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  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.424
    NEW
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「無垢なメイドの一夜の恋は」「花嫁を買ったイタリア富豪」「博士の密やかな誘惑」「甘い降伏」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.404
    NEW
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「私のプリンス」「妻という名の代償」「恋という名の甘い罠」「完璧な結婚」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.399
    NEW
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「ダイヤモンド・ダスト」「外せない婚約指輪」「傷ついても愛しくて」「眠り姫が目覚めた夜」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.319
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「テキサスのシンデレラ」「罪と罰と小さな秘密」「恋に落ちた復讐者」「プロポーズは結婚式で」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.306
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「情熱だけの関係」「報復はギリシア流に」「危険な結婚」「愛したのはシーク」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.218
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「愛と憎しみのあいだ」「罪深きワルツ」「白ワインは罪の味」「失われた記憶-契約結婚」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.212
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「スペインの悪魔」「薔薇の花の秘密」「取り違えられた花嫁」「五億ユーロの花嫁」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.387
    NEW
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「不実なギリシア海運王」「白馬の騎士の誘惑」「薔薇に託した思い」の3話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.208
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「ダイヤモンドの政略結婚」「愛と指輪の重さ」「情熱の残り火」の3話をまとめて収録。
  • 漫画家 羽生シオン vol.1
    完結
    5.0
    羽生シオン先生の人気作品をピックアップしてお届けするハーレクインコミックスのセットです。「愛されない愛人」「愛と憎しみのあいだ」「屈辱のレッスン」の3巻をまとめて収録。
  • 恋愛はラテン式に
    3.0
    留学先からギリシャに帰国したフェーベは、ペトロニデス家の長男との婚約を解消しようと決心していた。本当は次男スピロスのほうを愛していたから。だが、親族が決めた婚約の破棄は許されない状況に陥る。婚約者の援助がなければ父の会社は倒産してしまう……。◆アリーは双子の妹を訪ねてローマに来たところ、緊急事態に直面した。妹は失恋が原因で自殺未遂を起こしていたのだ。失恋相手の親族ヴィットーリオは大富豪で、一族の平穏を守るためアリーに自分の恋人のふりをするよう命じる。彼女が双子の姉であるとも知らず。◆シドニーに住むリアは弟が作った借金の返済に頭を抱えていた。ある日、彼女の前に一人の男が現れる。スペインで半年間だけ熱い愛を交わしたアレハンドロだ。実業界の大物の彼は、リアの弟の借金を肩代わりする見返りに、またベッドをともにするよう要求した。
  • 放蕩貴族にときめかない方法
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    英国社交界一のプレイボーイと地味であかぬけない“本の虫”――正反対の二人が奏でる恋の協奏曲(ラプソディ)。 伯爵令嬢でありながら、26歳まで田舎に引きこもっていたメアリー。姉の出産に付き添うためいやいやロンドンに出てきたものの、到着早々、泥酔した男のあらぬ姿を目撃してしまう。最悪のトラウマを残したこの彼は数日後、別人のような見目麗しい姿で再び現れた。彼こそ、ベッドの前に女達が列をなすという社交界一の放蕩者ウェスト。警戒するメアリーだったが、なぜかとんでもないスキャンダルに巻き込まれ……。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.347
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「プリンスにさよならを」「愛なき富豪と夢見る花嫁」の2話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.263
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「彼がダイヤを贈るとき」「一夜が授けたエンジェル」の2話をまとめて収録。
  • 恋語りをきみに
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    『ブルーな恋だとしても』 失恋がもとで男性不信のジョラナは、画家になる夢を追いかけて田舎から出てきた。五番街を歩いていたとき、傲慢だが魅力的なイタリア系富豪ニックと出会う。頼まれて恋人のふりをし、ニックの人となりを知るうち、ジョラナは彼に強く惹かれ、愛するようになっていった。やがて二人は結ばれ、ニックは結婚さえほのめかした。だが数日後、思いもよらない彼の言葉に、ジョラナは涙を流した。「あの晩のことは後悔している……君は単なるはけ口だったんだ」 『孤独が終わるとき』 妊娠中に夫を亡くしたマギーは独りで息子を育ててきた。義父が遺した牧場で休暇を過ごす間、隣人の無愛想な大牧場主テイトに反発心を覚える。しかしワイルドな彼を崇拝する息子が「僕は父さんを知らないんだ」と言ったとき、テイトの意味深長な沈黙の訳を――そして彼自身のことを、もっと知りたいと思うようになって……。 *『孤独が終わるとき』は、ハーレクイン・デジタルから既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 忘れたはずの、あの夏に
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    ふたりの想いと情熱が、たった一夜で消えるはずはなくて。 1年前、エリーゼとショーンは真夏の夜の夢を分かち合った。エリーゼはショーンの外科医らしいスマートなたたずまいに惹かれ、ショーンはエリーゼの情熱的な女らしさにそそられた。お互い仕事第一で、男女間の面倒はとことん避けるふたりにとって、ひとときの甘い戯れに興じるには、理想の相手どうしだった。やがてショーンは都会へ戻り、あの一夜は、ひと夏の恋となった――。翌年の夏、突然倒れた祖父を看るためショーンが呼び戻される。彼ははばかりもせずエリーゼに情事の再開をほのめかすが、エリーゼの本能は告げていた。再び一線を越えたら、もう戻れない。彼と目が合うたび胸を熱くせずにいられない衝動に苛まれながらも、戯れ以上の深み……そう、たとえば“愛”なんて危険は冒せない、と。■イギリスで10万部を売り上げ話題をさらったサラ・モーガン初の長編『誰もいないはずの聖夜に』。あれから半年、きらめく太陽が眩しい夏のバーモントに、オニール3兄弟の次男ショーンが戻ってきます。あの秘密の一夜は過去のもの、とうそぶくエリーゼですが……。
  • 誰もいないはずの聖夜に
    4.0
    街は光り輝き、誰もが幸せそう…… クリスマスを嫌いなのは、私だけ? 離婚した両親に捨てられたのは、13歳のクリスマスの朝だった。 以来ケイラは、寂しさが募るこの季節が大嫌いだった。 今年はどうやり過ごそうかと、仕事中も暗い気分で思案していると、 思いがけずも、上司から休暇返上の出張命令が下された。 新しいクライアントから、条件つきで仕事の依頼があったというのだ。 “1週間うちのリゾートに滞在して、キャンペーンを企画してほしい”と。 浮かれ騒ぐ街から逃げ出す、またとない口実だわ。ケイラは快諾した。 雪に埋もれたコテージで、クリスマスが終わるまで隠れていよう。 リゾートのオーナー、ジャクソンがどれだけハンサムだろうと、 仕事に没頭するケイラにはなんの支障もないはずだった。 当のジャクソンは、まったく逆の考えを抱いていたとしても。■HQロマンスやイマージュで、枠にとらわれない多才ぶりを発揮している人気作家サラ・モーガンが、初の長編を手がけました。本国イギリスで10万部を売り上げたこの作品は、ロマンティックな気分にさせてくれること請け合いの、極上クリスマス・ロマンスです。
  • 英国貴族と結婚しない方法
    4.0
    19世紀英国。子爵令嬢が亡きおばから受け継いだのは、レディが独りで生きていくための手引――全米ベストセラー作家が贈る、珠玉のロマンス! 子爵令嬢ルーシーは社交界デビューを前に憂鬱だった。ドレスや宝石には見向きもせず慈善活動に走りまわる毎日で、貴族との縁談には興味が持てないのだ。そんな矢先、独身を貫いた亡き伯母から突然小包が届く。中には日記と、伯母が遺してくれた屋敷の鍵が――しかし父が屋敷をすでに売り払ってしまったと知り、ルーシーはどうにか買主と話をつけようとする。現れたのは見目麗しくもどこか影のある侯爵で……。
  • 公爵令嬢の恋わずらい
    -
    社交界ぎらいのレディと、ハンサムな堅物研究者。19世紀ロンドンに、身分違いの恋がそっと花開く…  変わり者ぞろいで有名なモアランド一族の長女シスビーは、公爵令嬢でありながら科学の研究に没頭する日々を送っていた。浮いた噂もないまま23歳になったある日、こっそり参加した公開講義で、才能あふれるハンサムな青年デズモンドと出会う。身分を隠して接するうちに、彼への友情はいつしか初めての恋心へ変化していくが、デズモンドにはシスビーを愛してはならない理由があって……。
  • 消えない愛のしるしを
    4.3
    傷ついた心を癒すのは、あなたがくれる痛みだけ――危険なほどに純粋な愛が始まる。NYタイムズNo.1作家マヤ・バンクス 夫を亡くして三年、ようやく過去に別れを告げる決意をしたジョスリン。心の奥にある孤独を振り払うため、彼女はつてをたどり、誰にも言えなかったひそやかな願いを叶えるべく秘密の場所へ足を踏み入れた。だが、そこはいるはずのない人――夫の親友で、親身に支えてくれるダッシュがいた。優しい彼の初めて見る暗く官能的な瞳に、ジョスリンの胸は震える。それは危険な愛の始まりで……。
  • 放蕩貴族と恋迷路
    4.0
    堅物美女と型破りな公爵家の息子――正反対な二人の恋の行く末は!?面白さお墨付きのキャンディス・キャンプ、最新刊! 白い薔薇で飾られたその舞踏会場で結婚式後の祝宴が開かれ、ライラは花嫁である幸せそうな親友の姿を壁際から眺めていた。親友が嫁いだのは社交界でも有名なモアランド公爵家。その変わり者揃いの公爵家の面々と、ライラもすっかり仲良くなっていた――ただ一人、コンスタンティンをのぞいて。末男の彼は調子がよく世慣れていて、堅物なライラと正反対。顔を合わせればついいがみ合ってしまうのだ。そのとき「踊ってもらえますか?」と声をかけられライラは振り向いた。そこにはコンスタンティンが目を煌めかせて立っていて……。
  • 貴方が触れた夢
