あらすじ
世界中の魔法師が注目する師族会議は、何者かによる自爆テロによって幕を下ろした。この残酷な計画は、死体を操る魔法によって引き起こされていた。この魔法を手がかりに、企てた黒幕を追う達也。世論では、この事件によって、魔法師を糾弾する『人間主義』の勢力が日々拡大しつつあった。 そして、「四葉家の司波達也殿がお前と同様、十文字殿の下で捜索に加わる。将輝、意地を見せろよ」 そう一条剛毅に発破をかけられた将輝は、『テロの黒幕』捜査メンバーである達也に対抗するように東京へ向かうのだった。そして、深雪に『婚約』を申し込んでいる将輝は、思い掛けない手を使って深雪にアプローチを試み……。 一方、絡まり合う人間模様と、日々悪化していく社会情勢の中、ついに『黒幕』の手掛かりを掴んだ達也。しかし彼の前に、思わぬ『第三の勢力』が立ち塞がる……!
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18巻読みました。
師族会議編〈中〉読まさせていただきました。
思いの外物語が進まない感じにもやもやしますが,次でラストとなれば期待も高まります。
匿名
一条が一高に来る展開はおもしろかった。最初はリーナとかが協力するかなとか思っていたがUSNAは邪魔しかしないのか。なんのために七賢人の人は情報をリークしたのか。
二高生が襲われたあとの達也のコメント「魔法以外の手段で自衛すれば良いと言われるかもしれない」というのは確かに筋が通っている。
現代社会でも、素手で襲ってきた相手に武器で反撃して大怪我をさせたら過剰防衛が適用される可能性が十分にあるわけだし。
「魔法」というありえない素材を使っているが、持てるものと持たざるもの、差別と公平といった問題は現実にも十分通じる寓話になっている。
Posted by ブクログ
発売日を楽しみに待っていた一冊。
4コマ漫画で言う3コマ目といったところでしょうか。
今回は大黒特尉としてでなく司馬達也、むしろ四葉としての行動がメイン。
ギクシャクしている司馬兄妹の関係も決着がつかず次に持越しです。
リーナが日本の現状を気にして動いた結果、USNAが出てきて若干面倒なことになった感は否めない。次巻でリーナが出てきてうまくまとめてくれないかなーとちょっと期待してます。
Posted by ブクログ
師族会議編中。
この巻はグジーと十師族の本格対決。追い詰めたけど米兵の横やりで逃げられてしまいました。
そして、決定的なところまできてしまった、千葉兄。とうとう敵の手に落ちる。これは、次巻で悲しい結末への導線ですね。あと、この巻最後は深雪にも危機が。。。達也が先に向かい始めてるからこっちは大丈夫でしょう。
千葉兄・・・なんか藤林さんとの絡みもあって今後期待だったのに。
Posted by ブクログ
借りを作る、作らないが政治家の話術の見せどころ。
相手の考えを理解したうえで、さらにこちらが有利になるように傾けるのは難しい。こういうのができたらいいんだけど。
一条が、一高にくるのは面白いなあ。むしろ名前からして一高っぽいのに。
ほのかの頑張りも、雫の義理も面白かった。
Posted by ブクログ
物語の中編だったので、特に盛り上がるところもなく、話が進むのですが、お兄様キャラ変わった?
周りの影響を受けて変わっていっているのなら良いのですが、話をコミカルにするためだけに変わってたのならヤダなあ。
普段は感情の起伏が少ないお兄様が良い。
ラストで美雪に事件が起こるので、次巻が楽しみ。