言う、その女性の胸には緋色のペンダントが! 恋愛、友人、家族の問題……十代を卒業し、悩み多き二十代を迎えた爽香に、またもや危機が迫る。シリーズ第6弾!

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  • 琥珀色のダイアリー 杉原爽香十九歳の春
    3.8
    杉原爽香、十九歳の春。大学へ進学した爽香は、家計の足しにと中学生・志水多恵の家庭教師を始める。多恵は、父親が長期海外出張で不在中、継母や父の愛人と、三人で生活するという複雑な家庭事情にあった。そして父の帰国とともに事件の幕が開いた! 春の別荘地で起こる殺人……爽香はまたも渦中へ。恋のライバルまで登場する絶好調シリーズ第5弾!

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  • 薄紫のウィークエンド 杉原爽香十八歳の秋
    3.9
    杉原爽香(すぎはらさやか)、十八歳の秋。爽香にとって、今年の夏は最悪だった。父が脳溢血で倒れ休職、親友の今日子は、マリファナ売買に係わっていると噂の大学生・只野(ただの)と交際して、爽香を悩ませていた。一方、只野の父が経営する会社に勤める酒井は、妻がサラ金から莫大な借金をしていると知らされ……。秋を迎え、危険な風が爽香をとりまく。好評シリーズ第4弾!

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  • 亜麻色のジャケット 杉原爽香十七歳の冬
    4.0
    杉原爽香(すぎはらさやか)、十七歳の冬。爽香の中学時代の恩師・安西布子(あんざいきぬこ)と河村刑事は、美術館で久々のデート。彫刻が置かれた庭で河村が意を決して布子にプロポーズをしたとたん、ずぶ濡れの若い女性が助けを求めてきた! 何者かに池へ突き落とされたその女性は、手に亜麻色のジャケットを強くつかんでいた……。微妙な年頃はサスペンスがいっぱい! 大好評シリーズ第3弾!

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  • 群青色のカンバス 杉原爽香 十六歳の夏
    4.1
    杉原爽香(すぎはらさやか)、十六歳の夏。高校生になった爽香はブラスバンド部の合宿で、高原に来ていた。親友の今日子やBFの明男も一緒で楽しい夏休みになるはずだったが、好奇心少女のまわりには危険がいっぱい。謎の女性が宿舎で自殺を図り、放浪の画家が殺され、爽香自身も命を狙われて……? 大好評シリーズ、待望の第2弾!

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  • 若草色のポシェット 杉原爽香十五歳の秋
    3.6
    杉原爽香(すぎはらさやか)、十五歳の秋――それは、親友の死ではじまった。「学校で会いたいな」土曜の深夜、爽香が受けた電話は、行方不明中の親友・久代からだった。学校へ急行した爽香は、教室で久代の死体を発見する。かたわらには、若草色のポシェットが……。主人公の少女が、一作ごとに成長していく画期的ミステリー! 多くの読者の要望に応え、ついに電子書籍化が実現。爽香シリーズ、第一弾!

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  • 雪煙
    3.5
    暴力団組長が殺された事件に恋人が関与!?――国際刑事警察機構(ICPO)出向から戻った警察庁・高木史朗は謎めいた女・池上陽子と再会、恋に落ちた。……ところが、風鈴会組長・清瀬の死体が発見された事件で、なぜか捜査線上に陽子の名が浮かぶ。さらに、高木の昔の恋人・香保(かほ)も事件に関与している疑いが! 雄壮な日欧両アルプスを舞台に描かれる恋愛ミステリー!
  • 十津川警部「オキナワ」
    1.5
    東京で殺された男が遺(のこ)したダイイングメッセージ「ヒガサ」。沖縄に多い「比嘉」姓が捜査線上に浮かび、十津川は、那覇空港に降り立った。美しい故郷「沖縄」と、基地の街として、いまだ戦後を生きる「オキナワ」。米軍・GIの不審な行動を追う十津川は、事件の背後に、沖縄の悲劇を見た! 基地の街を殺意が走る!

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  • 三毛猫ホームズの降霊会
    3.7
    菱倉良子は3年前に幼い娘・七重を殺され、事件は今でも未解決のままである。彼女は娘の霊に直接犯人を聞こうと、霊媒・柳井幻栄に降霊会を依頼する。柳井と中学校の同級生だった関係で、片山義太郎は妹・晴美、ホームズとともに降霊会に立ち会うことに。だが、亡き幼子(おさなご)の霊が犯人の名を明かすことを邪魔する妨害工作が次々と起きて――。超人気シリーズ!

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  • 三毛猫ホームズの卒業論文
    3.3
    事件は教室から始まった! 杵谷淳子(きねやあつこ)は恋人の悠一(ゆういち)と卒業論文に取り組んでいた。帰宅直前、悠一が何者かに刺され……。片山晴美とともに出席した結婚式では、淳子自身も凶行に巻き込まれてしまう。2人の書いた論文が、ある殺人事件を題材にしていることが原因なのか!? 事件の謎を追う片山兄妹とホームズにも危険な罠が待ち受ける。超人気! 三毛猫ホームズシリーズ。

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  • 臨場
    4.1
    臨場――警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆(くつがえ)してきた。人呼んで『終身検視官』――。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全8編。テレビ朝日系ドラマ原作!