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    公爵家の末っ子が恋したのは、男装した記憶喪失のレディ!?あの〈モアランド公爵家〉が15年の歳月を経て、新章開幕! モアランド公爵家のアレックスはその日、双子の兄弟が営む調査所にたまたま一人でいた。そこへ、帽子を深々とかぶって顔を隠した、小柄な紳士が依頼に現れる――と思いきや、なんとその紳士は男装した、黒髪の美しきレディ。どうやら気がついたときにはいっさいの記憶をなくしていたらしく、「自分を探してほしい」という。しかし手がかりは身につけていた指輪やロケットのわずかな所持品と、そこに記されていた“サブリナ”という名前だけ。行くあてのない彼女をひとまず公爵家に連れて帰ることにしたアレックスだが……。
  • 侯爵と麗しのサファイア
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    愛してしまったのは、永遠の愛を誓ってはくれない人。ロマンスの名手L・ヒースが情感豊かに綴る、切ない愛の一幕。 マティルダはその午後、ハンサムな来訪者に厳しい視線を向けていた。妹の求愛者として現れたレクストン侯爵は、英国社交界最高の花婿候補と謳われ、家柄も立ち居振る舞いも完璧だ。しかし、かつての自分のような不幸な結婚をさせないため、マティルダは二人の外出にお目付役として同行する。完全無欠な侯爵の、不適切な一面はすぐに明らかになった――冬空を思わせる青い瞳はマティルダに向けられるときにだけ、暗く官能的な熱を帯びるのだ。危険な男性だ。妹にはふさわしくない。憤りつつも、彼のまなざしに体は熱くなって……。
  • 銀の沙漠にさらわれ
    4.0
    求婚を断った相手が、まさか沙漠の君主だったなんて。大人気作家J・リンジーの伝説のデビュー作、満を持して登場! 18歳になった令嬢クリスティーナの初めてのロンドン滞在は、フィリップという男のせいで台なしになる。裕福そうな身なりに、社交界で異彩を放つ漆黒の髪と浅黒い肌――セクシーな風貌に惹かれたのも束の間、彼はいきなりクリスティーナに求婚し、唇を奪ったのだ。思わず彼の頬を打ち、クリスティーナは逃げだした。数日後、彼女は就寝中に襲われる。目隠しをされ、肩に担がれ、何日も経て辿り着いた場所は、見渡すかぎりの砂の国。暴漢が顔を覆っていた布を取る。クリスティーナは息をのんだ。それは、あのフィリップだったのだ。
  • 悪魔公爵と鳥かごの乙女
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    悪名高き公爵が見つけた、心に染みいる純愛――人気作家L・ヒースが精緻に紡いだ、珠玉の愛の物語。 社交界に浮き名を流すアヴェンデール公爵は、退廃的な放蕩暮らしに退屈していた。周囲の女性たちは喉を鳴らし、吐息をもらし、耳元で淫らな言葉を囁く。それが楽しくないわけではないが、誰もが似通っていて同じことの繰り返しだ。そんなある夜、社交場に現れた謎めいた女性ロザリンドにアヴェンデールは目を留めた。取り立てて美人というわけでもないのになぜか心揺さぶられ、思わず彼女を暗がりへ連れ出すと、口づけを交わす。彼女の秘密にも、わが身を滅ぼしかねない危険なゲームを自ら始めてしまったことにも、まだ気づかぬまま。
  • 壁の花の願いごと
    5.0
    壁の花になって途方に暮れていた私を救ったのはあなた――。ビクトリア時代を舞台に繰り広げられる可憐な恋の物語。 社交界にデビューして2年めを迎えた子爵家の令嬢クレアにとって、今夜の盛大な舞踏会は大切な催しだった。優雅にワルツを踊り、今度こそ理想の花婿候補に見初められるのだ。冷え冷えとした屋敷で問題だらけの家族と暮らすクレアには、結婚はただひとつの希望だ。しかしクレアは昼間の散歩中に足をくじいて、歩くのもやっとになってしまう。ワルツなど踊れるはずもなく、みじめな気持ちで部屋の片隅にぽつりとたたずんでいると、見覚えのない容姿端麗な男性が声をかけてきた。熱く真摯なまなざしにクレアの胸は高鳴ったが……。■NYタイムズ、USAトゥデイベストセラー作家の日本デビュー作品をお届け! ビクトリア時代を舞台にした華やかなヒストリカル・ロマンスになります。子爵令嬢であるヒロインは結婚を夢見ていますが、ヒロインを取り巻く上流階級は、よりよい結婚相手をゲットしようと足の引っ張り合い、陰口の渦。いつの世も女性同士のいじわるは変わらず、浮かないように時には頭が空っぽのふりまでするヒロインの姿には共感する人も多いのでは。そして読みどころは、もちろん恋の行方。ヒロインは舞踏会の壁の花となったときに、謎めいたヒーローと出会います。互いに惹かれ合いながらも決して結ばれる運命にないふたり。距離を置こうとするさまは「切ない!」の一言。もどかしくもキュンとするロマンスをご堪能ください。
  • 氷の紳士に拾われた家政婦
    3.8
    心に闇を抱える紳士は、ある晩、汚れなき天使を拾った。人気作家ロレイン・ヒースが紡ぐ、記憶喪失ロマンス。 社交界で浮名を流すドレーク・ダーリングには“天敵”とも呼べる相手がいる。伯爵家の令嬢オフィーリアだ。どうやら放蕩の限りを尽くす成り上がりのドレークのことが許せないらしく、やたら辛辣な態度で接してくるのだ。そんな折、舞踏会の帰り道で、ドレークはテムズ川の近くで倒れている女性を見つけた。全身ずぶ濡れで意識を失っていたのはオフィーリアその人。しかも目覚めたとき彼女はいっさいの記憶を失っていた。途方に暮れるオフィーリアを前にしていたずら心に火がつき、ドレークは告げた。「実は君は、僕の家の家政婦なんだ」 ■ご好評いただいた『公爵とリトル・ローズ』関連作。前作でも人気の高かった富豪ドレークがヒーローの物語です。路上生活から身を立てた彼は、そつのない紳士でありながら暗い生い立ちを背負って生きる、影のある美男。そんなドレークを女性が放っておくわけがなくもちろんモテモテなのですが、ヒロインのオフィーリアだけはその放蕩ぶりを“不道徳”と言って、彼を目の敵にしています。ところがある事情からヒロインが記憶を失ってしまい……。素顔を見せたヒロインの、けなげでかわいいこと! ヒーローが恋に落ちてしまうのも納得。ヒーローにもヒロインにもときめく、珠玉のストーリーです。
  • 子爵と孤独な花嫁
    4.0
    意に染まぬ結婚さえも、彼女は拒むすべがない――不遇の令嬢に訪れた、奇跡のシンデレラ・ロマンス。 継母に疎まれ、異母妹たちのために裕福な男性と結婚することを期待されている令嬢サラ。社交界シーズン真っ盛りのある日のこと、サラたちは一家そろって郊外の瀟洒な館ソーンクリフへ休暇に訪れる。そこで両親の選んだ“有望な独身男性”と初対面し、サラは打ちのめされた。相手は親子ほど年の離れた年寄りで、好色な目を向けてきたのだ。結婚とは名ばかりで、売り払われるも同然だわ。悲嘆に暮れていたとき、同じく館に滞在中のスペンサー子爵と出会う。サラの胸はときめくが、彼女には幸せな結婚など望めない理由があって……。 ■広大なお屋敷、ソーンクリフ・マナーを舞台に繰り広げられる、華麗なリージェンシー・ロマンスをお届けします。ヒロインのサラは親の決めた相手との結婚を迫られた令嬢。それも相手の男性は親子ほど年が離れ、好色で卑劣。サラは嫌悪感をおぼえますが、ある事情からこの結婚を断るすべはありません。一方、同じ屋敷に滞在するスペンサー子爵は、独身主義なのに母親からも5人の妹たちからも結婚を急かされて辟易しています。偶然サラと知り合った子爵は、彼女を助けたいと思うようになりますが…。子爵のまわりで活躍する妹たちがとってもキュート。ぜひ縁結びに奔走する彼女たちの視線でお楽しみください。
  • この手はあなたに届かない【mirabooks版】
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    一度だけ、夢を見させて。もう二度と叶わなくても。 心を閉ざした億万長者に、彼女は身分違いの恋をした―― J・R・ウォードが紡ぐ、切ない純愛ロマンス 湖畔の小さな町で暮らすジョイ。 恋愛経験もなく、家族の世話に明け暮れる毎日だが、夏だけは心が浮き立った―― 避暑のため、名家の御曹司グレイがやってくるからだ。 長年彼に思いを寄せながらも、いつもなら挨拶をかわすだけだが、今年は何かが違った。 ひょんなことからNYで彼と数日間過ごすことになったのだ。 魔法のような時間のあと、ついに夢見た二人きりの夜が訪れるが、待っていたのは冷たい現実で……。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 路地裏をさまよった伯爵夫人
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    〈奥様が帰宅されました〉伯爵は手渡された紙を、握り潰した―― ロンドンの路地裏の下宿屋に暮らすパーディタは、3カ月前に市場町で旅一座に拾われ、経理や衣装管理の仕事をしている。じつは彼女にはそれ以前の記憶がない。“パーディタ”も仮の名だ。ある日、仕立屋で用事を済ませ、急ぎ自宅に足を向けたつもりが、なぜか下宿屋ではなく大きな屋敷に帰り着いてしまった。「お、奥様」驚き顔の執事に中へ招き入れられ、彼女は混乱した。奥様って……? 私は何者でもない、名もなき路地裏の住人だけれど。しかし、どこか見覚えのある部屋に通されてしばらくすると、怒った男性――エピング伯爵が雷のごとく飛び込んできて言い放った!「君への要求はただ1つ。私たちの子供がどうなったかを話すことだ!」 ■伯爵の顔を見たとたん、彼が夫だとわかったパーディタこと、エピング伯爵夫人メアリー。“私たちの子供”と聞いて、自分に子供がいたのかと彼女は驚きますが、怒濤のごとく押し寄せた感情に心が乱れ……。リージェンシー・ロマンスの大スター作家による傑作!
  • 公爵の許嫁は孤独なメイド
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    灰かぶり娘と公爵家子息の“友情”が、永遠の愛に昇華するはずもなく―― 1771年フランス。孤児のリラはラングドック公爵家のメイドとして、12歳の頃から働いてきたが、使用人たちにいじめられてきた。つらいときに救いとなったのは、公爵の子息バスティアンの存在だった。リラはいじめられるたびにかばってくれる彼を密かに慕うも、身分違いも甚だしい恋などこの世界にはありえなかった。そんなある日、公爵の書斎に呼ばれたリラは、驚きの事実を告げられる。彼女はさる伯爵の、出生時に死んだと思われていた娘と判明したという!しかも父親同士の取り決めで、将来バスティアンと結婚するのだ、と。だが、弾みかけたリラの心に、バスティアンの冷たい言葉が突き刺さった。「君との結婚は私の計画にはない。私が結婚するのは、元使用人ではなく、非の打ちどころのない評判の高貴な女性でなくては」 ■心の拠り所だったバスティアンからの容赦ない言葉に深く傷ついたリラ。彼が国外に旅立ってしまったため、その日を最後に二人が会うことはありませんでした――4年後に、彼が公爵となって帰国するまでは。気鋭の作家パーカー・J・コールが放つ、濃厚で情感豊かな灰かぶり物語!
  • 修道院から来た身代わり花嫁
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    花嫁を醜いほうの娘にすり替えるとは、我が氏族を侮辱するつもりか! 女子修道院に暮らすイリサは突然、非情な父の命令により連れ戻された。 「お前は結婚することになった。相手には花嫁が、私には同盟が必要だ」 政略結婚の相手はマクミラン氏族の支族長、ロス・マクミラン。 視界を遮るようなベールをかぶせられ、式に臨んだイリサが知ったのは、相手方からは、花婿本人ではなく代理人しか現れなかったこと。 そして、本当はイリサの姉が花嫁になる約束だったが、どういうわけか日陰の妹である自分が代わりに差し出されるという事実だった! 修道女のような私に、美しい姉の代わりなんて務まらないのに……。 一方のロスは、醜いと噂のイリサをあてがわれたと知って憤慨した。 やがて、目の前に連れてこられた花嫁がベールを脱いだとき、ロスと氏族の者は一斉に息をのんだ――花嫁の、その無垢な美しさに! ■じつは左腕が不自由なイリサは、冷酷無慈悲な父からお荷物扱いされて修道院に送られていたのでした。それなのに、今度は都合よく連れ戻され、騙し討ちのようにマクミラン氏族の花嫁にさせられた真相は? そして夫となったロスの、妻に対する意外すぎる反応は?
