検索結果

  • アンダルシアの花嫁
    完結
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    家庭教師マギーの教え子カタリーナはスペインの大公セバスティアンと近々、結婚することになっていた。いくら家同士で決めたこととは言え、まだ若い彼女に愛のない結婚をしいるなんて…。カタリーナに懇願され、マギーはスペインでの結婚式に付き添うことになる。初めて会う大公は確かに威圧的だったが、危険な魅力をもつハンサム。いけないとわかっていながらも男性として意識してしまう。彼に挑発的なキスをされたマギーは血が沸騰するかと思うほど身体が燃えて…!?
  • ボスに恋愛レッスンを
    完結
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    仕事で大企業のパーティーに出席していたメアリーは、慣れないハイヒールで転びそうに。その時、彼女を助けてくれたのが、社長のタイラー・ワッツだった。以前ここで働いていたメアリーは彼の傲慢さをよく知っていたが、話をするうちに人の心を掴むその魅力に圧倒された。すると彼の口から意外な言葉が飛び出した。「頼みがある。僕は結婚したいんだが」思わずイエスと答えたメアリーの胸に、彼の返事が突き刺さる。「君と結婚する気はない。恋愛コーチをしてほしいんだ」
  • 五年後には愛してる
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    “お願い。妹のケイティーの面倒をみてほしいの”ニックは昔の恋人イザベルからの手紙を読んで、ため息をついた。五年前、ニックが心から愛していたイザベルは彼の兄と結婚した……。ケイティーさえ邪魔しなければ、ぼくと結婚していたはずなのに。そのケイティーが、田舎からロンドンに出てくるという。あのぼさぼさの髪のじゃじゃ馬娘を引き受けるなんて、ごめんだ!でもイザベルの頼みでは断れない――いまだに愛しているのだから。ニックは駅まで迎えに行ったが、現れたのは、神話の女神としかたとえようのない、グリーンの瞳の美しい女性だった。まさかあのケイティーが、こんなに変わるなんて……。だが、彼女の中身はまったく変わっていなかった。いたずら好きで、そそっかしく、相変わらずニックに突っかかってくる。それでもなぜか、ニックは彼女の世話をやかずにはいられなかった。イザベルの頼みだからさ。そう、ほかに理由なんてあるものか……。
  • 裁きは終わりぬ
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    狭くみすぼらしいアパートメントで暮らすレイは、昼間は会社秘書として働きながら、夜は寝る間を惜しんで学位を取るための勉強に励んでいる。貧しい生活を支えるために、エスコートサービスのアルバイトをしていたある晩、彼女は弁護士のジャイルズ・ブレークと再会する。8年前、レイの父を死に追いやった憎むべき男――ところが成功者となったはずのジャイルズの目に、苦悩の影を見つけて、レイは戸惑いをおぼえた。
  • 傲慢なエスコート
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    安心できる男性と、どきどきさせる男。どちらを選べばいいの?■その夜、ジェニファーを迎えに現れたのは、圧倒的な存在感で彼女をたじろがせる、スティーヴンという男だった。恋人のデイヴィッドと喧嘩したジェニファーは、今夜開かれる企業家たちのパーティーに行くため、仕方なくエスコートを雇ったのだ。それでもパーティー会場にデイヴィッドが現れると、ジェニファーは我に返った。彼と仲直りをしなければ。誠実な彼との心安らぐ生活を望むなら……。パーティーの帰り、スティーヴンは強引に彼女の唇を奪って言う。「きみは一週間以内にぼくに連絡してくる。次のキスに賭けよう」いったい彼は何を言っているの? わたしは恋人とよりを戻すのに。ところが翌日の新聞には、スティーヴンとジェニファーの記事が、写真つきで大きく載っていた。大企業の重役と実業家の孫の一大ロマンスとして……。
  • 夢を描くキャンバス
    完結
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    何もかも一級品の男性だわ…。大学でアートを学ぶディアナは、学費のために始めたナニー仕事の雇い主に思わずうっとりした。彼はジェイ・マスターズ。警備保障会社社長で幼い娘がふたりいるシングルファザーだ。住み込みで働き始めたディアナは、家族への深い愛を持つジェイに惹かれていく。けれど彼の心にはまだ亡き妻がいて、私には誰とも結婚を望めない理由がある…。溢れる想いを秘かにスケッチする日々。そんなある日、ジェイの出張前にふたりは熱いキスを交わして!?
  • 小さな天使のために
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    ある日、ローズは家の玄関先に現れた男性を見て息をのんだ。かつて愛を分かち合ったドルーが腕に赤ん坊を抱えている! 赴任地から帰国したところ、娘の存在を知らされ困り果てているのだという。絶句しつつも見捨てられず、ローズはドルーとの同居生活を始める。
  • 夢のデザートをどうぞ
    完結
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    ギリシアのホテルの厨房で働くサラは実業家ニコスに料理の腕を買われ、彼の所有するエーゲ海を巡るクルーザーのシェフに大抜擢された。しかしサラには困ったことがあった。プレイボーイと名高い彼は婚約者がいる身でありながら情熱的にサラに迫ってくるのだ。彼は住む世界が違う人間。そう思い一線をひくが間近で見る彼はとてもセクシーで魅力的。「君の指は砂糖菓子のように愛らしい」おもむろにサラの指を手に取り、甘い言葉を囁く彼に思わず胸が高鳴ってしまい…!?
  • 愛しくて憎い人
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    看護師のエリノアは、偶然テンビー家に派遣されてきた。火事で重傷を負った当主ジェイソンの看護をするためだ。彼は、エリノアにとって憎んでも憎みきれない敵だった。六年前、恋人だったジェイソンの弟に連れられてきたとき、「君は弟にはふさわしくない」と、無理やり別れさせられたのだ。私の育ちが貧しいから、名門一家にはふさわしくないというのね。でも、必ずもう一度ここに戻ってくるわ――駅を離れる列車の中で、エリノアは涙にくれながら、かたく心に誓ったのだ。彼女はそのテンビー家に再び戻ってきた。しかもジェイソンは、ひどい怪我で歩けず、目も見えなくなっていた。エリノアは復讐の機会をうかがったが……。
  • 王位をかけた恋
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    ロンドンの小さなカフェで働くドティは、店に現れた場違いなほど洗練された客に強引に招待され、エルリア王国へ向かう機中にいた。そこで明かされた彼の正体はプリンス・ランドルフ。出生時の手続きの不備から王位継承権を剥奪されたばかりの“元”王子だ。唖然とするドティに彼は告げた。「きみはプリンセス・ドロテア、エルリアの王位継承者だ。国を救うためにきみが女王になるんだ」驚きながらも、彼のやさしい微笑みに胸がときめき……。
  • 花嫁には秘密
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    ウエディング・プランナーのゲイルは、 何人もの花嫁を幸せへと導きながらも、自分の恋には消極的だ。 そんなある日、担当することになった老富豪の結婚式で、 ゲイルは、花婿の長男で敏腕企業家のアレクサンダーに出会う。 彼は父親の再婚に反対で、花嫁は金目当てと難癖をつける始末。 怒って反論するゲイルとのあいだには、火花が散った。 だが、迎えた披露宴――二人でダンスを踊る最中、 不意にアレクサンダーがゲイルの耳元にささやいた。 それは、あまりに傲慢で気まぐれな、愛人契約の提案だった。
  • 五分で恋に落ちて
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    ■人を愛するのに、時も場所も関係ない。顔を合わせた瞬間、恋に落ちることもある。■ダニエルとの出会いは、互いの車が衝突したときだった。彼は五分で恋に落ちたと言ってくれたが、リーには男性のそういう言葉をうのみにできない過去があった。十六歳のとき、スコットランドの小さな町に駆け落ちして結婚した。その町では、十代でも親の承諾なしに結婚できるのだ。だが、その結婚は破綻し、それ以来、男性不信に陥ってしまった。男性の言葉を信じて裏切られるのはもうたくさん。ダニエルは女性の見方を売り物にしているコラムニストでありながら、自分の娘がリーの弟と恋人同士になったのを知ったとき、世の父親と変わらない態度で認めようとしなかった。若い二人はかつてのリーのように、北の町に駆け落ちしてしまった。リーは複雑な思いを抱いたままダニエルと一緒にあとを追ったが、それは彼女が、愛する気持を再び取り戻す旅でもあった。
  • 国王陛下のラブレター
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    歴史学者のリジーはボルタビア王国の本を書くため、訪英中の国王ダニエルに対談を申し込んだ。すると、舞踏会に招待され、ダンスをしてキスをされ、さらにはボルタビアに招かれる。宮殿の図書室に入れるなんて、歴史家としては願ってもないチャンスだ。だがダニエルは言った。「きみの本当の目的は違うんだろう? 妥当な値段を話し合おう」

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  • マスカレードの告白