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  • 三毛猫ホームズの戦争と平和
    4.0
    親戚の法事の帰り、道に迷ったホームズ一行。ようやく人家にたどり着いたと思ったのもつかの間、車が大爆発! 大泉家と沼田家に別々に助け出された晴美と片山は、2つの家が村を分けての戦争中だということを知る。なんと爆発は、地雷のせいだったのだ――。消えてしまったホームズ、そしてこの戦争の行方は!? 表題作を含む、全6編。大好評人気シリーズ!

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  • 殺人山行 餓鬼岳
    -
    大糸線・穂高駅近くで、東京に住む根岸淑子の絞殺死体が発見された! デイパックには謎の男の写真二枚が……。北アルプス山岳救助隊員・紫門一鬼は、調査のすえ、山岳写真家・久住の作品に問題の男を見つける。ところが、久住は真冬の餓鬼岳で不審な凍死を遂げた! 淑子の過去に何があったのか? 梓林太郎の著書百冊目にあたる本書は、本領発揮の山岳推理。
  • 松山着18時15分の死者
    -
    松山港にほど近い人気(ひとけ)のない工場街。レンタカーのなかで争う男女の姿が通りがかったOLによって目撃された。女性の首にはベルトらしきものが……。加害者は茶色いブルゾンを着た中背の男。その姿形(すがたかたち)、残された指紋などから、ルポライター・浦上伸介に嫌疑は向けられた。自らの潔白を証明すべく、仕組まれた罠に敢然と挑む。アリバイ・トリック崩しの名編!
  • 特急「おき3号」殺人事件
    -
    山陰本線の出雲市(いずもし)駅に到着した特急「おき3号」の車内で、写真家の石田が刺殺された。怨恨の線から容疑者に浮上したのは、十津川の先輩で警視庁OBの政務次官・山崎の息子・徹だった。しかし、徹は同日、ハネムーンで山陽本線を走る寝台特急「富士」に乗っていた! 鉄壁の時刻表トリックに十津川警部が挑む表題作ほか、十津川班の活躍を描く全5編を収録。

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  • 十津川警部の死闘
    2.5
    加賀温泉郷のホテルで、男が心臓マヒで死んだ。三ヵ月後、同じホテルで、また男が心臓マヒで死んだ。さらに一ヵ月後、もう一人の男が! 3人は死亡前夜にまったく同じ行動をとっていた。県警が殺人の疑いで捜査を始めたとき、4人めの男が現われて……(「加賀温泉郷の殺人遊戯」)。他に「心中プラス1」「処刑のメッセージ」「特別室の秘密」の計4編を収録。

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  • 東京・松島殺人ルート
    1.5
    「……島」と意味不明の言葉を遺して、東京で初老の男女が相次いで死んだ。男は交通事故死、女は溺死。「島」に、事件の匂いを感じた十津川警部と亀井刑事は、二人が松島の大地主夫婦であったことをつかむ。松島開発に絡んで浮かび上がるディベロッパー「みちのく興発」、その背後に政界で暗躍する男の影が……。政官の黒いルートに十津川の鉄槌が下る!

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  • 窓

    -
    一流会社に就職が内定し、身辺を整理しておくようにと告げられた隅野(すみの)は、ガールフレンドと別れることにした。別れ話がもつれぬように、友人の竹井に彼女の部屋の鍵(キー)を渡し、“夜這い“をかけろと誘う。しかし、その翌日、彼女は死体となって発見された! それは複雑に錯綜する連続殺人の序曲だった。 新宿署・牛尾刑事の地道な追跡。社会派ミステリー傑作!

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  • 特急ワイドビューひだ殺人事件
    5.0
    <ヒロシ1031Dのことで話がついた>。その奇妙な新聞広告が掲載された直後、ヒロシという名の青年が相次いで殺された。1031DがL特急「ひだ11号」のことだと推理した十津川警部は、警戒乗車するが、そのさなか、爆弾を所持した男が車内で毒殺される……。JRへの列車爆破予告、犯人と十津川の息詰まる攻防。トラベル・ミステリーの傑作。

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  • 法王庁の帽子
    -
    亡き妻の面影を求めて、南仏プロヴァンスを旅した式村(しきむら)は、帰国後、旅先でよく出会った日本人カップルの男性が殺されたことを知る。さらに、その片割れの女性が別の男性と車に乗っているところを目撃。相手の男は、式村がアヴィニヨン法王庁でなくした帽子を被っていた! 過去の因縁が犯人を追いつめる表題作ほか、森村ワールドの捜査陣が活躍する計6編を収録。
  • 飛騨高山に消えた女
    3.0
    飛騨高山でスケッチをしていた謎の女が突然の失踪(しっそう)。東京では、不可解な連続殺人の発生。現場には、飛騨高山を描いたデッサン画が残されていた。十津川(とつがわ)警部たちの執念(しゅうねん)の捜査の結果、“名画贋作団(めいががんさくだん)”の存在が明らかにされるが……。謎の女性の恋人の自殺による復讐なのか!? 十津川警部の推理は意外な展開を見せる!