  • 英国貴族と落ちこぼれの淑女
    -
    落ちこぼれの私では貴族の妻になれない。どんなにあなたを愛していても。 ダンスは壊滅的に下手、流行のドレスや装飾品には興味なし、お茶会で気のきいた会話もできない――レティは母の悩みの種だった。そんな彼女は、誰にも言えない秘密の二重生活を送っている。男性に扮し、医師として村の人々の命を日々救っていたのだ。そんなレティのもとに、診てほしい妊婦がいるという手紙が届いた。患者の兄は、レティの初恋の人アンソニー卿だった。医師を続けたいなら、淑女の私を知る彼に会うのは危険すぎる。男装を見破られたら、家族までとんでもない醜聞に巻き込んでしまう。でも、苦しむアンソニー卿の妹を見捨てるわけにはいかない。それに何より、彼に会いたい気持ちを抑えておけなくて……。 ■エレノア・ウェブスターの邦訳デビュー作をご紹介します! 男装してまで医師として人々に尽くすヒロイン。戦争で体と心に深い傷を負うヒーロー。二人は不器用ながらも距離を縮めていきますが、村の名医が実は彼女だったと知られた瞬間、すべては壊れ――。
  • ひとりぼっちの壁の花
    4.0
    男性が怖い。肌を重ねずにすむならと受け入れた婚約だったけれど……。 時は1813年。“壁の花”“氷のレディ”と陰口をたたかれている伯爵の娘レジーナは、許婚との結婚式に臨もうとしていた。男性恐怖症に悩まされる彼女が、親の決めたこの婚約を受け入れたのは、当面は形だけの結婚で床入りの必要はないと許婚に言われたからだ。ところが式の当日、祭壇の前に許婚は姿を現さなかった。置き去りにされた花嫁として世間の白い目に耐える覚悟をしかけたとき、彼女の前に現れたのは、ハンサムなキャムフォード子爵ダルトン――7年前に一度だけ会ったことがある、許婚の親友だった。彼は驚きざわめく参列者たちを尻目にレジーナを連れ出すと、言った。「私と結婚してほしい。でも、君を誘惑しないという約束はできない」 ■端整な顔立ちで頼りがいのある子爵と、かつては天真爛漫だったのに今は壁の花と化した伯爵令嬢の切なくも美しい恋物語。開くことをやめてしまったつぼみのようなヒロインの心を、子爵はどう溶かすのでしょうか? 日本デビュー作『領主様の家庭教師』の関連作。
  • 公爵への二度目の初恋
    3.0
    忘れられなかった初恋の人に、妻をあてがう立場となって再会し―― 結婚仲介人として生計を立てるアメリアは、新しい顧客である美しい令嬢を連れて、舞踏会に出席した。そこで彼女は独身主義者と悪名高いストーン公爵と再会する。社交界デビューの年、アメリアは彼にひと目で惹かれたが、ひどく冷たくあしらわれ、初恋は無様に砕け散ったのだった。あの公爵も、ついに花嫁を探すことにしたということ?アメリアが顧客の令嬢を紹介すると、意外にも彼はとても優しく、その紳士的な態度はお目付役のアメリアに対しても同様だった。公爵は令嬢を気に入っているようだわ……。喜ぶべきことなのに、なぜか彼と目が合うたび、その熱いまなざしに心がざわめき――。 ■アメリアがストーン公爵に手ひどい失恋をしてから数年。再会時、公爵は彼女を覚えてすらいませんでした。顧客の幸せを願い、公爵との結婚を後押ししようとするアメリアですが、それが実現しそうになったとき、まだ自分が公爵を愛していることに気づくのです。
  • 子爵が見初めた蕾
    3.0
    子爵が乙女の唇に残した永遠に消えない、キスの刻印。 18歳のルーシーは、遠方の父親から思いも寄らぬ手紙を受け取った。なんと彼女を結婚させるというのだ。ずっと年上の、中年男と!婚約を社交界公認のものにするため、彼女は無理やり盛装させられ、婚約者となる男とともに、華やかな舞踏会に連れていかれた。と、二人の間に割って入ったハンサムな男性がいた。ロックリー子爵だ。彼はルーシーを静かな庭園に連れ出すと、優しく慰めた。「君は無垢で、若すぎる」そう言いながらも、甘いくちづけをして……。ルーシーは、子爵こそ私の愛する人と悟ったが、このキスによって婚約は破談になり、ルーシー自身も欧州に身を隠すことになる。1年後、美しい淑女となって戻った彼女に、ロックリー子爵は―― ■ヒストリカル・ロマンスのベテラン作家ヘレン・ディクソンによるみずみずしい初恋の物語をお贈りします。美しい大人の女性となり再び子爵とめぐり会ったルーシーですが、実は彼と元婚約者との間には因縁があることがわかり……。波瀾万丈なロマンスの行方は?
  • 領主様の家庭教師
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    恋人はおろか、愛人にもなれない。ましてや、彼の妻になど。 家庭教師のフランシスは自らを戒めていた。彼に惹かれてはいけない。初仕事として派遣されたのは、遠く離れたスコットランドの領主の館。主であるラクランに、ロンドン社交界の作法を教えることだった。伯爵令嬢の婚約者がいながら、貴族のしきたりには無関心な彼を、ダンスや求愛のレッスンを通して完璧な紳士に仕立てあげるのだ。若い女教師の指図などおとなしく聞くはずもない傲慢な領主は、フランシスと踊りながらも投げやりで、誘惑的な冗談でからかってくる。野性的な美貌を持つこの男性に、軟弱なワルツなど似合わない――彼には、情熱的な愛こそふさわしい。握られた手を強く意識しながら、フランシスの胸は疼いた。それを私が知ることは、決してないけれど。 ■ミシェル・ウィリンガムのすばらしいデビュー作をお届けします! 悲しい過去を乗り越えるため、男爵の娘ながら家庭教師として身を立てる健気なヒロインと、氏族のために伯爵令嬢を妻に迎えることが決まっている領主の許されぬ愛。圧巻の読み応えをお約束します。
  • 略奪された淑女
    4.0
    ハイランドに、優しい愛などない。愛は、乙女を一瞬で焼き尽くす野火。 破産寸前の没落貴族を父に持つペニーは、将来を悲嘆していた。いずれ私は、金持ちで好色な老人と結婚させられるのだろう、と。事実、父は娘を借金の形に売ったが、相手は意外な人物だった。ラクラン――海運業で莫大な富を築いたというハイランドの氏族長は、恐ろしく背が高く、屈強で非情な目をした無口な男だった。ペニーは怯えながら彼を見上げ、はっとした。この人を知っている!幼い頃、ただ一人心を許し、慕っていた年上の優しい少年。突然消えてしまった彼が戻ってくるなんて……私を妻にするために?だが、夫となったラクランに、少年の面影や優しさは微塵もなかった。彼はまるで復讐するかのように、夜ごと激しい情熱をペニーにぶつけ……。 ■HQロマンスとヒストリカル・スペシャル、二足のわらじで活躍する話題の覆面作家ミリー・アダムズがお贈りするのは、ワイルドなハイランダーとの愛なき結婚ロマンス。情熱的な筆致で綴られる感動作を、どうぞお見逃しなく!
  • スター作家傑作選~甘やかな白昼夢~
    -
    『ヴァージン卒業宣言』 十代の頃から病弱な母の介護に明け暮れたウエイトレスのメリリー。気づけば同世代の皆が恋に結婚にと忙しい中、いまだ男性経験すらない。メリリーは意を決し、前から気になっていたセクシーな客ブリックに“初めての相手”を頼む。すると彼は一晩考えた末……。 『身も心も』 アンジェリーナは天涯孤独の身となり、寄宿学校へと送られて教育を受けた。アレクサンダー・セントクレア――第9代スタワーブリッジ公爵の計らいのおかげだ。3年後、彼女はロンドン随一の高級住宅街にある公爵の屋敷を訪れた。恩に報いて身を捧げるために。 『海賊に贈られた花嫁』 ガートルードは修道院から海賊船へ差し出された。船長の求める役目を果たすために。湯浴み中の船長に裸を誇示され、彼女は叫んだ。「ああ、神様!」船長が不敵に告げる。「海賊は奪う。持ち腐れの宝を狙う。優秀な海賊は、何一つ返さない――おまえを帰さない」 『過激な寵愛』 古代ローマ時代――奴隷小屋で競りに出された私は、堂々たる体躯の裕福な商人に買われ、彼の屋敷で働くことになった。夜、ご主人様が私の粗末な寝床に現れ、容赦ない歓びを与えてくださった。そこから、奴隷としての“お勤め”を待ちわびる日々が始まった――
  • 隠れ公爵と清らな花
    4.0
    公爵とは知らずに捧げた、ただ一度の愛だったのに……。 平民の父を持つロザリンドは、母方の親戚の貴族たちに疎んじられ、そのつらい経験のせいで上流階級を避けて生きてきた。足の不自由な弟と幼い義理の弟妹のため、結婚もとうにあきらめていた。ある日、優しかった継父の死を機に、あくどいおじに家を奪われ、逃げた先で美しい銀の瞳の旅人レオと出会って心を通わせる。だがいずれロンドンへ帰る彼を思い、ロザリンドは胸を締めつけられた。そして生涯でただ一度だけ、愛しい人に身を捧げることを自分に許すが、ロザリンドが無垢だとわかるやいなや、レオの態度が豹変した。じつは公爵の彼は、自分に群がる女たちに辟易し、こう思っていた――彼女も僕の身分を知って、公爵夫人になるために誘惑の罠を張ったのか!■親戚やその周囲の非難がましい貴族たちと顔を合わせ、蔑まれ冷遇されることを考えると、今も怖くてたまらないロザリンド。そんな彼女は、愛を捧げたとたんに冷たくなったレオとロンドンで運命の再会を果たし……。大好評を博した『伯爵と壁の花』の関連作です。
  • 公爵とリトル・ローズ
    3.8
