小説 - 実業之日本社文庫作品一覧
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3.5研ぎ澄まされた感覚と推理で、全盲の探偵が難事件に挑む!! 事故によって失明したが、まとめサイト「魔と眼」を運営しながら東京北区・赤羽に暮らす元雑誌記者の川田勇。自宅の大家の死亡事故を解明に導き、地元警察に協力をしたことから、全盲の探偵「ブラインドi(アイ)」(=Blind Investigator)と命名された。鋭敏な感覚と推理力、ガイドヘルパーの田辺弘子のサポートを武器に、幽霊団地、ゴーストライター騒動などの謎に立ち向かう。第11回北区内田康夫ミステリー文学賞特別賞(区長賞)受賞作を含む全5話を収録。全盲小説家、鮮烈のデビュー作!
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2.3私たちを招いたのは誰? 殺人ディナーの謎を解け! 金持ち整形外科医・天本圭に誘われて瀟洒なスペイン料理レストランを訪れた女・深月。店には品のいい老夫婦と、深月のあとに入ってきた男性客が一人。天本と深月がワインで乾杯をし、タパスを口にしはじめて間もなく、甘く穏やかな空気が一瞬にして戦慄に変わる。突然「こんな所に呼び出して、いったい何の用だよ!?」と男性客が暴れ出し、客たちの前で、店の主人が自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して。やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームが始まりを告げる。この店に客を招いたのは誰なのか。そして究極の選択を迫られた人々の運命は!? 驚愕のサスペンスホラー!
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2.5殺して、騙して、隠して、消して――悪は死んでも治らない! 霧深い夜に腹を裂かれた女と通り魔の正体(外科)、希望溢れるはずの新しい団地で、入居日を過ぎても姿が見えない若夫婦の行方(精神科)、人気作家の元に現れた身に覚えのない「我が子」とその母(産婦人科)、余命三ヶ月と診断されて家を飛び出した少女と強盗犯の奇妙な絆(放射線科)、法医学者のもとを訪れる、「今日殺された」と主張する謎の客(法医学教室)……迷える人間たちの病状は実にさまざま。<外科>、<小児科>、<眼科>、<精神科>、<産婦人科>、<放射線科>、<法医学教室>。バリエーションに富んだ切り口とテーマでまとめられた本作は、まさに赤川流ユーモアサスペンスの真骨頂。殺意と悪意の病に罹った「患者」たちに「名医」赤川次郎がおくる、7つの診療科への入院案内だ。劇薬級のブラックユーモアに病みつき、中毒注意! 傑作ミステリー短編集。
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3.4銘和乳業宣伝部課長職のわたし(川村晶子)とピーアール会社の契約社員・児島くん。38歳と24歳、14歳差の二人は結婚を決意してつきあい始めたが、周囲の反応は様々でてんやわんや。児島くんの父やわたしの友人の一部は賛成だったが、児島くんの姉妹や母親に会ったところ微妙な反応、そして最大の難関はわたしの父。これが断固反対で話がまとまらないのだ。くわえて、銘和乳業の新製品健康ドリンク“モナ”販売戦略でも難問山積み、こちらも社内で意見が二分してしまった。ロングセラーを狙い、いたずらな増産をさけたい宣伝部と、売り上げ倍増でいけいけどんどんの販売部とが意見対立状態に。わたしと児島くんがウエディング・ベルを鳴らせるのは一体いつのこと? “年下”シリーズ第2弾。
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2.8信長の英雄伝説に異議あり!? イケメン探偵が謎に迫る! 「日本史最大の英雄・織田信長の人生は三国志の英雄・曹操のパクリにすぎない」――W大学教授・浅井光政が歴史雑誌「歴史ミステリーツアー」で発表した新説が日本全国の信長ファン・アンチ信長派を巻き込んで、賛否両論の大反響を呼び、雑誌は完売。しかし、浅井は信長の信奉者から反感を買い、さらに大学の研究室で弓矢で襲撃を受けるという事件も発生する。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授の講演会のおり火縄銃で狙われて……「妻は、くノ一」「耳袋秘帖」などで人気の時代小説作家が、唯一手掛ける現代ミステリー!
