あらすじ
達也の元に届いた九島光宜からの挑戦状。パラサイトを制御下に置くだけにとどまらず、かつて達也を苦しめた周公瑾の知識も獲得した光宜は、病身という唯一の欠点すら克服し、日本へ戻ってきた。
彼の狙いはただ一つ。愛する少女・水波の救済。
一方、水波を救いたいと願う達也と深雪の気持ちもまた光宜と同じだった。しかし、両者の信念の違いから、激突は避けられそうになかった。
名実ともに『最強の魔法師』となった達也と、人外と亡霊の力を宿した『最強の敵』となった光宜。
二人は、決戦の地、東富士演習場で激突する!
魔法科高校入学から三年。達也と深雪が過ごした波乱の高校生活に、ついに幕が下りる。
そして、二人の恋の行方は――。
感情タグBEST3
・「達也さんにはわからないでしょう。愛する人とともに生きることを許されたあなたには」
「達也さんの人生が順風満帆だったとは思いません。僕には想像もできないような陰惨な経験だってしてきたと思います。
そうでなければ、あんな風に世界と戦おうなんて思えないでしょうから」
「でも達也さんは一人じゃない。過去のことは知りませんが、現在と未来は、一人じゃない」
「分かっているんです。僕は一人じゃなかった、今だって死のリスクを冒して付き合ってくれる仲間がいる」
「こうなってしまったのは誰のせいでもない。僕自身の選択です。
ベストではなかったかもしれないけど、正しい選択だったと思っています」
「あなたは強い人だ。愚かさに縋らなければならない弱さを理解はできても、共感はできないでしょう」
「僕は弱いから、自分の本心を押さえ続けていられる自信がない。彼女と一緒にいたい、彼女を自分と同じにしたいという欲に耐え続けられるか、自分でも分からない」
「弱さが免罪符になるなんて思ってません。僕はただ事実を告白しているだけです」
・「お前は彼女のことが好きなのか?どういう意味で好きなんだ!」
「俺は深雪を愛している」
「ちゃんと女性として愛しているのか?妹として愛しているだけじゃないのか?」
「お前にそんなことを言われる筋合いはない!お前こそ外見に惹かれているだけだろう!」
「外見を好きになって何が悪い!」
「外見だけで好きになったと言われても信じられるものか!」
「外見だけじゃない!俺はきっと彼女の全てを愛せる!」
「深雪のことをよく知りもせずに何が愛だ!軽薄な一目惚れってやつじゃないか!」
「一目惚れの何が悪い!彼女を初めて見た時、俺は運命を感じたんだ!」
「運命だと?そんなものが根拠になるか!」
「お前だって、婚約者に選ばれたのは、偶々彼女と血のつながりがあっただけだろ!それだって運命じゃないか!」
「俺と深雪とは、十年以上の積み重ねてきた時間がある!過去の時間は事実。運命とやらはただの思い込みだ。
俺が深雪の婚約者だということも既に決まった事実だ!」
「大人の都合で決められた事実など、俺は認めない!深雪さんには俺の方がふさわしい!」
「深雪を一番愛しているのはこの俺だ!深雪は渡さない!誰にもだ!」
32巻読みました。
みのるとの決着。達也と深雪の一高卒業。
魔法科高校の劣等生無事完結してよかったです。お疲れ様でした。
面白い作品をありがとう。
達也vs光宣はシリーズでも最高のバトル、と思ったらその後にさらに上を行くバトルが待っていた。
ラストはSF的な意味でも恋愛的な意味でも素晴らしくロマンチック。
Posted by ブクログ
10ヶ月近くかかり漸く最終巻まで辿り着きました。
ラスボスとされていた光宣との戦いがとてもあっさりしていて驚きました。
光宣を生かそうとするなんて達也も3年間で色々苦悩した結果なのか又は枷がなくなった影響なのか…。
最後は高校生らしい(?)青臭い感じで終わってましたが達也と美雪が幸せそうでハッピーエンド♡
魔法科高校の先輩後輩達がどうなったのかも気になる(登場人物が多いので全員は書けなさそうですが)続編で出てきて欲しいですね。
最高だ
物語の「終わり方」は、人気作品であるほどに難しく、それは多くの読者それぞれの理想や考えが様々である事が理由だと思う。
しかし今回の作品において私自身は伏線回収やそれぞれの登場人物の締め括り方などに全くの疑念を抱く事はなかった。
一言で言えば、最高の作品だ。
Posted by ブクログ
国軍、魔法士協会との対立を深めていく達也。
光宣は水波を救うため、米国から再び日本へ。戦いは達也が勝利、二人は地下牢獄での休眠を選ぶ。
3年後、二人を目覚めさせた達也は宇宙へと送り出す。
高校、大学と劣等生編はこれで完結。
納得の巻でした
いつもの様に物語に入り込んで一気に最終章まで読み進めてしまい何と今回が最終巻!迂闊でした。
気付けば高校三年生に進級していたのですね。32巻まで楽しく読ませて頂きありがとうございました。
大学生編も続きそうなので、次回作も大変期待しております。
匿名
痛快ですが繊細で大変面白い作品
最初の巻から劣等生というイメージでありながらなんでもこなすスーパーマンとして、いろいろな面に活躍しながら、また時として非情な戦士を見せるなどとにかく目と意識をそらせない流れでした。正直いえば主人公の2人の未来も見たかったというところが少し欲をかいていますかね。とにかく爽快に痛快な作品でしたありがとうございました😊
高校生編完結
卒業編が思いの外短かった。それでも一番の山場と言っていい一条とのあれこれ。入学時のお兄様なら華麗にスルーしそうだが、高校生活でいろいろ変わったんだなと。やったことは高校生どころか人類レベルでヤバいけど。大学編も来月出るそうで、引き続きお兄様の活躍を追いかけよう。
お疲れさまでした
最近になって時間が出来たので昔読んでいた本の続きを読んでいたらちょうど最後でした。思い出がある作品なだけに綺麗な終わり方でよかったです。作者様は長い間お疲れさまでした。
男の殴り合い
・最終巻、色々感慨深いものがありますね。水波の決断には驚かされましたが最終的には幸せな終わり方で良かったです。
・達也と将暉の殴り合い、あれ程達也が感情あらわにした事ありましたっけ??笑 まあ最終巻のサービスという事で。
Posted by ブクログ
続編が出るようですが、まずはシリーズ完結という一区切りがついてよかったです。
読み切った達成感あります。最後も後味のいい終わり方。
この膨大な情報をまとめる先生の情報処理能力がすごいなあ、と思うシリーズでした。
素晴らしい最終回でした!