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    ■なぜ彼は私の前から消えたの?あんなに愛し合っていたはずなのに。 嵐の夜、ルースは雨に打たれて呆然とバグネリ邸の前に立っていた。一年前、ある事件に巻き込まれたショックで彼女は記憶を失い、婚約者のジーノがなぜ自分の前から消えたのか思い出せずにいる。彼がバグネリ家の一員だということを頼りにベネチアまで来たけれど。稲妻が一瞬ルースを照らし出す。その姿を窓から見たピエトロ・バグネリ伯爵は、ずぶぬれの見知らぬ女性をほうってはおけず、屋敷の中に入れた。ルースは記憶を取り戻して暗闇から抜け出したい一心だったが、そこにいたのは会いたかったジーノではなく、彼女と同じように心に闇をかかえた孤独な伯爵だった。

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  • ボスに恋愛レッスンを
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    メアリーは仕事でとある大企業のパーティに出席していた。ふだんはお世辞にもおしゃれとは言えない彼女が、慣れないハイヒールのせいで滑って転びそうになったとき、スーツを着こなした長身の男性が支えてくれた――彼こそが、一代でこの企業を築き上げた社長のタイラーだった。10年前ここで働いていたメアリーは、彼の傲慢さをよく知っていたが、それでもなお人の心をわしづかみにする魅力に圧倒される。話をするうち、タイラーの口から意外な言葉が飛び出した。「君に頼みたいことがある。僕は結婚したいんだ」思わずイエスと答えたメアリーの胸に、彼の返事が突き刺さった。「君なんかと結婚するつもりはない。恋愛コーチをしてほしいんだ」

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  • かりそめのガールフレンド〈ファルコン家の獅子たち〉
    完結
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    一躍スターダムにのしあがったトラヴィス・ファルコン。しかし彼の事務所は悩んでいた。彼が女性問題でゴシップ誌を賑わせるからだ。そこでボスは「世間体のいい淑女とつきあえ」と命令を下した。そんな時、売れない俳優を追ってスタジオにやって来たシャーリンに白羽の矢が立った。トラヴィスは、彼女と偽装の恋人契約を結ぶ。やがてふたりは互いに兄妹のような強い絆を感じ始めるが、ある夜を境にトラヴィスはシャーリンによからぬ思いを抱くようになり…。
  • それぞれの秘密
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    レイチェルは父親と大喧嘩をしたあげく家出して、憧れの国スペインへやってきた。目的はふたつ――死んだと聞かされてきた母親を捜すためと、政略結婚から逃れるためだ。しかし動き回っているうちに所持金が底をつき、困った彼女は臨時の秘書の仕事にありつくことにした。オリーブの林を抜けて、目指す住所を訪ねると、なんと立派な庭園の向こうにお城が建っている。レイチェルは小躍りした。城主が雇い主なんてついてるわ!だがその喜びも雇い主のルイス・アルバレスと面会するまでだった。全身に威圧感を漂わせた風貌に、彼女は目の前が真っ暗になった。
  • 愛の物語の結末は?
    完結
    -
    ドナは、年下のイタリア人の恋人にプロポーズされ、幸せの絶頂にいた。少し頼りない彼だけれど、孤児だったドナの憧れ――家族をもつ夢がようやく叶う。ところが結婚の挨拶に訪れた彼の実家で、ドナは意外な事実を知る。そこは住む世界の違う、由緒正しき名家の大豪邸だったのだ! そして彼の兄リナルドは、傲慢な態度で手切れ金を提示してきた。金目当ての女と思われたのだ。さらにリナルドは、金でドナが追い払えないと知ると今度は誘惑を仕掛けてきて!?
  • サンタクロースにキスを
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    クリスマスが近づいたある日、村一番の屋敷に新しい主がやってきたと聞き、獣医のドーンは喜んだ。これで、恵まれない子供たちのためのパーティーが今年も屋敷で開けるわ。ところが、新しい主は願いをはねつけたらしい。あきらめきれず、屋敷に乗り込んだドーンがそこで見たのは、かつて愛を捧げた彼女を冷酷に捨てた、富豪の姿だった。

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  • 誘われた花嫁 魅惑の兄弟 I
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    アレックスは大叔父の葬儀に参列するためにフィレンツェへ飛んだ。大叔父は彼女に債権を遺していた。借金の取り立て先は、この地で農園を営むファルネーゼ家の兄弟だ。葬儀の席で顔を合わせた兄弟は、恨みのこもった目をアレックスに向けてくる。とくに兄のリナルドは憎悪の塊だった。どうして私がこんなに憎まれなければならないの?愕然とするアレックスに、兄弟はある企みをしかける。兄弟のどちらかが彼女をものにして、借金を相殺しようというのだ。コインを投げ、誘惑する役に決まったのはリナルドだった。

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  • 婚約は嵐のように シティ・ブライド III
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    ベラとジョシュは十四年来の友人だ。お互いに相手を異性として意識したことはなく、ずっと親しくつき合ってきた。ところが、そんな二人の関係に終止符が打たれるときが来た。ある日、美しい女性と一緒にいるジョシュを見たベラは、彼が男性として魅力的なこと突然気づいたのだ。私が彼に感じているのは友情ではなかったの?急に自分の感情に自信が持てなくなったベラに、ジョシュが爆弾発言をした。「彼女と結婚することにしたよ」その瞬間、ベラは凍りついた。■仲良し三人組の中で最後に残されたベラの恋愛にご声援を!

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  • 眠れないシンデレラ
    完結
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    女性パイロットのベサンは、自らの操縦で中東の国キシャリに飛んだ。シーク・ラシドに彼の婚約者を送り届けるため、そして、キシャリで失踪した父の行方をつきとめるために。だがラシドの婚約者は出発前に逃げ出していた。すると彼はベサンに傲慢に言い放つ。「君に身代わりになってもらおう」強引な要求に戸惑うベサンだったが、代わりに父捜しに協力してもらうことで承諾した。けれど、この婚約がお芝居だとわかっていても、彼の炎のような情熱に心乱されて…。
  • 雇われたフィアンセ シティ・ブライド I
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    「ああ、困ったわ……」フィービーは思い悩んでいた。一年あまり前に自分を振った元婚約者の結婚式にどうしても出なければならなくなったのだ。失恋の傷はいまだに癒えていないけれど、プライドを保つために、自分も幸せをつかんだと思わせたい。そこで、フィービーの二人の親友が考えついたのは、新しくルームメートになったギブを恋人に仕立てることだった。ギブは輝く笑顔の持ち主だが、どこか軽薄そうなところがある。だれもがうらやむ辣腕ビジネスマンの恋人役を演じられるだろうか?危惧の念を抱きながら、フィービーは彼とともに式場に向かった。

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  • 秘書の憂鬱 シティ・ブライド II
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    今日もまた、ひどく怒られてしまった……。派遣秘書として働くケイトは、気むずかしい上司にこき使われ、憂鬱な毎日を送っていた。そんなケイトを見かねて、女友達がブラインドデートを企画してくれた。相手は女友達の夫の旧友だということ以外なにも知らされていない。でも会ってみたら、意外にすてきな男性かも。デートの当日、ケイトはひそかな期待を抱いて出かけたが、待ち合わせ場所に着いたとたん愕然とした。そこにいたのは、なんと上司のフィン・マクブライドだったのだ!■仲良し三人組のヒロインたちの恋愛を都会的なタッチで描いた物語です。
  • ガラスのなかの人形
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    バレリーナのフェイは致命的な大怪我を負い、未来を絶たれた。娘に最高の治療を施してやりたいと思いつめた彼女の父は、医療費に困り、あろうことか会社の金を横領してしまう。ショックで動揺するフェイにつけ込むように、会社の社長は自分と婚約すれば父親を告発しないと告げ、フェイは泣く泣く受け入れるしかなかった。結婚までの間、豪奢な別荘で軟禁されて暮らすフェイだったが、目付役としてジェイソンという男が突然送り込まれてきたとき、心の中で何かが弾けた──お願い、私をここから救いだして。
  • サハラの星空
    完結
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    広告会社の仕事でサハラ砂漠を訪れたカイロ。写真撮影の現場を探すためには現地に詳しいガイドが必要だ。地元で評判のイギリス人地質学者・マックスにガイドを頼みに向かうものの、無愛想な態度であっさり断られてしまう。でも、彼のほかに頼れそうな人はいないし・・・。悩んだ末、カイロが強行手段に訴えると・・・・・・!!