    “リトル・ローズ”と呼ばれたあの日、彼女は恋に落ちた。人気作家L・ヒースが描く、可憐で一途な初恋物語。 「求婚者が自分を本当に愛しているのか、持参金目的なのか、どうしたらわかるの?」――社交界にデビューしたばかりの令嬢グレースは、ある日の真夜中、不安を抱えてラヴィングドン公爵を訪ねた。幼いころにいじめっ子から助けられて以来、9歳年上のラヴィングドンはいつも彼女の救いの騎士だ。だが、2年前に最愛の妻子を亡くした彼は世捨て人のように荒んだ生活を送り、最近は会うこともなくなっていた。グレースはすっかり陰りを帯びた彼に驚きつつ、助けを求めた。彼女には、愛のある結婚をしなければならない理由があって……。 ■USAトゥデイやNYタイムズのベストセラーリスト入りを果たす人気作家がMIRA文庫に初お目見え。華やかなヴィクトリア朝のロンドンを舞台に切ない恋を描きます。ヒロインは19歳のグレース。持参金が多く世慣れていない彼女は、愛のある結婚を夢見て、幼なじみのラヴィングドン公爵に婚活のアドバイスを求めます。愛する妻と娘を亡くして以来、世を疎み孤独に生きてきた公爵は迷惑だとはねつけながらも、渋々彼女に助言を与えます。本当に彼女を愛する男なら――ただ花を贈るのではなく、“君の好きな花を選んで贈る”、ワルツのあいだは“君から目を逸らさない”。それを実演されるうち、いつしかグレースは手の届かない彼を愛してしまい…。ラヴィングドン公爵の誘惑の数々はため息もの。胸に染みわたる感動的な物語です。
  • この手はあなたに届かない
    3.5
    小さな湖畔の町で暮らすジョイの楽しみは、毎年夏になると避暑を求めてグレイ・ベネットがやってくることだ。グレイは近くに邸宅を持つ、名家のハンサムな御曹司。ジョイは長年彼に片想いをしながらも、たまに挨拶をかわし、甘い情事を密かに夢想するだけで満足していた。だがその夏は何かが違った――ひょんなことから、ジョイは彼に連れられNYに行くことになったのだ。そして初めて知る華やかな世界の魔法にかけられ、グレイと官能のときを過ごす。まさか夢が叶うなんて……喜びもつかの間、待っていたのは冷たい現実だった。

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  • 地味秘書ジェーンの願いごと
    4.0
    チェイスは取引先の建築事務所でジェーン・モーガンに出会った。社長秘書の彼女はいかにも真面目な女性。対するチェイスはいかつく、服装もラフなため、一見すると会社経営者には見えない男だ。ちらりとも笑わぬジェーンの澄ました態度にそそられ食事に誘ってみるも、あえなく撃沈。やはり僕みたいにがさつな男はタイプではないんだろう、と諦めたチェイスだったが、その夜、意外にもジェーンから“会いたい”と電話がかかってきた! 期待と混乱が渦巻くなか駆けつけたチェイスに、彼女は潤んだ瞳でとんでもない頼みごとをする。
  • 天才富豪とローリの真夏の約束
    3.3
    10年前、父が頭に大怪我を負ったあの日がローリの人生を変えた。以来、意識が戻らない父の看病に明け暮れ、大学進学も、恋も諦めたのだ。その父がついに亡くなり、抜け殻になったローリも、ようやく自分の人生を歩き出そうと思い始める。まだ恋をする気にはなれないけれど、割り切った甘美な関係を誰かと楽しめたら――そんな秘めやかな願いを偶然知り、相手に立候補したのがクイン。親友の兄で建築家として成功した、今や住む世界の違うエリートだ。昔なじみで憧れていたクインからの突然の申し出に、ローリは目を丸くした。
  • モリーの言えない秘密
    3.4
    モリーが10年ぶりに故郷に帰ってきたのには訳がある。亡きおばが遺した家に住むため、というのは表向きの理由で、本当は兄の親友ベンに会うためだ。寡黙ながらハンサムで頼もしいベンに、モリーは昔から憧れていた。ほのかな想いが情熱的なものへと形を変えたのは、モリーが故郷を出る直前のこと。あの日、偶然見てしまったのだ──快感に浸るベンの淫らな姿を。以来、彼に抱かれる日を密かに夢見てきたモリーは、今こそその夢を叶えようとするが、ベンは相変わらずモリーのことなど妹扱い。そこでモリーは、大胆な作戦に出た。
  • 絆を宿した疎遠の妻
    -
    愛で支えたかった。愛を拒絶された。切なすぎて、もう耐えられない……。 助産師のヒーラは医師の夫レオと4カ月前から別居していた――もうすぐ臨月を迎えるというのに。原因は、年の離れた妹を亡くしたレオが罪悪感に囚われ、ヒーラがあなたの力になりたい、話をしてほしいと言っても、妻である彼女にさえ心を閉ざし、人生から閉め出したことだった。居を移したヒーラは、彼が迎えに来ることを密かに期待したが、非情にも時間だけが過ぎていく。独りで出産するしかないのね……。ところがあるとき、ヒーラが手伝うクリニックに2週間限定で、膝が震えるほど美声でハンサムな医師が来たという噂が。話半分で聞きながら診察室に入ったヒーラは目を疑った。「レオ?」 ■疎遠になって4カ月。ようやくヒーラの前に現れたレオは、「話がある」と彼女に語りかけますが、つらい思いをさせられてきた彼女は素直に応じられず、拒んで帰ろうとします。けれども、突然めまいに襲われ、レオの車で自宅まで送ってもらうことになり……。
  • 隠された十六年愛
    -
    なぜ、今になって戻ってきたの? 娘にどう告げよう――父親はあなただと。 セバスチャン――? フェリシティは我が目を疑った。 16年前、自分を捨てて消えた恋人が、目の前にいる。 今や世界的ホテル王となったセバスチャン・デュボワ―― 忘れえぬ初恋の人が、16年ぶりに村を訪れたのだった。 フェリシティは胸を締めつける痛みをこらえた。 この16年、いったいどこにいたの?  ああ、どんなにあなたが恋しかったか! セバスチャンは結婚指輪はしていなかった。恋人はいるのかしら。 ききたいことは山ほどあった。でもその前に話すべきことがある……。 「私、子供がいるの――私たちの子よ」 ■かつて愛した男性との予期せぬ再会に、驚愕し、怯えるヒロインをかたわらでなだめる愛娘は、まさかその男性が自分の父親とは知るよしもなく……。気鋭の新作家レイチェル・スチュアートが16年越しの愛の形を描く、感動のシークレットベビー物語!
  • ボスと秘書の恋の密約【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    昼間は秘書。午後5時からは恋人。傲慢なボスとの、偽りの恋……。 秘書のアビーが高名な富豪弁護士グレイの下で働き始めて1年。ボスは傲慢で実に扱いにくい反面、とても優秀で魅力的な男性だ。そんな彼が求める秘書であろうと、アビーはしかつめらしい服に眼鏡とひっつめ髪のスタイルで、まじめに働いてきた。だがある日、ボスの予定帳に書かれた取引相手の名に、激しく動揺する。二度と会いたくないと思っていた、卑劣で薄情な元恋人……。やむをえずグレイに事情を話し、もうここにはいられないと告げると、ボスは僕たちが公然と同棲すれば、相手は手出しできなくなると言う。二人で寝食をともに……? 戸惑いを見せるアビーに、彼は釘を刺した。「ベッドの心配なら無用だ。君は僕の好みじゃないから」 ■アビーは客用寝室を与えられ、グレイと一つ屋根の下で暮らし始めます。彼から、地味なスーツをやめ、髪を下ろして眼鏡も外すよう言われて従うことに。さらに、二人が恋人同士であることをまずは職場の人間に信じさせなければならないと、オフィスでキスを……。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 九カ月後の再会は産声とともに
    -
    9カ月ぶりの再会の場が分娩室だなんて!彼は私の赤ちゃんを愛してくれるの? 私は天国に行くのかしら――27歳の若さで?ハーパーは腹部の痛みに耐えかね、救急外来に駆け込んだ。そこで医師から告げられた診断に、驚愕する。激しい痛みは陣痛で、まもなく母親になるという。9カ月前、ハーパーは億万長者のジャックと熱い夜を過ごしたが、住む世界が違うと悟り、翌朝、彼の前から姿を消したのだった。ああ、気づかないうちに身ごもっていたなんて!頼れる人もおらず、仕方なくジャックに連絡すると、彼は出産に立ち会ったうえ、娘のための結婚を申し出て……。 ■娘には是が非でも父親を与えてやりたいけれど、愛のない結婚は絶対いや。思い悩むヒロインは、ホテル王ヒーローの言葉巧みな説得に押し切られ、彼の所有する高級ホテルのペントハウスでの同居生活を始めますが……。M・ミルバーンが贈る極上の再会ロマンス!
  • 契約結婚は逃げた花嫁と
    -
    「ぼくはきみとベッドはともにしない」それが元婚約者との契約結婚のルール。 エロディは最愛の人との挙式直前、教会から逃げ出した。花婿――ハンサムで完璧な大富豪リンカーンを置き去りにして。なぜなら彼に愛されていないと感じたから……。あれから7年。彼を忘れたくて仕事に打ち込んできたが、仕事で必要な資金の調達ができず頭を悩ませていたとき、謎の援助者から連絡が入った。一縷の望みをかけて会いに行くと、現れたのは誰あろうリンカーンだった!「結婚してほしいんだ――」なんですって? エロディは耳を疑った。「余命いくばくもない母のために」 ■かつて深く愛したリンカーンとの幸せな日々が胸に甦り、半年だけの契約結婚を承諾してしまったエロディ。本社おすすめのダイバーシティ企画作として話題をさらった『恋を忘れた無垢な薔薇』のヒロインの双子の姉が失読症を乗り越え愛を手にする感動作!
  • 恋を忘れた無垢な薔薇
    5.0
    本当は胸の奥底で夢見ていた――いつか素敵な男性に愛され、結ばれる日を。 エルスペスは耳を疑った。双子の姉でモデルのエロディに、友人の結婚式のリハーサルでの代役を頼まれたからだ。いくらそっくりでも、私にはとても無理だわ!外交的な姉とは正反対で内気なうえ、ファーストキスでひどいアレルギー反応を起こして以来、恋愛も結婚も諦め、大好きな本をたくさん読める仕事を選んだ。でも、もしこれが新しい人生に一歩踏み出すチャンスだったら?スコットランドへ飛んだ彼女を待っていた、魅惑の黒髪の男性。裕福なプレイボーイで有名な、新郎の兄マックの厳しい視線に、エルスペスはなぜか息が止まりそうになって――。 ■双子の姉の陰でひっそり生きてきたヒロイン。二度と経験することはないと思っていたキスはうっとりするほど甘いものでしたが、キスをくれたその男性はとてつもなくハンサムなのに、愛を信じない孤高の富豪で……?! USAトゥデイのベストセラー作家が綴る秀作!