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  • 尾道に消えた女
    2.5
    「えっ、妹が船から海に落ちた!?」広島県尾道市の病院からの電話に、日下(くさか)刑事は驚愕(きょうがく)した。妹の京子(きょうこ)は、連絡の途絶えた親友ユキを追って同地を訪れていたのだ。京子は、駆けつけた兄に何者かに船から突き落とされたと告げた。十津川(とつがわ)警部は、日下とともに捜査に乗り出すが、やがてユキの水死体が発見される……。用心深く巧妙な犯人に十津川が挑む。

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  • 大阪経由17時10分の死者
    -
    「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」横浜と奈良で見つかった二つの刺殺体。それぞれの現場には血に染まった梶井基次郎(かじいもとじろう)の文庫本が残され、同じ箇所に傍線が引かれていた。遺留された凶器も同型の果物ナイフ。さらに、黒いコートを着た長髪の男が目撃されていた。犯行時刻の差は約7時間。同一人物の犯行は可能なのか!? ルポライター・浦上伸介(うらがみしんすけ)が犯人を追う!
  • 殺人山行 八ヶ岳
    -
    「夫を殺して」。愛人の穂波(ほなみ)の言葉に、宮島(みやじま)は身を震わせながらうなずいた……。八ヶ岳山中で崖から突き落とし、事故に見せかけようとするが、失敗。逆に自分が大怪我(おおけが)をしてしまう。ところが、殺しそこねたはずの穂波の夫が、その直後から行方不明に! いったい何が? 二人はお互いを疑い始めて……。息詰まる展開、迫真の心理描写で描く山岳ミステリの傑作!

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  • 京都着19時12分の死者
    3.0
    京都へ向かう下り新幹線ひかり号の中で、上流家庭の夫人らしい死体が発見された。翌朝、京都駅前の高級ホテルで、元暴力団員がやはり死体で発見される。二人は同じ毒物で殺され、さらにそれぞれの現場周辺からは同じ指紋が見つかった。京都府警のベテラン刑事・堀内(ほりうち)は綿密な捜査で犯人に迫るが……。アリバイ崩しの醍醐味(だいごみ)! 多重トリックに挑む刑事の活躍!
  • 東京空港殺人事件
    4.0
    乗客乗員138名を乗せ、消息を絶った全日航機は、羽田沖で残骸となって発見された。次期主力機導入の思惑が絡み、事故原因調査団は、機体の欠陥説と操縦ミス説に分かれて大きく揺れ動く。数カ月後、独自に調査を進めていた全日航専務が、密室状態の空港ホテルで殺された! エリートの死が意味するのは!? 航空業界を舞台に、人間心理を抉る本格社会派ミステリー!
  • 新横浜発12時9分の死者
    -
    遺産相続で弟妹ともめていた女が失踪した。残されたのは、「北川」と書かれた便箋と、伊豆(いず)半島と思われる走り書きの地図。熱海(あたみ)で彼女のハンドバッグが見つかり警察が動くが、弟妹と夫には完璧なアリバイがあった。彼女はどこで殺されたのか? 死体はどこにあるのか? 何重にも張りめぐらされたアリバイトリックの巨大な壁にルポライター・浦上伸介(うらがみしんすけ)が挑む!
  • 特急さくら殺人事件
    3.0
    東京と、長崎とをつなぐ寝台特急「さくら」。その列車に博多から乗った警視庁の日下(くさか)刑事は、深夜の洗面所で倒れている女性を発見した直後、何者かに頭を殴られた。そして、意識が戻ってみると、女性の”死体”は列車から消えていた。いったいどんなトリックが……? 犯人を追う十津川警部の前に、時間の壁が立ちふさがった! トラベル・ミステリー会心作。

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  • 寝台特急あかつき殺人事件
    3.3
    刑事を辞めた田辺(たなべ)は、大阪で私立探偵を開業するが、なかなか客がこない。そこへ、娘と一緒に佐世保に行ってほしいとの母親からの依頼。美人のエスコートだ。喜んで引き受けた彼は、「あかつき」に乗り込んだ。同じ頃、佐賀市で殺人事件が発生、その容疑が田辺に! 証拠は不利。元部下のために、十津川(とつがわ)と亀井(かめい)が立ち上がる。著者のトラベルミステリーの代表的長編。

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  • 人間の十字架
    -
    我が子を殺すしかない。日増しに酷くなる一人息子・公一(こういち)の家庭内暴力に、妻が殺されると感じた町野(まちの)は悲壮な決意を固めた。その矢先、公一は何者かに轢殺(れきさつ)されてしまった。その日から、町野は重い十字架を背負った……。一方、幼い公一を自分の左腕と引き換えに救った青柳(あおやぎ)刑事も、彼の死を知って……。人間とは何かを一貫して描き出す、社会派推理小説の白眉!
  • 十津川警部の抵抗
    1.5
    私立探偵・橋本豊(はしもとゆたか)に奇妙な依頼……服役中の殺人犯・浜田功(はまだいさお)は無罪だ、一カ月以内に真犯人を捜してほしい、報酬は1千万円! ところが、依頼主の広池(ひろいけ)弁護士が北陸・芦原(あわら)温泉で絞殺された! 福井県警は、現場を訪れた橋本を緊急逮捕。橋本は身の潔白を、かつての上司・十津川警部に訴えた。浜田はなぜ上告しないのか? 苦悩し、抵抗する十津川が掴(つか)んだ真相は?