  • もう一度会いたくて ナニーの恋日記 I
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    ステイシーは休暇旅行に同行して子どもの面倒を見る子守役(ナニー)。両親のぬくもりを知らずに育ったので、子どもたちには良い思い出をつくってもらいたいと願って働いている。今回の依頼人はハンサムで仕事中毒の会社社長、ルイス。スペインにある彼の祖母宅を訪ねる3週間の旅だ。シングルファーザーのルイスは6歳の双子の息子に手を焼いており、顔合わせの際、ステイシーでは若すぎてつとまらないと難色を示した。ところが、彼女はたちまち子どもたちをとりこにしてしまう。一方、ルイスも明るくて愛情深いステイシーに惹かれそうになるが、彼の身に起きたある悲しい過去の出来事が、それを許さなくて……。■今月より2カ月連続でお贈りするミニシリーズ〈ナニーの恋日記〉の1話目は、優しきナニーと悩める実業家の心温まるロマンスです。来月はステイシーの妹サヴァンナがヒロイン。衝撃的な形で彼女を捨てた元恋人と、雇主とナニーとして再会する物語をお届けします。
  • 危険な契約
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    マーサは知人の紹介でルイス・マンスフィールドを訪ねた。ルイスは現在、妹の子供を預かっているのだが、仕事で半年間インド洋の小島に出張することになったため、同行できる養育係(ナニー)をさがしているという。マーサは、個人的な事情でその島に行く必要があった。だから自分を雇ってほしいと必死にルイスを説得した。魅力的な男性と一つ屋根の下に住むなんて危険かもしれないが、どうしてもあの島に行かなくてはならない。だが、ルイスはマーサの熱心さに疑問を抱き、理由を問いただした。こうなったら真実を話すしかない。マーサは重い口を開いた。
  • ティアラは似合わない〈取り替えられた運命 I〉
    完結
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    仕事をなくし、婚約者に捨てられ、不幸のどん底にいるキャロに届いた1通のメール。それは「どうか宮殿に来てプリンスの恋人になってほしいの」というとんでもないもの。差出人は親友であるプリンセス・ロッティ。彼女はまたいとこのフィリップ王子との結婚を強要されていて、その縁談を壊すため、キャロに彼の恋人のふりをしてほしいと言うのだ。平凡な私がプレイボーイとして名高い彼の恋人なんて!!しかし、傷心を癒すためにも協力して王国へ行くことに――。
  • プレイボーイの真実
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    プレイボーイのジェレドと知り合い、バージンを捧げたケイ。だがその一夜で妊娠したと、著名人の彼に知らせるすべはなかった。ひとり子を産み、6年が過ぎたある日、ケイの前にジェレドが現れた。ケイには知るよしもない、ある計画を胸に秘めて……。
  • 白い花の香る夜
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    デボラはアルバイトをしてはお金を貯め、世界を旅している。今回はインドネシアの未開の地を求め、スロック島を訪れていた。バスの窓からまわりの景色に見とれていたとき、ふと、財布やパスポートを入れたバッグがないことに気づく。まあ、たいへん! 慌ててバスを飛び出した目の前で、1台の車が急ブレーキをかけて止まった。「危ないじゃないか!」運転していたのは、ギル・ハミルトンというイギリス人男性で、見るからにやり手のビジネスマンといった風貌だ。彼はさも迷惑そうにデボラの窮状を聞いていたが、突然何か思い立ったように、意外な話を持ちかけてきた。「仕事をあげてもいい。3カ月の契約で、僕の妻を演じてみないか?」■かわいらしいヒロインを描いて人気のベテラン作家、ジェシカ・ハート。先月刊行された『ティアラにさようなら』は、一国のプリンセスが身分を偽り、無愛想な一般男性に恋する切ないお話でした。灼熱のインドネシアが舞台の今作も、併せてお楽しみください。
  • 波打ち際のシンデレラ
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    ダリウス・ファルコンはヘリコプターで美しい島に降り立った。冷徹な実業家である彼は、最近この島の所有者となったのだ。日々の仕事で疲れはてていたダリウスは一人浜辺に立ち、静かな時間を過ごしていたのに、それをじゃまする者が現れた。ハリエットは都会的な雰囲気の男性に声をかけたところ、ひょんなことから彼と大げんかになってしまった。はじめは魅力的だと思ったけれど、なんて傲慢な人なのかしら!ところが後日、彼の元妻の結婚披露パーティへの同伴を求められる。こんな冴えない私を、ロンドン社交界の華麗な催しへ誘うなんて、いったいどういうこと……?■一代で巨万の富を築いたエイモス・ファルコンは恋多き人生を送り、世界のあちこちに5人の息子がいます。エイモスは息子たちの結婚に干渉しようとしますが、彼らにはそれぞれ運命の相手が現れ……本作では、長男ダリウスの物語をお楽しみいただけます。
  • 背中合わせの恋
    完結
    -
    ロミーはシングルマザーで、高級スーパーマーケット・チェーンに勤めている。社長は昔の恋人レックス。その微妙な関係から、ふたりは接触を避けてきた。そんなふたりが一緒に出張することに!預け先を見つけられず子連れで空港に現れたロミーを見ると、レックスは軽蔑するように言った。「重要な商談に赤ん坊を連れていくとは論外だ」ロミーは怒りと同時に悲しみを覚えた。12年前、情熱にまかせて駆け落ちまでした人なのに。でも、もうあの頃には戻れないんだわ…。
  • やさしく、熱く〈魅惑の姉妹II〉
    完結
    -
    ハリウッドで活躍する女優のジャッキーは17年ぶりに双子の妹と母親に再会した。スポットライトの中では感じられない“家族”の温かさがそこにある…。思い立った彼女は母親の隣家を購入することに。だが、激しい傷みのため改修中の屋敷でジャッキーは腐りかけたテラスに足を踏み入れてしまい、地面へ真っ逆さま!!そんな窮地を救ってくれたのは修理を請け負っている建築家のベンジャミン。彼は、大スターのジャッキーに対してもひとりの女性としてみてくれる。新鮮な感覚にジャッキーは興味津々で…!?
  • 華やかな変身〈魅惑の姉妹I〉
    完結
    -
    両親の離婚で17年ぶりに再会した双子の姉妹ジュリアンとジャッキー。華やかな世界・ハリウッドで女優として活躍する姉と対照的な、内気な妹・ジュリアン。そんなジュリアンが、姉を訪ねた先で魅惑的な隣人ケイドに出会う。彼は、留守番をしていたジュリアンをジャッキーと勘違いし、フランクに接してくる。ジュリアンも思わず、ジャッキーのフリをしてしまって……!?真実の愛に目覚めたとき、ジュリアンの華やかな変身が始まる…!!
