あらすじ
サウジアラビア代表と、非公式の試合に臨んだ代表予備軍「リザーブ・ドッグズ」。和也と敵・アブドゥルの激しい攻防戦。そんなとき、日本では、ワールドカップ・アジア予選のため、代表候補を選出・・・。
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日本にプロリーグの無かった頃から連載開始、日本プロサッカー誕生の歴史と共に成長したマンガ。主人公の父は実業団チームの有名な選手だった。だが、Jリーグ発足前に交通事故で亡くなり、幼い和也はショックでサッカーをやめてしまう。その後、再びサッカーに戻り、父をはるかに超えたプロ選手になる、というお話。あらすじを書くと簡単だが1つ1つの密度が濃い!すべてに全力なのだ。
主人公は素直で仲間思い。勝つために努力し損得を考えずまっすぐでブレが無い「気持ちのいい性格」が魅力。試合で観客を味方につけてしまうタイプ。
「適当にやっときゃあいいじゃん」と諦めることに慣れてしまった大人達が、和也に煽られ「お前みたいなガキに負けてたまるかコノヤロウ!」と火がついて、全力で戦う喜びを思い出す。サッカーに限らず、戦うことを諦めた大人たちに読んでもらいたい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
地味に代表選出された桜庭選手についてのエピソードを挟みながら、この巻ではついにフランスW杯の一次予選が始まろうとしている。
この巻では鹿野監督の台詞が特に印象に残るところだろう。1998年のフランス大会に向けての問題意識と危機感は実際、相当なものがあったと思われるが、その熱さがダイレクトに伝わってくる。
熱いドラマの始まりに、星五つを付けておく。次からが本当に楽しみだ。