  • 盗まれたのは心【ハーレクイン・ロマンス版】
    -
    愛人になれと迫る大富豪――自ら与えた、娘の存在も知らないまま。 シャーロットの働く美術館では、ギリシア彫刻展を控えていた。そのスポンサーが、まさかデイモン・ラトゥサキスだったとは!デイモンは、美しい容貌と巨万の富を持つギリシア人実業家で、かつてシャーロットに愛の手ほどきをしてくれた恋人だった。だが身に覚えのないことで責められ、別れたのだ。美術館主催のパーティの夜、二人は4年ぶりに再会する。父親と同じ目をした娘のことだけは、隠し通さなければ――不安に震える彼女の緊張をよそに、デイモンは再び誘ってきた。高額の手当と引き換えに、愛人にならないか、と。 ■これぞ王道というべき、傲慢ギリシア人大富豪とピュアなヒロインのシークレットベビー・ロマンスです。病気の妹を抱えるヒロインは、ヒーローの申し出を受けざるをえず……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • カサノヴァと青い果実
    -
    いつか温かな家庭を持つのが夢──でも、愛したのは永遠の愛を拒む富豪。 30歳の誕生日を目前に控えたアイヴィーは悩んでいた。奔放な母の影響で男性不信になり、心を閉ざしてきたけれど、このままでは愛も結婚も子どもも望めない。ふと兄の親友でプレイボーイの建築家、ルイの顔が浮かんだ。勇気を出して彼に純潔を捧げ、新たな一歩を踏みだせたら……。親友の妹の懇願をルイは訝りながらも受け入れ、別荘へ伴うと、一夜かぎりと約束して、アイヴィーを甘美な炎で包みこんだ。翌朝、ルイが目覚める前に彼女はうろたえ、逃げだした──“本当は彼を愛しているのでしょう?”心の声に耳をふさいで。 ■ヒロインの気持ちに寄り添い、丁寧に機微を綴るメラニー・ミルバーン。今作も読みごたえのある作品に仕上がっています。ヒロインに惹かれながらも、親友の妹ゆえ自制してきたヒーローでしたが、一夜の余韻が冷めやらず、彼女を追ってパリへ向かい……。
  • 荊の城に眠る乙女
    -
    結婚式の誓いのキスは、眠りの呪いを解く魔法。 15歳のその日まで、アルティは城に住む幸せな少女だった。だが悲劇的な事故で母を亡くしたことがトラウマとなって以来、人に会うことも、城の外に出ることもできなくなってしまった。10年後――。城は朽ちかけ、財産も底をついたが、美しい女性に成長したアルティは、世界を知らないままだった。そんなとき、若きイタリア人富豪ルカ・フェランテッリが現れ、城を買い上げたから出ていくように、とアルティに告げたのだ。そんな……わたしはこの城を、出たくても出られないのに。青ざめる彼女にルカは続けた。「いやなら、僕の妻になるんだ」 ■作家競作ミニシリーズ〈7つの愛のおとぎばなし〉がついに最終話を迎えます。ヒロインのアルティは現代の『眠れる森の美女』。10年もの時を城から一歩も出ずに過ごし、当然デートもキスも未経験。そんな彼女が稀代のプレイボーイ富豪の妻となり……。
  • ホテル王と床磨きの娘
    -
    突然、現れた王子様――でも、夢から覚めれば、また元の灰かぶり。 アイラは旅先のシチリアで、ミステリアスな輝きを放つ瞳の、漆黒の髪のホテル王、ラファエル・アンジェリーリと出会った。彼に熱烈に惹かれ、夢のような2カ月が過ぎたとき――妊娠に気づく。そしてラファエルの出張中、彼のヴィラを出た。彼に責任感から求婚されることを恐れ、一人で子供を産み育てると決めたから。アイラは故郷に戻り、ホテルの清掃係の職を得た。3カ月が経ったその日、スイートルームの清掃をしていると、ラファエルが現れた!「僕のベッドの脇で待つとは、どういう風の吹き回しかな?」 ■愛に恵まれず、里親家庭を転々として育ったヒロインは、ヒーローとの出逢いで、一時貧しい出自を忘れ、美しいドレスやジュエリーをまとう生活を送ります。けれどわずか2カ月でシンデレラの魔法はとけ、スイートルームの宿泊客から清掃係へと舞い戻り……。
  • 愛してはいけない契約結婚
    -
    たった1年、愛してくれたら、愛の火は消えない――別れたあともずっと。 清掃サービスの仕事をしているレイラは、幼くして両親を亡くし、スコットランドの城で家政婦をする大おばに引き取られた。当主が亡くなり、城で遺品の片づけをしていると、現れたのは、新しい当主で世界的に有名な富豪ローガン。遺言で城を相続したものの、3カ月以内に結婚しなければ、弟に所有権が移ってしまうという。ギャンブル好きで遊び人の弟では借金返済のため城を売るのは確実――だが愛など信じていない彼は結婚する気などさらさらない。そこでレイラに1年だけ形ばかりの妻になってくれと頼み……。 ■母の家出、婚約者の死。大切な人を失ったヒーローにとって、誰かを愛するなど不可能なことでした。一方のヒロインも、幼い日に事故で傷を負った脚を見るたび、彼へのひたむきな想いを打ち明ける勇気をくじかれ……。期限つきの妻の純粋な愛の行き着く先は?
  • 幻の乙女と仮面の花婿
    -
    憎いのは、君を愛していたから。言えなかったのは、あなたを愛していたから。 母が家政婦をする家の主の援助で、ギリシア人の少年テオは、貧しい生い立ちを蔑まれながらも名門校で勉学に励んでいた。ある日、入学してきた可憐な少女ソフィアと恋におち、夢の時を過ごすが、半年後、突如彼女は姿を消した――。10年後。ソフィアは花婿候補と会うため仮面舞踏会を訪れた。だが2人めの花婿候補にも落胆したとき、現れた白い仮面の男性に磁力で引き寄せられるように誘われ、ダンスを踊りだす。仮面越しに見える茶色の目。まさか……テオ? あなたなの?今や富豪となった彼の瞳にはしかし、怒りの炎が宿っていた。 ■今作の日本語タイトルは、ハーレクイン公式Twitter上で、読者の皆さまの投票によって決定しました。バージンヒロインのピュアな恋物語を厳選してお贈りする“~純潔のシンデレラ~”。あのリン・グレアムの愛弟子ピッパ・ロスコーが綴ります!
  • 恋のタイムリミット
    -
    触れた手を彼に払われた夜から、彼女は愛の迷路をさまよい始めた。 こんなに美しくてセクシーな敏腕ドクターがいるなんて!3カ月前、ケイトは初対面の臨時勤務医フアンを見て、密かにときめいた。彼が現れると、女性スタッフはみな化粧直しに走るほどだったが、まじめで用心深いケイトはフアンからの誘いを再三断っていた。あと2週間もしたら彼はこの国を去り、また別の病院で働くのだから。わたしは遊びの恋ができるほど、器用でも大胆でもない……。だが刻々と別れの日が近づく中、フアンの医師としての能力の高さや、患者に接する態度の温かさを目の当たりにし、恋心は最高潮に達した。ある夜、フアンから不意にキスをされ、ケイトは理性も忘れて愛おしげに彼の首筋に触れた――まさか、その手を拒まれるとも思わずに。 ■思いきって一歩踏み出した瞬間、心のバリアを張られたことで我に返ったケイトは慌てて引き返そうとします。でも、もうすでに恋の迷宮に迷い込んでしまっていて……。HQロマンスでも大活躍中のスター作家キャロル・マリネッリが贈る、美しくて切ない感動作!
  • 億万長者の花嫁探し
    -
    私が億万長者のCEOの妻に?契約ずくめの期間限定の話だけれど……。 人材スカウト会社で働くダニカは突然オフィスに現れた男性に驚いた。ルーク・ダラス――その卓越した経営手腕で有名なCEO!ギリシアの神のごとき容姿の彼はダニカに貫くような視線を向けて命じた。「僕は至急、妻を必要としている。妻をスカウトしてきてほしい」60日以内に結婚して恋多きプレイボーイという噂を払拭しなければ、自ら創立して大きくした会社を失う苦境に陥るという。ふさわしい候補者を1カ月で見つければ巨額のボーナスをはずむと言われ、病気の家族の治療費を必要としていたダニカは法外な仕事を引き受けた。ところが、有望な花嫁候補を挙げてもルークは気に入らず、戸惑うダニカを熱く見つめて言い放った。「君が僕の妻になってくれ」 ■北米編集部イチオシの新星、スザンナ・アーウィンがついに日本デビューしました! 彼女は最初に執筆した本作でアメリカロマンス作家協会のゴールデン・ハート賞を射止めたほどの実力派。その才能を、胸が切なくなるこの便宜結婚物語でぜひお確かめください。
  • 億万長者の都合のいい婚約
    -
    恋も愛も禁止――数カ月後には終わる、魅惑の彼とのはかない関係。 末の妹から婚約パーティの招待状が届き、ホリーは少し憂鬱だった。3人の妹たちはみなすてきな伴侶と巡り逢えたけれど、私にはウエディングドレスを着る日は訪れそうにない……。ところがある日、寝耳に水の婚約話が持ちあがる。なんと相手はロンドン一魅力的な独身富豪、ザック・ナイト。パーティで出会った彼は、女性を虜にしては飽きたら捨てる、悪名高きセクシーなプレイボーイだ。その彼がホリーに、かりそめの婚約者になってほしいと言うのだが――。冴えない私よりお似合いの女性は大勢いるはずよ。なのになぜ? ■結婚式のフラワーデザイナーをしているヒロインは、過去に2度婚約解消されたせいで結婚を諦めかけていました。そこへ現れたあまりにもゴージャスな3人目の婚約者に、まさか“久しぶりに落としがいのある獲物”と思われているとは夢にも思わなくて……。
  • 涙色の聖夜に愛は
    -
    私の愛も死んだと思っていた。あなたに愛されないとわかったときに。 クリスマス間近、マリアは愛する息子を連れて、かつて夫セブと過ごしたカッターネオ家の別荘を訪れた。仕事第一の大富豪実業家の彼に耐えられず、家を出て1年。それでもここにやってきたのは、クリスマスを家族で祝うためだ。夫が最近、両親を亡くしたうえ、存在すら知らなかった兄に会社の経営権を突然奪われたことも、気にかかっていた。家族の大切さを思い知ったというセブは、マリアに復縁を求めた。そして、以前とは変わって家族のために努力する夫の姿に、マリアはかつての想いを取り戻しかける――まさかイブの日に、置き手紙一つでまた置き去りにされるとは思いもせず。 ■イタリア大富豪一族の3兄妹を描いたミニシリーズ〈カッターネオ家のクリスマス〉もついに最終話。第1話『摩天楼のシンデレラ』の主人公である長男レオの出現で、人生が激変した次男セブ。彼の不器用な愛を、イマージュの話巧者S・ペンブロークが綴ります。
  • 終わらない片思い
    4.0
    愛なき結婚と人は言う。ならば、この胸のうずきを何と呼ぶの? 21歳のランツァは幼なじみの婚約者を事故で失った。親が決めた結婚から解放され、心の中で密かに安堵していたある日、運命は再び強いられる。亡き許婚の兄ステファノと結婚しろというのだ。しょせん、私は政略結婚の道具。自由に生きる権利はないのね……。病を患う父を喜ばせたい一心で、ランツァはその命令に従った。1年後、結婚式でようやくまともに顔を合わせたステファノは、昔と変わらぬ端整な容貌に大人の魅力をまとい、眩しいくらいだった。そう、ランツァは幼き日から、本当はこの兄のほうが好きだったのだ。だが、人知れず頬を染めるランツァに、ステファノは事務的に告げた。これはあくまでも形だけの結婚で、寝室は別だと。 ■人気作家がきらめく真冬のヨーロッパを舞台に描く、ゴージャスなラブストーリーをお楽しみください。可憐で健気なヒロインを、思わず応援したくなります!
