山田さんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
悪くはなかったよ
最終巻。ヤンデレ幼馴染がラスボスに寝取られる展開は正直なくてもよかったかなと。いやNTR展開自体はいいんですけど、始末の付け方が微妙でした。この主人公ならえっちなキスをしまくって寝取り返すくらいはして欲しかったです。
まあでもラスボスをキスしまくって倒すのはよかったです。最後はみんなで仲良くキスして終わり。展開自体は良かったですが、やけにあっさりしていたのが残念でした。最終巻なんですから2巻みたいなえちえちなキスシーンを大量投入して欲しかった気持ちがあります。というわけでただれた後日談をぜひ見てみたい、そう思える作品でした。betock先生の次回作に多大な期待をよせずにはいられません。 -
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購入済み
いいところとびみょうなところ
ジャンヌはまだ謎が多いですが、吸血のシーンであったり本人の可愛さが非常に刺さります。ヴァニタスとジャンヌの絡みはもっと見ていきたいですね。
ただノエに対してさほど思い入れがないので、悲惨な過去!とかやられてもあまり腑に落ちる感じとかはないですね。こういうのって、もっとヴァニタスとノエの関係ができたり、物語が進んだあたりでやるべきでは?と思いました。
ドミニクもあまり好きになれてないので、ノエ周りはやっぱり描写がもっとしっかりしていないと十分楽しめない感じでしょうか。
救いとは何か。何もできなかった側の人間が、理由はどうあれ救いの手を差し伸べようとしている人間を非難するのもあまり気持ちのい -
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購入済み
バランスがいい
婚約破棄のなろう系作品は往々にして主人公を好きになれないというパターンが結構ある印象です。
ゲーム世界なら原作知識を使ってなりたい放題やるし、無自覚系はまた私何かやっちゃいました?で行動に芯がないのに結果だけ得て周りから賞賛を受けるのが癪に障るからです。
この作品はその辺の扱いがうまく、やりたい放題やるのは取り憑いた方で、主人公は至って普通。だからかどちらにもヘイトは向かないのはいいバランスです。
あとこの作品に求めるものがあるとしたら、主人公2人がお互いに関わり合うことで成長することでしょうか。今はこのままでも十分面白いですが、ずっとこのままでは面白さも失速するのが見えます。 -
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購入済み
あぁ…
成田先生がずっとおまけページで言っていた「ジグはあくまで語り手」「トロマが主人公」という部分が如実に現れた第3巻でした。実はジグは最初から狂っていた。トロマは空虚だった。この空虚さがトロマを主人公と感じ辛い要因だったかな、と思います。最初に示された通りのマニュアル人間。彼は依頼されたことをただやっていただけ。そうわかったとき彼への関心がすっと薄くなるのを感じました。描き方の問題と連載期間の短さゆえの問題ですが、最後まで読むとトロマの魅力が微妙です。2巻までなら良いキャラだと感じられたのですが。
最後まで運命に振り回されていた救いようのないジグはあまりにお労しい最後でしたが、悲劇の主人公という意 -
購入済み
vs V&V
1巻では独自の価値観で動くのが頼もしかったトロマさんが商売敵に。ジグが語り手ではありますが個人的にはアリスさんの動きがとてもよかったです。序章での語り手だった彼女がV&Vで丸くなったかと思いきや、吸血鬼スタイルになった途端好戦的な口調になるのはなんか良いです。戦闘が終わり元のスーツ姿に戻っただけなのになぜかドキドキしてしまう自分がいました。
彼女のやるせなさ、葛藤であったり復讐を誓った過去が次巻では明かされそうですね。
序盤で張った伏線が少しずつ、そして巧妙に回収されるのもこの作品の面白いところですね。
ジグにライカ、コルトと、機兵学舎メンバーは結構良い味出してます。マスターの正 -
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傑作
成田良悟先生が原作を務める漫画作品。
成田先生といえば電撃文庫から「デュラララ!!」「バッカーノ!」「Fate / strange Fake」など、集英社からはノベライズシリーズ「BLEACH」を出版されている大物作家。そんな成田先生が描く本作も面白くない訳がなく、非常に重厚なファンタジー作品となっています。作画の天野先生も「アナノムジナ」などでご活躍され、美麗な絵が素晴らしいの一言に尽きます。
ジャンプVSの読切版から拝見して、連載当時は毎週楽しみながら読ませていただいてました。ふと成田先生の作品を読んでいる時にこの作品のことを思い出し、今になって電子版を購入。当時感じた面白さ以上に面白か -
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時を重ねることのよさ
いつもながら心温まる話を楽しませていただきました。
今回は特に佳乃子、平伍、富紀さんのお話が好きです。
和にくっついて京都に来たも同然な佳乃子が、華風園で一仕事を達成する話。周りの人たちの良い人ぶりもあって、いい環境に身を置いたんだなぁと思わされます。和ありきの京都が、彼女にとって一つの居場所になったんだと。もう彼女は1人でも大丈夫だと言われたような気がしました。もちろんそこに和がいればもっといいんでしょうが。そんな中、草摩先生が完全に…。締め方といい、人間関係に一悶着ありそうでした。
平伍は政さんとの過去話。銀杏の話はためになりましたし、親父さんにも子どもの頃があったんだなぁと当然のこ