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  • 笹の墓標
    -
    戦時中に北海道のダム建設工事で亡くなった、強制労働犠牲者の遺骨発掘作業に参加した神沼公一郎(かぬまこういちろう)は、腐乱死体を発見した。遺体は東京で変死した神沼の元恋人・葦原奈美(あしはらなみ)の同僚・上月良彦(こうづきよしひこ)と判明。捜査線上に浮かんだのは、かつての強制労働と因縁があり、奈美と接点を持つ北海道政財界の大物だった! 時間と空間を超えて運命の非情を描く、社会派推理意欲作!

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  • 女探偵の事件簿~現代社会の素顔とホンネ~
    3.0
    「女探偵」というと、ピンク色に包まれたお色気ムンムンの小賢しいセクシーダイナマイトを想像するのではないだろうか? でも現実の世界では、色気よりも愛嬌! 体よりも頭と言葉! を巧みに使わなければ、女探偵は務まらない(「はじめに」より)。十年以上のキャリアを持つ著者から見た、社会の素顔やホンネ、探偵業の実態の報告記。

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  • 「君は一人でも生きていける」とは言われたくない~30代独身恋愛事情~
    -
    「都合のいい女?『いい女』だと言え!」「確信できるのは自分の気持ちだけ」「女の不幸は先回りすることから始まる」「不倫はちっとも怖くない」……etc.30代シングルはなぜ激増している? 大人の恋って何? 男運が悪いのは誰のせい? 自らも30代を独身で過ごした著者の本音炸裂エッセイ! 恋愛論のニュースタンダード登場!

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  • 田舎暮らしの鉄人
    -
    1巻550円 (税込)
    著者は平成6年3月に、脱サラして田舎暮らしを始めた。当時はそういうことをする人が珍しかったということもあって、新聞やテレビ、雑誌から取材を受け、それがもとで多くの問い合わせを受けている。へんぴな海辺の町や村で、きれいな景色に囲まれ、経済状態は豊かには見えなかったが、それでも明るく、元気いっぱいに暮らしている人々を見て、なんで住みづらい都会にしがみついてなければならないのか、と感じていたという。

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  • 十津川警部の試練
    3.0
    ひとり暮らしの女性をねらった連続殺人事件が発生! 被害者はいずれも、自宅でバスローブやパジャマ姿という格好で殺されていた。彼女たちはなぜそんな格好のまま、犯人を部屋に入れたのだろうか。そしてなぜ、捜査の進行状況がマスコミに漏れてしまったのか(「午後の悪魔」)。「北の女が死んだ」「警官嫌い」「若い刑事への鎮魂歌(レクイエム)」の計四編を収録。

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  • 秋田新幹線「こまち」殺人事件
    2.7
    戸塚由美は角館へ帰った。29歳の今なら新しい人生を始められる、その言葉を信じて。しかし、由美にはフランス料理店オーナーの殺害容疑がかけられ、刑事が尾行していた。実家の旅館の若女将として奮闘する由美の周りで、次々と殺人事件が起こる。ホステス時代の客・中山、別れた夫・島崎……。角館に乗り込んだ十津川(とつがわ)警部が、事件の真相を究明する!

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  • 京都 銀閣寺の死線~18番ホームの夜行列車~
    -
    古都・京都。五山(ござん)送り火の翌夜、ウィークリーマンションの一室で男が刺殺された。数時間後、「哲学の道」では女の服毒死体。その近くから、男性刺殺の凶器の包丁が発見された。男と女は、それぞれ銀閣寺の写真と護符を所持。それは25年前のものだった。さらに護符には謎の言葉が……。2つの事件と銀閣寺の接点、ルポライター・浦上伸介の推理が冴える!
  • 伊豆誘拐行
    4.0
    人気スター、桂アヤが誘拐され1億円の身代金を要求する脅迫状が届く。巧妙な手口で身代金は略取された。彼女の部屋には“伊豆長岡へ行け 青い蛇“のメッセージが残されていた。事件の追及を続ける十津川警部の前に、「誘拐団(青い蛇)」の組織が浮かぶ。次々と起こる誘拐事件には必ず、哀しみにくれる事件被害者の家族の姿があった。ナゼ? 十津川警部、伊豆へ向かう。

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  • 夜に迷って
    5.0
    「智春(ちはる)がエアロビクス教室のコーチと浮気を?」帰宅途中のバスで、女3人の噂話に妻の名が出てきて、夫の伸男はぎょっとする。中学生の娘・有貴には不審な電話や謎の脅迫状が。そして、一家が住む社宅じゅうに噂は広まっていった。たった一度の過ちのために追いつめられた智春の決意とは? 「家族の絆」とは? 愛憎の罠をサスペンスフルに描いた長編ミステリー!

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  • 高山本線殺人事件
    2.7
    警視庁捜査一課の刑事、西本の父親が、下呂(げろ)・高山間で、同乗していた謎の美女と交通事故死。死因に深い疑惑をいだいた西本は、単身“捜査“を開始する。さらに、高山の朝市ではOLが背中を刺され、高山本線特急「ひだ」車内でも女性が刺される事件が発生。連続する不可解な事件をつなぐ真実の連鎖は……。十津川(とつがわ)警部の名推理が解きほぐす!