  • 花嫁の孤独な寝室
    -
    巧みな唇を持つ愛なき大富豪に、魅了され、幻惑され、翻弄されて……。 両親に捨てられたヤスミンは、祖父に引き取られ、育ててもらった。その恩もあり、亡き祖父から受け継いだ小さな会社を経営難から救おうと、彼女はやむをえず見合い結婚に踏み切ることにした。大事な会社を守るためなら、どんなことにも耐えるつもりで。しかし結婚式当日、初対面の花婿を見て、ヤスミンは呆然とした。あれは……同業の大手企業を経営する大富豪、イリヤ・ホルヴァート!祖父が快く思っていなかった、いわば敵対する一族の人間だ。いざ式が始まると、イリヤは誓いのキス一つでヤスミンを陶酔させ、そんな自分に戸惑っている彼女を見て、面白がる様子を見せた。だがその夜、彼は妻を独り寝室に残し、翌日はキスすらしなくなり……。 ■愛に心を閉ざす大富豪イリヤとのいびつな新婚生活が始まってまもなく、ヤスミンのもとに“彼の女”と名乗る人物から脅迫文が届くように……。イリヤの過去、ヤスミンの切ない思い出、互いに心に秘めた本当の気持ち――奇才Y・リンゼイが描く、波瀾の恋物語!
  • ボスと秘書の恋の密約
    5.0
    午後5時からは、ひとつ屋根の下。尊敬するボスとの偽りの恋……。 秘書のアビーが高名な富豪弁護士グレイの下で働き始めて1年。ボスは傲慢で実に扱いにくい半面、とても優秀で魅力的な男性だ。そんな彼が求める秘書であろうと、アビーはしかつめらしい服に眼鏡とひっつめ髪のスタイルで、有能な仕事ぶりを見せていた。だがある日、ボスの予定帳に書かれた取引相手の名に、激しく動揺する。二度と会いたくないと思っていた、卑劣で薄情な元恋人……。やむをえずグレイに事情を話し、もうここにはいられないと告げると、ボスは僕たちが公然と同棲すれば、相手は手出しできなくなると言う。二人で寝食をともに……? 戸惑いを見せるアビーに、彼は釘を刺した。「ベッドの心配なら無用だ。君は僕の好みじゃないから」 ■1980年代にダイアナ・ブレイン名義で書かれた、貴重な作品の初邦訳です。見せかけの恋人関係をスタートさせた二人。偽りのはずなのに、アビーがよかれと思ってしていた地味な外見に、グレイが物申して……。本気になってはいけない、切ない恋の物語をどうぞ。
  • 二時間だけのシンデレラ
    3.0
    完璧な婚約者を演じる彼に、私への恋心はみじんもない。 生活のために必死で働く23歳のアビーは愛も恋も知らない。空想でつくりあげた“完璧な婚約者”との恋愛話を憧れのまま周りに話していると、思いがけず慈善舞踏会へ招かれることに。婚約者の同伴は必須……困ったわ、どうすればいいの?ふとアビーの脳裏に、親友の兄で富豪のルークの姿が浮かんだ。慈善の目的だと彼に頼みこみ、練習のためキスを試してみると、アビーの体に熱い震えが走った。いったいこれはなに?陶然とする彼女をよそにルークは涼しい顔で念を押した。「今夜一夜かぎり、2時間が過ぎたら終わりだぞ、シンデレラ」 ■さまざまな愛の形を紡いできた人気作家メラニー・ミルバーンが描くのは、せつないシンデレラ・ロマンス。ヒーローに愛されていないと知りながら、彼への想いを止められないヒロインは……。
  • 愛してはいけない結婚
    -
    名ばかりの結婚なんて耐えられない。心も体も彼を求めているのに。 イジーはあと24時間で遺産を失う窮地に追いこまれていた。3カ月以内に結婚すること、それが亡父の示した相続条件だった。刻限まであとわずか。このままでは路頭に迷うことになる……。そこへ突然、亡父と因縁のあるイタリア富豪アンドレアが現れ、驚きの提案をする。6カ月間だけ名目上の夫婦にならないかと。十代のころ彼に拒絶された苦い過去があるイジーは躊躇した。愛のない結婚なんてあまりに悲しすぎるわ。でも断れば、すべてを失ってしまう。彼女は承諾するほかなかった。ふたたび“偽りの夫”に恋してしまう危険に怯えながら。 ■亡くなった兄とつねに比較され、父親から愛されずに育ったヒロイン。温かい家庭に憧れ、思いがけずかつての想い人と結婚することになったのに、またしてもそこに愛はなく……。実力派メラニー・ミルバーンが描く、王道の便宜結婚の物語をお楽しみください。
  • 愛なき富豪と夢見る花嫁
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    目もくらむほどの恋をした。小さな命を授かった。 おとぎ話のようにロマンチックな結婚を夢見るエミリーは、ひと月前、親友の結婚式で出会ったばかりの大富豪ルーカスと熱に浮かされたように激しく甘美な一夜を過ごした。そして今、すべて陽性の妊娠検査薬7本を前に途方に暮れている。恋に落ちたのは私だけ。彼は連絡先も教えてくれなかった……。そのとき突然、着信音が鳴り響いた。電話の主はルーカスだった。エミリーは事実を告げられないまま食事の誘いに応じるが、予定より早く迎えに来た彼に妊娠検査薬を見られてしまう。彼は超然とした態度で言った。「期間限定で結婚しよう」 ■愛情のかけらもない求婚を一度は断るエミリーでしたが、巧みな説得に負けて便宜結婚を承諾します。ギリシアの島で甘やかな時を過ごすうち、彼の優しさと辛い過去に触れたエミリーは切ない恋に苦悩して……。陰のあるプレイボーイ富豪の魅力をご堪能ください!
  • 庭師の娘の恋わずらい
    -
    愛を捧げて拒まれた16歳の夜。だが、心の痛手はそれだけではなかった。 レーヴェンズデール家の庭師の娘ジャズは、幼くして親に捨てられ、以来一家の子供たちと一緒に育てられた。屋敷の主人夫妻は優しかったが、それでも彼女は早く大人になり、結婚して、自分の本当の家庭を持つことを夢見ていた。ところが23歳になった今も、夫候補は現れていない。理由はわかっているわ。心の奥にジェイクが居座っているからよ。ジェイク・レーヴェンズデール──ジャズは16歳のとき、年上の彼に一途な愛を捧げようとして手酷く拒絶されたのだった。彼への想いを封印するため、彼女はある秘策を考えつくが……。■数多の美男美女、天才奇才を輩出してきた名門一族レーヴェンズデール家に巻き起こるロマンスを描く、メラニー・ミルバーンの関連作シリーズ。『博士の密やかな誘惑』、『眠り姫の目覚め』に次ぐ最新作をお贈りします。ジャズの想いは実るのでしょうか?
  • 眠り姫の目覚め
    3.0
    年上の彼によみがえる熱い想い。でもあの日の約束が邪魔をして……。 有名人の家族がいるせいでマスコミから四六時中つけ狙われ、ミランダは疲れ果てていた。そんな彼女を見かねてか、兄の親友でミランダの憧れの人、レアンドロが訪ねてきた。南仏の壮麗な屋敷と絵画や骨董品を相続したばかりの彼は、美術に造詣の深いミランダに遺品の整理を手伝ってほしいという。救いの手を差し伸べてくれたレアンドロの優しさに感謝しつつ、海辺の屋敷でふたりきりの親密な時間を過ごし始めたミランダは、自分の中に彼への深い愛情が育っていることに気づき動揺する。絶対だめよ。16歳で交わしたあの約束を破ることはできないわ。 ■兄の親友レアンドロと南仏で過ごすうちに、彼がずっと隠してきた心の傷に触れ、みずからの心の傷もさらけ出すことになったミランダ。過去に縛られ止まった彼女の時間は動き出すのでしょうか?
  • 博士の密やかな誘惑
    3.0
    大富豪博士と反抗的な家政婦見習い──反発するほどに惹かれ合う愛。 ジュリアス・レーヴェンズデールは堅実な人生を歩んできた。世間の耳目を集める名門一族の御曹司で会社経営もこなす傍ら、本来の天体物理学者としての研究にも余念がない。だがそんな多忙ながらも優雅な生活は、ある日を境に一変する。家政婦見習いのホリーが来てからだ。いや、見習いと呼べるのか?彼女は「家事は大嫌い」と言い放ってジュリアスを唖然とさせ、家政婦の手伝いもせずに、勝手に庭のプールで泳ぐ始末なのだ。このまま見過ごしてはホリーのためにもならない。怒った彼は彼女に迫るが、それが予想外の反応を引き起こし……。■幼い頃に実父を亡くし、継父からの暴力に晒されて成長したホリー。不幸にも実母が自死したあと、自暴自棄なった彼女は……。ジュリアスとの出会いでホリーが変わっていく過程に心が揺さぶられます。
  • ホテル王の非情な求愛
    -
    彼をボスとは呼べない。かつて私の純潔を奪った放蕩者を。 大切なものを失うのはこれで二度目だ。イザベルの心は折れかけていた。また彼に奪われるの?スペンサー・チャッツフィールド──ホテル王一族の息子で、女性の噂が絶えない彼に、イザベルは身も心も捧げた。だがすぐに弄ばれただけだと気づき、自ら別れを告げたのだ。彼の子を身ごもっていたというのに……。あれから10年。父のホテルを継承するというイザベルの夢を、スペンサーはやすやすと横取りしていった。しかも彼が新しいボス。その命令に背くことは許されない……。 ■元恋人で、宿敵一族の御曹司であるヒーローへの憎しみと、消しがたい情熱との狭間で揺れ動くヒロインの心情をメラニー・ミルバーンが描きます。
  • シークの愛した客室係 ホテル・チャッツフィールド I
    4.0
    天涯孤独の身となった彼女の前に、 本物の王子様が現れた。 亡くなった母の最後の手紙を読み、リヤは衝撃を受けた。彼女の実の父親はホテル王ジーン・チャッツフィールドだという。偶然にも〈チャッツフィールド・ロンドン〉では、母の故郷である砂漠の国の皇太子サイードの宿泊を控え、イスラム文化に通じた客室係を求めていて、同系列のホテルの勤務経験があるリヤに白羽の矢が立った。父との対面を夢見て、すぐに働きだしたリヤだったが、思わぬ事態に遭遇してショックを受ける。偶然、エレベーターで出くわした皇太子にいきなり腕をつかまれ、中へ引っ張り込まれたのだ! 二人きりの空間は熱を帯びて……。■超一流ホテル〈ザ・チャッツフィールド〉の経営者一族をめぐる華麗なるロマンスを、8作連続でお届けします。豪華作家陣の競作でお贈りする読み応え満点のシリーズをどうぞお楽しみに!