最終回本当に感動しました!
見所は2箇所だと思います。光宣と水波が紡ぐ物語の終着点ー様々伏線の回収、困難に立ち向かうキャラクター、流れの構成に納得の連続。完全完璧なまとまりだと感じました。
伏線の回収という面では、もう一つの深雪を取り巻く関係の方が個人的には好きでした。今までにはなかった達也のいい意味での男臭さ、感情の爆発に本当に心揺さぶられました。
後は、余談ですが、星一つ分は、水波と光宣の解決策を出すタイミングに個人的に納得できなかった為です。正直、もっと後出しで巻またいでも良かったと思いました。楽しみが〜という気分。
Posted by ブクログ
終わった~。かなり惰性で読んでいたけど、それなりに面白かったと感じていたからこその読破。
登場人物が多すぎて、最終巻の大団円や回収が今ひとつだけれど、エピローグにかなり詰め込まれていたのでまあ、良しとしよう。
最後の将輝とのアレは、達也の生身での強さ考えたら、えっ、なにこの茶番と思ってしまった。それとも、なにかな、この青臭いのが良いのか?
個人的には藤林さんが好きだったので、一段落で終わってしまって寂しかった(無いより良いけどね)。
黒羽姉弟も気に入ってたけど、最後あまり出番なかったなー。
Posted by ブクログ
何となく予想はしてた展開ではあったが展開の仕方や会話などで面白く読めて良かったことと今回久しぶりに学生らしさが感じられる描写が色々とあったのが面白かった。
Posted by ブクログ
ついに完結。
最後まで読みやすくて面白かったです。
ただ、一応完結となっていますが、即続編が出ていますし、世界情勢的な伏線は残りまくってるので、高校を卒業するからという理由で完結にしただけという気もするくらい完結っぽくないです。
もちろん一区切りはきちんとつきますが、それをいうなら今までも何度も区切りは付いてるので。
あと、大学の話が少しエピローグ的なので書いてありますので、大学を飛ばして少し未来を続編にするという感じなのかなぁ?
一応そちらも読んでみるつもりです。面白ければちゃんと読むし、イマイチだったら最初ちょっとだけになるでしょうが。
ちなみに、個人的には水波たちのエンディングはあまり好きじゃないですね。まぁ、最初出てきたときはともかく、重要人物になってからは最後まで光宣の考え方が好きではないですし。
意味があるシーンではあるのですがやっぱり一条もあまり好きじゃないです。(笑)
Posted by ブクログ
後味良い大団円。
ささいなことだが、永久冬眠を宇宙住まいで代替できる理屈がよくわからなかった。パラサイト危険視する側から見たらリスクなのでは。まあなんとでもなるのだろうけど。
とうとう最後巻
気になっていたのは光宣君と水波ちゃんの恋の行方
でした、最後はうーん反則技で解決しちゃうんですね
さすが達也君また新しいお話が続くようですが
ある意味主役の二人よりも
次巻でも二人のラブラブ生活が楽しみです
Posted by ブクログ
最終巻は速足で駆け抜けていった感じ。
続編があるからかな。
どんどん大事になっていったけど、学校に戻って来られて良かった。
『魔法科高校の劣等生』のお話なんだし、もう少し学校での話が読みたかった。
一条将輝との対決だけ急に昭和感があって笑ってしまったけど、感情を爆発させられて良かったとも思った。
研究したり開発したりしてる時の達也が好き。
これからもどんどん自分の人生を切り開いて望む物を掴み取っていくんだろうな。
Posted by ブクログ
祝・完結! ですね。
とは言え、すぐに続編となる新シリーズへ続くようです。
途中から惰性で読んでいた感はありますが、何はともあれ、話が(一応)まとまって良かったです。
まあ、今後どんな敵が出てきても、お兄さま最強すぎるからどうせ勝つんだろうな……と思いながら読むんだろうなと思うと、あっと驚く展開が欲しいところではありますが……
これまでのシリーズ終盤だと、八雲vs達也辺りが面白かったかなあ。
あとは、深雪がもっと強くなると面白そうだなあと思います。