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  • 手紙美人へのプチ作法~心が伝わる書き方レッスン~
    5.0
    ●1字あけがメールを美しくする●お誘いメールは、タイトルに工夫●まずは「受け取りました」メールを●文章が一行だけでも手紙になる●プチ手紙を活用する――自分らしい、気持ちの伝わるメールや手紙の書き方とは? 話し言葉の専門家として活躍する著者が教える、相手との関係を深め、もっとすてきな自分になれるノウハウ集!

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  • 奥能登に吹く殺意の風
    3.5
    能登旅行中の警視庁の北条早苗刑事が、ライフル銃で狙撃された。さらに早苗が泊まった家の娘・田村真理子が、片山津温泉で溺死。警察への恨みか、人違いか。――一方、東京・国立市でバス爆破事件が発生、早苗の同僚4人が死亡した。絞り切れぬ犯人の動機。いらだつ十津川警部のもとへ、早苗暗殺を予告する挑戦的電話がかかった。みなぎる緊張とサスペンスの傑作。

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  • くたばれ!専業主婦
    3.5
    「とっととくたばりやがれ! 専業主婦! のうのうと生きていられるのは、今のうちだけということを思い知れ!」(「はじめに」より)『ふざけるな専業主婦』で、そのバカバカしい生態の数々を徹底追及して、猛抗議を受けた著者が、今度は、専業主婦の異論・反論・言い掛かりに真っ向から対決! 待望の激闘バトルロイヤル編!

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  • 勇者の証明
    -
    敗色濃厚の昭和二十年初夏、関東近郊にある商業高校の新入生・渋江夏生(しぶえなつお)は、クラスメート四人で、お化け屋敷と噂される洋館を探検した。そこで知り合ったのが、死に瀕したドイツ人女性と娘ザビーネだった。 ザビーネを長崎へ送り届けると約束した四人は、勇敢にも旅立った! 彼らを襲う、予想外の苦難とは!?……「証明」シリーズに新境地を拓(ひら)く長編冒険譚(たん)。

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  • 九州特急「ソニックにちりん」殺人事件
    2.7
    政界進出を噂される官僚出身の元総理大臣秘書・佐久間要(かなめ)が、謎の写真を残して失踪した。写真には博多~大分間を結ぶJR九州の新鋭L特急「ソニックにちりん」が。謎を追って九州・阿蘇に飛ぶ十津川警部と亀井刑事。そこで二人を待っていたのは!? 霧に覆われた佐久間の過去が、十津川(とつがわ)警部の推理で暴(あば)かれたとき、政界を揺るがす、ある黒幕の存在が浮かび上がった!

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  • 山形新幹線「つばさ」殺人事件
    2.8
    山形新幹線「つばさ」で東北に向かった若い女性が相次いで蒸発した! 囮(おとり)として、単身同列車に乗り込んだ警視庁北条(ほうじょう)早苗刑事に近づく謎の男平沼。……ところが、平沼は仙山(せんざん)線の踏切で自動車事故死、その車のトランクには若い女性の右足が! 平沼犯人説に傾く山形・宮城県警に対し、十津川(とつがわ)警部は独自の推理を展開するが……。「つばさ」が運ぶ都会の殺意とは?

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  • 三毛猫ホームズの暗闇
    4.0
    崩落事故発生! 真っ暗なトンネル内に閉じこめられた一台のバス。片山義太郎ら三毛猫ホームズ一行は、このバスに乗り合わせ、事故の渦中に──。さらに車内には、殺人犯の家族と被害者の家族が同乗していて、一触即発の状況に! 救(たす)けを呼ぶ術は!? 頼りになるのは、暗闇でも目の利くホームズだけ! 傑作5編を収録の、ご存じ超人気シリーズ!

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  • 夜の終りに
    5.0
    高校一年の沢柳有貴は、母・智春(ちはる)と二人暮らし。智春は、三年前、殺人の濡れ衣を着せられ、自殺を図り、記憶喪失となっている。智春を自殺に追いつめた奈良敏子は、真犯人として服役中だが、刑期明け直前、敏子の夫・竜男(たつお)が何者かに殺された! 崩壊した家庭が、さらなる危機を乗り越え再生する道を描くホーム・サスペンス。

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  • 伊豆・河津七滝(ななだる)に消えた女~十津川警部の叛撃~
    2.7
    十津川警部が妻の直子と伊豆旅行中に出会った、OLグループの一人・東郷由美子が河津七滝で行方不明! 一カ月後、彼女の殺害死体が東京・国立市の豪邸地下室で発見された。事件を追う十津川の前に立ちはだかる数々の謎。由美子の隠されたいくつもの秘密!──伊豆の河津・下田、鬼怒川、会津若松……名勝の地を舞台に、十津川警部の叛撃が冴えわたる。

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  • 殺人山行 剱岳
    -
    剱岳の山小屋で、紫門一鬼は「拾われたザックの噂」を耳にした。登山では命に関わるザックなのに、持ち主が現れないというのだ。さらに翌日、二人連れの一人が、剱山頂目前で転落死を遂げた!──ふたつの事件を不審に感じた紫門。彼は謎のタイ人女性の存在に気づいた。そして舞台はタイ・バンコクへ。北アルプス山岳救助隊員・紫門、岩壁のトリックに挑む。
  • 三毛猫ホームズの狂死曲(ラプソディー)
    3.5
    「命が惜しかったら、演奏をミスするんだ!」ヴァイオリン・コンクールの決勝進出がきまった少女に、脅迫電話がかかった! 決勝に臨む若者たちは、宏大な別荘に一週間カンヅメになる。三毛猫ホームズと片山刑事は、この巨大な密室に張り込むが、それでも事件は起こってしまった……。音楽好きの著者ならではのユーモア推理傑作。