  • 王位をかけた恋
    完結
    -
    イギリスで平凡な暮らしをしているドロテアの前に、エルリア王国の皇太子ランドルフが突如現れた!彼女は誘拐同然にさらわれ豪奢な宮殿へ行くことに。そして驚くべき事実を告げられる。「君はこの国の王位継承者だ」と。戸惑いつつも王女として振る舞う中、王位争奪戦に巻き込まれ!?
  • 国王陛下のラブレター
    完結
    -
    歴史研究家リジーの大伯母は、往年の大女優。その彼女とボルタビア王国・前国王との間にはかつて、深い交流があった。「大伯母から聞いていた前国王の話を、一冊の本にまとめたい!!」リジーは、現国王のダニエルに強引にインタビューを申し込むが、断られてしまう。ところが、落胆していたリジーに思いがけずダニエル国王から舞踏会の招待状が届いた。喜び勇んで、舞踏会に乗り込んだリジーだったが、再会した国王ダニエルに突然、唇を奪われてしまい!?
  • あなたの声が聞こえる
    完結
    -
    幼い頃の高熱がもとで聴力を失ったジーナ。人口内耳の助けを借りながら、持ち前の頑張りで事務弁護士として働いていた。そんなある日、事務所の顧客・カースンと出会い、彼が、自分と同じように聴覚障害を持つ息子と意思疎通ができずに苦しんでいることを知る。初めは彼の息子の手助けをできればと面倒を見ることに同意したジーナだったが、いつしか苦悩するカースンの姿に、同情とは異なる感情を抱いてしまい…!?
  • 天使たちの休日
    完結
    -
    思いっきりリラックスして、失恋で傷ついた心を癒したい。シーアはそのために姪のクララとクレタ島にやって来た。しかし、隣のヴィラで休暇を過ごす男性、リースから思いがけない話をもちかけられる。お節介な知人を避けるために、今だけ婚約者のふりをしてくれですって!?彼は親切だし、とても魅力的な人。ちょっとしたお芝居を楽しむのも悪くないかもしれないわ。だけど彼の隣にいると、なぜか胸が高鳴る。このときめきが終わらなかったらどうしよう!?
  • ただひとり、あなただけ
    完結
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    夜道を運転中、誤って盲導犬をはねてしまったディーリア。懸命に謝るが、相手の男性は見えない漆黒の瞳で心まで見透かすように言った。「君はいつも美貌を武器に許されてきたんだろう?」確かにディーリアは美しく、それが悩みでもあった。うわべの美しさが通じない彼に、ディーリアは心を激しく揺さぶられ…!?
  • 月影の水都
    完結
    -
    「ここなら死に場所にふさわしい…」“復讐”のために訪れたベネチア。真冬の石畳の上で、ジュリアは力尽きようとしていた。そんな時、まるで月影に誘われるように、古びた宮殿に導かれたジュリア。そこで介抱されたジュリアは、宮殿の所有者ビンチェンツォの優しいまなざしに、心が揺らぐ。「だめよ!もう、誰も信用しないと決めたのだから…!」
  • 秘書の秘密
    完結
    -
    “50歳以下の女性を直属の部下にはしない”美形の新社長・マットの噂を耳にしたカーラ。彼女はやりがいのある職に就くために特殊メイクを施し、年齢を偽って面接を受ける。見事社長秘書に採用されたカーラだったが、変装を解いた姿で偶然マットと出会い、恋に落ちる。一人二役を演じる、カーラの恋の行方は…!?
  • 愛は仮面の奥に 1巻
    完結
    -
    テリーは行方不明の兄を捜しにベネチアへやって来た。ホテルに着いた彼女を出迎えたのは長身でハンサムな、魅力ある男性だった。彼をポーターとして扱ったテリーは、従業員の話で彼がホテルオーナーのマウリツィオと知る。恥ずかしさに赤くなった時、電話が鳴った。それは当の彼からの、ディナーの誘いだった--。
  • ローマの披露宴〈リヌッチ家の息子たちIII〉
    完結
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    弁護士のミニーは最愛の夫を亡くして以来、同じアパートで暮らす住人たちとの交流だけを頼りに、心を閉ざして生きていた。だがある日、そのアパートの新しい家主となるルークが視察にやって来る。この居心地のいい古いアパートをまさか取り壊すつもり!?警戒するミニーだったが、ルークは予想外にアパートになじんで住みついてしまう。ミニーがやがて心を開きはじめた矢先、彼の部屋でガス爆発が起きる!愛する人を失うなんて、もう2度と耐えられないのに--。
  • 情熱の予感〈リヌッチ家の息子たちII〉
    完結
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    かつて夫に裏切られた経験から、2度と男なんて信じないと誓っているオリンピア。仕事に打ち込み、取締役にまでなるが、ある日会社が買収されることに。社内騒然の朝、彼女のもとにちょうど臨時の秘書がやって来るが--意外なほどに若くてハンサムな彼こそが、実は新しい経営陣で“影の実力者”と恐れられるプリモ・リヌッチその人だった。正体を隠して社内の調査に入ったのだが、何も知らぬオリンピアは彼の前でプリモを悪党だとののしってしまい!?
  • 伯爵のウエディング〈華麗なる貴公子たちIII〉
    完結
    -
    セレナは誰にも気兼ねすることのない、気ままな旅暮らしの生活をこよなく愛していた。ある日、彼女は旅の途中でイタリア人のレオと知り合い、恋に落ちた。しかし、レオが途方も無い億万長者であるだけでなく、高貴な称号の持ち主であることを知ったのだ。「レオと結婚なんて出来ない…。」セレナは身分違いの恋に苦しんで…!?
  • 秘書の失恋日記
    完結
    -
    今日は新しい上司フィン・ギブソンに初めて会う日。生真面目なサマーは緊張して早朝からオフィスに来ていたが、フィンは遅刻してきたうえに重役とは思えない寝起きのような姿で現れた!実は、このイギリスで彼を知らない者はいない。大手デパート経営者の弟でありながら会社に興味を示さず、TVの冒険番組で砂漠やジャングルへ出かけていく人気タレントなのだ。いくらハンサムだからって軽薄すぎるわ。私の理想とは正反対ね。最初、サマーはそう思っていたのだが?
  • 千一夜の夢〈シークと見る夢II〉
    完結
    -
    必ずあなたをスクープしてみせるわ--金融ジャーナリストのフランセスの目的は世界で最も裕福な人間の1人、カマール公国の首長アリに近づいて巨額の富の秘密を探ること。あふれ出る王者の貫禄、漆黒の髪、闇の瞳。その圧倒的な魅力にあらがって、フランセスはアリの前に歩み寄った…。ところが、彼に抱き寄せられたフランセスは秘密をつかむどころか、その熱く情熱的な口づけに逆らえなくて…。--もう、このままだとインタビューどころじゃなくなってしまう…!?
  • 花ざかりの街
    完結
    -
    「マグダとの結婚はいつですか?」映画スター、アダムに芸能記者から相変わらずの質問が飛ぶ。そんなアダムの秘書を務めるスージーも記者達の餌食となり、ありもしないアダムとの関係が噂になった。恋人マグダとの間が上手くいかないアダムを助けるため、スージーは彼の恋人のフリをすることになるが…。
  • 恋愛必勝法
    完結
    -
    「男性に追いかけさせること。でも、追いつけないほど速く逃げてはだめ。」--そんな恋の秘策が書かれた曾祖母の日記を手にしたケリーは、10代の頃、一方的に片想いをしてフラれた初恋の人ジェイクに試してみることに。彼への想いはとっくに卒業したはずなのに、思いがけず“秘策”の効果があらわれて…!?
