山口透析鉄さんのレビュー一覧
レビュアー
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本格的な登山まんがですね
国内の山(いわゆる日本アルプス周辺が多い)で、遭難する登山者を救助する民間ボランティアと連携して活動している長野県北部の警察機構の話で、登山者は連作形式で次々と出てきますね。
なぜ山に登るんですか?と訊かれ、「そこに山があるからだ」との名言で答えたジョージ・マロリー、本来これは世界最高峰のエベレスト山(中国語でチョロランマ、ネパール語でサガルマータ)についての言葉だったらしいのですが、今となってはこれ、一般化した名言にしても良いと思いますね。
主人公の三歩氏は普段はのんびりマイペースっぽいんですが、ヒマラヤやアンデス等でも登山の腕を鍛え、北米でも同様の仕事をしていたようです。
彼が救助する時の -
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星野君は直球ばかりですね
名前は存じ上げていましたが、とよ田みのる氏の作品は初読です。
投稿作、読み切り作が冒頭に来ていて、そこから月刊誌の連載が始まっています。
さすがに初連載時の絵柄はまだ荒いので、巻末の描き下ろし部分とは差がありますが、作風、概ね早くから出来上がっていたようですね。
星野君がとにかくストレートで、お相手の根岸さんに、かなり積極的でかつ率直な言い方をするので、彼女も悪い気はしなかったのでしょうね。
いつでも挿入したいです、とまで言っていたのは歳相応な性少年っぽかったですし、雰囲気、かなり良かったですね。 -
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罪深い人魚姫ですね^ ^;
人魚姫、エラ姫が釣られた仲間を弔うため、喪服を着て人間界に行くものの、毎度のお魚料理に舌鼓を打って美味しそうにしているという、罰当たりなコメディ作品ですね。
パロディネタも割と出てきますね。某タレント議員っぽい発言までサービスしていましたしね。
美味しい時の表現とか、割と分かりやすいです。
人間の姿になったエラ姫、喪服も色っぽくてお綺麗です良いですよ。
まぁこれも気楽に読める作品ですね。 -
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現代の影武者計画
著者のあとがき、最後に読み、納得する部分はありました。
巻末に出てくるエピソードが、ことの発端でしたね。
連作集といった趣で、極秘計画で人生をリセットした登場人物は2名。いずれもかなり不幸な生い立ちで、とく女の子はルッキズムの餌食になりやすい世の中でしょうしね。
因果応報的な話でもあり、結末もやはりハッピーエンドにはなりませんね。最初の女性も、DV夫(おそらく最初の妻は彼が暴行死させている)の餌食にされ……これどういう結末を迎える作品なのでしょうかね?
機会があったら続きも読みたいですね。 -
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新たなる登場人物も…
島で流れている時間は相変わらずゆっくりのようですが、ナツコ姉さんのお店(民宿でもある)に現れた長期滞在の泊まり客、沢田先生、サキさんを高校生の頃にオモチャのように弄びつつ、一線はこえないまま色々と調教していたようですね。
サキ先生、そういう男からも逃げる意図もあって、この島に赴任したのでしょうかね。
ユキオ君と船上デートしたり魚を釣ったりもしていますが、沢田先生には手でイカされるので……ナツコさんも実際は性癖、ちょっと拗らせているっぽいです。
教え子との秘密の関係、が連鎖していたんですね。 -
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のんびりした島の生活です
長崎県あたりかな?と思っていたら、作者あとがきによれば、モデルにした島は愛知県の佐久島らしいです。ただ、実際はこの島には高校、ないようですね。
赴任してきたサキ先生(例によって彼女も若くてスタイルも良く、お綺麗な雰囲気)とばったり遭遇した漁師も家で働いているユキオ君、服を脱いでトップレス状態の先生を見たりしていたからか、割とすぐ惚れちゃったっぽいですね。成り行きで一緒にお風呂に入ったりしていますし。
ユキオ君が自慰中に再訪したりで、割とすぐ、かなり親密な関係になりますが、このサキさんも実際は男性経験がなく、いざユキオ君に迫られてしまうと泣きだしてしまうので……でもお胸を湯船の中で背中に押し -
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激しいまんが作品ですね
吉田松陰の生い立ち、養子に出されたり、当時だと幼名や通称等々もあってちょっと幕末の知識、ないと読めなさそうですが、巻末のあとがきとかを読めば家系図等も出ていて、読者の一助にはなりますね。
フィクションのまんが作品としての画力、作風にマッチしていて悪くはないです。参考文献も巻末に出ていましたが、かなり調べないと描けないでしょうからね。
まぁ幼少時の主人公、しばしばシゴキで鉄拳制裁を受けたりで、その辺は嫌悪感をいだく読者、いるでしょうね。
ただ、それでも必死に学んだから松下村塾を継げたんでしょうし。
歴史物で知識があれば結末は分かっている(吉田松陰も若くして斬首されるし、伊藤博文も暗殺され -