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3.3青山・骨董通りの高級輸入家具店オーナー、洲崎圭二郎。表の顔は、店のショールームで顧客相手に北欧モダンのインテリアをスマートに提案する。しかしその裏ビジネスはセレブ所有の絵画、装飾品、秘匿データなどを盗み出したりすり替えたりすること。このショールームには、まっとうな富裕層と裏の依頼客と二種類が訪れるのだ。盗んだ利益の一部はクラウドファンディングを通じて寄付に回すのが洲崎の信条。なぜかゲイの相棒・宇田川漣を伴い、綿密な作戦のもとハイテクを駆使し、血を流さず鮮やかに奪い取る。オフィスに戻ると、洲崎の裏の顔を知らない天然系美人秘書・垣ノ内美桜が迎えてくれる。だがこの美桜、元CAでありながら武術の達人でもあった。サスペンス&コン・ゲームの連作短編集。
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4.0瀬戸内海に面した広島の三原市に暮らす作家・世良の家から、妻の加奈子が姿を消した。世良の友人・内畠は、加奈子の妹から頼まれ、実情を探ろうと世良の家を訪ねる。しかし、世良は話を逸らすばかりで、それよりも執筆中の原稿を読んでほしいと内畠に頼んだ。寡作で、世間からも忘れ去られている世良だが、いま書いている作品は「話題になって大ヒット間違いなしだ」と豪語する。それは、日本各地に伝わる怪談に起因する、不可思議なエピソードを綴る物語。内畠は、「座敷わらし」とタイトルのつけられた最初の作品のページをめくった……。「座敷わらし」「言うな地蔵」「河童の雨乞い」「吉作落とし」「チロリン橋」「ぞろりん がったん」、6つの怪談と現実世界が交錯する幻想ミステリー短編集。読後に残るのは恐怖か、感動か!? 横溝正史ミステリ大賞出身で社会派ミステリーの新鋭による、初の短編集!!
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4.2『ランチのアッコちゃん』の次はコレ! いま最も注目を集める著者が贈る、パワー全開!永遠のガールズ小説!! 王冠を手にするのは誰? 教室は少女達の戦場! 私立女子校・聖鏡女学園中等部二年の範子は雑誌の編集長として勤める母と二人で暮らしながら、チヨジ、スーさん、リンダさんという気の合う仲間たちと、地味ながらも楽しく平和な学園生活を送っていた。ところが、クラスである事件が起き、公開裁判の末に滝沢さん(=王妃)がクラスの頂点にいる姫グループを追われてしまう。なりゆきで滝沢さんを迎え入れることとなった範子たちだったが、彼女の傍若無人さに、グループの調和は崩壊! 穏やかな日常を取り戻すために、範子たちはある計画を企てる……。傷つきやすくて我がままで――みんながプリンセスだった時代を鮮烈に描き出すガールズ小説!
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3.8京おんなのエロスは業が深い――『女の庭』で話題騒然の団鬼六賞作家が贈る、現代版・愛欲の「平家物語」。京都にある平家物語ゆかりの小さな寺には、参拝客が想いを綴るノート「忘れな草」があった。悲しみを抱えて、ひとり訪れた女たちは、誰にも言えない秘密を書き残す。結婚前につきあっていた男との営みが忘れられない女(第一話 そこびえ――祇園女御塚)、年下の男とのフェティシュなセックスに溺れる女(第二話 滝口入道――滝口寺)、仲が良いはずの夫から突然離婚を切り出された女(第三話 想夫恋――清閑寺)、愛人の座を奪われ孤独に生きる女(第四話 萌えいづる――祇王寺)、子どもを亡くし離縁した夫と身体を重ねる女(第五話 忘れな草――長楽寺)……濃厚なエロスと、深い悲しみが心身に刻まれた女性たちの運命のゆくえを、古都を舞台に抒情豊かに描く、感動の官能小説。
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-遊園地に自殺志願の女性現る!? 「私の役目は終わりました――」微笑む彼女は一体何者? 愛されて30年、ロングランヒットの花嫁シリーズ! 親友の聡子とともに遊園地に遊びに来ていた主人公の女子大学生・塚川亜由美。のんきにソフトクリームをなめていると、どこかからかたくさんの悲鳴が聞こえた。あたりを見回すと、ジェットコースターのレールの上で、いまにも女性が自殺しそう!? 亜由美は捨て身の覚悟で女性のもとに駆けつけるものの、どうやら彼女は正気ではないようだ。必死で説得にかかる亜由美だったが、当の女性はにっこりと微笑んで、自分のこめかみに拳銃をあてたのだった――。謎めく彼女の行動の真意とは?(表題作「崖っぷちの花嫁」)。ほか、バレリーナたちにまつわる事件を描いた「花嫁は今日も舞う」を同時収録。華やかでありながらも厳しい世界に身を置く一流のダンサーたち。彼女たちの悲哀と葛藤が、世代と時を越えて謎を呼んだ――!
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-豪華客船で、金持ちの豪邸で、冴えるマンボウの迷推理!? 「私の卓抜な推理によれば、これは、まさしくまぎれもない完全なる殺人事件であります」――サハリンへと向かう豪華客船の甲板に残された遺書と赤く染まった靴。偶然居合わせた北杜夫氏は、探偵役を買って出たが、推理すればするほど、真相は迷宮のかなたへ……「にっぽん丸殺人事件」。金持で日本歴史始まって以来のケチン坊である金持ち・金田鱗触が自宅の寝室で謎の死をとげた。そこになぜか北杜夫氏がやってきて、金田の死の謎を解明しようとするが……「梅干し殺人事件」。そのほか、ブラジルはリオデジャネイロで、赤ん坊を金持に売りつける商売をしているファビス・カルドーゾたちのドタバタ騒動「赤ん坊泥棒」。マンボウ氏が遺した爆笑のユーモア小説。
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