  • ジェイドの輝き
    完結
    -
    コニーは事故で盲目となったレーサー、ランスの看護を依頼され、動揺を隠せなかった。忘れもしない9年前…当時17歳の彼女は、彼に冷たくあしらわれたのだった。失明してしまったランスは、私のことを覚えているのだろうか?コニーは、複雑な思いを胸に、ランスが精神的に立ち直るよう、力づけていくのだった。
  • オアシスの魔法
    完結
    -
    ロンドンの人気レストラン<ベラ・ルチア>は中東進出を決めている。出店計画を進める義兄を助けるため、メリッサは中東の王国ク・アリムへ飛んだ。空港で出迎えたのは、エキゾチックな容貌のシーク、スリム・アル・タニ。メリッサはたちまち彼に魅了されたが、彼は一国の指導者。異国の仕事相手なんかに振りむいてくれるはずがない。けれど彼に、後見人となっている従妹の子供たちの面倒をみるため、ク・アリムにしばらく滞在してほしいと頼まれて?
  • 婚約のシナリオ
    完結
    -
    期間限定で大会社社長マットの個人秘書をすることになったフローラは通訳・速記からダンスまで、何でもこなせる超優秀な女の子!だけど、外見も性格もとんでもなく型破りで・・・。"天真爛漫&我が道を行く"フローラと"仕事命で完璧主義者"なマットはまさに水と油!―!? ところがこの2人、とある事情でフィアンセのフリをすることになってしまい・・・!!
  • 花嫁失格?
    -
    ロンドン出身のビーは親友エミリーに誘われて、オーストラリアの有名な大牧場で働くことになった。気が進まなかったが、エミリーの頼みだから断れない。婚約者に裏切られ呆然としていたのを救ってくれたのだ。現地に着いた彼女を出迎えたのは、アイスブルーの瞳をした男性だった。目と目が合った瞬間、なぜかビーの体に震えが走った。彼の名はチェース、牧場主の弟だという。豪華な屋敷での仕事にやっと慣れたころ、エミリーが牧夫と恋に落ち、家庭教師の仕事を捨てて出ていってしまう。ビーもビザの関係上もうすぐ帰らなければならない。しかし、エミリーが世話をしていた子供を放っておけなくて、やむなくビーはチェースに提案した。「あなたが一時的に結婚してくれれば、ここにいられるわ……」
  • 魔法のハーブを求めて 恋人たちのレストラン
    -
    父親が経営するレストランの自慢メニューが危機に瀕している。娘のイザベラは、気が気でなかった。ソースに入れるバジルが、王家の城の庭だけに生える貴重なもので、いつもは父が忍び込んで摘んでいたが、病気で倒れてしまったのだ。バジル摘みは、店で働くイザベラの手にゆだねられた。城には王子のマックスが住んでいるが、こもりがちで謎めいた存在。村の娘をさらっては地下牢にとじこめているという噂もある。バジル採りに行って、もしも王子に見つかったら?イザベラはおびえながらも、月の夜になんとか庭に入り込んだ。だが、すぐに馬に乗った黒ずくめの男が彼女のほうに迫ってきた。あれが噂の王子なの? 大変、つかまったらどうしよう!
  • しとめたのはあなた
    -
    フレイアは平凡な毎日にいや気がさしている。そこで、二十七歳の誕生日を前に“危険な火遊び”をすることにした。お相手として選んだのはダン・フリーア。彼女の働く新聞にも寄稿している、とびきりハンサムな敏腕記者だ。自宅で誕生日パーティを開くことにして、フレイアは彼を招待するが、驚くほど簡単に誘惑作戦は成功した。「二人きりになれる場所を探そうよ」ダンに耳元でささやかれ、抱き寄せられると、期待で胸がふくらんだ。ついに大人の恋ができるんだわ。しかし次の瞬間、部屋に入ってきた男性を見て彼女は目を見張った。マックス……。親友の兄マックスとは昔からの知り合いだ。だが六年前のある出来事をきっかけに、フレイアは彼を避けてきた。悪夢よ。そう思ったとたん、フレイアはその場で気を失った。
  • ロマンスは慎重に
    -
    テスが秘書として働く会社が、別の会社に買収されて四週間。彼女は新しい上司であるゲイブリエルを好きになれないでいた。一代で会社を築きあげた彼は、ハンサムで魅力的だと言われている。でもテスから見れば、ただの仕事人間で、無愛想で怒りっぽい。ある日、中年の女性が赤ん坊を連れて現れ、ゲイブリエルの子供だと主張する。子供の祖母だというその女性は、旅行中だけ預かってほしいと言って、赤ん坊を置いていってしまった。ゲイブリエルは身に覚えがないと言い張るが、赤ん坊をほうっておくわけにはいかない。解決策はただ一つ――テスが彼の家に泊まり、赤ん坊の世話をすることだ。大嫌いなボスなのに……。だがテスの頭には、ある考えがあった。
  • 雇われたフィアンセ
    値引きあり
    -
    フィービーは1年あまり前に元婚約者に手ひどく振られ傷ついていたが、彼の結婚式にどうしても出なければならなくなった。でも、ひとりで出席するのはみじめすぎる。そこでフィービーとルームメイトで親友のベラが考えついたのは、新しくルームメイトになったギブを恋人に仕立てること。ギブはいかにも女性にもてそうな容姿だが、軽薄そうなところもある。理想的な婚約者としてみんなは認めてくれるだろうか?不安を抱きながら式場に向かったフィービーだが…?
  • プリンセスへの旅〈カラメールの夢物語I〉
    -
    ラジオ局の懸賞旅行に当選したサリナは南太平洋に浮かぶカラメール公国に招待される。胸を弾ませ到着した彼女を待っていたのは、カラメール公国のジョスカン王子だった―!“王族の方が私に何の用かしら・・・”不安を抱え事情を尋ねるサリナに、王子は衝撃の事実を告げる。「君はこの国の王女。今、僕たちには君が必要なんだ」。
  • 相続された妻
    -
    シャノンは夫のアランを亡くし、警備会社の共同経営権を相続した。そしてもう一人の共同経営者でアランの親友でもあるジェイスとともに、会社の経営にたずさわることになった。アランとは30歳近く年が離れていたが、穏やかな結婚生活が送れた。しかし年齢の近いジェイスを前にすると、どうにも落ち着かない。それは6年前アランとジェイスに秘書として雇われたときと同じだった。だがその気持ちを見定める前に、アランにプロポーズされ結婚した。今、私は夫の死を悲しみながらも、ジェイスに心残りがあるのだろうか?とまどうシャノンに追い討ちをかけるように、彼は意外な言葉を口にした。「6年前、僕は君とデートしたかった。だがアランのためにやめたんだ」■物語の舞台はサンフランシスコ。にぎやかな西海岸の街の様子と、美しい港や橋、公園をそぞろ歩く二人を、軽快な作風で人気のバーバラ・マクマーンが心をこめて描きます。
  • 愛を禁じる心
    -
    夫亡きあと、双子を女手ひとつで育ててきたジュリエットには、遺された事業と屋敷を維持していくという使命があった。しかし手のかかる三歳児をかかえていては、仕事に専念もできない。そこで彼女は、事業を管理してくれる有能な人材を探すことにした。応募してきたのは、カル・ジェイミソンなる人物。ときおりはっとするほど魅力的な笑みを見せるものの、落ち着き払った、ぶっきらぼうな男性だ。とりあえず屋敷のあいている部屋を彼の住居として割り当てると、ジュリエットは基本的なルールを決めておきたいと提案した。「独身の男女が一緒に暮らしたら……」口ごもる彼女に、今のうちに問題を解決しておこう、とカルは応じる。「ぼくがきみにキスをしたらどうなるかってことだ」いきなり、激しい懲らしめるようなキスがジュリエットを襲った。
  • ひそやかな情熱
    -
    広大な土地で自然に囲まれて暮らす生活に憧れ、プルーは旅費をため、イギリスからオーストラリア奥地にやって来た。数カ月間、牧場のコックとして働いたが、妹の結婚式が予定より早まり、帰国しなければならなくなった。そんな折、牧場の隣人ナットがロンドンまで行ける子守を探していると聞き、一カ月だけの約束で、その仕事を引き受ける。ナットは、車の事故でこの世を去った弟夫婦の双子の赤ん坊を引き取りに行くという。男性一人で赤ん坊の世話ができるかと心配している弟の妻の両親を安心させるため、プルーはナットの婚約者のふりをしてもいいと提案した。ところが、それがとんでもない事態を引き起こすことに……。
  • ひと月だけの花嫁
    -
    両親が亡くなり、幼い弟の面倒を一人で見るロザリンドは、弟の誘拐をほのめかすような電話がかかるようになってから、恐怖におびえる毎日を過ごしていた。そこで彼女は、髪型や服装を変え、しばらくどこかに隠れることにした。ちょうど友人の兄マイケルが休暇をとってヨークシャーに行くので、彼の妻と偽って行動をともにすれば安全だろう。それにしても、なぜこんなことになるのかしら!五年前、ロザリンドはマイケルのプロポーズを断った。その彼に自分からお願いして、夫としてしばらくいっしょに暮らしてほしいと言うはめになるなんて。だが弟を危険から守るためには、それしか手はないようだった。
  • ローレライ愛の調べ
    -
    ローレルは祖母の遺言を果たすため男爵の元を訪れたが、彼のコンラッドに門前払いされる。古城を舞台にした時代をこえるロマンスの行方は…!?