  • 白馬の騎士の誘惑
    4.0
    彼は名うてのプレイボーイ。でも、私にだけは指一本触れない。 デイジーはぼんやりと目を覚ました。そこは彼女が滞在しているホテルの部屋ではなく、豪華なスイートルームの寝室だった。シャンデリアがきらめき、何もつけていない体を覆う上掛けは、信じられないほど滑らかで──何もつけていない? いったいどういうこと?頭ががんがんして、まったく思い出せない。ふいに寝室のドアが開いて、彼女はあわてて胸を隠した。ルイス・ヴァルケス! 突如、デイジーの脳裏に記憶がよみがえる。昨夜、プレイボーイの彼に誘惑され、ダンスを迫られたけれど、きっぱりと拒絶したはず。なのに、なぜ私は彼のベッドにいるの? ■R-3069『大富豪と裏切りの薔薇』の関連作です。タイトルの“白馬の騎士”は果たして何を意味しているのか……?そして、堅物の女教師デイジーの華麗な変身にも注目です!
  • 大富豪と裏切りの薔薇
    4.0
    互いに欲しいものを手にするための結婚。だけど、もしそれ以上を望んだら? テディは夫になったばかりのアレハンドロとともに、アルゼンチンへと向かう自家用ジェット機の中にいた。亡き父の理不尽な遺言状さえなければ、こうはならなかった。父はテディが屋敷を相続する条件に結婚を義務づけ、その相手にアレハンドロを指名していたのだ。アレハンドロは南米で一、二を争う辣腕実業家で非情なプレイボーイ。彼は結婚によってテディの父親にかつて奪われた土地を取り戻せる。テディは半年で別れる約束で、期限つきの結婚に同意した。イギリスの田舎育ちの娘など彼には問題外。でも望みを叶えたければ、この人と6カ月暮らすしかない。それがどんなにつらい責め苦でも……。 ■女性なら誰もが虜になる、プレイボーイの美形大富豪との便宜結婚は、やがて情熱的な本物の結婚へ……。
  • あなたに捧げる愛の詩
    -
    その昔、私は彼を不幸の淵に追いやった。なのに、まだ彼のキスを焦がれる。 悲惨な境遇で、家族などないも同然だったアイーシャ。そんな彼女を拾ってくれたのが、ルイーズという裕福な婦人だった。婦人の浮気性の夫のせいでそこも居づらくなり、一度は彼女のもとを離れるが、再びルイーズの所有するスコットランドの屋敷に身を寄せた。そこで、今は実業家となった息子のジェームズと再会するはめに。「ここであばずれが何をしているんだ?」ジェームズにとっては、アイーシャは両親の離婚の一因となった憎い女だった。なのに一目見て彼はアイーシャから目が離せなくなった。ただの妖婦としては魅力的すぎる――美しい瞳の奥に沈む憂いの理由を何が何でも知りたいと思わせるほどに。■孤独な生い立ちのアイーシャを悪い女と決めつけながらも、惹かれていくジェームズ。いつしか彼はアイーシャの虚勢を見破り、心の奥に隠れていた傷つきやすい少女を救い出そうとします。おとなの男性の包容力、忍耐強さ、深い愛情に感動してください!
  • 彼がダイヤを贈るとき カッファレッリ家の祝祭 I
    -
    傲慢きわまりない彼にはわからない── お金では決して買えないものがあることを。 ティールームに入ってきた男性をひと目見て、 ポピーの胸は高鳴った。なんてゴージャスなの! だが、ほどなく彼の素性に気づいた彼女は自分を戒めた。 ラフェ・カッファレッリ──祖母が遺してくれた大切な屋敷を、 桁外れの財力をちらつかせて私から取りあげようとする傲慢な男。 彼に少しでも隙をみせたが最後、きっと心までも奪われてしまうわ。 だがある晩、田園地帯を激しい嵐と雷雨が襲い、 倒木に突き破られて、ポピーの屋敷の屋根が損壊してしまう。 呆然とする彼女のもとに真っ先に駆けつけたのは、ラフェだった。 初めて見る彼の真剣なまなざしに、ポピーの心は激しく揺れて……。■イタリア名門一族カッファレッリ家の華麗なる3兄弟──ラフェ、 ラウル、レミー。彼らが真の愛を見つけるまでを描く3部作 〈カッファレッリ家の祝祭〉をお贈りします。

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  • 外せない婚約指輪
    -
    小学校教師のイライザは旅先のローマで実業家レオと出会った。ふたりは急速に惹かれ合い、3週間後、彼は彼女に求婚する。ところが、イライザの返事は意外なものだった。婚約者がいるから結婚はできないと、彼の申し出を拒んだのだ。あれから4年、レオは二度と私の顔など見たくもないはず。そう考えていたイライザは、彼の突然の訪問に驚愕した。妻を亡くした彼は幼い娘の養育のためにナニーを探しており、教師のイライザなら適任だと考えて、その役を頼みたいという。戸惑う彼女の脳裏に、介護を続けている元恋人の姿が浮かんだ。婚約解消はできない。たとえ心がレオを求めているとしても。

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  • 愛に飢えた相続人
    -
    母に捨てられ、裕福だが冷たい父のもとで育ったベラは父が1人の不良少年を引き取った日から、さらに孤独になった。エドアルド――父の愛をひとりじめにした兄のような存在、そして、16歳のとき、1度だけ熱いキスを求めた相手。故郷を離れて何年も経ち、温和な恋人との結婚を考え始めた今、ベラは帰郷し、大実業家となったエドアルドと再会した。彼は父の死後に館を継ぎ、ベラの財産までも管理しているのだ。結婚の話を切り出すと、彼は軽蔑と欲望の入りまじった目を向け、そんなことは後見人の僕が許可しない、ときっぱり告げた。その時ベラは思い知った。私は身も心も、彼に囚われているのだと。■イタリア人の血を引くエドアルドの燃えたぎる情熱は、ベラが否定し続けた想いに一気に火をつけて……。セクシーな描写と胸を打つクライマックスでファンを魅了する、M・ミルバーンの新作です。

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  • 妻という名の代償
    -
    弟が最高級ホテルで問題を起こし、ナタリーは目の前が真っ暗になった。そのホテルのオーナー、アンジェロとはかつて恋人同士だったからだ。5年前、ナタリーが彼のもとを去ったのにはわけがあった。自分には結婚する資格がないと信じていたのだ――7歳の夏に起きた、あの恐ろしい出来事のせいで。結婚を望む彼と別れるには、別の男性と関係したと嘘をつくほかなかった。そしていま、弟を助けるためにアンジェロと再会したナタリーは、彼から浴びせられる侮辱の数々に身を震わせた。でも、憎まれても当然ね。耐えきれずきびすを返そうとした瞬間、彼の口から出た言葉におののいた。「弟を救いたければ、代償として僕の妻になるんだ」

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  • 二百万ドルの情事 スキャンダラスな姉妹 I
    4.0
    ジゼルはある日、自分の店に現れた男性を見て息が止まりそうになった。エミリオ! 2年前、2人が結婚式を控えた直前、ジゼルとおぼしき女性のあらわなセックス映像が世間に出まわり、スキャンダルを嫌った彼は一方的に私を捨てたのだ。もう顔も見たくないのに、いったいなんの用なのだろう?どうにかその場では追い払ったものの、翌朝、店の立ち退きを迫られ、ジゼルはその黒幕がエミリオだと知る。思わず彼のもとに押しかけ、怒りをぶつけたジゼルに彼は静かに告げた。イタリアで1カ月、一緒に過ごしてくれれば100万ドルを払おう、と。わけがわからないながらも、せめて彼を困らせたくてジゼルは同意した。「いいわ。ただし報酬は200万ドルよ」■いつも情熱的でセクシーなストーリーを届けてくれるメラニー・ミルバーンの2部作のミニシリーズ1作目です。存在も知らなかった双子の姉妹それぞれの波乱に満ちたラブストーリーです。
  • 急ぎすぎた別れ
    3.5
    夫のアントニオのもとを去り、イタリアからシドニーに戻って5年。クレアは前を向いて生きていくためについに離婚を決意した。ワーキングホリデーでイタリアに行き、美容師として働いていたとき、彼女は若き外科医のアントニオと出会い、思わぬ妊娠によって結婚した。ところがその子供を死産して以来、2人の仲は冷えきり、結婚生活はわずか1年しか続かなかった。そのときにすべて終わったと思っていたのに……。弁護士を通した離婚の申し立てにアントニオは応じず、直接会って話し合いたいと要求してきた。クレアはそれを恐れた。彼と会ったら自分がどうなるかわからなかったから。■『悲しい誤解』のスピンオフ作品をお届けします。前作のヒーローだったマリオの兄で、優秀な形成外科医アントニオのせつないラブストーリーです。
  • 偽りの恋の報酬
    3.0
    炎天下、レイチェルは豪華な別荘のインターホンを鳴らした。どうしてもアレッサンドロに会わなければならない。はるばるイタリアまで来たのに、会社の資金繰りはうまくいかなかった。邪魔をしているのが彼なのはわかっている。しかし、アレッサンドロからはすげなく門前払いを食らわされ、レイチェルの視界は涙でかすみ、頭痛はますますひどくなった。それもこれも、すべては5年前の身勝手だった私への復讐なのだ。あのとき父親を喜ばせたかった私は愛よりもお金を選び、プロポーズしてくれたアレッサンドロの目の前で別の人と婚約した──生涯でただ一人、“愛している”と言ってくれた彼を拒絶して。■イタリアのポジタノから始まる激しい復讐のストーリーをメラニー・ミルバーンが華麗に描きます。
  • 愛人と呼ばれても
    4.0
    19歳のニッキにはどうしても大金が必要だった。だから、ふたまわりも年上の雇主ジョゼフとの結婚を決めた――結婚前にわずか1週間の猶予をもらって。そして、たまたま出会った野心あふれる青年マッシモと身も心もとろけそうに甘く幸福なひとときを過ごし、1週間後、あまりにもみじめな結婚式を挙げた。だが、それ以上に過酷な運命がニッキを待っていた。式に現れたジョゼフの継子はなんとマッシモだったのだ。「この恨みは必ず晴らす」愛する人の憎悪の言葉は彼女を打ちのめす。それから5年後、ジョゼフの葬儀で二人は再会を果たしたが……。■メラニー・ミルバーンが、イタリア人ヒーローの復讐の物語を描きます。本当は愛し合う二人の葛藤する姿がせつないストーリーです。
  • 愛と憎しみのあいだ サバティーニ家の恋物語 I
    3.0
    バレリーナの夢をあきらめ、ダンススタジオで教えるブロンテ。夢を断念したのは、2年前、恋人ルカに一方的に別れを告げられ、そのうえ妊娠していることに気づいたからだった。ルカはイタリアの名門サバティーニ家の次男だ。身分違いの恋と承知していたが、あふれる思いはとめられず、すべてを捧げた矢先、彼はブロンテの前からいきなり姿を消したのだ。その彼が突然スタジオに現れ、強引にブロンテを食事に誘った。いまさらなに? 訝る彼女に、ルカはスタジオを買収したと告げる。「僕の誘いに応じるか、仕事を失うかだ」ブロンテは唖然とした。もちろん、彼に捨てられた驚くべき理由など知るよしもなく。■イタリアの名家の3人の兄弟たちの恋愛模様を描くミニシリーズ〈サバティーニ家の恋物語〉を今月から3カ月連続で刊行いたします。富豪でありながら孤独なヒーローたちの物語です。