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  • 北安曇 修羅の断崖
    -
    大糸線南小谷を発った「スーパーあずさ」で乗客が毒殺された! 被害者のペンション経営者・宮沢種継は、車内で女性と話をしていたらしい。だが、該当する女は浮かんでこない。事件は迷宮入りか?……そんな折、豊科署・道原伝吉刑事は、二年前、宮沢の同級生が常念岳で事故死していた事実を知る! 殺さざるをえない理由とは? 哀切な人間模様がもたらす悲劇。(『修羅の断崖』改題)

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  • 東京地下鉄(メトロ)殺人事件
    1.5
    東京の地下鉄構内で起こる連続殺人事件。現場ではかならず謎の美女が目撃された。十津川警部らの捜査で、死体の身元が判明するが、いずれも一年前に行方不明になったままの人物、しかも整形手術で顔を変えていた。……白いコートの“幻の女”は何者なのか? 十津川ひきいる捜査陣の前に、やがて防衛産業の利権をめぐる、闇の世界の暗闘が暴きだされていく。

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  • 紀勢本線殺人事件
    1.5
    死体の額に刻まれた×印。紀勢本線新宮駅近くと東京・世田谷で二人のOLが殺された。十津川警部と亀井刑事は南紀に飛ぶが、第三の惨劇が串本で……。被害者はすべて21歳のOL、頭文字がY・H。この接点から二人の容疑者が浮かぶ。ところが「紀勢本線のKで、第四の殺人が行なわれる」との殺人予告! 動機はなんなのか? 捜査陣と真犯人の息詰まる駆け引き!

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  • 札幌  月寒西の死線~寝台特急トワイライトエクスプレスの罠~
    -
    前野美保は、休日を利用して、友人と大阪と札幌を結ぶ豪華寝台特急トワイライトエクスプレスに乗った。翌日、同じ列車に乗っていた梶本峰雄が、札幌で遺体で発見された。車内にいたはずの人物が遠い札幌の地で、死んでいたのはなぜか。美保をアシスタントに、ルポライターの浦上伸介は時間と場所のトリックを暴くべく、トワイライトエクスプレスに乗り込んだ!
  • 星の旗(上)
    -
    1~2巻550円 (税込)
    元特攻隊員の木島一郎を不幸が襲う! 暴力団大門組の餌食となり、娘一家が心中。心の恋人・天羽香子までが奴らの毒牙にかかった……。大門組の背後に、かつての上官にして政界のボス・矢田政信の影が!? 弱者とて黙りつづけてはいない! 木島は懐かしき戦友たちを招集し、復讐の狼煙をあげた。シルバー戦士七人の活躍を描いた、永遠の青春小説!

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  • パリ発殺人列車~十津川警部の逆転~
    1.5
    フランス・グルノーブルの世界警察官会議に、十津川警部らが招待された。各国の警官と親善を果たした帰途、パリ行きTGV(フランス新幹線)の一等車内で殺人事件が……。会議を後援した富豪、大越専一郎の秘書、松野ユキが、アメリカの刑事の盗まれた拳銃で射殺されたのだ。パリ──東京を結ぶ国際版トラベル・ミステリーの傑作。十津川警部の推理が冴える。

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  • 殺人山行 穂高岳
    5.0
    北アルプス山岳救助隊員・紫門一鬼に、奇妙な光景を目撃したとの通報があった。北穂高で、五、六十メートル前方を歩いていた二人連れの一人が、雷雨の直後、忽然と消えたというのだ。果たして、付近で元探偵社社員の遺体が発見された! 同伴者を捜す紫門。だが、新たな白骨死体の謎が立ちはだかる! 衝撃のトリックがラストを飾る、長編山岳推理小説の会心作。

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  • ある朝 海に
    5.0
    南ア共和国。警官に追われたカメラマン・田沢利夫は見知らぬ白人に急場を救われた。そして彼は田沢を“冒険”に誘った。黒人差別に抗議し、大西洋航路の豪華客船を乗っ取ろうというのだ。メンバーは各国の若者9人。計画は実行に移され、彼らは拳銃を手に船長室に向かったが、事態は予期せぬ方向へ……。雄大なスケールで、青春のあり方を問う、傑作サスペンス小説。

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  • 加賀 兼六園の死線~特急サンダーバードの罠~
    -
    大阪発富山行きの“サンダーバード1号”のなかで、男が殺された。そして翌日、金沢・兼六園で女が殺された。二つの殺人現場には、同一人によると判明した遺留品が……。被害者二人の関係、容疑者のアリバイ、謎は深まるばかり。巧妙に張り巡らされた謎を、ルポライター・浦上伸介が一つずつ解き明かす……! 死線シリーズ第二弾登場!
  • 死を描く影絵
    -
    新進作家・有坂信が手配した中元の依頼書に、他人のものが紛れていた。神奈川の秋吉隆から東京の石野英也に贈った中元依頼書だった。が、二カ月後、秋吉が死体で発見された! 好奇心から有坂は石野を訪ねるが、彼はなぜか秋吉を知らないと言う……?(「犯人のいない人生」) 犯罪の裏に人生が、社会がある。森村誠一が犯罪をさまざまな角度から抉る問題作!
  • 知床・羅臼岳 殺人慕情
    -
    知床の「乙女の涙」と呼ばれる滝で若竹多恵子が自殺! その原因を調査してほしい……。多恵子の知人であった古尾に頼まれ、北アルプス山岳救助隊員・紫門一鬼は北海道へ飛んだ。ところが、紫門が多恵子の足跡をたどってある秘密をつかんだとき、同じ滝で、逆さ吊りにされた男の死体が発見された! 殺意は哀しみから萌したか? 衝撃の長編山岳ミステリー!