  • ロマンスの法則
    -
    ★仕事を得るためなら、なんでもするわ。でも、いきなりキスしろですって?★リジーは妹の結婚式が執り行われている会場を見回した。村じゅうの人が集まって若いカップルを祝福しているように見える。だが、一人だけ例外がいた。背が高くて厳しい顔つきをした男性は、誰とも話さずほほ笑みもせず、よそよそしい態度で式を眺めている。あの人は誰だろう?そう思っていると、彼が近づき話しかけてきた。男性は、世界じゅうに支社を持つ大会社の社長タイ・ギブソンだった。二十年ほど前に故郷をあとにして以来、初めて戻ってきたらしい。タイが人を雇うつもりでいるとわかり、彼女は自分を売り込んだ。どんな仕事にせよ、働きたい。PRのコンサルタントとして独立したものの仕事はなく、クレジットカードの支払いがとどこおっているのだ。「わたしが適任だとあなたに納得させるには、どうすればいいの?」彼はすぐには答えず、すばらくしていった。「ぼくにキスをしたまえ」
  • 裸足の女神
    -
    マークは経済界きっての大物実業家。冨と名声をほしいままにする彼にたった一つ足りないもの・・・・・。 それは彼の後継者を生んでくれる妻。そんなマークに親友は提案した。“僕のいとこのレニーに花嫁候補を紹介させよう!”レニーは次々に女性を紹介してくるが、マークは夢見る少女のような彼女が気になって・・・!
  • 忘れえぬ人
    完結
    -
    名家の娘イヴと使用人ジョンは愛し合い、駆け落ちを試みる。しかし約束の場所でジョンの前に現れたのは、数人の暴漢だった!裏切られ左目に傷を負った彼は復讐を誓い、故郷を離れる。それから10年。復讐に十分の富と権力を手にした彼は、成熟したイヴと再会して悟るのだった。今も彼女を愛していると――。
  • 手紙
    完結
    -
    太陽のように輝く、美しい微笑。 ひとめ見た瞬間から、ジョアンはフランコに心を奪われた。けれども、フランコにとって当時のジョアンはただの小さな女の子・・・。彼はジョアンのいとこローズマリーと恋に落ち、結婚してしまう・・・!! 傷ついたジョアンが8年ぶりに再会したフランコは、ローズマリーを病気で失い、別人のように暗く沈んでいた――私はローズマリーの代わりでもかまわない・・・。それであなたの傷を癒せるならば・・・――
  • 婚約のシナリオ
    -
    ★舞踏会に一緒に行ってと頼んだばかりに、彼は驚くべき取り引きを持ちかけてきた。★エレクトロニクス会社社長の個人秘書をしている友人に頼まれ、フローラは三カ月だけ彼女の代わりを務めることになった。世界一周旅行を夢見ている今、高い報酬はなんとも魅力的だ。問題は上司のマット・ダベンポート。わかままで気難しいやり手の実業家として知られる彼は、初日から暴君ぶりを発揮してフローラを閉口させるが、フローラは屈することなくハードスケジュールをこなしていく。奔放な態度、秘書らしくない服装とは裏側に、彼女は有能で、マットを驚かせた。ある晩、別れた恋人や友人たちと舞踏会に行く話をしていたとき、フローラは見えを張って、マットと恋人同士だと言ってしまう。彼女は勇気を奮って、舞踏会のパートナー役をマットに頼むが・・・・・・。
  • シンデレラが見る夢
    完結
    -
    アルバイト先のオフィスでサムは丸められた紙くずを拾う。広げてみると、それは大晦日に開かれるセレブが集う舞踏会のチケット。一生に一度の思い出よ。軽い気持ちで舞踏会に潜りこんだ彼女をめくるめく時間が待っていた。サムは目がくらむほどハンサムな男性とダンスを楽しみ、誘われるまま夢見心地で彼の口づけに応えてしまう。だが、相手はなんとチケットの本当のもち主、仕事先の大企業のCEO、マック・マカレニーで!?
  • ガラスの花嫁
    完結
    -
    「ビッキー、君は夜の精のように美しい。結婚してくれ」イタリア有数の資産家バレッリ家の次男クラウディオから熱烈なプロポーズをされたビッキー。しかし3ヵ月後の「結婚発表式」の前日、クラウディオの兄マウリツィオから告げられた言葉は、「僕と結婚しよう」というものだった。「クラウディオの子を身ごもった女性がいて、彼とは結婚させられない」と言うのだ。幸せの頂点から一気に暗闇の底に突き落とされたビッキー。とうとう、「そうすることだけが、君と名門バレッリ家を救う唯一の手段だ」と説得されてマウリツィオとの結婚生活を始めたビッキー。マウリツィオは優しく包み込むように愛してくれたが、ビッキーの心はいつも不安でいっぱいだった。マウリツィオ!あなたは私を哀れんでいるの?私を愛しているの?それとも名家の対面だけが大切なの?イタリアの名門家庭の華やかな生活を舞台に、ビッキーの「本当の愛を探す旅路」が始まった…。
  • 砂の揺りかご
    -
    エラは日々制作に励む、若きガラス工芸家。海辺の屋敷の離れを借りて、ひとり静かに暮らしている。ある夜、日課の散歩をしている途中で見知らぬ男性と出会った。闇の中で顔ははっきりと見えないが、エラはなぜか興味をそそられた。話しているうちに、彼が祖母から屋敷を相続したハリドだとわかった。翌日、母家に呼び出されたエラは、初めて明るい中で彼を見る。これほど美しい男性は見たことがない。でも、その顔の右側は……。ひどい火傷の跡で肌が引きつれていた。衝撃を受けるエラに、ハリドは追い討ちをかけるように言い放った。「この屋敷は売りに出す。さっさと出ていってもらおうか」■魅惑の砂漠のヒーローが、もし双子だったら……。ミニシリーズ〈砂漠の絆〉でバーバラ・マクマーンが描くのは、ひと味違ったシークたちの物語です。ぜひお楽しみください。
  • 情熱の予感 リヌッチ家より愛をこめて
    -
    かつて愛する人に手ひどく裏切られたオリンピアは、副社長として仕事に生きがいを見いだしていた。新しい経営陣が来る日の朝に秘書が体調不良で早退し人材派遣会社に代わりの秘書を依頼すると、五分もたたずに颯爽とした男性がやってきた。オリンピアはさっそく彼にあれこれ指示を出す。彼こそが新しい経営者のプリモとも知らずに。一方、正体を明かしそびれたプリモは、内心困惑していた。嘘をつき続ければ、ジョークではすまなくなるというのにこの女性から目が離せない。もっと彼女のありのままを知りたい★RITA賞に2度輝いた人気作家ルーシー・ゴードンのミニシリーズ〈リヌッチ家より愛をこめて〉は、イタリアの名家の6人兄弟の恋愛模様を描きます。気難しい次男のプリモの恋のさやあてにからんできたのは三男ルークでした。どうぞご期待ください!★
  • 夕闇にくちづけ リヌッチ家より愛をこめて
    -
    小学校の臨時教員をしているイーヴィーには気にかかる生徒がいた。父親は、やり手で有名な実業家ジャスティンだ。学校を休みがちなその生徒を家まで送ったイーヴィーは立派だが殺風景な住まいを見て、胸を痛める。ここには家庭のぬくもりなどかけらもない。案の定ジャスティンは傲慢な男性で、彼女を冷たくあしらった。だが、イーヴィーは彼の瞳に宿る暗い影を見て取った。妻を亡くして息子と二人で暮らす彼には、何か事情がありそうだ。苦悩を秘めたようすに、いやおうなく引きつけられていく。この父子にぬくもりを教えたいなんて、私の思い上がりだろうか。★お待たせしました。ルーシー・ゴードンの新作シリーズ〈リヌッチ家より愛をこめて〉の第一作目です。この連作では、イタリアの名門リヌッチ家のハンサムで野性的な兄弟たちが次々に登場します。★
  • 月影の水都
    -
    ここなら死に場所にふさわしい。薄れゆく意識の中で、ジュリアは思った。復讐心に燃えてベネチアまで来たものの、もはや力尽きた。真冬の石畳の上で凍え死ぬほかない……。そう観念したとき、月影に照らされて一人の老人が現れ、古びた宮殿に彼女を連れていって介抱してくれた。老人の心遣いと、宮殿の所有者ビンチェンツォの優しいまなざしに、思わずジュリアは心を許しかけた。しかし、あわててそんな自分を押しとどめた。わたしはもう二度と、誰も信用しないと決めたのだから。★これまでRITA賞を二度も受賞した実力派ルーシー・ゴードン。今回の作品は、つらい過去のせいで心を閉ざすようになったヒロインが、温かい心を取りもどしていくストーリー。読み終わったときには、せつなくも前向きな気持ちになれること、請け合いです。★