  • 忘れられぬ抱擁
    3.5
    わたしの名前はエミリア・メレンデス?ロンドンで事故に遭い、昏睡から覚めた彼女を待っていたのは二年間の記憶の空白と、自分のものとは思えない人生だった。ベッドの傍らで彼女を見つめるセクシーな男性は夫だという。ハビエルと名乗るスペイン人の彼にまったく見覚えはないのに、その男らしさにエミリアは激しく心を揺さぶられた。彼の自家用機で自宅のあるセビーリャへ飛ぶと、豪華な屋敷には確かに彼女の痕跡があるが、腑に落ちない点も多い。刺々しい使用人に、違和感をおぼえるほど裕福な暮らし。そして今夜からこのベッドで、他人同然の夫と眠るのだ……。
  • 取り違えられた花嫁
    3.5
    ニーナのもとを、ある日、ゴージャスな男性が訪ねてきた。大富豪マルチェッロ家の長男マルク! ああ、ついに彼がやってきた。数カ月前、双子の妹が未婚のままマルクの弟アンドレの子を産んだ。お金目当てだったが、アンドレは親子鑑定も拒んだまま事故死した。育児を放棄した妹に代わって、ニーナが姪を育てることにしたのだ。妹は、腹立ちまぎれにマルチェッロ家に写真を送りつけたらしく、それを見て、マルクはアンドレの子だと確信したのだという。「君のように素行の悪い女に僕の姪を任せるわけにはいかない」私を妹と間違えているのね。でも、事実を話せば姪を奪われてしまう。妹のふりを続けるニーナに、マルクは驚くような提案をした。
  • 涙がこぼれるその前に
    4.0
    エイミーはロンドンで小さなべーカリーを営んでいる。今は、結婚式を間近に控えた親友からウエディングケーキ作りを頼まれ、花嫁の付添人を務めることもあって、式の準備で忙しく過ごしている。そんなとき、彼女を助けるために、一人の男性が店にやってきた。ニューヨークから来た花嫁の兄――ジャレド・ショーだ。ハンサムで長身の、鍛えられた肉体を持つ完璧な男性に、エイミーの心はときめいた。でも、彼はどうせ手の届かない相手。不動産会社を経営するやり手の実業家が、私に興味など持つはずがない。エイミーは誰にも見せずに隠してきた胸の傷跡に、そっと手をあてた。まだ人を愛することにどうしても臆病になってしまう、かつて銃で撃たれた苦い記憶をとどめる傷跡に……。■イギリスから日本デビューを飾った期待の新人作家、ニーナ・ハリントンの作品を、今月から三カ月連続でお届けします。ウイットのきいた心温まるロマンスをぜひお楽しみください。
  • 愛人の値段
    3.0
    夫を亡くしたエヴァは、弁護士の話に呆然とした。すべての財産を取られたうえに、莫大な借金があるというのだ。夫を破滅させた相手マークを、彼女はよく知っていた。その原因が自分にあることも。五年前、二人は恋人同士だったが、やむをえぬ事情からエヴァはマークのもとを去り、別の男性と形だけの結婚をした。その結果、彼を破産一歩手前まで追いこんでしまったのだ。今、マークはドア一枚隔てた向こうで、エヴァを待っている。これからどうなるのか、エヴァはわかっているつもりだった。けれど、彼の残酷な要求は想像をはるかに超えていた。
  • 復讐という名の愛
    -
    巨万の富を誇る名門マーサー家に十年ぶりに現れたケインは、すっかり洗練され、傲慢さを漂わせる男性になっていた。いまごろ、何をしに来たのだろう?ブライオニーは、使用人の息子だった彼の訪問に戸惑うと同時に、その目に宿る邪悪な光を認めておびえた。ケインは、マーサー家の財産はいまや自分のもので、犯罪行為に手を染めていた両親を刑務所送りにされたくなければ、彼の妻になれと言う。驚きのあまりブライオニーは絶句し、ケインの口もとを見つめた。そこに残る傷跡こそ、彼への愛と憎しみの原点だった。
  • 罪と罰と小さな秘密 ダイヤモンドの迷宮 VI
    4.0
    キャシーは六年ぶりにかつての恋人セバスチャンと再会した。しかし、今の二人はあまりにかけ離れた存在だった。キャシーは父親を殺害した罪で投獄され、今は仮釈放中の身。セバスチャンはまもなく即位を控えるアリスト王国の皇太子だ。仮釈放期間が過ぎたら、彼女は国を去る覚悟だった。セバスチャンには知られたくない秘密があるのだ。もしこの秘密が漏れたら、彼の立場が危うくなるばかりか、国中を揺るがす騒動に発展してしまう……。だが、キャシーに裏切られたと思いこんでいるセバスチャンは、復讐のため、彼女にもう一度近づこうと決意を固めていた。■人気シリーズ〈ダイヤモンドの迷宮〉もいよいよ佳境の第6話です。8月刊第7話はナタリー・アンダーソン、そして9月刊最終話には実力派作家キャロル・マリネッリが登場します。お楽しみに!
  • 別れの日まで愛して
    3.0
    付き添い看護師として大富豪の主人の最期を看取ったエマに、驚愕の知らせがもたらされた。遺言により、故人が所有する不動産の半分がエマに遺贈されたという。ただし、父親と疎遠になっている息子のラファエルと結婚し、一年以上継続することが条件だ。数日後、ラファエルが訪ねてきて、いきなりエマをなじった。「父のベッドに忍びこんで、ひと儲け企んだわけか」エマがいくら否定しても、彼はまったく聞く耳を持たず、心底エマを軽蔑しているようだ。こんな男性と結婚生活を続けるなんて、可能だろうか。
  • 危険な恋の記憶
    -
    仕事から帰宅したアシュリーを迎えた母の様子が、いつもと違う。「アシュリー……彼が訪ねてきたの」声に緊張がにじんでいる。彼とは、ジェイク・マリオット。かつてアシュリーが愛した男性だ。結婚や家族のあり方を否定する彼に妊娠したと告げられなくて、アシュリーは彼と別れ、ひとり故郷に帰った。四年半がたち、目下アシュリーは勤め先のオーナーと婚約中だ。ジェイクに今の生活を乱されたくない。ところが彼はまたつき合いたいと言い、アシュリーが婚約しているとはねつけても、動じる気配もなく言い放つ。「まだ結婚したわけじゃない」
  • 瞳に宿る思い
    5.0
    アレグラは病院で麻酔科医として忙しく働くなか、彼女独自の研究を日々、進めている。マッサージや音楽、霊気、ハーブの香りなどを利用して、昏睡状態にある患者を覚醒させるプロジェクトだ。ところが集中治療外傷部の新任部長ジョエルから、君がしているのは科学的な研究ではない、と決めつけられ、一カ月で成果を出せなければ研究を打ち切るよう、宣告される。しかも、病院の最高経営責任者とのあらぬ仲まで疑って……。素顔の彼は評判どおりの魅力的な男性なのに。そんな折、昏睡状態の少年が入院し、二人は新たな緊張関係に。
  • 情熱の残り火
    -
    スカーレットは友人と共同で事務所を経営する室内装飾家。最近は財務状況が悪化して、経営が苦しかった。そんなとき、高額の報酬を約束する大きな契約が舞い込んでくる。だが、その顧客と対面したスカーレットは愕然とした。アレッサンドロ・マルチアノだったからだ。億万長者のホテル経営者にして彼女のかつての恋人で、いわれのない非難を受け、屈辱的な別れ方をした相手。彼は今も私を金めあての女と決めつけ、さげすんでいる。契約をちらつかせれば、私がベッドに戻ってくると思ってるのだ。「そうとも、僕は君を買えると思っている。それも簡単にね」
  • くちなしは誘惑の香り
    -
    キーラとパトリツィオは一目で恋に落ち、結婚した。そしてわずか一年後、破局を迎えた。原因はキーラの浮気だ。もっとも、彼女はその一夜のことはまるで記憶にない。覚えているのは、翌朝夫に激しく罵倒されたことだけ。離婚手続きを進めているうちに、状況が変わった。キーラの弟とパトリツィオの甥が大喧嘩し、放校寸前だというのだ。二人のためにとパトリツィオに偽装復縁を持ちかけられたキーラは、彼の愛を取り戻すチャンスだと、その提案を受け入れる。しかし、そんな彼女にパトリツィオは冷然と言い放った。「あいにくだが、君にはもはや憎しみしか感じない」
  • 罪つくりな遺言
    -
    ヘイリーが経営しているエステサロンに、思いがけない客が訪れた。親同士が再婚したせいで、かつては義理の兄だったジャスパーだ。魅力的な男性ではあっても、長いことヘイリーは彼を憎んできた。十代のころ、キスをせがんではねつけられた屈辱は今も忘れていない。三年ぶりに会った彼は、ヘイリーの店の大家になったと宣告し、店を追い出されたくなければ妻になるよう迫った。実は最近亡くなったジャスパーの父が、二人が結婚しなければ、広大な屋敷を彼に相続させないと遺言していたのだ。こんな理不尽な申し出を受けられるわけがない。だいいち、私は婚約したところなのよ!
  • 盗まれたのは心
    -
    シャーロットはシドニーにある美術館の学芸員。自ら企画したギリシア彫刻展を成功させようと奔走していた。なのに、よりによって最大のスポンサーである財団の代表が、ギリシア人の実業家で億万長者のデイモンだんて!デイモンはかつて彼女に愛の手ほどきをしてくれた恋人だった。だがほどなく、身に覚えのないことで責められ、別れたのだ。美術館主催のパーティの夜、四年ぶりに二人は再会する。家で待つ、彼にそっくりな目をした娘のことだけは、なんとしても隠さなければ――不安に震える彼女の緊張をよそに、デイモンは金が欲しければ彼の愛人になれと迫った。
  • ドクターはプリンス
    -
    看護師のアメーリアは近道をするため、隣家の裏庭のフェンスを乗り越えようとしていばらの枝にスカートをひっかけ、身動きがとれなくなった。それを見つけたのが隣家に越してきたばかりのアレックスだった。アメーリアは彼の目の前でフェンスから落ち、たくましい彼の腕に抱きとめられた。最悪の恥ずかしい対面のあと、アメーリアは彼が国王の手術のためニローリに招かれた心臓外科医で、アメリアの勤務する病院でも働くと知る。男性にはかかわるまいと決めたのに、アメーリアの心は揺れた。★身分違いだけでなく、アメーリアがアレックスを愛してはいけない悲しい事情が作品中で明らかになります。★
  • 書きかえたい過去
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    「でも、結婚してくれなかったら困るわ!」ジェマは動揺した。六日後の誕生日までに結婚しなければ、ジェマに父の遺産は入らない。なのに、お金を渡して形ばかりの夫になるはずだったマイケルが、やっぱりそんなことはできないと言いだしたのだ。名門ホテルのオーナーだった父の遺産は、継母のものになってしまう。だがマイケルが去っていった直後、意外な人物がジェマを訪ねてきた。十年前にホテルで働いていたイタリア人のアンドレアスだ。ジェマがさんざん笑いものにしたあげく、仕事も奪った若者……。今は高級ホテルを世界各国に所有する彼は、ジェマの話を聞き、なぜか彼女を救おうと申し出た――彼の子を産むという条件で。

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