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  • 長崎異人館の死線~上野着 6時26分の壁~
    -
    宇都宮発上野行きの始発電車が運んできた、男の服毒死体。所持品は、コインロッカーの鍵と血痕のついたナイフ。後日、宇都宮で発見された刺殺体の血液型が、ナイフのものと一致。場所を違えた相互殺人説に捜査は傾く。死んだ二人には、半年前の一億二千万円強奪事件に関与の事実……。ルポライター・浦上伸介は、二人の過去が長崎につながることを突き止めた。

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  • アルプス殺人縦走
    -
    新進作家・沢地十糸子は南アルプス北岳登山に清田修三を誘った。彼を殺す目的で――! 自分という愛人がありながら妹を犯した清田に恨みをこめ、ナイフを振り上げた十糸子から、清田は逃げ去った。それなのに、後日、清田は遺体となって発見された!? あの日、彼を狙う別の人物がいたのだ。だが、警察は十糸子を追及しはじめる。恐ろしき心理劇の結末とは?

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  • 発信人は死者
    2.5
    カメラマン・野口浩介の無線機に、五日前からきまって午前二時になると、弱々しい救難信号が送られてきた。謎の信号を調査すると、それは、旧日本海軍の暗号で、三十二年前に沈没した潜水艦・伊号五〇九からのものだった。そして元海軍中佐の奇怪な死! 真相を追って野口らは南海の島へ向かう。著者会心の海洋ミステリー。

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  • 上高地 相克の断崖
    -
    殺意は平凡な生活に萌した! 「お互い一人になれたら一緒になろう」と約束し、松崎三千絵との不倫を解消した向田幹也。ところが、末期ガンと知った彼の妻が失踪する。向田は行方を探す一方で三千絵との生活を夢みるが……若き取締役である向田の後妻の座を狙い、早くも接近する女性がいた。殺人、そして脅迫事件! 哀しい人間心理を描く傑作長編。

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  • 寝台特急「あさかぜ1号」殺人事件
    2.8
    博多行き寝台特急「あさかぜ1号」二人用個室(デュエット)で、現金一千万円をもつ本田徳一郎が毒殺された! 連れの女性は、なぜか事件直前に、岡山で途中下車した。車中で、この謎の美人・白井マユミに、惹かれた警視庁杉本刑事は、単身尾行を開始。そして行く手で、第二第三の殺人が! 死を呼ぶ女・マユミの正体は? 女の過去にあった驚愕の事実! トラベル&ラブ・ミステリー。

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  • 悪夢の設計者(デザイナー)
    3.0
    財閥の御曹司・財川一郎が、新婚旅行先の伊豆で何者かに撲殺された。Vサインのダイイング・メッセージを遺して……。新妻の多津子は、発見者の青年・水木時彦の容姿が一郎と瓜二つであることに驚愕し、奸計をめぐらした。水木を一郎の身代わりに仕立て、夫が相続するはずだった財川財閥の莫大な遺産を乗っ取ろうというのだ。衝撃の結末! 傑作悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。

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  • おやすみ、テディ・ベア(上)
    3.0
    「探してくれ、熊のぬいぐるみを! 爆弾が入っているんだ!」爆死した大学生中原の部屋から、少女がぬいぐるみの熊(テディ・ベア)を持ち去った。中原の友人野木由子は、その行方を追うが、熊を手にした少女は変質者に殺害され、次に手にした主婦は夫を撲殺のうえ自殺を……。次々に悲運を呼び込むテディ・ベアをめぐる傑作ユーモア・サスペンス!

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  • 特急「あずさ」(アリバイ・トレイン)殺人事件
    3.0
    「6月23日に、特急『あずさ』で松本に行ったことにしてほしい」殺された女は、かつての恋人・警視庁の日下刑事に偽の証言を依頼し、日下はそれを拒否していた。十津川警部は、その日にM銀行現金強奪事件が発生したことをつきとめるが、共犯者も惨殺、さらに……! 連続殺人の犯人像をめぐり、十津川と対立するライバル佐々木警部。十津川警部の苦悩と名推理。

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  • 死導標
    4.0
    恋人が山で遭難死!? 失意の井沢節子は、車でバイクと接触事故を起こし、カメラマンの平石泰明を失明させてしまった。節子は贖罪のため、平石と結婚するが、彼は頑なに心を開かない。その彼が夜ごと、悪夢にうなされている!? 原因はどうやら北アルプスK岳にあるようだった……。〔表題作〕 雄大な舞台で錯綜する愛と憎しみ。山岳ミステリーの傑作!
  • 寝台特急「日本海」(メモリー・トレイン)殺人事件
    2.3
    漆黒の日本海沿いに一千キロをひた走る寝台特急――その専務車掌が殺され、一人の女性が途中下車して闇に消えた。事件の鍵は五年前、同じ車内で出産した女性に……。十津川警部は事件を追うが、当時の関係者は相次いで事故死していたのだ! 青森―東京―京都を舞台に、事件は謎とサスペンスをはらんで意外な展開を……!?