  • 理想的な妻
    -
    ロンドンの新聞社で働いていたジョージアは、ジャーナリストとして華々しく活躍する毎日から一転、故郷に帰って、地元紙の編集長の職についた。ところが彼女に反発した社員がそろって辞めてしまい、急いでスタッフを集めたものの、カメラマンだけが見つからない。そこへジョージアを散々振りまわしてきた別居中の夫マックが現れた。マックは送りつけられた離婚届に、サインはしないと言いに来たのだ。「僕は君の望む男になれると、この先三カ月で証明するよ」有名カメラマンである彼が、その間編集部で働くと言う。ジョージアは激しい動揺を隠し、あえて危険な賭にのった。★ジェシカ・ハートの新作は、事情を抱え、家庭と仕事の両立に奮闘するジョージアがヒロインです。彼女が今求めているのは刺激的な冒険ではなく穏やかな安らぎ。しかしマックのような人とではむりだと諦め、離婚届を送るのですが……。★
  • もう一晩だけ、あなたと
    -
    慈善事業支援のためのサバイバルレースに参加したティリーは、初対面の男性キャンベルとペアを組むことになった。キャンベルは元海兵隊員というだけあって無口で無愛想。運動の苦手な彼女にも容赦なく崖を下らせ、急流を飛び越えさせた。弟たちにだまされて連れてこられたティリーは泣きそうだった。別れた恋人のことをいまだに引きずる姉を心配した弟たちは、出会いの場を作ろうとこんな策略を企てたけど、大失敗ね。だってせっかく出会ったすてきな男性は勝つことしか頭になくて、今夜、同じテントで私と寝る事実をなんとも思っていないもの。なのに彼のからかうような笑みを見て、ティリーの胸は高鳴り……。
  • 月夜の告白
    -
    夫が求める“セクシーでかわいい女”を演じてきたエンジェルだが、夫が若い女性に心を移し、離縁されてしまう。その見返りに彼女が与えられたのはアマルフィに立つ屋敷だけ。でもイタリアは十代のころからのあこがれの地だ。気持ちを切り替えて、はるばる来てみると、屋敷には元の主であるヴィットリオがいた。エンジェルに反感を抱いているのは明らかなのに、「君には僕が必要だ」などと言う。確かに、屋敷のレモン園を維持するには彼の専門知識が必要だった。ほかに生計を立てる道もなく、エンジェルはしぶしぶ彼を雇う……。★セクシーな魅力を武器に生きてきたヒロインの真情とは?ラテンの男をヒーローに、RITA賞に二度輝いた実力派の筆が冴え渡ります。ページを開けば、そこはイタリア。皆さまの心に届きますように。★
  • シンデレラが見る夢
    -
    アルバイト先のオフィスで、サムは丸められた紙くずを拾った。広げてみると、大晦日に開かれる舞踏会のチケットだった。サムは深く考えもせずに持ち帰り、思い出に残るような経験がしたくて、ドレスアップして出かけた。舞踏会はまさに夢そのものだった――魅力的な男性に誘われてダンスに興じ、彼と新年のキスまで交わした。でも、華やかな夢には思いもよらない結末が待っていた。サムがキスした相手は、なんとチケットの本当の持ち主で、仕事先の大企業のCEO、マック・マカレニーだった!彼のオフィスからチケットを盗ったと思われたら、どうしよう……。
  • ガラスの幸せ
    -
    妊娠検査薬が陽性反応を示したのを見て、アナリスは呆然とした。私たち夫婦は子供を持たないと決めていたのに。だが時間がたって動揺がおさまるにつれ、愛する夫との間に子供ができた喜びがふくらんできた。あとは夫のドミニクにもそのすばらしさをわかってもらうだけだ。アナリスが打ち明けると、子供は欲しくないと彼は言い張った。子供に束縛され、今の生活を変えるのはごめんだと。なぜそこまで頑固に反対するのかといぶかるアナリスにドミニクは突然、信じられない事実を明かした。妻にさえ秘密にしていた衝撃的な過去を。★先月刊「愛を禁じた契約」(I~1992)のヒロインだったリアンの双子の妹アナリスの物語をお届けします。予想外の妊娠をきっかけに夫との間に溝が……。夫が子供を拒む理由とは?★
  • 伯爵のウエディング 華麗なる貴公子たち III
    -
    誰にも気兼ねすることのない、自由気ままな旅暮らし。セレナはそんな生活をこよなく愛している。ある日、彼女は旅の途中でイタリア人のレオと知り合った。無骨な印象を与えるが、彼は親切で思いやりがあり、ふだんは田舎の農場でつましい生活を送っているという。セレナはレオに親しみを覚え、しだいに思いを寄せていった。やっと私にぴったりの男性に出会えたんだわ。しかし、セレナの喜びはほどなく打ち砕かれた。レオが途方もない億万長者であるだけでなく、高貴な称号の持ち主でもあることを知ったのだ。★二度のRITA賞受賞に輝く作家ルーシー・ゴードンが描く『華麗なる貴公子たち』は、イタリア人貴族のヒーローが読む人のハートをとりこにしてしまう連作です。★
  • フィアンセは億万長者 華麗なる貴公子たち II
    -
    ローマの億万長者と形だけの結婚をする?ロンドンでアンティークの店を開いているハリエットは、ある日、妹から信じられない話を持ちかけられた。相手の男性マルコ・カルヴァーニは仕事に人生を捧げていて、ただ形式的に妻となる女性を求めているという。結婚には興味がなかったが、ハリエットはその話に心を引かれた。彼の妻になれば、危機的状況にある店を救ってもらえるかも……。しかし、いざ会ってみるとマルコは冷笑と皮肉に満ちた男性で、ハリエットはにわかに不安になった。私は本当にこの結婚に同意してもいいのだろうか?★二度のRITA賞受賞に輝く作家ルーシー・ゴードンが描く『華麗なる貴公子たち』は、イタリア人貴族のヒーローが読む人のハートをとりこにしてしまう連作です。★
  • 謎のプレイボーイ 華麗なる貴公子たち I
    -
    ダルシーは仕事のためロンドンからヴェネツィアへ飛んだ。財産目当てで娘に近づいてきた男について調べてほしいと、ある資産家から依頼されたのだ。その男はヴェネツィアの運河でゴンドラの船頭をしているが、実のところ自分は伯爵の地位を継ぐ身分だとうそぶいているらしい。ダルシーはさっそく旅行者を装って男に近づいたものの、ゴンドラに乗って美しい運河を漂ううち、陽気な彼の笑顔にすっかり魅了されてしまった。正体を偽っているのが自分だけでないことは、そのときはまったく知りもしなかった。★二度のRITA賞受賞に輝く作家ルーシー・ゴードンが描く『華麗なる貴公子たち』は、イタリア人貴族のヒーローが読む人のハートをとりこにしてしまう連作です。★
  • 愛ゆえの迷宮 リヌッチ家より愛をこめて
    -
    シーリアは盲人というハンデに屈することなく、好奇心旺盛に冒険を楽しみ、人生を謳歌している。恋人のフランチェスコはそんな彼女が心配でならなかった。自由でありたいシーリアと、彼なりの愛で縛ろうとするフランチェスコ。やがてシーリアは息苦しさを覚え、彼に別れを言い渡した。しかし、その間違いに気づくのに時間はかからなかった。二人の間の溝を埋める手立てがきっとあるはずだ。もう一度フランチェスコの心を取り戻そう。シーリアは固い決意を胸に、彼の故郷ナポリへ旅立った。★RITA賞に二度輝いた人気作家ルーシー・ゴードンの〈リヌッチ家より愛をこめて〉。イタリアの名家に育った六人兄弟の恋愛模様をご堪能いただける、全六話のミニシリーズもいよいよ最終話。最後に残ったフランチェスコが盲目の女性との愛を成就させます!★
  • ガラスの靴をさがして 花婿はボス II
    -
    ルーシーはハンサムなイギリス人男性ガイのことが嫌いだった。彼に青い瞳で見つめられ、「シンデレラ」と呼ばれると、なんだか笑われているような気がして、落ち着かなくなるのだ。二人が出会ったのは、オーストラリア奥地の牧場で、そのときのルーシーは牧童たちの世話に追われていたから、特権階級の香りを漂わす、束の間の滞在客だったガイには、彼女が、身を粉にして働くシンデレラのように見えたのだろう。そして今、やむなくロンドンに戻ることになったルーシーは、ちょうど帰国するところだったガイと二人並んで機内にいた。数日後の自分が彼の会社で働き、彼を恋人と呼ぶとは思いもせずに。★〈花婿はボス〉最終話の本作は舞台をロンドンの銀行に移します。嫌っていたはずの男性は、そこでビジネス界の大物へと変身し……。新たな世界に降り立ったシンデレラに、ガラスの靴が差し出される日は来るのでしょうか?そしてその相手とは?ご期待ください。★
  • 美しき幻 リヌッチ家より愛をこめて
    -
    若くハンサムなルジェーロにとって、世界は喜びに満ちていた。そんな彼の人生が暗転したのは二年半前のことだ。ロンドンで謎めいた美女サファイアと出会い、一目で惹かれ合った。ところが、情熱的な二週間を過ごしたあと、彼女は忽然と姿を消した。それ以来、ルジェーロは抜け殻も同然だった。唯一生きている実感を得られるのは、バイクを走らせるときだけ。だがある日、バイクに乗っているとき、サファイアが目の前に現れた。ゴージャスなブロンドの髪、魅惑的な体。幻覚なのか?それとも、彼女にそっくりな別人なのか?混乱したルジェーロは、あっという間に宙に投げ出されていた。★RITA賞に二度輝いた人気作家ルーシー・ゴードンのミニシリーズ〈リヌッチ家より愛をこめて〉。イタリアの名家に育った六人兄弟の恋愛模様をお楽しみいただけます。来月はいよいよ最終話。フランチェスコが登場します!★
  • 赤い砂の誘惑 花婿はボス I
    -
    妹が働くオーストラリアの奥地にたどり着いたメレディスは、赤い砂埃の舞う広大な大地を前に呆然としていた。妹はこんなところでも、恋をして楽しく暮らしているのだろうか。どんな男性をも魅了してやまない妹のことだ。きっとそうだろう。それでも、彼女にはロンドンに戻ってもらわなくては。瀕死の男性が彼女の声で昏睡から覚めようと待っているのだから。その役が自分には勤まらないと悟ったときの胸の痛みを押し隠し、メレディスは今回最大の障害、雇主ハルとの交渉に向かった。しかし無愛想で不機嫌な彼が契約途中での帰国など許すはずもなく、気がつくとメレディスは自分が代わりに働くと提案していて……。★二カ月連続でお届けする〈花婿はボス〉。一作目の今月は、分別ある行動が自慢だったはずのシティ・ガールが、大自然の中で、無骨なボスに翻弄されるうちに新しい自分を発見する、真実の愛の物語です。来月刊は妹ルーシーの恋を描きます。お楽しみに!★
  • シークが恋人?
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    ミーガンはワシントンにある新聞社のカメラマン。ある日、ホワイトハウスで開かれた記者会見で、彼女は十年前に突然姿を消した恋人と再会し、衝撃の事実を知る。ただの交換留学生だと信じていた男性は、アラブの石油王国の皇太子ローク・ビン・シャリクだった!ミーガンは怒りを抑え、彼のことを忘れ去ろうと努める。ところが翌日、彼女の家にロークが現れ、十年前の事情を説明した。二人の仲を裂こうとする父親の策略で国に呼び戻されたのだという。だが、ミーガンは裏切られた心の痛みが癒えておらず……。
  • 再会は炎のように 地中海の恋人
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    ロンドンのホテルでPRコンサルタントを務めるレベッカは、ある実業家をパーティに招いて接待することになった。その人物がイタリア人と聞いて、レベッカは動揺する。まだ十代だったころ、彼女はイタリアで恋に落ちたが、若すぎる恋はあまりにも悲しい結末を迎えてしまった。それ以来、レベッカの心は冷たく閉ざされたままだ。しかし、パーティの主賓である実業家を見て、胸がざわめいた。彼は、かつての恋の相手ルカ・モンテスだったのだ。また会いたいと言うルカに、レベッカは激しい怒りを覚えた。愛は死んだの。もう二度とよみがえらないわ。■“ラテン系ヒーローとの恋物語”――情熱的で強引、圧倒的にセクシーなラテン系ヒーローの魅力が満載の名作をお楽しみください。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.610
    8/28入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「ぼくのマーメイド」「ギリシア式に愛して」「砂漠にかかる月」「愛の物語の結末は?」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.602
    8/28入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「危険な契約」「シンデレラに靴を」「楽園で、永遠に」「売り渡されたプリンセス」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.594
    8/21入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「夜よ、永遠に」「アヴィニヨンの再会」「ロマンスは想定外」「買われた恋」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.578
    8/21入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「永遠の初恋」「ナポリから来た恋人」「ボスに恋愛レッスンを」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.563
    8/14入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「ローレライ愛の調べ」「秘書に薔薇を」「愛を忘れた花嫁」の3話をまとめて収録。

    試し読み

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.561
    8/14入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「すり替わった恋人」「愛を忘れた理由」「プロヴァンスで恋を」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.540
    8/7入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「月夜の告白」「花嫁の持参金」の2話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.519
    7/24入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「灰かぶりと苦い涙の一夜」「衝撃の出会い」「白い花の香る夜」「イタリア貴族と飛べない小鳥」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.517
    7/24入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「華やかな変身」「愛のテキスト」「海鳴り」「花嫁に選ばれた灰かぶり」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.513
    7/24入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「ハートを守って!」「きれいになりたい!」「夜は別の顔」「ボスを愛した罪」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.511
    7/24入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「禁じられたデッサン」「愛を置き去りに」「なんてミステリアス!」「花ざかりの街」の4話をまとめて収録。

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