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  • 日蝕の断層
    -
    不当な差別を受けつづけてきた浦島重工の社員・木原高志。社会に復讐と出世を誓う木原は、副社長令嬢と結婚、同時に矢沢恵理とも関係し、社内外の情報を集めはじめる。だが、浦島重工合併の機密を知った直後、恵理が崖から転落死した! 脅迫電話、空転する合併問題、そして第二の殺人事件。復讐に燃える男と行く手を阻む陥穽を迫真の筆致で描いた非情小説!

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  • 致死海流
    -
    潮流に運ばれ、犬吠埼沖に漂っていた若い女性の死体。一方、八丈富士登山中、行方不明になり、絞殺死体で発見された女性。被害者の宇根沢望と岩井輝子は、いずれも八丈島航路「フリージア丸」に乗船していた!――二人の関連をさぐる捜査陣。接点は、和歌山県勝浦にあった。が、犯人と睨んだ男も……? アリバイ・密室トリックを駆使した殺人! 本格推理の傑作。

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  • 星の陣(上)
    -
    旗本良介は怒りに燃えた。二年前、家族を崩壊させ、今また旗本の心の恋人・降矢美雪を凌辱したうえに殺害した暴力団黒門組。秩父に隠した旧陸軍の武器を手に、旗本元中隊長は、かつての部下に呼集をかけた。老残の生活から復活し、各地から集結した六人の元兵士。訓練でカンを取り戻した銀の戦士たち(シルバー・ウォリアーズ)は、奇襲(ゲリラ)戦法で敵を追い詰めるが……! 新生面の大河アクション!

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  • 三毛猫ホームズの犯罪学講座
    3.0
    F学園大学の裏手にある女子学生会館の非常階段から男子学生・春日が墜落死した。その夜、警視庁の片山刑事の自宅に「春日は殺された」という不審な電話が!? 翌日、片山は課長の代理で、なんとF大で三日間の特別講義をするはめになる。その二日目、講義の最中に、天井から鎖でつるされた女の子の死体が下りて来て……! 三毛猫ホームズが女子大を舞台に名推理!

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  • 三毛猫ホームズと愛の花束
    -
    Kブライダルセンターに一通の手紙が舞い込んだ。「貴社の仕事は愛を冒とくするものだ。ただちに中止せよ」誰かのいたずらかと無視していたが、センターのOLが散弾銃で撃ち殺されてしまい、死体の上には花束が……。折りしも翌週に「愛の花束」と銘うった集団見合いが企画されていた。片山刑事、晴美たちもこの見合いに出席するが……。

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  • ロマンス
    4.0
    「おまえを見守りながら、ただ静かに泳いでいた」。美しい元オリンピック候補シゲルに惚れてそばで尽くすようになった牛松。そして今、時間のとまった酒場で、自分と同じ、秘めた「愛」を生きようとする息子に父親として語りはじめる。よろこびと苦渋にみちた、過ぎ去った青春の日々を。「愛」を問いつづける作家の宿命のラブ・ストーリー。(『青春 父さんの恋物語』改題)

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  • 明日、恋する貴方に
    -
    「結婚式に出席します。利夫」 式の前日、招待していない元恋人から、そう書いた速達が届きました……。 やさしくて裕福な夫だが、浩之との結婚生活は退屈だった。恵子は、役者の利夫に惹かれてゆく。どんな結末が待っているか知らずに。 (「恋愛と結婚」) 恋愛とは? 結婚とは? 既婚の貴方、結婚を夢見る貴方に捧げる“つか流”恋愛小説。

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  • 十津川警部 西伊豆変死事件
    5.0
    西新宿のホテルで、女性の刺殺体が発見された。免許証から北千住のクラブのママ「中川真由美」と分かる。ところが静岡県警から、中川真由美は5年前に西伊豆の堂ヶ島沖合で溺死しているとの報告が! いったい、どちらが本物なのか? そして、ニセ者の狙いは? 十津川は事件の鍵を握る地、金沢へ――。やがて浮上してきたのは、意外な組織の関与だった。
  • 愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える
    3.9
    精神を病み入院していたジュリーは、企業家アルトグに雇われ、彼の甥であるペテールの世話係となる。しかし凶悪な4人組のギャングにペテールともども誘拐されてしまう。ふたりはギャングのアジトから命からがら脱出。殺人と破壊の限りを尽くす、逃亡と追跡劇が始まる! 緻密きわまる物語の構成を通じて人間存在の脆弱さを描きつつも、読む者をクールな快楽と戦慄に酔わせる暗黒小説の最高傑作!
  • 地下室の手記
    4.2
    世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。世の中を怒り、憎み、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ、中年の元小官吏のモノローグ。終わりのない絶望と戦う人間の姿が、ここにある。後の5大長編へとつながる重要作品であり、著者の思想が反映された主人公の苦悩をリアルに描いた決定訳!

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